月曜コラム「週刊 独り言」 外為どっとコムFXブログ

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スワップとは、どんなものか?

“週刊・独り言”の読者の方から、以下の様なご質問を頂いた。

塾長にとってスワップとはどんなものなのでしょうか?
1)コスト
2)おまけ
3)重視

先ず、ご質問にお答えすると、
1) 高金利通貨をショートにして、例えば円の様な低金利通貨をロングにしていると、金利差を払わされるので、はいコストです。
2)逆に高金利通貨をロングにして、例えば円の様な低金利通貨をショートにしていると、金利差を受け取るので、はいおまけです。
2) 塾長は、全く重視しません。


さて、今から議論を進めるに当って、皆さんの大好きな豪ドルを例に取りましょう。
取引保証金は、豪ドル円の相場が動くにつれて変化することは承知しているが、面倒くさいので現在の数字を使いましょう。

外為さんで、外貨ネクストを使って、豪ドル・円を取引する場合の保証金額は、1万豪ドルをレバレッジ1倍で取引するには、80万円、レバレッジ2倍は40万円、レバレッジ5倍は16万円、レバレッジ10倍は8万円、レバレッジ20倍は4万円、そして大胆にレバレッジ40倍で取引するとすれば2万円が必要となる。
レバレッジを40倍にすると、2万円有れば、1万豪ドルの取引が可能な訳で、これは凄い!
“少ない資本で、大きな金額の取引が可能である。”ということで、これは大変魅力的だ。


いいですか、これから話すことは、たった2年前に起きたことです。

2008年は、我が国の政策金利は0.5%で、オーストラリアのそれは7.25%であった。
金利差は、6.75%もあり、これは大きい。
2008年3月には88円だった豪ドル・円は、じわじわと円安が進み、7月には104円を付けた。
もしラッキーにも、88円で豪ドル・円をロングにし、104円で売り逃げたら、金利差の7.25%(年率)が手に入り、それに(104-88)÷88=18%のキャピタル・ゲインが手に入って、何と7.25%×4÷12=(4か月分の金利の2.4%)+18%=20.4%も得たことになる。

レバレッジ2倍なら、約40%、4倍なら約80%、8倍なら約160%利益が上がった訳で、これは凄い。

だから、多くの人がレバレッジを大きくして、豪ドルを始めとする高金利通貨を買った。

で、豪ドル・円は7月の104円をピークにして、10月には55円を切った。
何と、(104-55)÷104=47%も暴落したことは、まだ記憶に新しい。

ちょっと上では、88円で買って、104円で売った、美しいディールをご披露したが、今度は惨めなディールをご披露しよう。
極端になるが、104円で豪ドル・円を買ったとしよう。
(そんなことは無いと思うが)、55円まで放ったらかしにしたとすると、7.25%×3÷12=(3か月分の金利差1.8%)-47%=-45.2%も損をしたことになる。
これは、レバレッジ1倍ですからね。
レバレッジ2倍なら、約90%、4倍なら約180%、8倍なら約360%損失を蒙った訳で、こちらの方が凄い。

何処かの学校法人が、500億円投資して、その倍の1000億円も損失を蒙った、というニュースを聞いたことがあるが、レバレッジ3倍で、-45.2%×3倍=-135%で、500億円投資して、1000億円も損失を出す計算となる。

いいですか、金利差と言うものは、年率6.75%あるとしても、それは1年間じっと待って得られる果実であって、3ヶ月で50%近くも元本が毀損しては、全く“割に合わない”投資なのである。

いいんだ、じっと我慢していたら、ほら、87円まで戻ったではないかですって?

