米雇用統計
2016年1月8日の結果と解説

米雇用統計予想と結果

米雇用統計発表時の相場

日本時間1月8日(金)22時30分に発表された米12月雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比29.2万人増と予想(20.0万人増)を大幅に上回るとともに、前2カ月分が合計で5万人上方修正された。この結果、3カ月平均の増加幅は28.4万人へと急上昇した。また、12月の失業率は、予想通りではあったが2008年4月以来の低水準である5.0%を3カ月連続で維持。一方で、時間当たりの賃金(平均時給)は25.24ドルと、前月の25.25ドルからわずかに減少してしまい、前年比の伸び率でも+2.5%と事前予想(+2.7%)に届かなかった。

市場は非農業部門雇用者数の大幅増を好感する形で発表直後こそドル高・株高・債券安(長期金利上昇)で反応したが、次第に流れが反転し、最終的にはドル安・株安・債券高(長期金利低下)でこの日の取引を終えた。中国情勢への不安や原油安の進行が重石となった面が強いが、雇用統計で示された賃金減少の影響も小さくなかったと見られる。

今回の12月雇用統計の結果は、次回1月FOMCにおける追加利上げの可能性を感じさせる内容ではなかったが、決して3月FOMCにおける利上げを否定する内容ではなかった。3月FOMCまでに発表される2回の雇用統計(2月5日、3月4日)では、追加利上げの是非をめぐり、平均時給の伸びが大きな焦点となりそうだ。

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2016年1月8日の
米雇用統計発表前の解説動画

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動画解説

市場予想通り、12月の連邦公開市場委員会(FOMC)において米政策金利が利上げされた。FRBは、2008年のリーマンショック以降の緩和姿勢から、大きな方向転換となった。この動きを受け、為替市場は新しい段階に移った感がある。マーケットの新しいテーマとしてFRBの利上げペースに移る中、はたして今回の米雇用統計発表はどのような結果になるのか? 注目の雇用統計について、外為どっとコム総研神田調査部長とバンクオブアメリカメリルリンチ チーフ日本FXストラテジスト、山田修輔氏が、注目ポイントを解説します。

米国 経済指標(失業率・非農業部門雇用者数)過去の推移

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