ロスカット・ルール


ロスカットとは?

ロスカットとは、ポジションの評価損がある一定レベルに達したときに、さらなる損失の拡大を未然に防ぐために、その対象ポジションを反対売買により強制的に決済する制度のことです。
このロスカット・ルールが設けられていないと、損失額が取引保証金額や預かり資産の額を上回ってしまい、さらには預け入れた資産を全額失うばかりか、追加で損金を支払わなければならない可能性があります。

つまり、ロスカット・ルールという決済により為替差損は強制的に確定されますが、損失金額を一定の範囲で抑え、原則として最低限の資金は温存されるということです。ただし、相場があまりにも急激に予想と反対方向へ進んだ場合は、預けた資産以上の損失が発生する可能性があることにご注意ください。

FXステージにおけるロスカット・ルール

FXステージには、2種類のロスカット・ルールが定められています。

  1. ロスカット
  2. NYC(ニューヨーククローズ)ロスカット

1. ロスカット

ロスカット

『FXステージ』におけるロスカットは、お客様の各ポジションごとの評価となります。各ポジションごとに「維持率」を求めるとともに、ロスカットレベル (%)を定め、「維持率」がそのロスカットレベルを割り込むと、そのポジションが自動的に反対売買により決済(ロスカット)となります。


取引保証金変更機能で保証金の積み増しが可能です
FXステージには「取引保証金変更機能」が搭載されております。個々のポジションごとの取引保証金を積み増すことにより、個々のポジションの維持率を向上させ、ロスカットを回避することが可能です。
取引保証金変更機能

維持率の計算方法について

維持率は以下の計算方法によって求めることができます。

維持率=(取引保証金額+評価損益金)÷取引保証金額×100(%)

ロスカットレベルとロスカットレート

保証金率 維持率
10%(レバレッジ10) 20%
5%(レバレッジ20) 20%
4%(レバレッジ25) 20%
2.5%(レバレッジ40) 40%
2%(レバレッジ50) 50%

FXステージのロスカットレベルは左記の通りです。

法人のお客様
保証金率1%(レバレッジ100)をご利用の場合、ロスカットとなる維持率は50%となります。

【例】レバレッジ10のお取引の場合(維持率が20%を割り込むとロスカット)
1ドル=94.00円の時に1万ドルの買いポジションを保有したとする。
保証金:94,000円
→保証金94,000円の20%=18,800円、つまり75,200円を超える評価損が発生するとロスカットとなる。
→1万ドルあたり75,200円を超える損失、ということは、1ドルあたり7円52銭を超える損失。
→買いポジションを建てたときのレートは1ドル=94.00円であったため、  94.00円-7.52円=86.48円
→米ドル/円のBidレートが、「ロスカットレート」である86.48円未満になると、ロスカットの対象となる。

2. NYC(ニューヨーククローズ)ロスカット

NYC(ニューヨーククローズ)ロスカット

1日1回NYC(ニューヨーククローズ)前のメンテナンス開始時点で口座全体において、全体保証金率が2%を下回っていた場合、NYC(ニューヨーククローズ)ロスカットが執行され、すべてのポジションが自動的に反対売買により決済(ロスカット)となります。
具体的には下図をご覧ください。


2%以上の保証金の確認

ポジション総代金
保有しているポジションの総合計金額です。
対円通貨ペア:各ポジション毎の成立値×取引数量の合計
非・対円通貨ペア:各ポジション毎の成立値×取引数量の合計×円換算Bidレートの合計
有効保有額
その時点でのお客様の口座内の資産の価値を表わす金額です。
資産+評価損益合計-(注文中保証金合計+出金依頼額)
全体保証金率
「ポジション総代金」と「有効保有額」の割合(%)です。 有効保有額÷ポジション総代金×100
NYC(ニューヨーククローズ)ロスカット
1日1回NYC(ニューヨーククローズ)前のメンテナンス開始時点で、全体保証金率が2%を下回っていた場合、ロスカットが執行されます。

NYC(ニューヨーククローズ)ロスカットを回避するためには?

NYC(ニューヨーククローズ)ロスカットを回避するためには、事前にポジションの一部の決済または追加入金により、全体保証金率を高めていただく必要がございます。

NYCロスカットの回避

※全体保証金率が2%に近い状態で注文を出した場合、スプレッドによる損益によって、全体保証金率が2%を下回ることもありますのでご注意ください。 ※ロスカット、またはNYCロスカットによって強制決済となった場合、未約定の新規注文は取消となりますのでご注意ください。 ※法人のお客様につきましては、全体保証金率によるNYCロスカットは、申請によって非適用とする事が可能です。

全体保証金率の考え方

全体保証金率は、有効保有額とポジション総代金の割合によって決定するため、有効保有額が同じでもポジションの成立値もしくは数量によって全体保証金率は変化します。
NYC(ニューヨーククローズ)前のメンテナンス開始時点で、全体保証金率が2%を下回っていた場合、NYC(ニューヨーククローズ)ロスカットの対象となりますので、事前にポジションの一部の決済または追加入金発注中の注文の訂正・取消により、全体保証金率を高めていただく必要がございます。

【例1】有効保有額10万円、1米ドル100円で1万ドル保有している場合

1米ドル100円で1万ドルを保有している場合、NYC(ニューヨーククローズ)前のメンテナンス開始時点でポジションを維持するには、ポジション総代金の2%以上の保証金が必要になります。