いいから、外為さんの豪ドル・円の2年間のチャートを御覧なさい。
一直線で、円安にはなっていないですよね。ジグザグを繰り返しながら、円安が進んだ。

すとんと円高になった時に、耐えられるポジションに留めていた人はいいが、大きなレバレッジを掛けた人は、結構肝を潰した筈である。

それと、RBA=(オーストラリア準備銀行)が何度か利上げをしたが、現在の金利差は4.00-0.1=3.9%しか無く、以前とは金利差構造が違う。


さて、そろそろまとめに入ろう。

低金利の円に辟易として、高金利通貨を買う事は、極めてよく理解出来るが、金利差だけに目を奪われて、突然の円高に備えていないのは、甚だ危険である。

塾長は、金利が殆どゼロの円を買うことを別に厭わない。

金利差よりも大きなCapital gain.=(例えば100円で売って、90円で買い戻す。)があれば、多少のスワップ・コストを支払っても、利益が出るではないか?

FXの醍醐味は、通貨の売買が自由に出来ることである。

円をショートにしていても、“あれ、短期的に円高になる可能性があるのかな?”と思えば、損切りか両立てにして、その円のショート・ポジションを買い戻して、ヘッジすればいいではないですか?

 

これは、日曜日の夕方に書いているが、どうも熱のせいで(先程体温を計ったら、38度2分もあった。)、頭がぼやっとしている。
ちゃんと、書けただろうか?


で、此処から先は月曜日の朝書いているが、体温は37度2分まで落ちて、眩暈もしなくなった。

本当は寝ていたいのだが、月曜日だけは忙しい。
それに、今晩は年に一度の、“千鳥が淵の桜を、上から愛でる会”があり、それに招待されている。

仕事はしないで、桜だけ見に行くのは、気が引ける。
やはり、やるべきことはきちんとしておこう。

 

        ちょっとまだ寒気のする塾長。

天才と凡人の違い。


何時も言う様に、FXをやるに当って、損切りは実に簡単で、利喰いは本当に難しい。
だって、損切りは“相場は上がると思う。だから此処で買って、意に反して此処まで下ったら切ろう。”か、“相場は下ると思う。だから此処で売って、意に反して此処まで上がったら切ろう。”と決めておけばいいのだ。

多くの人が、
-相場が戻れば損は無くなる。だから損切りはしない。
-相場が逆に動いているけど、これはおかしいんだ。自分が買ったんだから、上がる筈だ。 
 或いは、自分が売ったんだから、下がる筈だ。
-どうもおかしいなあ。もうちょっと我慢しよう。
などと考えて、ズルズル損失を引き摺り、気が付いたら損失額が大きくなってしまっているが、これは拙い。

-相場が戻るかも知れないが、戻らないかも知れない。その時のリスクを考えねば。
-幾ら、地団太踏んでも市場で形成される相場が正しくて、自分の思惑と逆に動いているのなら自分が間違っている。
-我慢をしているうちに、どんどん損失が大きくなり、結局切れなくなってしまう。

だからこれも何時も言っている様に、新たなポジションを作った時に、即損切りか両立てのオーダーを出せばいいのだ。
これを自分のルールとして決めておけば、損切りは実に簡単なのである。
夜中もぐっすり眠れる。

これに反して、利喰いは本当に難しい。
-“利喰い千人力!”とかで、直ぐに利喰うと大相場が取れない。
ユーロ・ドルが1.3700まで上昇した。
ギリシャ問題が解決したわけではないのに、これは上がり過ぎだな!
よし、ユーロをショートにしょう。
相当下げそうだぞ。 これは、1,3300まで行くのではないか?

思惑通り、1.3620まで直ぐに下げた。
よっしゃあ、本当は1.3300まで行くと思ってはいるが、自信が無い。
戻ったら、どうしよう?
80ポイントのナイス・プロフィットではないか。
利喰っちゃえ。
そして、利喰って二日後には1.3300を切った。

結局、最初の信念は何処へやら。 一年に何回かの大相場が取れなかった。

-利喰いを我慢していると、“絵に描いた餅”になってしまう。
ユーロ・円が125円まで上昇した。
ギリシャ問題が解決したわけではないのに、これは上がり過ぎだな!
よし、ユーロをショートにしょう。
相当下げそうだぞ。 これは、121.00まで行くのではないか?

