川口一晃 テクニカルトレンド通信 実践編

川口一晃 テクニカルトレンド通信 実践編

テクニカルアナリストの川口一晃氏がさまざまなテクニカル手法を用い、為替・日経平均などを個別分析。 より実践的なテクニカルレポートです。


「ボリンジャーバンド」−分析対象:ユーロドル 2007年2月9日

ペナント型のもち合い

「ペナント型のもち合い」

上図はユーロドルの日足のチャートである。直近は中段でのもち合いとなっているのだが、上値抵抗線および下値支持線を描いてみるときれいなペナント型のもち合いとなっていることに気が付く。このようなもち合いはいずれどちらかに放れるといわれている。一目均衡表ではP波動と呼ばれ、先端C点がもち合いの値幅(A−B)の半分よりも上方に位置していれば上放れ、下方に位置していれば下放れと言われたりしているが、個人的には決めつけない方がいいようである。放れるのを待って付いて行っても十分に間に合う。さて、ユーロドルもそろそろ煮詰まってきていると言えよう。三角形の先端が近づいていることからもわかるのだが、今回はボリンジャーバンドを使って確かめたい。ボリンジャーバンドは過去の値動きから統計学手法を使って、68%の範囲内(1σ)、95%の範囲内(2σ)で値動きが入る範囲を示している。ここでは赤と青の線で示しているが、この2本の線の範囲以内に95%の確率で値動きが入るであろう、とされる。少し手前ではその2本の線は広がっていたのだが、直近では狭くなっているのが見て取れよう。これは、直近の値動きが小動きとなっていることを示している。すなわち、煮詰まってきていることを表しているとも言える。この形から見ると、そろそろである。

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