G.COMデイリーレポート

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3月12日(木)ユーロ/ドル

【今日のトピック】
「安全資産」としてのドル買い、終わりに近づく

【基調】
上値試し

【目先の注目材料】
・3/12 米小売売上高、米新規失業保険申請件数
・3/13 米ミシガン大消費者信頼感指数確報値
・米国株式市場
・「安全資産」としてのドル買い
・米国経済の厳しい状況
・米GM、AIG、シティなどの経営危機
・米財政赤字の急拡大
・ユーロ圏経済の減速
・東欧の経済危機
・欧州中銀による追加利下げ観測

【本文】
ユーロ/ドル相場は今日正午過ぎに半月ぶり高値1.2871ドルを記録。午後の取引では1.2729ドルまで売り戻されたが、夕方には一時1.28ドルちょうどまで反発した。10日、11日と米国株式市場が上昇したことで、「安全資産」とされるドルが売られ、ユーロが買われていることが背景。

読者の中にはドルを「安全資産」と述べたことについて強い違和感を持たれた方も居られるだろう。ご尤もである。米国は金融市場に端を発した深刻な経済危機により、財政赤字が対GDP(国内総生産)比10%近くに急拡大する公算となっていることはもとより、自動車最大手GM、保険最大手AIG、銀行大手シティやバンクオブアメリカは深刻な経営危機に瀕し、先週発表された2月失業率は25年ぶり高水準の8.1%を記録。ダウ平均は12年ぶりに7000ドル台を割り込み、米国経済の凋落を如実に示している。

ユーロ/ドル相場は昨年7月に過去最高値1.6037ドルを記録した後、夏場以降にユーロ圏の景況感がにわかに悪化したことで、ユーロ相場の数年来の上げ過ぎ感が強まったことに加え、9月のリーマンショック後はユーロ圏にも深刻な金融危機が飛び火し、ユーロが急落した。リーマンショック後は米国株式市場が下落すれば、有事のドル買い、安全資産としてのドル買いが強まる一方、ユーロが売られる状況が現在に至るまで続いてきた。

しかし、米国経済が上記のように深刻さを増す中、「安全資産」としてのドル買いというロジックが揺らぎつつあることに加え、ユーロ/ドル相場は日足3カ月のチャートでみてみると、2月18日、3月4日の安値を底値とするダブルボトムを形成し、上値をうかがう典型的な形となっている。昨日の高値水準の1.2850ドルラインを突破し、昨年12月のように1.30ドルラインを上抜ければユーロの本格上昇トレンドに入る可能性が高いといえるだろう。

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