思惑通り、123.00まで直ぐに下げた。
よっしゃあ、これはもしかしたら120.00をも切るのではないか?
久々に大相場が取れそうだぞ。
ユーロ・ドルが上がる気配が無いので、122.00でもぐっと我慢した。
そうしたら、あれよあれよ言う間に相場は戻し、124円台まで戻してしまった。
ちぇっ!
まだ、多少は利益が残ってはいるが、122.00で利喰えば良かった。

まるで、損をした様に悔しいものだ。


FXをやっていて、そこそこ利益を上げることが出来るのだが、終わってしまったら結局マイナスだった、というケースが多いと思うが、その理由は簡単である。
損失を被る時はついつい我慢をしてしまって、損失が拡大する。
利益が上がっている時はついつい嬉しくなって、ちょろりと利喰ってしまう。

結果は、ネットで負けの方が大きくて、終わったら負けているのである。

これは、人間の心理としては仕方の無い行為の結果である。
永年FXをやっている塾長には、もの凄くよく理解出来る。
後から振り返れば、結果的には大相場となっているかも知れないが、実際にやっている時はそんなに自信があるものではない。

これもセミナーでよく言うことであるが、利益が乗っている時のポジションは驚くほど小さくて、損失を抱えている時は不思議なほどポジションが膨らんで、結果的にレバレッジが大きくなっている。
そうでしょ?

124.80でユーロをショートにして、122.00まで大きなレバレッジをキープして我慢する人は多くは無い。
逆に、124.50でユーロをロングにして、122.00まで相場が下げたら、ビックリするほど大きなレバレッジを掛けて(ナンピン買いの結果)我慢している人は意外に多い。


塾長が知っているある天才は、
-自分が考えている方向に相場が動いていると、どんどんポジションを膨らまして行き、相場の天井では目一杯ロングになっており、相場の底では目一杯ショートになっている。
-自分が考えている方向とは相場が逆に動いていると、殆どポジションを持っていない。
という行動を取るが、我々凡人はせいぜい後者は出来ても、前者は無理。

これはあくまでも塾長の想像であるが(そんなに外れているとは思わないが….。)
前者のやり方は、こうであろうか?
ポジションは100まで持てるとする、或いは100まで持とうとしている。
-は売り、+は買い。

日にち 相場  行動 ネット・ポジション
Day 1.  124.80   -20   -20
Day 2   125.00   -30   -50
Day 3   124.60   -20   -70
Day 4   123.80     0   -70
Day 4   124.20   +30   -40
Day 5   123.80   -20    -60
Day 6   122.80   -40   -100
Day 7   121.60     0   -100
Day 8   121.80   +100     0


上の行動の心は、
Day 1 124.80で取り敢えず20のショート。
Day 2 125.00で30売り増して、125.20まで売り上がりたいと思う。
Day 3 直ぐに下げだしたので、124.60で追っ掛けて売り増す。
Day 4 結構下げたが、ターゲットは121.00だから、何もしない。
Day 5 おっと、意外に下げ渋っているな。 この上げ局面で、ちょっと利喰い。 124.80まで上がったら、売り増す。
Day 6 ふん、やっぱり下げて来たか。122.80で目一杯ショートに振ってやろう。
Day 7 121.60まで下げたか。 もうちょいだな。
Day 8 おっと、どうやら121.40くらいが当面の底かな。 一旦全部利喰って、124.80~125.20で再び、ショートに行こうか?

これが、凡人には出来ないやり方である。

それと、一言。
意外に、レバレッジは大きくはないのである。
 

 

  ちょっと風邪気味で、不調の塾長。
 

再び、徒然なるままに。


今日は、三連休の最終日であるが、昨日、一昨日は風がひどくて、折角のお休みにも拘らず、外出もままならなかった方々も多かったことだろう。

今日は、風も強くなく、絶好の行楽日和。
是非、外にお出掛け下さい。

さて、今日は“週刊・独り言”を書く日であるが、今日がお休みなので(と言っても、塾長は毎日がお休みの様なものであるが…..)何時もは日曜日にやっている下準備をしなかった。
で、“何をテーマにして書こうかな?”と思っていたが、うーん、どうもいいアイディアが浮かんでこない。