ポジション総代金は100(成立値)×10,000(取引数量)=1,000,000円

必要な2%の保証金は1,000,000(ポジション総代金)×0.02=20,000円

となります。

よって、NYC(ニューヨーククローズ)前のメンテナンス開始時点で、有効保有額が20,000円を下回っていると、NYCロスカットの対象となります。例の場合、有効保有額は100,000円あるため、 全体保証金率は、

全体保証金率は100,000(有効保有額)÷1,000,000(ポジション総代金)×100(%)10%

となります。

NYCロスカット例1

ロスカットを割り込む例

維持率に余裕があるが、全体保証金率が2%を下回りNYCロスカットとなるケース

  • 1ドル100円の時に、保証金率5%(レバレッジ20)1万ドルの買いポジションを保有
  • 有効保有額:50,000円
  • ロスカットレベル:20%
  • 預け入れ資産:50,000円
  • 保証金額:50,000円

ポジション総代金:1,000,000円

全体保証金率50,000(有効保有額)÷1,000,000(ポジション総代金)×100(%)5%
※全体保証金率が2%を下回るとNYCロスカット NYC(ニューヨーククローズ)ロスカット 1,000,000(ポジション総代金)×0.02= 20,000円

維持率50,000(保証金額+損益)÷50,000(保証金額)×100(%)100%
※維持率が20%を下回るとロスカットロスカット50,000(保証金額)×0.2(20%のロスカットレベル)=10,000円

1ドル96円99銭まで円高が進行(1ドルあたり3円1銭の損失)1ドル96円99銭まで円高が進行(1ドルあたり3円1銭の損失)

全体保証金率19,900(有効保有額)×1,000,000(ポジション総代金)×100(%)1.9%
※全体保証金率が2%を下回るとNYCロスカット

維持率(50,000(保証金額)-30,100(損益))÷50,000(保証金額)×100(%)39%
※維持率が20%を下回るとロスカット

この状態でNYC前のメンテナンス時間を迎えると、NYCロスカットの対象となります。

全体保証金率に余裕があるが、維持率が50%を下回りロスカットとなるケース

  • 1ドル100円の時に保証金率2%(レバレッジ50)1万ドルの買いポジションを保有している
  • 有効保有額:100,000円
  • ロスカットレベル:50%
  • 預け入れ資産:100,000円
  • 保証金額:20,000円

ポジション総代金:1,000,000円

全体保証金率100,000(有効保有額)÷1,000,000(ポジション総代金)×100(%)10%
※全体保証金率が2%を下回るとNYCロスカット NYC(ニューヨーククローズ)ロスカット 1,000,000(ポジション総代金)×0.02= 20,000円

維持率20,000(保証金額+損益)÷20,000(保証金額)×100(%)100%
※維持率が50%を下回るとロスカットロスカット20,000(保証金額)×0.5(50%のロスカットレベル)=10,000円※このポジションで10,000円の評価損が発生するとロスカット

1ドル98円99銭まで円高が進行(1ドルあたり1円1銭の損失)
-1円1銭×10,000ドル=-10,100円

全体保証金率89,900(有効保有額)×1,000,000(ポジション総代金)×100(%)8.9%
※全体保証金率が2%を下回るとNYCロスカット

維持率(20,000(保証金額)-10,100(損益))÷20,000(保証金額)×100(%)49%
※維持率が50%を下回るとロスカット

維持率が50%を下回ったためロスカットの対象となります。

この様に、各ポジションの維持率に余裕があっても、全体保証金率によってNYC(ニューヨーククローズ) ロスカットされてしまうこともあり、全体保証金率に余裕があっても、各ポジ ションの維持率によってロスカットされてしまうことが考えられますので、各ポジションの保証金の増額や、口座全体の 余剰資金を多めにご用意してのお取引を推奨いたします。

当社のロスカット・ルールについて
当社のFX(外国為替保証金取引)では、損失金額を一定の範囲で抑えることを目的として「ロスカット・ルール」を設けておりますが、相場の急激な変動や評価対象データの量などの影響により、ロスカット判定のための評価や反対売買の執行に遅延が生じ、その結果としてお預かりしたご資産以上の損失が発生する可能性がございます。また、追加のご入金やポジションの縮小などロスカットの回避を目的とした対処をされた場合でも、相場の変動状況によってはロスカットが執行される場合がございます。なお、ロスカットを執行する基準となる「ロスカットレベル」(%)及び全体保証金率(%)は、ロスカット執行時の口座またはポジションの維持率を保証するものではございませんのでご注意ください。

お取引ルールが変わります

よりスムーズに!スピーディーに!リッチアプリ版の魅力

外国為替保証金取引は元本や利益を保証するものではなく、相場の変動や金利差により損失が生じる場合がございます。お取引の前に充分内容を理解し、ご自身の判断でお取り組みください。
【注】お客様がお預けになった保証金額以上のお取引額で取引を行うため、保証金以上の損失が出る可能性がございます。また取引レートには売値と買値に差が生じます。
<取引形態:店頭外国為替保証金取引 委託保証金:『外貨ネクストネオ』各通貨の基準レートにより計算された取引金額の保証金率4%以上(法人のお客様は1%以上)に設定 売買手数料:『外貨ネクストネオ』手数料0円>
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[謝辞]
This product includes software developed by the OpenSSL Project for use in the OpenSSL Toolkit. (http://www.openssl.org/)2009年11月