約2週間前に、ブログの読者から以下のご質問を受けたので、お答え出来るようにトライしてみたい。
面白い例があるので、ユーロ・円相場を使って話を進めてみよう。
* よく、「~証券がとか、~銀行が、○○○円のストップをつけにいった」とありますが、ストップをつけてどうするのでしょうか? ガッと下がった時に反対売買を仕掛けるためでしょうか?*
-先ず、キャッシュ(皆さんがおやりになっている通常のFX取引)の場合。
レンジ取引が続いていて、チャート上のサポート・レベル(指示レベル)とか、大台(例えば165円、160円など。)を切るのはそう簡単ではないと思っている。
では、どうするか?
ここでも何回か勉強したが、レンジ取引の場合は“Buy on dips, and sell on rallies.”=(下がったら買って、上がったら売る。)ことを心掛ける。
暫くは165~170円のレンジ取引だと思ったら、中途半端なレベルでは手を出さなくても宜しい。
165.20~40で買いを入れ、169.60~80で売りのオーダーを入れればいいのだ。
但し、このレンジは何れ必ず破れる。
これもここで勉強したが、一旦レンジを突き破ったら、今度は“Sell on dips, and buy on rallies.”=(下がったら売って、上がったら買う。)をやらなくてはいけない。
それが最初のストップとなる。
レンジの下サイドに限りなく近いと信じて165.20~40で買い、意に反して相場が下がれば、165.00でストップを入れる人もいようし、塾長なら164.80でストップを入れる。
で、それを心得ているちゃっかり者のプレーヤー(銀行でも、証券でもヘッジ・ファンドでも、誰でもいい。)は、166.50~166.00で仕込んだ自分のショートを利喰うために、ストップを焙り出す。一部でも165.00がGiven.=(売られる。)されたらストップの執行が成されるから、インターバンクで165.00で小額の売りが出ただけで、大量のストップ売りが出て、ちゃっかり自分のショート・ポジションを利喰うことが出来る。
Thank you very much.
先週の怒涛の円高は、このストップの嫌々の“Sell on dips.”が大量に出たからだと思われる。
確かに、東京金先の通貨の買い持ちの建て玉が大きく減少している。
こういった場合、ちゃっかり者の連中は反対売買を仕掛けるどころか、一旦利喰った後、再び売り浴びせてくることがしょっちゅう。
166.50で作ったショートのポジションを一旦164.80~165.00で利喰い、下げ相場に乗じて164.40で再びショート・ポジションを構築し、それを今度は159.80~160.00で買おうとする。
彼らが売っては買い、再び売っては買いを行うので、下げトレンドが増幅される。
悔しいけれど、これもDealing.のテクニックの一つで、“Stop Loss Hunting.”=(ストップ狩り。)と言う。
-次にオプションの場合。
よく、“オプションの防戦買いとか、防戦売りが出た。”ということを耳にするが、これはノックイン・オプション=(為替レートが、ある一定の期間内に、事前に決められた水準に達すると、オプションを行使する権利が得られるオプションのこと。)の売り手は、その権利を発生させないように、手前で(例えば165.20~40)防戦のキャッシュの買いを入れるだろうし、逆にオプションの買い手は権利を得る為に、無理矢理キャッシュで売ってくる。
これもオプションのストップと言える。
ノックアウト・オプション=(為替レートやが、ある一定の期間内に、事前に決められた水準に達すると、オプションを行使する権利が消滅してしまうオプションのこと。)も基本的には同じである。
権利を得たい者、それを阻止したい者との攻防で、無理矢理ストップを狙ってくる取引で、それらによって我々の地道で(?)、全うなFX取引を掻き乱されたのでは、これは適わない。
しかも、防戦買いをして敗れた場合は、無理をして買った(165.20~40)分の投げも含まれるから、下げが加速する訳である。
さて、冒頭で“面白い例がある。”と言ったが、話はこうである。
塾長の友人の一人に、バリバリの現役為替ディーラーがいる。(I君としよう。)
ディーラーといっても、ある外資系銀行の為替責任者なので、“売ったり、買ったり。”はしないで、所謂ポジション・テーキングをしている。
銀行でしこたま利益を上げながら、この御仁、自分でもFX取引を行っている。
銀行によっては、ディーラーの個人的な為替取引を制限しているが、彼の銀行は問題無いようである。
さて、話はこうである。
ご本人もこのブログの愛読者なので、これを読んで後で彼に怒られるかも知れないが、事実は事実である。
ご存知のように、ユーロ・円は170円が中々上切れずに、結局7月23日に169.95の史上最高値を付けた後に急落した。
高値である169.95はBid rate.=(市場の買いレート)で、2ウェイ・プライスだと、169.95-170.00である。
実際は、インターバンク市場では169.97まで取引されたらしい。
さて、この友人であるが、何を血迷ったか、ユーロ・円のショートを持っていて170.00でストップを入れていた。
何を血迷ったか、とは失礼であるが、塾長なら170.20で出す。
で、彼のストップの170.00の買いが執行され、ポジションがSquare.となった。
彼は、このストップの執行に対して、怒ったと言うか、理解出来なかったらしい。
I君=“何で、169.95-170.00が2ウェイ・プライスの高値で、俺のストップが執行されるんだよ!”
塾長=“だって、169.95-170.00と言う事は、Offer=(売値)は170.00だろ。170.00のストップを執行するためには、それを買わなきゃいけないじゃないの。それを逃せば、例えば169.97-170.02になれば、170.00でDone.出来ないだろ。”
I君=“だけど、我々の世界では、ストップの執行は、Taken next.と言って、170.00 でTaken.=(買われる。)された次のレートで執行するのが礼儀だろ!例えば170.02でも170.03でもいいんだよ!”
とカリカリしている。
塾長=“Too bad. アンタは、その我々の世界でFXをやってるんじゃあないんだよ。プロの世界じゃあないんだよ。彼らは彼らのルールでやってんだよ。
そもそも指標の発表前に、スプレッドが変わらないとか、何秒かレートが変わらないなんて、プロの世界じゃあ無いだろ?”
