テクニカル分析について

DMI
「Directional Movement Index」の略で、「方向性指数」とも呼ばれます。RSIを開発したJ・ウエルス・ワイルダー氏により考案された、相場の方向とトレンドの強弱を測る分析手法です。+DIが-DIを下から上に突き抜けたときが買いサイン、-DIが+DIを下から上に突き抜けたときが売りサインとされています。またADXの上昇はトレンドの持続を、下降はトレンドの不在を表わすとされ、ADXがADXRを下から上に突き抜けたときがトレンドの開始、反対に上から下に突き抜けたときがトレンドの終了とされています。なお、ADRが低い水準の場合、相場はトレンド性が低いと判断されます。
MACD
「Moving Average Convergence and Divergence」の略で、「移動平均の収束と拡散」という意味があり、「マックディー」とも呼ばれています。ジュラルド・アペル氏によって考案されました。EMA(指数平滑移動平均)を用い、過去の価格のうち特に直近のものに重みを置いた分析手法で、短期と長期の2種類のEMAを算出し、その差(短期-長期)であるMACDと、これをさらに移動平均化したシグナルにより売買タイミングを判断します。MACDがシグナルを下から上に突き抜けたとき(ゴールデンクロス)が買いサイン、反対に上から下に突き抜けたとき(デッドクロス)が売りサインとされています。またヒストグラムは、MACDとシグナルの差を棒グラフ形式で表わしたものであり、下降を停止して上昇しはじめたときが買いサイン、上昇を停止して下降しはじめたときが売りサインととされています。
しかし欠点がないわけではなく、移動平均が基になっているため値動きの激しい相場には不向きとされています。またもみ合い相場でゴールデンクロス・デッドクロスが発生した場合や、相場はジリ安となるもプラス圏でゴールデンクロス(ジリ高の場合はマイナス圏でデッドクロス)が発生した場合は、ダマシとなる可能性があることから、シグナルとしての信頼度は低くなります。
NRx/WRx

NRxは「Narrow Range of x」の略で、「x」には算出の対象となるローソク足の本数が入ります。基準となる足を含む過去x本の足の中で「高値-安値」レンジまたは「トゥルーレンジ」の最も狭いものがその基準の足であった場合に限り、NRxであることを示すマークが付加されます。このときは、相場にエネルギーが蓄積されている状態であるとされ、直後の足以降に相場の急変動が起こりやすいとされています。また、NRxとなった足の直後の足のレンジがNRxよりもさらに狭かった場合には、マークが2つ付加され、その後はレンジの狭さが更新される度にマークが増えていき(最大5個まで)、その個数に比例して急変動発生の度合いが高まるとされています。
WRxは「Wide Range of x」の略で、NRxと反対に、基準となる足のレンジが過去x本の中で最も広かった場合にマークが付加され、このときは相場がいったん落ち着く(急変動が起こりづらい)と判断されます。こちらもNRxと同様、その後レンジの広さが更新される度にマークが増えていき(最大5個まで)、その個数に比例して急変動の起こりづらさの度合いも高まるとされます。
※「高値-安値」「高値-前の足の終値」「前の足の終値-前の足の安値」のうちレンジが最大のもの。

RCI
「Rank Correlation Index」の略で、「順位相関指数」とも呼ばれます。相場の売られすぎ、買われすぎを判断するオシレーター系のテクニカル分析のひとつであり、時間と価格のそれぞれに順位をつけ、互いの相関関係を+100~-100の範囲で数値化して表わしたものです。RCIが+80以上で買われすぎの状態を表わし、下方向に反転したポイントが売りサインであると判断されます。反対に-80以下で売られすぎの状態を表わし、上方向に反転したポイントが買いサインであると判断されます。
ROC

「Rate of Change」の略で、「変化率」とも呼ばれます。一定期間内の価格の変化率をもとに、相場の強弱や方向、反転の水準を判断する分析手法です。ROCが0のときを基準線とし、これを下から上に突き抜けたときが買いサイン、反対に上から下に突き抜けたときが売りサインとされています。また、ROCが価格と反対方向に進む状態を「逆行現象」といい、トレンドの終了、または相場の反転を意味するとされています。

RSI

「Relative Strength Index」の略で「相対力指数」とも呼ばれ、J・ウエルス・ワイルダー氏により考案されたとされます。過去の値動きに対する相場の上下幅を数値化して表わしたもので、50を中心としてそれ以上なら上昇基調、それ以下なら下落基調であるとされています。一般的には75以上を買われすぎ、25以下を売られすぎとして判断されます。また、RSIが買われすぎのレベル内にあるときに、相場が上昇し続けているにもかかわらずRSIが反転して下降した場合や、反対にRSIが売られすぎのレベル内にあるときに、相場が下落し続けているにもかかわらずRSIが反転して上昇した場合は、要注意とされています。

