G.COMデイリーレポート

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6月5日(金)カナダドル/円

【今日のトピック】
NY原油が85ドルに上昇すれば......

【基調】
底固い

【目先の注目材料】
・ドル/円相場、NY原油相場、日米株価
・カナダ中銀による自国通貨高けん制
・6/5 カナダ及び米国雇用統計

【本文】
5月20日の当レポートで、NY原油相場の上昇基調が強まっていることを指摘したが、NY原油相場はその後、1バレル=60ドルラインを突破し、昨日4日にはほぼ7カ月ぶり高値1バレル=69.48ドルを記録した。一方、カナダドル/円相場は先月20日時点で83円ちょうど近辺で推移していたが、おととい3日にほぼ7ヵ月半ぶり高値89円13銭を記録。その後、4日の欧州中銀政策金利発表前にユーロ/円相場主導でポジション調整が活発化するのに伴い、カナダドル/円相場は4日朝に86円03銭まで下落したが、今日日中には88円台を回復している。

カナダドル/円相場は、ドル/円相場とNY原油相場、双方の推移に影響を受ける。筆者は、ドル/円相場は向こう3−6カ月の高値はせいぜい102−105円程度とみており、ドル/円相場の上昇がカナダドル/円相場を大きく押し上げる可能性は少ないとみている。一方、NY原油相場は場合に よってカナダドル相場を大きく押し上げる可能性もあるとみている。米金融大手ゴールドマン・サックスは、年末のNY原油相場は1バレル=85ドルに上昇するとの見通しを発表。かつて1バレル=200ドルまで上昇すると述べたこともある同社だが、相場への影響力は依然として大きく、最近の原油相場上昇の一翼を担っている。世界経済の回復期待が持続すれば、1バレル=85ドルというのは不思議ではない水準である。

仮に原油相場が年末にかけて上昇し続けると仮定し、カナダドル/円相場の中長期的な保有を考えるとすれば、ドル/円相場が95円割れ水準に下落した時などが、買いのタイミングの目安となろう。カナダドルの先行きにとっての不安材料は、カナダ中銀が昨日の政策金利発表時の声明で、カナダドル高への懸念を表明したことだ。ただ、カナダドル高への懸念表明は、裏を返せばカナダドルが堅調に推移していることを宣言しているという面もあり、かえって投資家の買い意欲をそそるという逆効果も想定される。通貨高けん制発言が自国通貨高抑制に効果を発しないことも多く、今後のカナダ当局の発言とカナダドル相場の反応が注目されるところだ。

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