で、ようやく納得した。
勿論I君、その後169.60くらいで再びユーロ・ショートを作り直したことは言うまでもない。
先週の金曜日は、朝起きて突然の円高にぶったまげ、今朝は逆に突然の円安にぶったまげた。
GSE(二つの政府系住宅公社)救済のニュースが週末に流れて、多少はドルが買い戻されるかなと思ったが、クロスでこんなに円安になるとは思わなかった。
難しい相場が続くが、Volatility.=(市場の変動)に負けるようなポジションを持ってはいけない。
下手をすると、円のショートでもやられ、円のロングでもやられる危険性がある。
このVolatile.な動き(大きな変動)を、割合達観して見ている塾長。
先週木曜日の日経新聞の朝刊の一面に、デカデカと“ドル防衛 秘密合意”の文字が躍った。
記事の内容は、
“3月の金融危機の時に米国、欧州、日本の通貨当局がドル買い介入を柱とするドル防衛策で秘密合意し、ドル暴落で世界経済に大きな混乱が広がるのを回避しようとした。
同時に為替市場の安定に向けた緊急共同声明も検討された。”というものであった。
成る程。
確かにあの時、バーナンキFRB議長が介入を示唆し、ポールソン財務長官が介入の正当性を説き、ブッシュ大統領が強いドルを望むと、中央銀行・行政・政府の三者揃い踏みでドルの擁護に乗り出したので、“こりゃあ、アメリカも相当な覚悟だな?”と思ったが、ドル防衛の秘密合意があったのか?
ドル・ベアの塾長は、これら揃い踏み発言に極めて冷静に反応した。
-バーナンキ発言。
FRBは財務省の指示に従って介入の執行を行うだけで、“介入する、しない。”は、FRBの管轄外。これは、我が国の財務省と日銀の関係と同じである。
-ポールソン発言。
あんた、何を言ってんだよ!
我が国には昨年来、“円売りの実弾介入はおろか、口先での介入もまかりならん。そもそも、相場は市場が決めるもの。”と素っ気無く言い放ち、貿易赤字の最大相手国である中国に対して、執拗に人民元の切り上げ=ドルの切り下げを求めて来ながら、自らの問題であるサブ・プライム・ローン問題でドルが売られ、そしてインフレ懸念が台頭してくると、“これ以上ドルが下がったら困る。”だと? 余りにも身勝手過ぎないか?
-ブッシュ大統領。
レーム・ダックのブッシュ大統領にとって、ドルの相場なんて、全く興味の無いこと。双子の赤字をFinance.=(資金調達して赤字を埋める。)する為には、“強いドルはアメリカの国益に叶う。”と未来永劫言い続ける必要があるのである。
市場は、ドル防衛の秘密意合意があったかどうかは知らなかった筈であるが、少なくともドル買いで反応した。
そして、ドルは3月のレベルから相当値を戻した。
そもそも、何故今頃日経新聞にこの秘密合意のニュースがリークされたかは知らないが、市場の反応は極めて落ち着いている。
ドル・円相場もどちらかと言うと、ドル安・円高気味で推移している。
実は、このニュースによると、
“介入を決断するにあたって特定の防衛ラインは設定せず、投売りが膨らんでドル暴落の恐れが強いと判断すれば機動的にドルを買い支える案を軸に検討した。”とある。
言い換えれば、ユーロ・ドルの1.60とか、ドル・円の95円を意識したものではなく、“あのまま、あのピッチでドルが急落したら協調介入も辞さない。”という程度のものであったと思う。
実は塾長があるソースから聞いた話は、“ドルがあと10%も急落したら、介入が出るかも知れないよ。”というものであった。
具体的には、ユーロ・ドルが1.60×110%=1.76で、ドル・円が96×90%=86.40で、このバリバリのドル・ベアの塾長だって、“そりゃあ、85円に近付けば介入が出るかも知れないな。”と思った。
先程も言ったが、この報道の後の市場の冷静な反応が総てを語っているのではなかろうか?
-再び、ドルが急落すようなことがあれば、日米欧が協調介入する可能性が大である。
-但し、特定の防衛ラインは存在せず、ユーロ・ドルが1.70、そしてドル・円が90円を切るようなドル安にならない限り、協調介入の可能性は低い。
-協調介入に関して、日・欧主導で米国を説得して合意に至った、という観測があるが事実は違うであろう。
泣きを入れてきた米国に対して、日欧は“ちょっと、身勝手なんじゃあないの?”と多少の不快感は示したと思う。
結果として、ドルは事無きを得た。
Good for US Dollar !
でも、このままでは終わりませんぞ!
日々のブログでも何回か指摘したが、ドルの回復により、当然その他通貨が下落した。
そのとばっちりを受けたのが、円・クロスである。
特に、7月のニュージーランド中央銀行の利下げに端を発した円高はきつい。
一番身近なドル・円相場が殆ど動かないと言うか、むしろ円安気味に推移していたので、クロス・ベースでの円高が余りピント来なかった。
あっと気が付くと、ここ一月の間に殆どの主要通貨に対して5~6%以上も円高になり、対豪ドルでは10%に近いではないか!
日銀のレビューによると、昨年に比べて多少は減っているとはいうものの、外為保証金取引の平均レバレッジは、5.7倍だそうである。
http://www.boj.or.jp/type/ronbun/rev/rev08j07.htm
(これは、大変興味のあるレビューである。是非、皆さんもご一読されることをお薦めする。)
恐らく、スワップ・ポイント狙いの高金利通貨のロング=(円のショート)のレバレッジ率は、この平均5.7倍よりも高い筈である。
まあ8倍として、Kiwiが5%円高になったということは、乱暴な計算で5%×8倍=40%。
豪ドルが10%円高になったということは、10%×8倍=80%。
そんなにレバレッジを掛けていない?
それは、結構。
ここでも何回も言ったが、スワップ・ポイント狙いの円ショート・ポジションに大きなレバレッジを掛けてはいけない。
通貨の短期的なVolatility.=(変動)に負けることがある。
ここぞ、という時に、ド・ドーンと掛けるのが正解だと思う。
さて、これからクロス・ベースでの円高は続くのか?
