マット今井『トレーディングのつぼ』コラム

第324回 ”レンジ相場での目処の取り方” (2011/5/10)

このコラムの中でも、一方的な円安傾向が終わりレンジ相場に入ってくるとの見方を示してきました。レンジ相場になったときの鉄則は、何といっても「追っかけ買い、追っかけ売り」をしないことです。言い方を変えれば高値買い、安値売りをしないような戦略を考える必要があるということです。取引のやり方としてはレンジを決めて、押し目買い、戻り売りを如何にうまくやるかということになりますが、問題はレンジをどう設定するかということです。

正直言って、レンジを完璧に読み取ることは非常に難しい。しかし、過去のポイントを意識しながら、状況に応じて修正していくということは可能だろうと思います。例えば、最近の豪ドル円で見てみましょう。豪ドル円は74.48円の安値から一気に90.03円にまで上昇しました。上昇が余りにも急激であったので、レンジをどう取るのかは特に難しくなってきます。そういうときは、過去の高値・安値、或いはフィボナッチ上のポイントなどを少し意識してみたいと思います。今回急騰をする前の今年の高値は2月21日につけた84円48銭です。高値を上に抜けると今度はそこが抵抗線(サポートライン)になることが多いのは、チャートの本などでよくご覧になっていると思います。ですから、まずこのポイントを1つ意識したいと思います。

次にフィボナッチでポイントを見てみましょう。74.48円と90.03円の半値に当たるポイントが82.26円です。また、61.8%のポイントが84.10円となります。このあたりのポイントも頭に入れておきたいと思います。
こうしたポイントは、あくまでも目処ですので、ピッタリと当たる必要はありません。
あくまでもこの辺りという程度で考えておいてください。

今、見てきたポイントを確認すると84円台の前半が1つのポイント(ここは2つの観点から出てきているポイントですので、より精度が高いと思われます)。そして、それがブレイクしてしまったときは82円台の前半というのが次の目処となってきます。もし、最初の目処が抜けてしまったときなどは、さっさと諦めて早めにロスカットしてしまうことが大事です。そして、次のポイントを待ってもう一度仕掛けるということを繰り返せば、例え読みどおりに相場が動かなくても、怪我は浅くて済むはずです。しかし、最初のポイントを抜けても意地になってしまうと、損失を大きくしてしまうことになります。そのあたりの機動性が勝負の鍵を握ってくることになります。

専業でもない限り、こうした丁寧なトレードは本当に疲れますし、そこまでできるかという声も聞こえてきそうですが、1−2時間じっくりと作戦を立てて、そしてOCO注文などを使って発注をすればできることですので、是非そういう研究もしてみてください。

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