エンベローブ
移動平均線に対し、一定の値幅もしくはかい離率をおいて、上下にバンド(ライン)を引いたものです。上下のバンドに実勢の相場が近づいた際はバンド付近で反転することが多いとされているため、逆張りの指標として用いられ、上方のバンドに価格が到達したときは売りサイン、反対に下方のバンドに価格が到達したときは買いサインと判断されています。またこうした習性から、上下のバンドの範囲内を今後の相場の上下レンジと判断する見方もあります。
オシレーター
相場における売られすぎ・買われすぎの状態を0~100%の数値で表わし、逆張りのタイミングを計るテクニカル分析で、同様の分析手法の総称「オシレーター系」にもその名が採用されています。一般に、20%以下にあるときは売られすぎと判断され買いのサイン、反対に80%以上にあるときは買われすぎと判断され、売りのサインとされています。
サイコロジカルライン
投資家の心理を数値化しようとの試みから開発された分析手法で、過去の一定期間において価格が上昇した日がどれくらいの割合で存在するかを表わしたものです。RSIやパラボリックを考案したJ・ウエルス・ワイルダー氏によって開発されました。0~100%で変動し、一般的に25%以下で売られすぎ、75%以上で買われすぎを示すとされています。
ストキャスティクス
ある一定期間における相場の売られすぎ、買われすぎを判断するオシレーター系のテクニカル分析のひとつで、ジョージ・レーン氏によって考案されたものです。後述する「スローストキャスティクス」に対して「ファストストキャスティクス」と呼ばれることもあります。ストキャスティクスでは、過去一定期間内の最高値と最安値、終値などから「%K」と「%D」という数値を求め、それぞれを線でつなぎます。一般的には、%K、%Dがそれぞれ30%以下の水準にあるときは売られすぎ、70%以上の水準にあるときは買われすぎと判断されます。また、%Kが%Dを下から上に突き抜けたときを買いサイン、反対に上から下に突き抜けたときを売りサインとして利用されることもあります。
スローストキャスティクス
基本的な考え方は前述の(ファスト)ストキャスティクスと同じですが、こちらは主に「%D」と、これをさらに単純移動平均化した「Slow%D」という数値を用います。ストキャスティクスと同様、両方の数値が30%以下の水準にあるときは売られすぎ、70%以上の水準にあるときは買われすぎと判断されます。また、%DがSlow%Dを下から上に突き抜けたときを買いサイン、反対に上から下に突き抜けたときを売りサインとして利用されることもあります。
パラボリック
「放物線」という意味で、J・ウエルス・ワイルダー氏によって考案されたトレンド系のテクニカル分析です。常に売りか買いのポジションを持ち、トレンドが反転したときには途転(ドテン)することに特徴があり、相場に明確なトレンドが生じているときに有効な分析手法とされています。相場の反転を認識したときに出るSAR(ストップ・アンド・リバース)を売買サインとしてとらえるもので、ローソク足がSARを越えたら買いサイン、下回ったら売りサインと判断されます。
ヒストリカルボラティリティ
過去の値動きをもとに、将来のボラティリティ(変動率)を計算する分析手法です。過去の相場変動が激しいほどボラティリティが大きくなり、収益チャンスが大きい相場状況であるととらえることができます。反対に相場が保ち合い圏内にあるときなど、値動きが小さいときはボラティリティも小さくなりますが、こうしたときは相場にエネルギーが蓄積されつつある状況であり、近く大変動が起こる可能性が高いとの考え方から、ポジションを取るタイミングを計るべき機会であると判断されます。
ピボット
RSIで知られるJ・ウエルス・ワイルダー氏により開発された分析手法であり、「リアクション・トレンド・システム」とも呼ばれます。短期トレードの際の分析に適しているとされています。前日の高値・安値・終値から「サポートライン(支持線)」と「レジスタンスライン(抵抗線)」を求め、価格がこれらの線に接近または接触した際に逆張りの指標として用いるとされています。また、両ラインのさらに外側に「ローブレイクアウトポイント(LBOP)」と「ハイブレイクアウトポイント(HBOP)」を設定し、これらを逆張りや損切りのポイントとすることもあります。このほか、価格がサポートラインまたはLBOPを上から下に抜けたときを売りサイン、レジスタンスラインまたはHBOPを下から上に抜けたときを買いサインとみる順張り手法もあるとされます。
ボラティリティ・システム