その場合、ドル・円相場はどうなるのか?
パズルは益々複雑・難解になるばかりである。
大好きな夏も終わり、ちょいと寂しい感じの塾長。
北京オリンピックが終わった。
そして、いよいよ8月も今週一杯。
“暑い、暑い!”と汗を拭きながら、“この暑さ、ナントカしてよ!”と言っていた夏も終わった。
勝手なもので、冬、寒い時は“夏がいいな。”と思い、夏、暑い時は“冬がいいな。”と思う。
8月生まれの塾長は、やはり夏がいいな。
オリンピックの生中継は殆ど見なかったが、アメリカを破り初優勝を飾ったソフト・ボールの決勝戦と、その前夜に行われた3位決定戦の対オーストラリア戦は、両方とも生中継で観戦した。
両方とも大変いい試合で、どちらが勝っても全く不思議でない、白熱戦であった。
対アメリカの決勝戦。
日本チームは最初、大苦戦をした。
2回終了まで、6人で5三振を喫し、“これは、負けるな。”と直感した。
兎に角、相手ピッチャーのボールの速度が速く、日本人バッターのバットにかすりもしない。
身長差も半端ではなく、大袈裟に言うと“大人と子供”が試合をしている観があった。
“あーあ。こりゃあ駄目だな。”と諦めかけていたら、次の3回表に突然その“小さな選手”の一人が、2塁打を打った。
そして、バントで送った後にヒットが出て、これが先制点となった。
その後はさらに幾つかの三振を取られたが、日本チームは攻守共に頑張って、結局3対1でアメリカを下し、“打倒アメリカ”の悲願を成就した。
パチ、パチ、パチ!
天晴れであった!
彼女たちの奮戦振りを見て痛感したのは、“絶対に諦めるな!”ということである。
アメリカの投手のストレートと、下に落ちるボールは球速が速くて、手が出ないようであったが、上に来るボールはガクンと球速が落ちたらしい。
日本チームは、それを狙い打ちしたのである。
野球のことはよく知らないが、投手は球種を変えて攻めるらしく、逆にバッターは、“ストレート、下、下と来たから、次は上に来るな。”と読んで、ボールが上に来るのを狙いすましていたらしい。
凄いなあ、と思う。
ソフト・ボールと為替取引を比べることに余り意味は無かろうが、やはり勝負事には似た点があると思った。
ソフト・ボール。
*最初の2イニングスは6打数5三振で、結果は惨めであったが、その間相手投手の癖、次にどんなボールが来るのかを研究していたのであろう。
為替取引。
* 為替相場は、上がるか、下るかのどちらか。
自分で考えて、ポジションを持っても、その方向に行くかどうかは分からない。
相場が逆に行ってしまえば、早く損切って、次に備えればいいのではないか?
どうして自分の考えたのとは逆の方向に行ったかを研究すればいいのである。
ソフト・ボール。
* 決勝戦までに、日本チームは1次リーグ、そして準決勝でアメリカ・チームに連敗しており、普通のトーナメント形式では、既にグランドを去っていた筈である。
細かいルールは知らないが、オーストラリア・チームを破って決勝戦に進出し、結果として対アメリカ戦では、2連敗の後、たった1勝して金メダルを勝ち取った。
為替取引
* 負けてもいいから、損失を最小限に留めていれば、必ず再びチャンスが訪れる。
レバレッジを大きくして、一回の取引で退場を喰らうと、もうそれでお終い。
捲土重来を期するためにも、
-一回の取引の損失を小さく留め。
-何故、前回やられたかを研究し。
-ここぞ、という時に全力で反撃する。
ソフト・ボール
* オリンピックで優勝し、しかも宿敵アメリカを下して、日本ソフト・ボール・チームは当面の最大の目標を果たした。
次のロンドン・オリンピックにはソフト・ボールは五輪種目に入らないということで、大きな目標の一つを失った選手には気の毒だが、それは仕方ない。
でも、他にも色々試合はあるであろうし、選手は切磋琢磨してドンドン強くなって欲しい。
為替取引
* ソフト・ボールと違って、“優勝”などという誉あるReward.=(ご褒美)は無いが、ドンドン上達して、強くなって欲しい。=(コンスタントに利益を上げられるようになって欲しい。)
利益を上げることが、自分に対しての何よりのReward.である。
オリンピックが終わり、
-成績が期待外れに終わって、自分自身が忸怩たる感を持っている。(周りは、どう言って慰めてやっていいのか分からない。)
-大会前は殆ど注目されなかった選手が大活躍して、メダルを獲得した。(例外無く、皆いい顔をしていた。)
と、悲喜こもごもであろうが、オリンピック代表は間違いなく、代表選考の段階で“日本一”だった。
実力を出し切った人、思うように出し切れなかった人と様々であろうが、頑張った人には最大限の賛辞を送り、そうでなかった人は、そっとしておいてあげて欲しいな、と思う。
選手の皆さん、ご苦労様でした。
早く帰って来て、美味しい日本食でも食べて下さい。
週末北海道に行って、英気を養ってきた塾長。
今週のテーマは、久し振りに塾長の趣味の一つであるゴルフについて。
昨日、塾長の古い友人(ブログにちょくちょく投稿してくれる御仁。昔は、ゴルフのハンディキャップがシングルであった。彼をCさんにしとこう。)、彼の友人(元高校野球の甲子園代表とかで、兎に角ドライバーが飛ぶ。当たると300ヤードくらい飛んでいるのではなかろうか?只、ゴルフは距離ではないのです。彼はSさんにしとこう。)、そしてこれまたよくブログに投稿をしてくれる御仁(こちらはDさんにしとこう。)との三人で、鬼の“Brick & Wood Club.”に鬼退治(只のゴルフ・ゲーム)に出掛けた。
前日土曜日の猛暑(気温が33度を超えていたんですって?)が嘘の様な涼しい日(気温23度くらい)で、8月の真夏日にしては“絶好のゴルフ日和”となった。
いやあ、このお三方に色々珍しいものを見せて貰った。
長生きはするものだ。
先ず、Cさん。
出だしの10番のパー5のロング・ホール(インから回ったので、10番ホールが最初のホール。)、ドライバーで250ヤードくらい飛ばし、第二打もまあまあで、第三打の残り80ヤードくらいをウェッジで打とうとしていた。
ドスッ! あれ? ボールが全然動かない。 手前を大ダフリ(Duff.=手前の地面を叩くこと。)して、正確には空振りではないが、我々残りの3人で“空振り、空振り。”の大合唱。
“何だ、今まではDさんのあだ名が空振り王子だったけど、今日から空振り王子はアンタだ! ブログに書いてやるぜ!”と言ったら、“それだけは止めて!”と泣きを入れる。
“大丈夫だよ、誰もアンタのことは知らないよ。”
結局、第四打で左グリーン脇のバンカーの上に寄せた。
左前足上がりの難しいライから、再びウェッジで打ったら、何と今度は二度打ち。
二度打ちとは、ボールが上がっていく段階でクラブが先に出てしまい、結果としてボールを2回叩いてしまうこと。ワン・ペナルティー(一打罰)が科せられる。
結局Cさん、6オンをして3パットの9!
