G.COMデイリーレポート

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4月22日(水)ランド/円

【今日のトピック】
IMFの世界金融安定報告を読む

【基調】
やや軟調

【目先の注目材料】
・米金融機関への懸念
・日米株価、ドル/円相場、ユーロ/円相場
・4/22 南ア総選挙

【本文】
週初めの取引では米金融機関への懸念が強まったことを背景に、それまで積み上げてきた円売り/外貨買いのポジションを巻き戻す動きが強まり、ランド/円相場は21日夜に6日ぶり安値10円67銭を記録した。その後日本時間昨夜にガイトナー米財務長官が米国の金融機関は十分な資本を確保していると述べたことを受けて、株高、円安が進行し、ランド/円相場はきょう未明にかけて最大3.3%(35銭)急騰(11円02銭)したが、きょう日中から夕方にかけては米金融市場への不信感が根強いことを背景に円買いが再び強まり、ランド/円相場は午後に10円82銭まで下落している。

すべての金融マーケットの動向は、米金融情勢がカギとなろう。昨日のガイトナー米財務長官の発言は再び台頭しつつある市場への懸念を束の間和らげる効果があったが、長続きはしまい。昨日IMF(国際通貨基金)が発表した世界金融安定報告(http://www.imf.org/external/japanese/pubs/ft/gfsr/2009/01/pdf/sumj.pdf)において、世界の金融資産の損失額は4兆ドルに上り、米国は1月時の2.2兆ドルから2.7兆ドルに拡大。3ヶ月間に米金融機関の損失が20%以上も増えていることになる。IMFは米銀は約5000億ドルの資本増強の必要があると述べ、どの国の金融機関とは指定してはいないものの、「一時的な国有化も必要になるかもしれない」との見解を示している。

ガイトナー財務長官は3月23日に最大1兆ドル規模の不良資産買取計画を発表し、市場はこれを好感して、4月中旬にかけての株高/円安につながったが、今後実際に不良債権処理を進めるにあたって厳しい現実を次々と突き付けられるのではなかろうか。

ランド/円相場は再び11円台に反発する可能性もあるとは思うが、基調としては下落リスクの高い状況が続きそうだ。なお、南アフリカでは本日22日に総選挙が実施され、圧倒的多数で与党アフリカ民族会議の勝利が見込まれており、ズマ党首が大統領に選出されることが確実視されている。ランド相場への影響は限定的となりそうだ。

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