G.COMデイリーレポート

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3月19日(木)ドル/円

【今日のトピック】
ドル/円どこまで下がる?

【基調】
急落。下値を探る

【目先の注目材料】
・米FRBの金融緩和
・日米株価
・年度末の実需にからんだ売買

【本文】
日本時間きょう未明に発表されたFOMC(米連邦公開市場委員会)声明を受け、ドル/円相場は最大3円近く急落し、今日昼過ぎに3週間ぶり安値95円26銭を記録した。FOMC声明では、住宅ローン担保証券の買い取りを最大7500億ドル、政府機関債の買い取りを1000億ドル増やすことに加え、長期国債を今後6ヵ月間に最大3000億ドル購入することを発表。つまり総額1兆1500億ドルを金融市場に追加供給することを表明した。これは米国のGDPのほぼ10%に相当する莫大な額である。この大幅な金融緩和を受け、外国為替市場はドル売りで反応した。

一方、昨日の米国株式市場ダウ平均はほぼ90ドル上昇、米国債10年物の利回り(長期金利)は前日の3%台から2.54%に急低下。1987年のブラックマンデー翌日以来の大幅低下となった。長期金利は企業の借入れや住宅ローンの利率の基準となる金利であり、長期金利低下は企業、家計を支援する。つまり、昨日の株式市場および債券市場は金融当局の望むとおりに推移したといってよいだろう。経済・金融市場にとってはよい措置であると評価されているのである。

それでは、今後ドル/円相場はどう推移するのか?マーケットはこのFRBによる「非伝統的」措置にどう反応すればよいのか確信が持てないというのが正直なところだろう。ドルの供給量が莫大に増えたことで、ドルの供給過剰によりドルが下落するとみるのが自然である。ただ、今日日中の相場をみると、確かに下値を試してはいるものの、恐る恐るといった印象である。

今回のFRBによる措置で、市場の安心感が持続すればドル相場が崩れる可能性は少ない。ひとまず、今夜の米国市場の反応に注目したい。

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