実は、塾長はドラーバーを左にチーピン(極端な左への引っ掛け)して第一打はOBであったのだが、ナイス・リカバリーをして、5オン、1パットのボギー。
元甲子園球児のSさんも、280ヤードのドライバーの豪打も空しく、トリプル・ボギーの8。
言ったでしょ、ゴルフは距離ではないって!
1スキン、頂き!(塾長、Cさん、Sさんの3人で、スキンズ・マッチをやることにした。スキンズ・マッチとは、各ホールでのベスト・スコアを出した者が、そのホールの勝者となり、決着が付かないと次のホールに持ち越すゲーム。)
その後、この元甲子園球児君、11番は10、12番は11と大叩きした後、急に5連続スキンを取って、調子が出てきた。
さて、皆さんもご存知の“元空振り王子さん”ことDさん、あだ名を返上したかに思われたが、やっちゃいました。
アウトの6番、これまた豪打で260ヤードくらい飛ばし、第二打をちょいとダフって、さて残り60ヤード。
フワッ!(非常にゆっくりとしたいいスイングだったが、ボールが動かない。) あれ?
空振り!
トリプル・ボギーの7。 ご愁傷様でした。
ひとしきり皆で笑った後の7番。
前上がりの難しいライで、Sさんが第二打を打った。
これまた、ボールが動かない。
Sさん、とぼけて素振りのような真似をしている。
どういう訳か、ミス・ショットの後はナイス・ショットが出る。
その後は、ナイス・ショット(第三打になる。)!
“あのう、実はさっきの空振りだったんです。”とSさん。
“ああ、勿論分かっていますよ。”と塾長は涼しい顔。
“やっぱり、分かりますよね! 自分も空振り王子と呼ばれるのが恥ずかしくて、一瞬、ズルをしようかなと思いました。”
駄目、駄目!
ゴルフは紳士のゲーム。 ごまかしてはいけません。
必ず、ばれますぞ!
またひとしきり皆で大笑いをして、あと2ホール残した8番。
元甲子園球児君、思いっきりドライバーを振り回したが、ボールは左に飛んで行って見えなくなった。
行くと、赤杭の向こうのラテラル・ウォーター・ハザード内にボールがあり、一応打てることは打てるが、物凄い前上がりでクラブを極端に短く持たないととても打てない。
ラテラル・ウォーター・ハザード内では、クラブをソールといって、地面に付けてはいけない。
素振りは空中を打つわけで、これは難しい。
素振りをやっている元甲子園球児君を見ながら、塾長がCさんと Dさんにそっと言った。
“空振りするぞ!”
ブアッ!
ボールの10センチ以上の空間をクラブが回っていった。
それは、それは豪快な空振りであった。
余りにもおかしくて大笑いをしたら、お腹が痛くなった。
結局、昨日は塾長を除く3人全員が空振りをし(Sさんは2回した!)、元シングル氏は二度打ちまで見せてくれた。
本当にいいもの(面白いもの)を見せて頂きました。
武士の情けでスコアは公表しませんが、スキンズ・マッチの結果は、塾長が11個ゲット、元シングルのCさんが2個、そして豪打のSさんが5個で、塾長の圧勝!
何回も言いますが、ゴルフは距離ではないのです。
アプローチとパッティングです。
“Driving is a show, and putting is a money.”=(ドライバーでかっ飛ばすのはショーで、パターで沈めて稼ぐのです。)とはよく言ったものです。
相場は兎も角、ゴルは多少復調気味の塾長。
![]()
先週の金曜日の8月8日に河口湖カントリー・クラブで開催されたゴルフ・コンペに参加した。
これは、毎月第三木曜日に行われるあるグルメ会の夏恒例の行事であるが、昨年は塾長がシンガポールに出掛けたので参加出来なかった。
塾長の誕生日は、8月8日である。
数字の8は、八の“末広がり”で、中国人が最もラッキーな数字として考えており、日本人の間でも似たような考えがあると思う。
シンガポールに行って、“My birthday is August(8) 8th.”=(私の誕生日は8月8日です。)と言うと、大概驚いて、“You must be joking!”=(冗談でしょ!)と言う。
本当だと知ると、“You are very lucky to be born on lucky day(8月8日), and also one day prior to our Nation’s birthday.=(貴方はラッキーな日(8と8)と、我々の建国記念日の1日前に生まれてラッキーだ!)と本気で喜んでくれる。
ちなみに、シンガポールは1965年、8月9日にマレーシア連邦から分離独立した。
で、その8月8日のゴルフ・コンペであるが、面白いことがあった。
8月8日生まれの塾長が、2008年8月8日に開催されたコンペに出席し、
―成績は悪いが、ネット80.0で
―8位に入り、
―後半のスコアは48で、
―グロスは(お恥ずかしい)98で、
―新ぺリア方式のハンディキャップが18.0であったのである。
(最初の写真の赤い丸が8の数字。皆さんがご存知の方の名前もあるので、他の参加者のお名前は黒で塗り潰しました。)
8位なんぞは、普通は何の賞品も出ないが、“当日賞”=(8日に8位)を頂いた。(2番目の写真)
もうこれは、8のオンパレードである。
もうこれは、ラッキーな数字のオンパレードである。
何か、いいことありそうな予感がする。
何だろう?