当日または前日の値動きからTR(トゥルーレンジ)を求め、これを基に上下のバンド(ライン)を算出し形成するというテクニカル分析で、RSIなどと同じく、J・ウエルス・ワイルダー氏によって開発されました。基本的には価格が上のバンドに近づいたときを売りサイン、反対に下のバンドに近づいたときを買いサインとするように、逆張りの指標として使用されます。また価格がバンドを内側から外側に突き抜けたときにその進行方向のポジションを取る、順張りの指標として用いられることもあります。
※「高値-安値」「高値-前の足の終値」「前の足の終値-前の足の安値」のうちレンジが最大のもの。
ボリンジャーバンド
開発者であるジョン・ボリンジャー氏の名を冠したテクニカル分析で、移動平均線の上下に1本ないし2本ずつ、標準偏差を用いて算出したバンド(ライン)を引いたものです。一般的には標準偏差1(内側)と標準偏差2(外側)の2本ずつの線が移動平均線の上下に引かれます。計算上、標準偏差1(1σ)のバンドの内側に約66%、標準偏差2(2σ)のバンドの内側には約95%の確率で値動きが収まることから、主に逆張りの指標として用いられ、上方のバンド付近に価格が到達したときは売りサイン、下方のバンド付近に価格が到達したときは買いサインと判断されます。一方で値動きが標準偏差2を超えてゆく場合、相場はいままでのレンジを脱する可能性があるため、順張りのサインと見ることもできるとされています。また、ボリンジャーバンドの幅は、相場のボラティリティ(変動率)の大きさを表わしているとされます。
一目均衡表
一目均衡表は、一目山人氏が時間的な概念に注目して開発した分析手法です。ローソク足と、転換線・基準線・先行スパン1・先行スパン2・遅行スパンの5本の補助線から構成されています。売買のサインとしては、基準線と転換線の交差、基準線の方向、ローソク足と遅行スパンの相対的な位置、「雲」と呼ばれる2本の先行スパンが形成する帯を目安とする方法などがあるとされています。
価格移動平均
過去一定期間の価格から平均値を算出し、それらを線でつないだもので、その算出方法によって数種類に分類されます。一般に、短期移動平均(算出期間が相対的に短いもの)が中・長期移動平均を下から上に突き抜けたとき(ゴールデンクロス)が買いサイン、上から下に突き抜けたとき(デッドクロス)が売りサインとされます。
単純移動平均(SMA)
一般的にいう「移動平均」。過去n日間の価格の合計を単純に日数nにて除したものです。
加重移動平均(WMA)
直近の価格を重視し、その比重を高くした移動平均。n日移動平均の場合、当日はn倍、1日前はn-1倍…、そして最も古い日(n-1日前)は1倍と、時間の経過で重みづけをした価格の合計をnで除して計算します。
修正移動平均(RMA)
「Modified Moving Average(MMA)」とも呼ばれます。n日移動平均の場合、初日のみ単純移動平均の計算式で算出し、2日目からは「((n -1)×前日のRMA +当日終値)÷n」の計算式で算出します。
指数平滑移動平均(EMA)
直近の価格の比重を高くしたもので、単純移動平均よりも動きが速いとされており、MACDの算出にも用いられています。n日移動平均の場合、初日のみ単純移動平均の計算式で算出し、2日目からは「前日のEMA+α×(当日終値-前日のEMA)」の計算式で算出します(α:平滑化定数=2÷(n+1))。
価格移動平均乖離率
実勢の価格と移動平均線とがどれくらい離れているか(乖離率)を表わした分析手法で、逆張りの指標として用いられます。移動平均から離れすぎた価格はいずれ再び移動平均に近づくとの考え方から、この数字が大きくなり(=実勢の価格と移動平均線が大きく乖離し)、相場が反発もしくは反落したポイントが売買タイミングとされています。

お取引ルールが変わります

外国為替保証金取引は元本や利益を保証するものではなく、相場の変動や金利差により損失が生じる場合がございます。お取引の前に充分内容を理解し、ご自身の判断でお取り組みください。
【注】お客様がお預けになった保証金額以上のお取引額で取引を行うため、保証金以上の損失が出る可能性がございます。また取引レートには売値と買値に差が生じます。
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金融商品取引業者登録番号:関東財務局長(金商)第262号/金融先物取引業協会(会員番号1509)

[謝辞]
This product includes software developed by the OpenSSL Project for use in the OpenSSL Toolkit. (http://www.openssl.org/)2009年11月