ここ二週間、真面目なテーマで話をしたので、今日はちょっとリラックスして、最近感じたことを徒然なるままに書いてみたい。


*昨日、一昨日と風が強かったが、この風が中国から黄砂を運んで来た。
昨日なんかは、横浜でも黄砂のせいで街中がぼやーっとしていた。
この黄砂であるが、意外に厄介な物なのである。
黄砂とは、中国を中心とした東アジア内陸部の砂漠の砂が、強風によって上空に巻き上げられ、それが我が国に飛来するものであるが、これが単なる砂ではないらしい。
飛来途中に中国上空で、大気汚染物質を取り込み、汚染砂として我が国に降り注ぐ。
だから、成るべく吸い込まないようにしたり、車の上に埃の様に溜まったら、成るべく早く水で洗い流した方がいい。
酸化物を含んでいるので、折角の塗装が駄目になる危険性があるのだ。


*ある政党のボスを批判した、副ナントカが解任されたが、あんなの有りなんですかね?
まあ、物には言い方があるのは事実だが、いきなり解任とは。
これでは皆が、“物言えば、唇寒し…..。”で、誰も文句を言わなくなるのだろうなあ。
さあて、最新の支持率はどうなっただろうなあ?


*昨日の午後、北田瑠衣選手が優勝したLPGA.をテレビで観戦していて、何だか喉が渇いたので冷蔵庫を開けて、何か冷たい物を飲もうとしたら、飲み掛けの白ワイン(Ata Rangi.のソービニヨン・ブラン)が入っている。
“おい、これ何時開けたんだ?”と聞いたら、もう二週間は経っていると言う。
ちゃんと中の空気は抜いてあったが、二週間も経ったんじゃ美味しくないだろうなと思って、恐る恐る飲むと、美味い!
このソービニヨン・ブランは昨年、ニュージーランドに行って買って来た、2008年の凄く若いワインで、きりっとして若干酸味があるのが特徴だが、大変まろやかになって、10年以上のいいブルゴーニュ・ワインの様な感じであった。
夜に、同じワインを開けたが、こちらは“期待通り?”、フルーティーで、きりっとした、所謂“若いソービニヨン・ブラン”であった。
塾長は、ワインを開けると決して残すことは無いが、こういったNew world.の若いワインは、開けて多少時間が経ったものも美味しいことを発見した。


*ブルーレイ・レコーダーに嵌ってしまって、WOWOW.やスカパーの“面白そうな”番組を、取り敢えずハード・デスクに録画していたら、140番組くらい溜まってしまった。
ウチのヤツに言わせると、“ワインと同じで(ヤツに言わせると、絶対に生きている内に飲みきれないそうだ。)、絶対に生きている内に見切れない。”らしいが、いいんだ。
面白そうな番組を見付けると、何だか録画しておかないと、損をした様な気になってしまう。
昨日、意を決してハードからディスクにダビングしたが、結構時間が掛かる。
ディスク1枚に、15番組を録画出来、それに約10分くらいの時間が掛かるが、間断無くやっても約100分=1時間半くらい掛かる訳で、中々しんどい。
ブログのお書き込みに、早く返事をしないとどんどん溜まってしまって、何れにっちもさっちも行かなくなるのと同じである。(分かってはいるのだ。)


* 次に嵌っているのが、例のiPhone.である。
これは、本当に便利だ!
恐らく、iPhone.の機能の何十分の一くらいしか使い切っていないと思うが、それで充分である。
一番重宝しているのは、何と言っても何処でも見られる自宅宛のメール。
画面の文字や数字が小さくて、“こんなの使えるのかな?”と思ったが、慣れてしまったら全く問題無い。
次に重宝しているのは、Safari.と言うインターネット機能。
FOMA.でも使えたが、使い勝手が全然違う。
そして、iPOD.は依然として毎日の様に使って、音楽を聴いている。

電話としては、全く使っていない。
FOMA.に比べて受信状況が良くなく、場所によってFOMA.は使えるのに、iPhone.は繋がらないというケースがまま有る。
不便ではあるが、外出時にはiPhone. とFOMA.の両方を持ち歩くことになる。
でも、不満は無い。
一度、“にっちもさっちも”行かなくなって(文字を変換しようとすると、突然画面が変わってしまう。)、サービス・センターに電話して教えを請うたが、それは親切に教えてくれた。
2分足らずであっと言う間に解決したトラブルであったが、素人の塾長には手も足も出なかった。