宝くじでも買ってみるか?
いや、あれは中々当たらない。
でも、買わないと絶対に当たらない、というかチャンスが無い。
相場はどうだ?
これは、益々訳が分からなくなり、一時撤退。
対ユーロ&オセアニア通貨では円高気味になり、対ドルではついに110円を超える円安になった。
まあ、ドル高である。
塾長のシナリオは、
―ドルが下がり、
―その他通貨はゆっくり上昇するが、
―ドル・円が大きく下げるので、
―結果としてクロスでも円高になる、
というものであったが、全然違う展開となっている。
全く、訳が分からなくなった。
さっきも言ったが、“訳が分からなくなったら。”一時撤退に限る。
そして、頭を冷やす。
頭を冷やすには、この猛暑はどうしようもないが…………..。
実は、昨日も千葉の“オークヒルズ・カントリー・クラブ”で、現役のデーラー連中(というよりは、現役銀行員、といった方が正確かも知れない。皆、元バリバリのディーラー。)とゴルフをした。
現役と言っても、塾長よりも歳が下なだけで、役員、部長、そして副部長の“お偉いさん”達である。
嫌だというのに、バック・ティーから回らされたが、45+44=89で辛うじて90は切った。
そして何と言っても嬉しかったのは、割合涼しくて、凌ぎ易かったことである。
キャディーさんに言わせると、“7月以来、最も快適な日です。昨日なんて、暑くて2ホール目で汗だくに成り、目眩がしました。”そうである。
流石、天気男の塾長であるな、と思った。
このまま一気に涼しくなるとは思えないが、暦の上では既に秋。
相場も少しは落ち着いてくれればいいな、と思う今日この頃である。
日々の“独り言”ブログと、“週刊・独り言”のリニューアルが行われたが、まだ試行錯誤の連続。
問題の根源は、過去の塾長の“独り言”が総て見られるようになっており、それを溜め置くためにコンピューターに相当大きな負荷が掛かっており、新しいソフトがまだそれに付いて行けないそうな。
難しいことは分からないが、リニューアルが改善ではなくて、改悪になってしまったんでは、これは意味が無い。
外為さんの若い衆が頑張ってくれており、殆どの問題は解決しつつある。
もう暫くご迷惑をお掛けするかも知れませんが、ご容赦下さい。
依然として追試を待っている塾長。
先週、火曜日から土曜日までロサンゼルスにいて、ゴルフ三昧をやってきた。
これは夏の恒例行事で、ある銀行の会長がその銀行の頭取、トレジャラー(為替・資金・債券のTrading Head)、そしてその銀行のWealth Management.=(富裕層向けのPrivate Banking.)の顧客4人と塾長を招待してくれて、アメリカ各地の名だたるゴルフ場巡りをしようというものである。
今年はロサンゼルス近郊、昨年は今年のUS Open.が開催されたサン・ディエゴのTorrey Pines.、一昨年はペブル・ビーチと、ちょっと一般人では中々プレー出来ないところで開催されるのが楽しみである。
何時ものことであるが、アメリカでプレーするといいスコアが出たことが無い。
兎に角コースの距離が長過ぎるのである。
下手をすると、ティー・ショットでナイス・ショットをしても、フェアウェイまで届かない。(リビエラ・カントリー・クラブの18番。)
パー3のショート・ホールが228ヤードもあったんじゃあ、ドライバーで打っても届かない。(リビエラ・カントリー・クラブの11番。)
ああ、嫌だ、嫌だ!
でも8人で昼間はわいわいゴルフを楽しみ、また夜は食事とワインを沢山飲みながら、またわいわい語るのも大変楽しい。
結構、真面目な話しもするのである。
この銀行の会長は、ある地区連銀(FRBは米国主要12地区に公開市場操作以外の業務を行う、地区連銀を設置している。)のBoard Member.でもあり、勿論Board.での話の内容を総て明かしてくれるわけではないが、先週のドルの上昇の一つの理由ともなった、ある地区連銀総裁の利上げ発言について質問(本当に利上げが出来るのか?)をすると、即座に、“No way ! Our Economy is too weak.”=(出来っこない! アメリカ経済は弱すぎる。)という答えが即座に返ってきた。
まあ、連銀の中でもHawkish.=(鷹派=利上げ派)や、Dovish.=(鳩派=利下げ派)と、色々意見が違うからまあそれは個人的な意見と聞けばいい。
他の4人の顧客も、一人は医者、一人は不動産会社の社長、一人はIT関連企業の社長、そして残りが有名なFund Manager.(例のPrivate Jet.を持っているBob.)で、アメリカ経済に関しての熱い議論をしたが、余り楽観的な見方をしている人はいなかったとだけ申し上げよう。
ロサンゼルスで気が付いたことが一つある。
滞在していたのが、ハリウッドに近い高級住宅地であることを差し引いても、まあアメリカ製自動車の数の少なさに驚いた。
10台の内、間違いなく9台は日本、そしてドイツ製である。
言い換えれば、レクサス、ニッサン、ホンダ、BMW、ベンツが圧倒的で、時々赤か黄色のオープンカーのコルベット(アメリカ製)を見るくらいである。
SUVとかピック・アップ・トラックはまだアメリカ製が席巻しているが、スポーツカーを含めた乗用車は、アメリカ製は殆ど無い。
何回も言ったように、住宅産業の次の落ち目の産業は、自動車産業であると確信した。
ちなみに、塾長は勿論日本製の車、残りの7人全員が、日本製かドイツ製の車を所有し、“どうしようもない。”アメリカ製の車を所有する者は皆無であった。
今回滞在した、Bel-Air Hotel.は、閑静な住宅街にあって、ロサンゼルスでは有名な高級ホテルだそうな。
そうだ、そう言えば元大統領夫人のナンシー・レーガンにもばったり会った。
ところが、部屋のPCへのアクセス・スピードが異常に遅くて、写真を掲載することが出来なかった。
“何を今更。”と言う気がしないでもないが、折角写真を幾枚か撮ってきたので、ご披露致しましょう。
写真に番号を付ける技術を持たないので、上の左から順にご説明致します。
部屋から見た、バルコニー、そして庭の写真。
リビエラ・カントリー・クラブのフェアウェイから見た、個人の住宅。
リビエラ・カントリー・クラブ、11番のショート・ホール。228ヤード。冗談ではない。
LAX(ロサンゼルス国際空港)に着いたら、“Mr.Takao Sakoh.”というカードを下げた、運転手が迎えに来てくれていた。ホテルまで送ってくれた時に10ドルのチップを上げたら、リムジン会社の社長から、“…..会長から既にtake care.されていますので、お返しします。”とその10ドルをわざわざ返してきた。 そこまでするか?
