川口一晃 基礎から学ぶテクニカル教室

「14.サイコロジカルライン」

(1)サイコロジカル・ライン

サイコロジカル・ラインはマーケットで通称“サイコロ”と呼ばれており、多くの人に使われています。
何日も相場が高い日が続くとそろそろ相場も反落するのではないだろうか、という投資家の心理を何とか表わすことができないかということで考え出されたものです。
そこで相撲の星取表を思い出していただきたい。 つまり、何勝何敗とつけていくものです。この表をパッと見ただけでだいたいどの力士が好調だか分かります。
ただ、横綱のように何連勝もするような銘柄はなかなかありません。よって、9日、10日も上昇した日が続くとそろそろ上昇も止まるのではないか、ということになるのです。

<作成方法>

サイコロジカル・ラインは相撲の星取表と同じように何勝何敗かを記入していきます。
大相撲は15日間ですが、サイコロジカル・ラインの場合は通常12日間が多いようです。例えば、8勝4敗とか6勝6敗というように記録していくわけです。
勝ちはつまり当日が前日に比べて高かった日を勝ちとします。そして、安い日を負けとします。
前日比変わらずの場合には“勝ち”としているケースが多いようです。
12勝0敗だと12日間上昇し続けた強い相場ということになるわけですが、そろそろこの上昇も止まるかな、という感じになるのです。

サイコロジカル・ライン= 12日間の内上昇した日 ÷ 12 × 100(%)

このような式にすることによって0から100までの数字で表わすことが出来、例えば、75%以上は上がり過ぎ、25%以下は下落し過ぎ、というような見方が出来るわけです。

日経平均株価

ユーロ・ドル

サイコロジカル・ラインには実は思い出があります。
どこの会社でもそうですが、大学を出て就職すると研修があると思います。私の場合は証券会社に入社していろいろある研修のテーマ中に株式部の研修がありました。その中でこのサイコロジカル・ラインの話があったのです。 そして、前述しましたように何勝何敗の話が出てきました。
「8勝4敗だと結構あげてきたな」、「2勝10敗だとだいぶ下げてきたな」、という話です。
でも、その話を聞いて私はすぐに手を上げて質問してしまったのです。「例えば8勝4敗にもその中身を吟味しないといけないのではないでしょうか?」と。
つまり、2勝1敗つまり“2日上げて1日安い”を繰り返し、8勝4敗になるケースと8連勝した後4連敗しているのか、その中身をよく吟味する必要があるのではないでしょうか、という意味なのです。生意気な新人だったのかもしれません。

サイコロジカル・ラインはわかりやすいテクニカル分析ですが、その経過の中身もよく吟味してください。

「13.ピボット」

「15.モメンタム」



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