川口一晃 テクニカルトレンド通信 実践編

川口一晃 テクニカルトレンド通信 実践編

テクニカルアナリストの川口一晃氏がさまざまなテクニカル手法を用い、為替・日経平均などを個別分析。 より実践的なテクニカルレポートです。


「米ドル円反転」−分析対象:米ドル円 2007年5月29日

米ドル円

「米ドル円反転」

問題である。上のチャートを見て直感的に「上昇する」と思うか、それとも「下落する」と思うか。
上値抵抗線をきれいに引くことができる。なかなか上値は重たいであろう。しかし、下値も節目に到達していることから、反発上昇も考えられる。三角もち合いと言ってもいいであろう。人によっても意見が分かれるところである。でも、おそらくは“目先”は反発上昇するかもしれない、と思った人が多いのではなかろうか。
ところでこのチャートが一体何のチャートであるか、おわかりであろうか。実は「米ドル円」である。通常は、上方に行けば「ドル高・円安」、つまり、200円、250円と価格が上がっていく。逆に下方に行けば、100円、80円と価格が下がっていく。つまり、「ドル安・円高」だ。ところが、このチャートは逆になっている。ドル高円安に向かう場合にはチャートは下方に向かう。ドル安円高に向かうと上方に向かうのだ。これは、チャート機能の「設定」で「価格軸」で「反転」を選択すると価格軸がひっくり返って表示される。
これは一体何の役に立つのであろうか。相場というのは、自分の相場観、ポジションによって見方に偏りが出てしまうものだ。また、迷っている時に一つのチャートを見ていても答えが出てこない時もあるであろう。そういう場合に思い切って、見る角度を変えてみると面白い。
今まで見ていた角度と違うことによって、得られる感覚にも新鮮なものがあったりする。迷った時には角度を変えてみる。米ドル円はここからどちらに動き始めるのか。たまには見方を変えて眺めてみてはいかがかな。

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