リビエラ・カントリー・クラブ名物のROLEX.の時計。
ベン・ホーガンに言わせると、リビエラ・カントリー・クラブの3番・ショート・ホールが“アメリカで一番素晴らしいショート・ホール”らしい。
これが、次にメニューで紹介する、“ナンシー・レーガンの綺麗に刻んだ特別コッブ・サラダ”。コッブの意味が分からないが、スープ、数切れのサンドイッチ、そしてサラダが付いた三点セットであった。
メニューの写真。上から4番目に、そのナンシー・レーガン・サラダが24ドルで売っている。
Hotel Bel-Air.のレストランは、ロサンゼルスでも指折りであるらしい。ZAGAT.でも誉められているらしい。
屋外レストランのスナップ。
最近は便利なもので、その日の日経新聞が部屋に届けられる。
昨晩も10時間以上寝たのに、まだ眠い塾長。
先週火曜日に高尾山に出掛け、蛍狩りを行った(と言うよりは、蛍狩りに託けた飲み会)。
前週末からの風邪で、日曜日・月曜日と珍しく酒を断ち(と言うよりは、本当は喉が痛くて、飲みたくても飲めなったのが事実であるが)、当日そんなに沢山は飲まなかったが、久し振り(?)の飲酒で多少酔った。
八王子から東神奈川までの横浜線に乗ったが、多少の酒と病み上がりのせいで直ぐに眠くなったが、為替相場も気になり、携帯電話の受信メールを見たり、為替市況を見ていてことっと寝てしまった。
はっと気が付くと、終点の東神奈川に丁度着いたところで、慌てて下車した。
手に持っていた携帯電話のことはすっかり忘れていた。
駅の階段を上っている最中に、携帯電話(FOMA)が無いことにはたと気が付いた。
“いけね、寝ていた時に手に持っていた電話を落としたんだ。”と気が付いて、引き返したが、どの車両のどこら辺に座っていたかが全く思い出せない。
この電車は折り返しで、八王子行きとなり、既に乗客で一杯である。
もうこれは、無理。
“どうしよう。”と思ったが、酔いと寝起きで頭がボーッとしており、咄嗟に何をしていいか思い付かない。
誰か拾ってくれていればいいな、と思って公衆電話からその携帯電話に電話をしたが誰も出ない。
Silent mode.にしていたので、床に落ちていたのであれば、音が出ないので誰も気付くわけはない。
“S…と申します。この電話を拾った方は、045-……にお電話を頂けますか?”と留守電にメッセージを残して帰宅した。
帰宅して、もう一度電話してみたが相変わらず返事が無い。
ふーむ、どうしよう?
そうだ、悪用されないように、切り替えようと思ったが、実はこれが間違いであった。
塾長は、FOMA とMOVAの二つの携帯電話を所有しており、番号は一緒である。
FOMAを使用中にMOVAで、1540を押して暗証番号を押すと、MOVAが使用できるようになり、FOMAは使用出来ない。
逆にMOVAを使用中にFOMAで1540を押して暗証番号を押すと、FOMAが使用出来るようになり、MOVAは仕様出来ない。
どうして面倒くさいのに二つの電話を使うかというと、数年前までFOMAはゴルフ場などの郊外地では電波の状態が悪く、中々受信出来なかったことと、フェアレディーZのハンズ・フリー・フォンがMOVA仕様だからである。
さて、そういう訳でMOVA から1540を押して、FOMAから切り替え、“これで万が一でも、不正使用されないぞ!”とほくそ笑んだ。
ところがよく考えてみると、もうFOMAは使用出来ないので、留守電に残したメッセージを誰も聞くことは出来ないし、こちらからももう二度と連絡が出来ないではないか!
しまった、と思ったがもう遅い!
