川口一晃 テクニカルトレンド通信 実践編

川口一晃 テクニカルトレンド通信 実践編

テクニカルアナリストの川口一晃氏がさまざまなテクニカル手法を用い、為替・日経平均などを個別分析。 より実践的なテクニカルレポートです。


「エンベロープ」−分析対象:ポンド円 2007年1月25日

値幅を見る

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「いったいどこまで上昇するのであろうか」乃至は「いったいどこまで下落するのであろうか」という局面で決まって出てくる言葉が「移動平均からどれぐらい離れたのか」ということである。通常、移動平均と言えば、任意の期間(n期間)の終値を合計したものの期間(n)で割って求める。この移動平均の数値が上昇していれば上昇トレンド、低下していけば下落トレンドと判断していく。当然、移動平均線は右肩上がり(上昇トレンド)になったり、右肩下がり(下落トレンド)になる。そして、上昇トレンド時には価格自体はこの移動平均線の上方を推移していく。下落トレンドはその逆でその下方を推移していく。しかし、相場というものはいずれどこかでトレンドが止まるものである。移動平均線の遥か彼方の上方を推移している現物価格が下落してくる。また、上昇に転じてきたりする。その際、移動平均線より何%離れたら、そろそろトレンドが一服して反転に転じるであろうか、というのが焦点になってくる。これは経験則に依存する。為替の場合は20日から25日の移動平均線に対して2〜3%が合っているように思える。株価指数は5%、個別銘柄は10%ではなかろうか。こうした時便利なのが「エンベロープ」である。エンベロープというのは移動平均線からの一定の乖離率で線を引いてくれる。
ここでは、ポンド円を25日の移動平均線と3%の乖離でエンベロープを作成した。ほぼ、この3%の乖離幅の中に収まっている。そして、D点でピタリと天井を打っているのが見て取れよう。しかも、ABに値幅をCに加えたN計算値をするとほぼD点に一致もする。ということは、目先の天井は打ったのかもしれない。

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