川口一晃 基礎から学ぶテクニカル教室

「17.一目均衡表(その2)」

(1)一目均衡表 その2

“一目均衡表には、時間論、波動論、水準論というものがあります。

<時間論>

時間論で基本となるのが「基本数値」という考え方です。
テクニカル分析の世界ではいろいろな数字が登場します。例えば、移動平均線では、5、10、20や6、13、26といった数字が出てきます。また、後日紹介しますフィボナッチでは3、5、8、13、21といった数字とともに0.618という数字が出てきます。
この一目均衡表には基本数値と呼ばれる数字があるのです。
それは、「9」「17」「26」を基本数値として、この後に33、42といった数字の組み合せとなっています。例えば、17と26で43ですが始点と終点が一日重なるのでマイナス1とすることによって42となるわけです。これらの数値の意味するところは、あるポイントの日からこれらの基本数値が経過した日の前後には変化が起きやすいと言われています。
また、基本数値ではないのですが、「対等数値」という考え方があります。
過去の変化日と変化日に要した期間が次の変化日の目安になるというものです。この点をよく「日柄」と呼んだりします。
実は、私が投信会社でファンドマネージャーをしていた頃の上司だった部長が一目山人の弟子だったのです。「土曜日の午後に一目山人の家に集まり、勉強した」とよく聞かされました。その部長は「一目均衡表で大事なのは時間の考え方である」と言って、この対等数値の考え方を教えてくれました。この対等数値は前述した基本数値の数字にこだわる必要はありません。過去の変化日から要した日数を勘定すればいいのです。

<波動論>

波動論

基本の波動は3つです。
まず、上げだけ、下げだけのI波動。
上げ下げ、下げ上げのV波動。
そして上げ下げ上げ、下げ上げ下げのN波動。 I波動、V波動が繰り返され、最終的には N波動になるわけです。


<水準論>

水準論は値幅観測論とも言われており、目標値を計算するときに使われます。
代表的なのは4種類です。

  • 1.E計算値
  • 2.V計算値
  • 3.N計算値
  • 4.NT計算値

です。

E計算値:AからBまであがった分を調整後、今度はBに足した分まであがることをいいます。

例:100円(A)→120円(B) ⇒ B+20円

V計算値:AからBまで上がってBから調整します。その調整した値段の倍が調整完了地点のCから上乗せされるものです。

例:100円(A)→120円(B)→115円(C) C+5円×2

N計算値:AからBまで上がった分をBからの調整の後Cから上げる形を言います。

例:100円(A)→120円(B)→115円(C) ⇒ C+20円

NT計算値:AからBまであがりその後調整しCになりました。このAからCまでの上昇分をCに足すものです。

例:100円(A)→120円(B)→115円(C) ⇒ C+15円

さて、ここまで学んだ時間論と値幅観測論を使って実際の銘柄を見てみましょう。

時間論/値幅観測論

上図はポンド円の2006年3月31日からの日足(6ヶ月間)です。
これを見ると安値から安値までが67日から69日、高値から高値までが68日とほぼ対等しているのがわかります。
<E計算値で見ると>
A点203円80銭とB点213円71銭のE計算値は223円62銭とほぼEと一致。
また、C点209点54銭とD点216点50銭のE計算値が223円46銭とこちらもE点のほぼ一致。
よって、ポンド円の一つの節目として223円台というのが算出されるのです。

2回に分けて勉強した一目均衡表ですが、ひと目みてわかるテクニカル分析ですがちゃんと使えるようになるのには何回も見たり、計算しないとだめですよ。

「16.一目均衡表(その1)」

「18.ボリンジャーバンド」



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