携帯電話そのものは買い直せばいいが、電話番号やメール・アドレスの個人情報が満載で、友人に迷惑が掛からなければいいな、と思った。
ふーむ、どうしよう。
駄目モトでもいいから、JRに聞いてみようと思って、
“JR東海テレフォンセンター”
http://jr-central.co.jp/info/fee.html
に電話してみた。
既に午後11時半で、ご迷惑をお掛けするなと心配しながら電話をし、顛末を話すと、“ちょっとお待ち下さい。”と言って数分後に、“菊名駅に該当のお電話があるみたいですが、確認してみましょう。FOMAの機種名と、色を教えて下さい。今日は遅いので(こちらのセンターの業務は、6時から24時まで)、もしかしたらご連絡は明日になるかも知れませんが、私S….が責任を持って対処致します。”と、それは信じられないくらい親切にして頂いた。”
殆ど諦めていたから、“もしかして….”と思ったら、とても嬉しくなった。
やれやれと思って、シャワーを浴びていると、電話が掛かってきた。
ウチのヤツが代わりに出たが、“その機種で、可愛い犬の待ち受け画面の携帯電話を菊名駅でお預かりしています。ご自身を証明出来る書類と印鑑を持って、取りに来て下さい。”と言われたという。
話を短くすると、若い男性が塾長の携帯電話が床に落ちているのを拾ってくれ、下車駅の菊名駅に届けてくれたと言う。
“お礼をしたいのですが。”と言うと、名も名乗らないで去ったという。
本当に嬉しかった。
JRの東海テレフォン・センターの方、そして電話を拾って菊名駅に届けて下さった方、本当に有難う御座いました。
明日から、ロサンゼルスに恒例の“Golf Tour in America.”に出掛ける。
もうこれは、15年以上に渡って行っている行事で、イリノイ、ウィスコンシン、カリフォルニアと色々な著名なゴルフ場を訪ねて回る楽しいゴルフ・ツアーである。
昨年は、ついこの間タイガー・ウッズが優勝したUS OPEN.が行われた、サン・ディエゴのTorrey Pines.で行ったが、今年はロサンゼルス近郊の、LA Country Club, Riviera,そしてBel Air Country Club.で合計3ラウンド、プレーする。
明日火曜日に経ち、現地時間の火曜日の午前に着き、水、木、金曜日と三日連続でプレーして土曜日に向こうを発つ一見強行軍に見えるが、なあに大したことはない。
湿度の高い日本でプレーすることを考えれば、どうってことはない。
また円安傾向になり、円・ショートのポジションをお持ちの方々が多いので、ジンクスの話は止めておこう。
ロサンゼルスから、ブログをアップデート致します。
明日出発だが、勿論何の準備もしていない塾長。

先週末の土曜と日曜日に、北海道でゴルフをした。
両日とも気温22~25度くらいで、天気は晴れ時々曇り。
湿度も低く、大変凌ぎやすい天候であった。
所謂、“絶好のゴルフ日和”というやつである。
塾長は、団塊の世代の第一期生で、去年から今年に掛けて、満60歳になって定年退職する仲間が一杯おり、大学が北海道であったので、退職後に北海道に戻って来た連中やら、また東京に家を持ちながら札幌近郊にも家を持ち、“夏は北海道、そして冬は東京で過ごす。”という、恵まれた連中もいる。
甚だ、羨ましい限りである。
今回は、その両方(北海道に戻って来た奴ら、東京・札幌の両方に居を構える奴ら)に、どっち付かず(負け惜しみではないが、身軽で中々宜しいのだ。為替でいう、いいトコ取りだ!)の塾長が混じって、親睦ゴルフと相成ったわけである。
北海道でゴルフをなさった方々も多かろうが、北海道のちゃんとしたゴルフ・コースは中々難しいですぞ!
フェアウェイの芝がティフトンと言うアメリカ芝で、ねちっこい。
上手く体重移動をしてボールの後ろまで芝を取れば、綺麗なターフ(クラブで刈り取った芝)が取れるが、大体ダフって(ボールの前を叩いてしまい、ボールが前に飛ばない。)しまい、惨めな結果となる。
それと、フェアウェイとラフの落差が大きく、一旦ラフに打ち込んでしまうとまず一打は損する覚悟で、フェアウェイに戻した方が宜しい。
欲張って、“もしかして、ナイス・ショットをすれば、脱出出来るかも知れない。”と冒険をすると、大きな確立でラフからラフに渡り歩いて、結局2~3打多く打つ結果となる。
ゴルフは極めてメンタルなゲームだと思う。
左・ドッグ・レッグ(コースが左に曲がっている。)で、右がOB(Out of bounds.=コースの範囲外で、打ち直しをしなくてはいけない。)。“右に付き抜けると嫌だな!”と思っていると、不思議に右にプッシュ・アウト(右に押し出す。)して本当にOBになってしまう。
ここぞというアプローチ(寄せ。)の時に、“あ、ここでシャンク(クラブの根っこに当たって、右に飛び出す。)すると右のバンカー(砂で作った障害物。)に入れてしまうな!”と思っていると、不思議にシャンクして本当にバンカーに入れてしまう。
“よっしゃ、ここで一発綺麗なドロー(左に曲がって行く、力強い球筋。逆はフェード。)を打って、フェアウェイのセンターに持って行ってやるぜ!”と自信を持って打つと、まあ完璧なドローかどうかは兎も角、本当にナイス・ショットが出る。
“右肩を落として掬おうとさえしなければ、ナイス・アプローチが出来る!”と自信を持って打てば、ピン傍50センチにピタリと寄せることが出来る。
自信を持って打つことと、戦略を考えて無理をしないことはゴルフをやる上で、極めて重要である。
先程述べたように、北海道のゴルフ場はラフに入れてしまうと大変であるし、またフェアウェイが狭い。
と言うことは、ある程度距離を犠牲にしてでもフェアウェイにボールを置いておくことが肝要である。
410ヤードの長いミドル・ホールは、最初からパー・オン(第二打でグリーンに乗せて、バーディーを狙う。)など狙わないで、210ヤードくらいのティー・ショット(第一打)でフェア・ウェイのセンターに置き、そこからスプーン(3番ウッド)。)などでグリーンを狙ってラフに入れるリスクを取らないで、好きなクラブ、例えばクリーク(5番ウッド。塾長は180ヤード飛ぶ。)か7番ウッド(塾長は170ヤード飛ぶ。)で確実にフェアウェイに置いて、残りの20ヤードか、30ヤードのアプローチで勝負した方が、間違いなくスコアは良くなる。
今回のゴルフは、判で押したように、連日46,47,46,47と似通ったスコアであったが、理由はそういう訳で、ステディーなゴルフを心掛けたからである。
46+47=93で、21オーバーであるが、北海道でのゴルフとしてはまあまあと思っている。
“それは、面白くない。チャンスが万が一にでもあれば、パー・オンを狙っていくのが勝負師だ!”と言う人もいようが、塾長はそうは思わない。
何故なら、割合大きなリスクを取って得られるReward.=(ご褒美)がたった一打しかなく、失敗した時は間違いなく2打は損するからである。
これは、為替取引も同じ。
“勝負師”を辞書で引くと、
しょうぶ‐し【勝負師】
1 ばくちうち。また、棋士など勝ち負けを競うことを職とする人。
2 失敗する危険のある物事でも、大胆に行える人。「天性の—」
大辞泉。
とある。
我々は、ばくち打ちでもないし、失敗の危険のあることを大胆にする必要も無いではないか?
