G.COMデイリーレポート

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5月22日(金)ユーロ/ドル

【今日のトピック】
緊急事態発生。米国のトリプル安

【基調】
堅調。1.40ドル試し

【目先の注目材料】
・ユーロ/ドル相場の1.40ドルを巡る攻防
・米国債格下げ観測
・欧州中銀による比較的小規模の金融緩和
・ユーロ圏経済の深刻な落ち込み
・米欧株価
・5/25 ロンドン、NY市場休場(休暇前のポジション調整の可能性)
独IFO景況指数  

【本文】
先週末に発表されたユーロ圏第1四半期のGDPは過去最悪を記録したばかりだが、ユーロ/ドル相場はほぼ4ヵ月半ぶり高値1.3977ドルを記録している。昨夕の大手格付け機関S&P社による英国の格付け見通し引き下げ発表で、マーケットに大きな衝撃が走った(昨日分の当レポートをご参照ください)が、国際金融市場にとって実質的にはそれよりも重大な憶測が表面化した。すなわち信用度最高AAA(トリプルA)の米国債の格付けが今後引き下げられるのではないかといった見方である。これがユーロ/ドル相場が上昇している最大の要因である。 。

「債券王」の異名を持つ米債券運用会社PIMCOのビル・グロス共同最高投資責任者は21日、同日の米国債の価格が急落した理由として、投資家が米国債も格下げとなる可能性を懸念したためであり、「米国債は少なくとも3−4年のうちに格下げに直面する可能性がある」と述べた。金融市場においては通常、株が買われればローリスク・ローリターン型である債券(国債)が売られ、株が売られれば債券が買われるのだが、昨日の米国市場では株も債券も、そしてドルも売られた。一国の株、債券、通貨の価格がすべて下落することをトリプル安といい、国そのものが売られていることを意味する。米国でこの流れが大規模かつ持続的なものになれば、米国にとって、そして世界経済にとって壊滅的な打撃となる。

13日の当レポートで、ユーロ/ドル相場は中長期的にやや堅調な推移が持続しそうだと述べたが、中長期的に1.40ドル台定着の可能性は少なからずあるとみている。まずは本日の取引で1.40ドルラインを突破するか否かが注目される。25日のロンドン、NY市場が休場であることから、今日中の1.40ドル到達が難しいとの見方が強まれば、ポジション調整が活発化する可能性が高く、厳重な注意を要する。

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