 

* ドル・円相場は膠着状態が続くが、クロスでは徐々に円高が進んでいる。
友人の一人が、“今の相場は、上がれば売っとけばいいんだよ。”としらーっと言い切ったが、今のところ彼の言うことは間違ってはいない。

ドル・円は、来月になると多少は動意が出てくるのかなとは思うが、クロスはどうだろう?
ユーロ安、ポンド安の流れが止まるとは思えないので、クロス・ベースの円高は続くのかな?


 注射が効いてはいるのだが、花粉でやはり目がショボショボする塾長。

再び、おさらい。

先日、日々のブログで“両建てポジションの出口戦略”のご質問があったので、お答えと言うよりは、自分の考えをご披露したい。

今までにも何度か同じ事をお話ししているので、“またか。”と思われるベテランの方もいらっしゃろうが、何せ此処は基本的には初心者の方々の勉強と、趣味を語る場でありますので、ご容赦下さい。


先ずは、両建てについておさらいすると、(例をユーロ・円で考えてみよう。)

-相場が下ると思って売ったが、意に反して上がった。(ユーロ・ベアである。)
 依然として下るとは思っているが、短期的な上昇トレンドに逆らいたくない。
 一旦、ユーロを買い戻して、売りと買いの両方のポジションンを保有(両立て)して、ポジションをSquare.として、様子を見たい。

-相場に自信が無く、“あれ、もしかして、上昇トレンドに入ったのかな?”と微塵でも感じるようであれば、両立てにしないで、すぱっと潔く損切りすべきである。

120円をターゲットとして、123円でユーロ・ショートにしたとしよう。
124円くらいに相場が上昇したら、一旦損切るか、両立てにしようと思っているが、ユーロ
が下ると強く思っているので、やはり両立てにすることとした。
これはポジションを作った時に、オーダーを出すことに決めている。(123円でショートに
した時。)

-IFDで、124.20の“ストップの買い”を入れる。
-同時に、決済で123.80の“ストップの売り”を入れる。
これにより、124.20を付けて相場がまだ上昇すれば、少なくともポジションはSquare.で、もし相場が再び下げに転じたら、123.80でショートに戻る。
この時、持ち値は123.00-(124.20-123.80)=122.60に悪化するが、これはいい。
ターゲットは120円であり、このコストは保険料の様なもの。

124.20を付けた後、相場はどんどん上がり、125.00を越えた。
でも、心配は要らない。
相場が何処に行こうと、簿価上の損益は123.00-124.20=-1.20のまま全く変わらない。

後は、124.20で両立てにした、自分の相場観とは異なるロングのポジションを何時成敗するか(出口を見付ける。)である。

そのタイミングを見計らうのは易しくはないが、なあに、焦る必要は無い。
少なくともそのままにしておけば、損益には影響が無いのだから。

でも、そういう訳にはいかない。
そもそも、自分の相場観には合っていない俄かポジションなので、気が気ではない。

相場がまだずんずん上昇している局面でロングを切ってしまうのは危険である。
そもそも、相場がずんずん上がるのであれば、自分の相場観が間違っているのではないか?

いや、下る!
と、確信しているのであれば、相場が下りだしたことを確認(短期的な上昇トレンドが終わった。)してからでも遅くはあるまい。

先週金曜日に、125.19の高値を付けた後に反落し、124.57~61でニューヨーク・クロージングを迎えたが、125.00というラウンド・ナンバーを意識して、124.80辺りでロングを切ってもいいかも知れない。

それですんなり下ってくれれば事は簡単であるが、再び125円を超えたら、ちょいと厄介である。
理由は、現在は持ち値123.80=123.00+(124.80-124.00)で、再びユーロ・ショートのリスクを背負っているからである。

ではどうするか?

