外貨ネクスト売買比率

前営業日の外貨ネクスト売買比率(毎日更新)

「外貨ネクスト売買比率」とは、当社「外為どっとコム」の外国為替保証金取引『外貨ネクスト』にてお取引いただいておりますお客様の実際のポジションの売り買いの比率を表しております。
上段の棒グラフにつきましては、その日の『外貨ネクスト』でのポジションの売り買いのバランスを表示いたしており、下段の折れ線グラフにつきましては、過去から現在までのポジションの売り買いのバランスの推移を表示いたしております。

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売買比率から見る6月の顧客動向

【売買比率の比較(前月比)】

5月末時点の売買比率

6月末時点の売買比率


【6月の為替相場】

6月のドル円相場は、堅調に推移する場面が特に後半において目立った。ドル円は6月1日に122円台乗せとなったが、その後は上海株式市場の下落などによって、ドル売りが優勢となった。しかし、この地合いは長続きせず、6月8日には米国長期金利が約5年ぶりに5.25%の高水準となったことで、ドル円が上昇トレンドに転じた。また、米国株式相場も上昇したことで、ドル買いがさらに優勢となり、6月22日には124円台乗せとなった。その後は、サブプライム住宅ローン問題などが蒸し返されたことによって、ドル円が122円20銭台にまで下落したものの、ドルの押し目買い意欲は強かったため、下値は限定された。ドル円以外の対円通貨(クロス円通貨)も月全体を通じて堅調に推移した。ユーロ円は6月も史上最高値を更新し、豪ドル円、ポンド円、カナダドル円は約16年ぶり、NZドル円は約20年ぶりの高値を更新した。これらの通貨ペアはドル円の上昇につられる形で上昇となったが、その他にもそれらの国と日本との金利差が買い要因となった。特にユーロ圏、イギリス、ニュージーランドでは利上げ期待が高まったこともあって、それらの国の通貨は対円で買い優勢の地合いが続いた。また、スイスフラン円は6月後半に大きく上昇した。その頃からイラク各地で自爆攻撃が相次いだことによって地政学リスクが高まり、「有事のスイスフラン買い」がやや優勢になった。
なお売買比率は、ドル円、ユーロ円、豪ドル円、NZドル円、カナダドル円、スイスフラン円で、買い持ち比率が増加した。特にその中でも、金利が高くなっている豪ドル円、NZドル円の買い持ち比率が大きく増加しており、ここからも日本とその通貨を扱っている国との金利差に目を向けた外貨買いが活発になったことが窺える。

【ドル円相場の顧客動向】

ドル円日足1ヶ月

6月のドル円相場は、前半こそ上値の重い展開が続いたものの、後半は堅調に推移した。ドル円は6月1日に122円台乗せとなったが、その後は上海株式市場の下落やバーナンキFRB(米連邦準備制度理事会)議長が米国住宅市場の低迷長期化や米経常赤字拡大懸念を示したことによって、ドル売りが優勢となった。ドル円相場が上昇しだしたのは6月8日で、この日には米国長期金利が約5年ぶりに5.25%の高水準となったことから、日米金利差が意識されだした。その後も米国長期金利が5%の水準を保ったことや、米国株式相場も上昇したことで、ドル買いが優勢となり、6月22日には124円台乗せとなった。6月の最終週は、ドル円が122円20銭台にまで下落する場面が見られた。尾身財務相が円安についてけん制したとも取れる発言をしたことや、サブプライム住宅ローン問題、米国株価の下落懸念などがその背景となった。
しかし、いずれもドル円の下落を決定づけるまでには至らず、押し目のドル買いに下支えされた。なお、6月はドル円の買い持ち比率が常に60%以上を保っていた。ここからもドルの押し目買い意欲が比較的強かったことが読み取れる。


【ユーロ円相場の顧客動向】

ユーロ円日足1ヶ月

6月のユーロ円相場は一時161円台半ばにまで下落する場面が見られたものの、月後半は堅調に推移し、月末には167円台乗せを試す場面が見られた。6月は21営業日のうち7営業日でユーロ円が史上最高値を更新している。ユーロ圏では、6月6日に政策金利が0.25%引き上げられ、4.00%となったが、その後ユーロ円は上昇するどころかむしろ下落し、6月13日には約1ヶ月ぶりの安値水準となる161円台半ばにまで値を下げた。
しかし、その後はドル円相場の上昇につられる形でユーロ円も上昇した。そして、その2日後の15日には、福井日銀総裁が早期利上げ観測にクギを刺す内容の発言を行ったことを受けて、円売り・ユーロ買いがさらに優勢となり、ユーロ円は166円90銭台にまで上昇した。つまり、6月のユーロ円上昇の主な背景には、ドル円の上昇と、日本とユーロ圏の金利差を意識したユーロ買いがあったわけである。また、ユーロ圏では予想を大きく下回る結果となった経済指標も少なかったということで、ユーロ圏経済が依然として堅調にあることが、ユーロ円相場を下支えする格好となった。


【NZドル円相場の顧客動向】

NZドル円日足1ヶ月

6月のNZドル円の特徴は、決して少なくなかったNZドル売り材料にはあまり敏感に反応することがなかったことと、利上げの実施や、日本とニュージーランドの金利差を意識したNZドル買いが大きな上昇要因となったことである。大方の予想に反し、6月7日には政策金利が0.25%引き上げられ、8.00%となった。これを受けてNZドル円は93円ちょうど付近まで上昇し、このまま堅調に推移するように思われた。しかし、11日にはニュージーランド中銀によるNZドル売り介入が行われたことで、NZドル円は90円90銭付近にまで下落した。ところが、ボラード・ニュージーランド中銀総裁が「今回のNZドル売り介入は今後の金融政策の方向を前もって示すものではなく、金融政策は常に経済のトレンドに左右される」と発言し、今後も状況によっては利上げに踏み切る場合があるということを示唆した。そして、15日の福井日銀総裁の発言によって、日本とニュージーランドの金利差がさらに意識されるようになったことが、月後半におけるNZドル円相場の上昇要因となった。
NZドル円は月末に95円台半ば付近にまで上昇し、約20年ぶりの高値をつけた。なお、14日には4月小売売上高が事前予想に反して前月比ベースにマイナスとなったことが発表されたものの、このような弱材料による反応は一時的、かつごく限定的となった。


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