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外貨ネクスト売買比率
前営業日の外貨ネクスト売買比率(毎日更新)
「外貨ネクスト売買比率」とは、当社「外為どっとコム」の外国為替保証金取引『外貨ネクスト』にてお取引いただいておりますお客様の実際のポジションの売り買いの比率を表しております。
上段の棒グラフにつきましては、その日の『外貨ネクスト』でのポジションの売り買いのバランスを表示いたしており、下段の折れ線グラフにつきましては、過去から現在までのポジションの売り買いのバランスの推移を表示いたしております。
売買比率から見る11月の顧客動向


【11月の為替相場】
ドル円を含め、多くの対円通貨は11月26日まで下落する展開が続いた。その間に下げ止まりを見せる場面があったものの、概ね軟調な推移となった。ドル円は107円20銭近辺にまで下落し、11月は1ヶ月間の高値と安値の差が今年の中で最大となった。また、ユーロ円、豪ドル円、ポンド円、NZドル円、カナダドル円相場では、1ヶ月間の高値と安値の差がドル円相場以上に大きくなるほどの下落を見せた。
ドル円とクロス円通貨がこれだけ大きく下落した背景には、サブプイラムローン問題懸念を受けた各国株式相場の下落があった。サブプイラムローンによって金融機関が損失を計上したり、あるいはその懸念が広がったときには、日本、欧州圏、米国いづれの国や地域でも株式相場が下落し、それがドル円下落につながる格好となった。そして、クロス円通貨はそのドル円下落につられる形で下落したが、特に豪ドル円とカナダドル円では、それに加えて原油高が資源国経済にも悪影響を与えるとの見方が相場下落を加速させた。
しかし、11月26日以降はバーナンキFRB(米連邦準備制度理事会)議長をはじめ、FRB当局者から12月11日開催のFOMC(米連邦公開市場委員会)での利下げ実施を示唆する発言が出たことによって米国株式相場が上昇し、それを受けてドル円も上昇した。これまで利下げ観測が広がったときにはドルが売られるケースが目立った。しかし、利下げはサブプライムローンによる不良債権額の増加防止に役立つとの見方が大半になったため、今回はドル円相場でも買い要因となった。なお、クロス円通貨もそのドル円上昇に追随する形で11月26日以降は堅調な推移となった。
一方、売買比率についてであるが、特にカナダドル円の買い持ち比率が大きく上昇した。11月7日から11月9日にかけてカナダドル円相場が大幅下落したが、そのときに押し目のカナダドル買いが入ったことによる買い持ち比率上昇が大きく影響したようだ。
【ドル円相場の顧客動向】

ドル円相場は11月26日まで下落する展開が続いた。一時期は下げ止まりを見せたが、11月26日には約2年半ぶりの安値水準となる107円20銭付近にまで下落した。
ドル円下落の最大の要因は、サブプイラムローン問題懸念を受けた米国株式相場の下落である。米証券大手ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレー、米銀シティグループやワコビアなどがサブプイラムローンによって多額の損失を計上したことを受けた米国株式相場の下落がドル売り、ドル円相場下落につながる形となった。また、バーナンキFRB議長が議会証言で米国経済について悲観的な見方を示したことや、FOMC議事録で来年のGDP伸び率の見通しが下方修正されたこともドル売り要因となった。
しかし、11月26日以降はバーナンキFRB議長とはじめ、FRB当局者から12月開催のFOMCでの利下げ実施を示唆する発言が出たことによって米国株式相場が上昇し、それを受けてドル円も上昇した。12月の利下げ実施によってサブプライムローンによる不良債権額の増加に歯止めがかかると市場で受け止められたため、これまでドル売り材料となることが多かった利下げ観測拡大が今回はドル買い材料となった。
なお、売買比率については、この1ヶ月間で買い持ち比率が大きく下落することなく推移した。ここからは、ドル買い材料が出てきたときにも決して反応薄ではなかったことが窺えるであろう。
【ユーロ円相場の顧客動向】

ユーロ円相場は11月13日に2ヶ月ぶりの安値水準となる158円70銭付近にまで下落し、11月の安値をつけた。11月の高値は167円60銭付近であるため、高値と安値の差は8円90銭となり、ドル円のそれよりも若干大きくなった。
しかし、ユーロ円の場合、ドル円のように何日間にもわたって相場が下げ続けるという動きは見られなかった。ユーロ円日足1ヶ月のチャートをご覧いただければわかるように、陽線と陰線がほぼ交互に出てきている。1ヶ月間の高値と安値の差が大きくなったのは11月9日〜13日にかけての下落が非常に大きかったことが最大の要因であろう。他のクロス円通貨では、ドル円相場と同じような動きを見せたが、ユーロ円相場は下落と上昇をほぼ交互に繰り返す格好となった。これには、サブプイラムローン問題によるユーロ圏経済への影響は小さいものと見る向きからのユーロ買いや、ユーロ圏の雇用情勢の堅調ぶりを受けたユーロ買いがユーロ円下落後に押し目を拾うような形で入ったことが影響したようだ。
なお、ユーロ円の売買比率についても、この1ヶ月間は買い持ち比率が大きく下落することなく推移した。
【豪ドル円相場の顧客動向】

カナダドル円は11月7日に年初来高値となる125円台半ばにまで上昇したが、それ以降は11月27日までドル円相場の下落につられる形で値を下げ続けた。カナダドル円相場は11月27日に約2ヵ月半ぶりの安値水準となる108円ちょうど付近にまで下落した。つまり、11月7日からの20日間で17円以上も下落したことになる。
クロス円通貨の中でもとりわけ下落幅が大きくなったわけであるが、カナダドル円相場がここまで大幅に下落した背景には、ドル円相場下落と原油価格上昇による資源国経済への打撃に対する懸念がある。ドル円相場は11月26日まで下落し続けたが、これにカナダドル円相場も引きずられた。そのような状況の中で、原油価格が一時100ドルに接近するまで上昇したが、原油高は資源国経済にも打撃を与えるとの見方からカナダドルが売られた。11月27日以降は値を戻す展開となったものの、原油価格動向に対する不透明感から上値の重い地合いが続いた。
また、11月のカナダドル円相場で見逃せないのは、買い持ち比率が30%以上上昇していることである。11月7日から11月9日にかけてカナダドル円相場が大幅下落したが、そのときに押し目のカナダドル買いによる買い持ち比率の上昇が大きく影響したようだ。また、それ以降もカナダドル円相場下落後には、若干ではあるが押し目のカナダドル買いが入り、その結果11月末時点の買い持ち比率は約85%にまで上昇した。
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