川口一晃 基礎から学ぶテクニカル教室

「9.オシレーター DMI」

(1)DMI

DMI(ディー・エム・アイ)というのは“Directional Movement Index”の略のことです。
特徴を一言でいうのであれば、“DMI ”というのは“トレンドの強さ、大きさ”を測るものです。
ところで、テクニカル分析の世界では一つの分析・手法においても多くの記号が使われますが、このDMIも例外ではなく多くの記号が登場します。緊張したり心配する必要はありませんが、少々我慢していただき、ついて来ていただきたいと思います。

<作成方法>

さて、基本的な記号は以下の3つです。

+DI :上昇トレンド(方向)を表わす
−DI :下降トレンド(方向)を表わす
ADX :トレンド(方向)の強さを表わす

それでは、このプラス(+)、マイナス(−)のDIの求め方から見ていきましょう。
でもその前に、これらDIを求めるためにDMという変動幅を算出しなくてはなりません(早くもいろいろな記号が出てきました)。

H(当)−H(前)
L(前)−L(当)
という計算を行ないます。

H(前):前日の高値
L(前):前日の安値
H(当):当日の高値
L(当):当日の安値


H(当)−H(前)だけプラス(正の数)ないしはL(前)−L(当)もプラスだけれどもH(当)−H(前)の方がL(前)−L(当)よりも値が大きい時はH(当)−H(当)の値を+DMとします。

逆に、L(前)−L(当)だけがプラスないしはH(当)−H(前)もプラスだけれどもL(前)−L(当)の方がH(当)−H(前)よりも値が大きい時はL(前)−L(当)の値を−DMとします。

但し、同値幅、H(当)−H(前)=L(前)−L(当)の場合は+DMも−DMも0(ゼロ)にします。

+DM

-DM

+-DM

ここで、注意、確認しておきたいのは+、−という符号がついていても+DM,−DM は0(ゼロ)以上の数となります。

+DM,-DMは0

それぞれDMを求めたら次に1日の変動幅TR(True Range)を算出します。
そして、先に求めていた+、−のDM をTRで割ることによって、やっと+DI、−DI が求められるわけです。

TRは以下の式に当てはめ計算した中で一番大きい数値を用います。
H(当)−L(当)
H(当)−C(前)
L(当)−C(前)

TR

+DI=+DM÷TR
−DI=−DM÷TR

教科書ではよく14日間のDMI が使われ、指数化されています。

+DM、−DM、TRのそれぞれ14日間の合計を算出し、+DM(14日間)、−DM(14日間)をTR(14日間)で割ります(それぞれ、14日の平均を出して計算しても結構です)。

+DM(14)÷TR(14)=+DI(14)
−DM(14)÷TR(14)=−DI(14)

翌日以降は常に14日間の合計(ないし平均)を取って計算しても結構ですし、
前日のDM に13をかけた数字に当日のDMを足して14日間の数値を求めても結構です。

+DI(前日)×13+(+DM)

さて、次はADXの求め方です。ADXを求める前にDXを求めます。
DX は+DI から−DI を引いた値の絶対値をDI の合計(+DI と−DI を足した値)で割ることによって求めます。
DX={(+DI)−(−DI)}÷DI の合計
ADX はこのDXを単純平均したものです。
14日の場合ですとDXの14日間の平均値を出せばいいのです。

<売買ポイント>

売買ポイントは+DI と−DI がクロスしたとき、と言われています。
つまり、+DI が−DI より数値が大きい場合は上昇トレンドにあると考え、逆に−DI の方が大きい場合には下降トレンドにあると考えます。ということは、上昇と下降のトレンドが変わるとき、即ち、クロスしたときを売買ポイントとみなすわけです。

買いシグナル:+DI が−DI を下から上に突き抜けたとき
売りシグナル:−DI が+DI を下から上に突き抜けたとき

ADX はトレンドの強さをみるものです。
DXを算出する計算式を思い出していただくとわかりやすいのですが、この式は絶対値を使って計算していますので数値が上がっているとき、つまり、グラフ上で上昇しているときにはトレンドが続いていることを意味し、下がってきているときは持ち合いになっているようなケースを意味します。

さて、多くの記号が登場しましたが、きちんと整理して頑張ってください。

「8.オシレーター ストキャスティックス」

「10.オシレーター ラリー・ウィリアムズの%R」



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