マット今井『トレーディングのつぼ』コラム

第310回 ”新興国金利の上昇” (2011/1/26)

みなさんこんにちは。最近の相場は大分方向感がなくなってきました。しばらくはこんな相場が続いてしまいそうですので、少し違う話をしてみたいと思います。

最近ちょっと気になっているのが、新興国の金利状況です。最近の各国の動きをまとめてみたので、まずはそちらをご覧ください。

中国 17日預金準備率を引き上げ
ブラジル 19日に政策金利を10.75%から11.25%へ利上げ
ハンガリー 24日に政策金利を5.75%から6.00%へ利上げ
インド 25日に政策金利を6.25%から6.50%へ利上げ

直近の動きはこのようになっています。また、ロシアも今週に利上げをするのではないかと市場では言われていたようですが、月曜日に起こったテロのために、少し経済が落ち着くのを待とうという雰囲気になっているようです。ただ、それでも利上げは時間の問題と見られています。

このように各国が利上げに傾いているわけですが、その理由のキーワードとして挙げられるのが、『インフレ懸念』です。ブラジルではインフレ率の上昇によって、中央銀行が目安としているインフレターゲットの水準を上回っており、今年中に12.00%までは優に利上げが行われるというのが市場のコンセンサスとなっています。

ただ、利上げを行うことになれば、景気を抑制する効果があるので、経済にはマイナスです。そのようなことを嫌気していることもあるようで、中国の株価は急落するような動きにはなっていないものの、今年に入ってから日々、じりじりと売られることとなっています。そして中国をはじめとした新興国経済の景気が抑制されれば、資源の使用も自ずと抑制されるので、資源国通貨も冴えない動きになってしまうのではないでしょうか。また、最近は新興国経済の発展が先進国経済をもけん引している面があるために、新興国経済が失速すれば、先進国の株価も上値を抑えられてくると考えられます。株価がさえなければ、円安に向かうのも難しくなってくると思います。あまり明るい話ではないのですが、世界経済も踊り場に入ってくるのではないでしょうか。

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