川口一晃 テクニカルトレンド通信 実践編

川口一晃 テクニカルトレンド通信 実践編

テクニカルアナリストの川口一晃氏がさまざまなテクニカル手法を用い、為替・日経平均などを個別分析。 より実践的なテクニカルレポートです。


「一目均衡表」−分析対象:米ドル 2006年12月8日

基調は変わった

「基調は変わった」

米ドル円は基調が変わった。つまり、ドル高からドル安基調へと変わった。その点をテクニカル分析で見てみよう。
上図は半年間の一目均衡表である。ポイントはドル円の価格と雲の位置関係である。簡単に言うと、通常現物が 雲の上方に位置する時は相場が堅調と判断され、逆に雲の下方に位置する時には軟調と判断される。この半年間、ドル円は雲の上方で推移し、雲の上限がドル円の下値支持線になっていたのがわかる。
幾度となく雲の上限に到達したのだが、その度に反発に転じていた。しかし、今回はその雲を下に抜けてしまった。一目均衡表からすると今後は雲の下限が上値抵抗線に変わること から、上値の重たい展開が予想される。よって、ドル高基調からドル安基調へと変わったという冒頭の判断になるのだ。
なお、12月26日に先行スパンがクロスすることから、この先行スパンのクロスは変化日になることが多く注目される現象である。クロスしている位置は約118円であるが、この118円に向かうのか、それとも今よりも水準の低いと ころでドルが下げ止まるのかは今後の展開次第であるが、いずれにしても年末の動きには注意が必要である。
また、A、B、Cと記号を付したが、この高値をみると「三尊天井」を形成しているとも見てとれることからも、米ドル円の上値は重たくなったと考えられる。

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