また、
-IFDで125.20の“ストップの買い”を入れておいて、
-同時に、決済で124.80のストップの売りを出しておけばいい。

後は、上の124.00の時と同じである。
これにより、125.20を付けて相場がまだ上昇すれば、少なくともポジションはSquare.で、もし相場が再び下げに転じたら、124.80でショートに戻る。
この時、持ち値は123.80-(125.20-124.80)=123.40に悪化するが、これはいい。
ターゲットは120円であり、このコストは保険料の様なもの。

お気付きだと思うが、これらのオペレーションは相当、ポジション保有する為の“取引保証金”と、オーダーをキープする“注文中保証金”を喰う。

レバレッジを大きくしていると、直ぐに保証金がパンクする。

だから、両立てを行い、きめ細かい操作をするには、やはりレバレッジは余り大きくしてはいけない。


それと、上の例では個人的にも“直近のレンジの上サイド”に限りなく近いと思っている125円を意識したが、もっと待ってもいいかも知れない。

万一高値を付けた後、相場が下りだしても、124.00以上で俄かロングを切れれば、我慢しているショートの持ち値を改善出来る、くらいの気持ちでいることが肝要である。


但し、冒頭でも言ったが、あくまでも自分はユーロにBearish.=(弱気)であり、戦略的なショートのポジションを守る為に、短期的な戦術ポジションを取って、短期で勝負することを忘れてはいけない。


これも何時も言う事であるが、下ると思って通貨を売り、相場が直ぐに下って、そこが大高値であったり、上がると思って通貨を買い、相場が直ぐに上がって、そこが大底値であることは、“殆ど、有り得ない。”

少なかれ(25銭~1円?)、多かれ(3円~30円?)相場が自分の考えている方向とは逆に行くことは覚悟しなくてはいけない。


だから、上の両立ての例は、意外にしょっちゅう起こり得ることだと思うのだが。


ご質問では、戦術ポジションを切った時(上の例ではロングを切った場合)に、買い増すことを考えるとあったが、これには賛成しない。

自分は、ベアなんでしょ? だからショートにしているんでしょ?

ベアであれば下げ相場で取ればいい。
上げ相場では、ショートを守るに留めるだけで充分ではなかろうか?

 

 注射のお陰で、大分楽をしているが、それでも目が痒い花粉症の塾長。

レバレッジ。

先日、FXを始めて間も無い方が、結構高いレバレッジを駆使して、“損切りの嵐”に遭っている、という話をされていたが、今日はまた原点に戻って、レバレッジのメリット、そして気を付けなければならないことを復習してみたい。

あ、前もってお断りしますが、これはFXを始めたばかりの初心者の方々向けの簡単なシミュレーションですから、中・上級者の方々は無視して下さい。

2/22   23    24   25   26
O 82.39 82.05 80.39 80.53 79.07
H 82.78 82.48 80.66 80.78 79.77
L 81.78 79.91 79.68 78.18 78.88
C 82.03 80.36 80.51 79.07 79.55

これは、先々週の豪ドル・円の、始値、高値、安値、そして終値を表した物であるが、23日と25日は振幅が大きく、23日は2円57動き、2円60銭動いた。
これは、1日の動きとしては結構大きかったと思う。

23日は、夜まで82円近辺で比較的大人しく推移したが、夜中に突然ドスンと下げた。
こういうのは、やり難い。
25日は、80円台から1日掛けてジワジワ下がり、安値を付け後にちょっと戻して引けた。
こういうのは、比較的御し易い。

両日とも下げて終わったから、豪ドル・ブルは苦労した筈である。

話を簡単にする為に、ちょっと大袈裟なシミュレーションをやってみよう。
資金は100万円。(これは10万円でも、1000万円でもどうでもいい。)

日にちは2月25日。
相場が、数日前の82.80から大分落ちてきており、そろそろ豪ドルの買い場だと感じ始めた。
ちょっと様子を見た後に、80.00で20万豪ドルを買った。=(レバレッジは、約20倍)
ジワジワと79.00まで下ったが、何もしなかった。
あれれ、参ったなあ。
その時の評価損は、20万豪ドル×(79.00-80.00)=20万円。
さて、ここまで放っておきますか?

