2013年3月19日
「外為トレンドフォーカス」更新しました。
2013年3月15日
「外為トレンドフォーカス」公開しました。

ドル/円 今後の見通し

(五十音順)

識者 相場見通し コメント
野村證券 マネージング・ディレクター チーフ為替ストラテジスト 
池田 雄之輔 氏
「ドル/円2013年6月までの想定レンジは」

注目すべきポイントは3つ。

1)アベノミクスへの期待感で、海外ヘッジファンド勢がどう動くか。
海外ヘッジファンド勢の、日銀政策に対する期待値は相当上がっていると思う。したがって、サプライズを出すことは政策的には難しくなっている。
強力な緩和策がサプライズ的に出てくるタイミングは7月11日の日銀金融政策決定会合と見ている。参議院選挙前、加えて日銀の「展望レポート」の中間評価のタイミングなので大幅な金融緩和になる可能性があると思う。
その前の6月に経済財政諮問会議があるので、そこでは中長期の財政再建プラン(骨太の方針)が出てくる。政府がプランを示すことで日銀は5年債、10年債の買い入れに動きやすくなるだろう。
むこう3カ月の、5月6月はあまり積極的な政策の発表はないのではないか。最初の日銀金融政策決定会合で海外ヘッジファンドは失望感から円の買い戻しに動くということだと思う。

2)QE3について。
早期QE3終了説が盛り上がってくると明らかにドル高要因だが、そこまでいかないと見ている。
理由は、バーナンキ議長、イエレン副議長などは必ずしもQE3の副作用を大きくは考えておらずハト派姿勢は貫かれていると思うからだ。意外と米金利は上がりにくい。
しかも4月の後半以降は、米国の強制歳出カットの影響も出てくると思われるので今のところ続いている好調な景気指標発表の勢いも衰えてくるのではないか。

3)日本の生保や投資信託のお金が動き出すか。
4月、5月は新年度のお金を動かす季節ではあるが、まだ日米の短期金利差が広がっていないので、ヘッジを外してくることはおそらくないだろう。
生保も外貨リスクを積極的に取りに行くという動きはすぐには出てこないと思う。

いまヘッジファンド勢のちからで10円以上、円安ドル高に引っ張っていると思っている。半分ほど巻き戻すだけでも5円ほど円高方向に行くと考えられる。海外ヘッジファンドがこの先引っ張れるのはあと1、2円ではないか。

92円〜
98円
「ドル/円2013年6月までに100円到達の可能性は」
20%
株式会社ADVANCE代表取締役
YEN蔵氏
「ドル円2013年6月までの想定レンジは」

11月からのアベノミックス、金融緩和期待のドル円の上昇は一服でレンジ相場入りとみている。円安の流れは継続だがスピード調整が必要だろう。日銀に対する追加緩和期待を市場はある程度織り込んでいるために、4月の政策決定会合ではよほどのスプライズがなければ、さらに上昇を加速させることにはならないだろう。むしろ予想される政策を積み重ねながら粛々と緩和を継続していく、それに伴ってドル円も時間をかけて緩やかに上昇していくと予想する。
ここからは3月は年度末に絡むリパトリ玉、ヘッジはずしのフローがでるかどうかなど年度末の着地点がどうなるかに注目。4月は日銀政策決定会合のサプライズがあるのかどうか、新年度入りの新規のフローの影響に注目。5月は例年の下げがでるのかどうか。
ここまでは比較的短期勢主導の動きが目立ったが、季節要因などもありそれ以外のフローの影響度が注目される。
2009年は3月上昇、4月下落、5月下落、2010年は3月上昇、4月上昇、5月下落、2011年は3月上昇、4月下落、5月上昇、2012年は3月上昇、4月下落、5月下落となり5月は比較的下落傾向にある。3〜5月にかけては例年比較的レンジを伴って変動するが、昨年はギリシャの選挙結果がリスクオフの動きを加速させた。
3〜5月の季節要因をこなしながら、7月の総選挙に向けて日銀の金融緩和の効果が表れ緩やかに円安になる流れを予想する。

93円〜
98円
「ドル円2013年6月までに100円到達の可能性は」
30%
酒匂・エフエックス・アドバイザリー代表
酒匂 隆雄 氏
「ドル円2013年6月までに100円到達の可能性は」

個人的には100円のほうが先なのではないかと思ったのだが、今回(3/18現在)の調整を見れば、90円到達も否定できない。

2月25日の90.85から6円近く上昇したが、95円、96円では買いたくない91円〜92円まで下落したら買いたい投資家は多くいると思う。

3か月以内にどちらにいくか、難しいが、可能性としては上のほうにじわじわ上昇することが考えられる。
ただ一方的に早い速度の上昇ではなく、ある程度調整を繰り返しながらと見ている。
とはいえ、100円にいく可能性は30%、90円にいく可能性は20%といったところで、いずれもそれほど高くないと感じている。

30%
シティバンク銀行株式会社  チーフFXストラテジスト 
高島 修 氏
「ドル/円2013年6月までの想定レンジは」

長期的には、円安トレンドは継続と見ている。ただ足元、想定以上のピッチで円安が進んでいる。
100円に到達する前に、一旦ドル/円が頭打ちになると考える理由として、日銀による金融緩和がすでに市場に先々まで織り込まれているため、期待の剥落があるのではないかと考えている。
私の試算では、ドル/円を95円で維持する場合、日銀は今年資産買入基金を95兆円ほど増やさなければならない。現在は36兆円を増やすことになっている。
4月までの黒田日銀総裁の決定が60兆円ほどに達してくれば、ドル/円相場の今の水準は是認されると考えられる。しかし、緩和が10〜20兆円でとどまると、失望感から円高になるのではないか。
4月上旬に向かって上値は試す可能性があるが、その後円高になる展開を見ている。
ただ、7月は参院選、6月には「骨太の方針」が出る予定である。そうした中で「円高株安」を政府・日銀は許容できないだろう。日本の成長戦略が示され、日銀もとるべき手が明確になって来る。その中で、長期的な円安トレンドは継続するのではないか。

93円〜
98円
「ドル/円2013年6月までに100円到達の可能性は」
30%
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