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マット今井『トレーディングのつぼ』バックナンバー
第145回 ”乱高下相場での対応” (2007/08/07)
ここのところ為替相場(というより円相場)は米国株式市場の動きに殆ど連動する動きとなっている。米国株式が上昇すると投資家に安心感が広がり、円売り再開の動きで円安、逆に米国株式が下落すると投資家に不安心理が広がり、円売りの巻き戻しの円買いが起きて円高という連想ゲームのような反応を続けている。こういう市場のときは、毎日毎日猫の目のように相場が動くので、短期投資をしている人にとっては、非常に悩ましい日々が続いている。今の環境下でトレードをする際には、毎日夜中中起きていて、米国の株価が上昇し始めたら円を売って、株価が下落し始めたら円買いでついていくというのが一番確率は高いかもしれない。特にここのところの米国の株価はその1日だけに限れば、どちらか一方方向に動いているので、余計にやりやすいということもあるだろう。
とことん、為替相場と向き合って勝負をしたいのであれば、ここまでやればかなりの成績を残せる可能性はでてくるとは思う。しかし、殆どの人は、1日中相場を見ているわけにはいかない。特にこんな夜中にずっと起きているのは現実的に難しい。トレードに集中するあまり、本業の仕事に支障をきたしたり、日常生活がおざなりになってしまっては本末転倒である。
では、夜中までずっと起きてみていられない人はどうしたらいいのであろうか? 正直言って当日の株価の動向を事前予想をするのは非常に困難な状態にある。従って、為替相場もどちらかに的を絞ってポジションを取り、後は神頼みとばかり布団に包まるというのも何とも頼りない。(もちろん、レンジを自分で決めてそれに従ってトレードをするという方法もあるが)そこで、ここは新規のポジションを取るために指値注文を活用するという方法を1つ検討してみたい。7月の後半短期的に大幅な円高となってからは、乱高下の展開が続いている。1日の動きは大きくでも2%前後であるので、それをベースに駄目元の気持ちでかなり離れたところに買い注文や売り注文を入れておくのである。
この場合、注文を1つのレートでまとめて発注すると、その直前で相場が反転してしまったときに、全く買えなかった(或いは売れなかった)という状態となってしまって、とても悔しい思いをすることがでてくるかもしれない。それを防ぐためには注文をいくつかに分けて入れておくのがよいであろう。例えば、ドル円が119円程度の水準のときに、最大で2円程度動く可能性があると思って、117円00-50銭程度のところに買い注文をばらしておいておき、逆に120円50銭ー121円丁度の中に売り注文を入れておく。 どちらも新規ポジション作成の注文である。大きく下がったときは117円台でロングの状態になり、121円近辺まで上昇したときはショートになっているという戦略である。このやり方を行った場合、実際に注文が約定されるケースは少なくなる一方で、大きな損失をすることはかなり防げる筈である。
あくまでも、1つのやり方であり、他にもっと有効な手法もあると思うが、ご参考としてご紹介しておきたい。- ●当社提供のレポート類について
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