結局何もしなかった。

78.50まで下ったが、何もしなかった。
その時の評価損は、20万豪ドル×(78.50-80.00)=30万円。

これはいけませんなあ。
1日も経っていないのに、資金の30%を無くしてしまった。

これが、塾長が何時も言う、やってはいけない取引(レバレッジを大きくし、損切りをしない。)の例。

レバレッジが5倍ならどうか?

80.00で5万豪ドルを買った。=(レバレッジは、約5倍)
ジワジワと79.00まで下ったが、何もしなかった。
あれれ、参ったなあ。
その時の評価損は、5万豪ドル×(79.00-80.00)=5万円。
さて、ここまで放っておきますか?

結局何もしなかった。

78.50まで下ったが、何もしなかった。
その時の評価損は、5万豪ドル×(78.50-80.00)=7万5千円。

これもいけないが、当然レバレッジが20倍の時に比べて、損失は1/4となった。

レバレッジが小さくなると、相場が逆に動いた時の損失が当然小さくなる。

ちょっと視点を変えてみよう。

皆さん、損切りをちゃんとやっていますよね?

根幅を決めていて、“ここまで行ったら、兎に角切ろう。”というのはいいし、“1回の取引で、損失が投入金額の3%(別に3%でなくてもいい。)を超えたら兎に角切ろう。”というのもいい。
初心者の方々には後者をお勧めする。

“1回の取引で、損失が投入金額の3%を超えたら兎に角切ろう。”というルールを自分で決めたとしよう。(一旦決めたら、絶対にそれを守らなくては駄目ですよ!)

投入金額が100万円なら、自分へのお約束は3%=3万円損をしたら、何でもかんでも一旦切る!

先ず、レバレッジが20倍の場合。(取引金額が20万豪ドル)
3万円÷20万豪ドル=15銭。
ひゃあ、80.00で買ったら、80.00-.15=79.85 .
79.85になったら損切りをしなくてはいけない。

次は、レバレッジが5倍の場合。(取引金額が5万豪ドル)
3万円÷5万豪ドル=60銭。
80.00で買ったら、80.00-0.60=79.40.
やはり79.40になったら損切りを余儀なくされ、25日には切らされていた。

思い切って、超コンサーバティブの2倍(取引金額)にレバレッジを落としたらどうか?
3万円÷2万豪ドル=1円50銭。
35日の場合は、80.00-1.50=78.50でやはり切らされるが、それでも随分時間的な余裕が出来て、相場の動きに分刻みで一喜一憂することはなかろう。

ちょっと、大胆にやってみよう。
これは3%で切る自己ルールに反するが、それまでの蓄えがあったとしての仮定である。
78.50で更に2万豪ドルを買い増して、合計4万豪ドルのロングにする。レバレッジは当然4倍となった。

持ち値は、(80.00+78.50)÷2=79.25となる。

これは結果論であるが、翌日の26日には79.50まで相場は回復した。


今日、ここで言いたいのは、レバレッジは大変便利で、限られた資金で大きな金額の取引が出来るメリットがあるが、それは上手く行った時だけのこと。

相場が逆に動いて、損失を蒙ったら、レバレッジが大きければ大きいほど、損失が大きくなる。

よく聞かれるが、適切なレバレッジ率というものは無いと思う。
但し、少なくとも自分で損失をコントロール出来る範囲に留めるべきであろう。

一月のVolatility.=(変動率)が、比較的動きの少ないドル・円でさえ12~13%の時に、10倍のレバレッジを掛けるということは、大袈裟に言うと100%以上のリスクを背負う様なもの。

危険極まりないと思うのだが。


ちょっと、大袈裟な“悪い例”となってしまったが、初心者の方々は、こう言う事が起こり得るということを念頭において取引をすることが肝要であろう。

正しいEntry level.=(新しく相場に入るレベル)を考え、損切りを恐れず(大きく負けない。)、余裕を持ってやれば、皆さんの勝率は飛躍的に向上すると確信する。


      今年は今のところ、花粉症に悩まされていない塾長。

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