川口一晃 テクニカルトレンド通信 実践編

川口一晃 テクニカルトレンド通信 実践編

テクニカルアナリストの川口一晃氏がさまざまなテクニカル手法を用い、為替・日経平均などを個別分析。 より実践的なテクニカルレポートです。


「一目均衡表」−分析対象:米ドル円 2007年7月30日

一目均衡表

「一目均衡表から」

このところ進んでいる円高の動きを「一目均衡表」で見てみることにしよう。特徴的なのはp点であろう。雲(抵抗帯)を割り込んだ箇所である。本来、一目均衡表の雲は価格が雲よりも上に位置している時は下値支持線になり、逆に雲の下に位置する時は上値抵抗線になる。p点での動きはその雲の下限を下に割り込んだことから、市場心理として弱気が拡がったとみることが出来よう。しかも、このあと反転上昇に転じたとしても今度は雲の下限の水準が上値抵抗線となってしまう。今だと121円前後が雲の下限になる。ということは、直近の高値124円台に戻るにはしばらく時間がかかる可能性がある。
すなわち、今までの円安トレンドが変わった可能性が出てきた。また、早い段階で雲の上に越える上昇を実現できなかったのであれば、この先、雲が下に下がってくる。つまり、上値抵抗線の水準が下がってくることによって、円高トレンドが鮮明になってくるであろう。週明けから8月上旬の動きが重要になってくる。
なお、他のクロス円の一目均衡表も見ていただきたい。雲が下値支持線になるであろう、と余裕の位置関係にあったのだが、先週末までの円高で軒並み雲の下に抜けてしまった。 今後のトレンドに要注意である。

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