マット今井『トレーディングのつぼ』バックナンバー

第125回 “反転相場の特徴” (2007/03/20)

2月27日の中国株式市場の急落から始まった金融市場全体の混乱もようやく収まってきたように見えます。為替相場も一時期、急激な円高局面を迎えましたが、その後は円安に転じてきました。今回の値動きは、チャートで見てみると、よく市場で起きる典型的なパターンになっていることがわかります。今回はそれを少しご紹介しましょう。例として、豪ドル円のローソク足を見ていただきたいと思います。

まずは、急落をする場面ですが、この局面では高値も安値もどんどん切り下がっていきます。そしてその後に下げ止まって底を打つわけですが、この局面では、安値がもう切り下がらなくなり、安値圏で2回下押しをします。こういう動きになったときは、相場は底をうつことがよくあるので、私はこれを勝手に「2番底につけ」という言い方をしています。

さてそれ以降の動きですが、今度は下落局面から一転して上昇基調に入ります。この時の大きな特徴は、毎日その動きが見られるとは限りませんが、全体として安値を徐々に切り上げながら、上昇のトレンドラインを形成していくということです。この豪ドル円のチャートを見ても、一旦上昇した後の下げの安値が2-3日間の最安値を抜けないで、また反発しているのが見て取れると思います。これは大きな下げ相場の後、一転して急上昇し、V字型を形成するときの典型的なパターンです。

さて、このチャートを見て予想できることは、94年円台で一旦達成感が出て、このレベルでもみ合いに入るか、そのまま上昇の勢いが崩れないで今年の高値である96円台を狙いにいくかのどちらかになる可能性が高いということが予想できます。実際の相場がどうなったか、後でチェックをしてみたいと思います。(外れていたらすいません)今回の動きは豪ドル円以外のクロス円のチャートを見ても、殆ど同じような動きになっていますので、ご自分でお確かめになってください。

よくテクニカル分析はどういうものを使ったらいいのかというご質問を多くいただきますが、私個人的には、あまり複雑に考えないで、こうした典型的なパターンを探す努力をすることが一番簡単で、しかも有効なのではないかと思います。このV字型以外にもいろんなパターンは存在しています。一度いろいろなチャートをみて、いろいろなパターンを自分で探してみてください。そうするとパターンが見つかるばかりではなく、よくチャートを眺めていることで、相場の流れというものが何となくわかってくるようになると思います。週末でも結構ですから、ある程度の時間をとって、ゆっくりいろんな通貨ペアのチャートを調べてみることを是非やってみてください。

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