G.COMデイリーレポート

G.COMデイリーレポート

6月4日(木)ユーロ/ドル

【今日のトピック】
ユーロ/ドル、秋頃までに1.50ドル

【基調】
利食い一巡。やや堅調

【目先の注目材料】
・6/4 欧州中銀政策金利発表
        米新規失業保険申請件数
・6/5 米国雇用統計
・日米株価
・米財政赤字(米国債の格下げ)への懸念
・欧州金融機関の財務内容への懸念

【本文】
昨日の当レポートで4日の「欧州中銀の政策金利発表前後に一旦ユーロの利食いが強まる可能性」があると述べたが、昨夜からきょう未明にかけてのユーロや豪ドルは主として上記の理由に拠るものである。昨夜発表された米国の経済指標(ADP全米雇用者数とISM非製造業景況指数)がいずれも市場予想を下回ったことで米国経済の回復期待がやや後退し、昨日の米国株式市場が下落したことも、ユーロや豪ドルの利食いに拍車を掛けた。

ユーロ/ドル相場は昨夕にほぼ5カ月ぶり高値1.4337ドルを記録したが、その後利食い主導のユーロ売りが強まるのに伴い、きょう未明に1.4108ドルまで下落。しかし、1.41ドルちょうど近辺では底固く推移し、きょう夕方には1.42ドル台まで反発している。

筆者は、米国の中央銀行にあたるFRBが、自国債や住宅ローン担保証券の買い入れを通じ、総額でGDPの10%に相当するマネーを金融市場に追加供給していることや、米国の財政赤字の急拡大、米国経済の回復への期待過剰を背景に、ドルは中長期的に弱いと予想している。ユーロ/ドル相場は秋頃までに1.50ドルに到達し、1.40ドル割れ水準は中長期的に買いであるとみている。

ユーロの下落要因として想定されるのが、欧州金融機関が住宅ローン関連の大量の不良債権を抱えているとの観測である。これまでのところ、相場の材料として殆ど意識されていないが、年初のユーロ相場は、ギリシャやポルトガル、スペインなどユーロ加盟の中堅国の格下げや中東欧の経済危機を材料にユーロが強く売られたように、不慮の材料によるユーロ急落の可能性があることには注意を喚起したい。

バックナンバー

●当社提供のレポート類について
本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承願います。

業界最狭水準スプレッド

魅惑の通貨ペア、トルコリラ円

スワップポイント一覧

ポンド/円トレードを斬る

FXブログ