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マット今井『トレーディングのつぼ』バックナンバー
第144回 ”調整の目安を知る” (2007/07/31)
先週、サブプライムローン問題に端を発して、米国株式市場が大幅に崩れたことで、為替市場も大混乱に陥った。こうした混乱になると市場が不安定になり、変動幅も急拡大する。もうどこまで落ちるのかさっぱりわからなくてパニック状態に陥る投資家も出てくる。しかし、こうした調整相場は、それまでの動きを調整しにいっている動きであると考えれば、ある程度の下値の目処というものは立つ。 まず、下のグラフを見ていただきたい。これは最近のNZドル円のチャートである。

この法則を他の通貨で見てみると、ユーロ円での下値目処は6月13日の安値161円50銭近辺、ポンド円での下値目処は6月8日の安値237円62銭程度、 豪ドル円下値目処は、レンジ相場がブレイク(上抜け)する前の5月31日の安値99円80銭というのが一応の目処となっていた。実際今回下落局面での7/31時点での安値を見てみると、ユーロ円160円61銭前後、ポンド円238円24銭、豪ドル円99円97銭となっている。ここで注意していただきたいことは、相場には勢いがつく(オーバーシュート)することがしばしば起きるので、価格をあまり正確に考えずに、ゾーンで考えるほうがいいということである。言い方を変えるとすれば、大体この辺りが目処かなと考えるということである。(値動きが激しいときは1円程度はずれる可能性はあると考えておきたい)
もちろん、毎回、このように規則正しく相場は動くものではない。しかし、相場がどこまでいくのであろうかという目処を立てるに当たっては、このように過去のどの相場の調整が行われているのかを頭に入れておくと、比較的考えやすいのではないだろうか。仮にそれ以上に相場が下がってしまった場合は、更に過去に遡って値動きを確認すると、次の目処が見えてくる。こうやって、2、3の下値目処を持って、どのポイント近辺で下げ止まるかを確認しながら、トレードに臨むとある程度冷静に市場に向えるのではないかと思う。
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