いつも言うように、為替は“いいトコ取り”だけで結構。
ここぞ、と言う時だけ勝負をおやんなさい。
(付録)
日々のブログにも書いたが、どうも風邪を引いたらしい。
唾も飲み込めないほど喉が痛くなり、勿論酒(恐らく酒を飲んだら、飛び上がるほど痛いだろうと思う。)も食事も満足に取れない。
今朝、病院に行った。
喉を診て先生が、“ハハーッ、こりゃあひどい。右の扁桃腺が腫れている。
でも、症状は大したことありません。”と割合あっさりしたもの。
“あのう、来週一週間アメリカに行くので、それまでに治したいのですが。”と恐る恐る聞いたら、“大丈夫でしょう。で、お仕事ですか?”
“いや、ゴルフです。”
この先生、U.S.Open.が開かれたTorrey Pines.があるSan Diego.で勉強したらしく、暫くゴルフとカリフォルニアの話が弾んだ。
“念のために、アメリカに持って行く薬も用意しましょう。”と言われて、売るほど薬を貰った。
普段、薬など飲まないので、これだけでお腹が一杯になってしまうぞ。
写真の左から、
* アメリカに持って行く、痛みや炎症を抑え、熱を下げる薬。
* 細菌による感染症の治療に用いる薬。
* 喉の痛み、炎症を抑える薬。
* 痛みや炎症を抑える薬。
* 消化管粘膜を保護し、組織の修復をする薬。=(トローチ)
* 消化管粘膜を保護し、組織の修復をする薬。=(うがい薬)
それにしても、沢山くれたものだ!
安静にしていなさい、と言われたが今から東京に行って、“酒匂隆雄の為替談義”の収録をしなければならない。
来週が祭日で、何れにせよ2週間のご無沙汰になるので、今日は這ってでも行かなくては!
鬼の撹乱で、久々に弱った塾長。
先週、ある大学で5~6人の少人数のグループの学生さんたちに、“為替の話”をする機会を与えて頂いた。
先生から、“本でも得られるような一般的な知識よりも、先輩としてより実践的なお話をして頂くとか、後半は皆で討論でもするような形式でやって頂ければ嬉しい。”とのことであったので、これは勿怪の幸い。
元々一方通行のレクチャー形式は嫌いで、自由闊達に話すのが大好きなので、むしろこちらの方がやり易い。
一応“為替の話”もしなくてはならないが、こちらは早く切り上げ、社会に出てから“常識的な日本人”として振舞うのにどうすべきか、なども話させて頂いた。
先ず強調したのは、“フェアーな人間でいなさい。”ということである。
フェアー=Fairness=(公平・公正)である。
−弱い者いじめをしない。
これは、別に腕力が強い、弱いの話ではない。
立場上、弱い位置にいる人に、偉そうにするな!(飛行場のカウンターで、何処の馬の骨だか知らないが、威張り散して職員を困らせるな!)
−他人の弱みに付け込むな。
ちょっと間違ってしまったことに対して、それを自分の有利として、利用しようとするな。
明らかに間違いだと思ったら、それを指摘して許してやれ。(昔、為替相場が一日に何円も動いていた頃、本当は160.00−10と出すところを161.00−10でQuote.してしまい、“161.00で10 Yours !”=(161.00で、1千万ドル売った!)と言われてしまった。
Done.した以上、そのDeal.はHonor.=(取引成立を約束する。)されるべきであるが、明らかに1円間違ってQuite.したのなら、“Big figure.=(大台)が違うよ。”と教えてやればいいのである。
“いや、The deal was done.=(取引は成立した。)Honor.”しろと言われれば、Honor.しなければならない掟であるが、そんなことをやっていれば、Fair.な外為市場からは間違いなく駆逐される。
塾長も、何人もがUnfair.な行動を取って、市場から駆逐されたのを実際に見てきた。
Fair.にしないと、必ずその報いが自分にも降りかかってくるのである。
たかが1円の“濡れ手に粟”を得ようとして、一生を棒に振ってしまう価値はあるまい。
−理不尽なことはしない。
上の話と似ているが、正義は必ず勝ち、悪は必ず滅びる。
為替の世界でも、“阿漕(あこぎ)”なことをやって、成功した者を見たことは無い。
一回くらいは成功するかも知れないが、必ずしっぺ返しが来ると断言する!
学生さんたちに次に強調したのは、“感謝の気持ちを忘れてはいけません。”ということである。
サービスというものは、お金を払って受け取るものであるが、お金を払う立場にあるからといって、威張ってはいけない。
自らが、そのサービスを提供する立場になっていると思って、行動しなさい。
バスに乗る時、然り。(有り難う御座います、と声を出すのが恥ずかしければ、会釈だけでも宜しい。)
タクシーに乗る時、然り。 降りる時、然り。
レストランで食事が出てきた時、“有り難う。”と言いなさい。
食事が終わったら、“ご馳走様でした。”と言いなさい。
一番嬉しかったのは、ゼミが終わった後に、皆で軽い昼食を取りに行き、またそこで話が弾んだが、学生さんの一人が、“今日のお話を聞いて、Fair.でいる大切さ、そして感謝を表す大切さを学びました。”と言ってくれ、他の学生さんたち全員が、“そうです。”と頷いてくれたことである。
凄く爽やかで、いい一日であった。
Guys, I wish a good luck !=(Guys.と言っても、女子学生も何人かいたが。 学生諸君、幸運を祈ります!)
Luck.といえば、ブッシュ大統領にもエールを送りたい。
昨日の日米首脳会談で、
−米国は強いドル政策を信じている。
−米経済の強さはドルに反映されるべきだ。
と宣った(のたまった)らしいが、President Bush, I wish you a good luck !=(ブッシュ大統領閣下、幸運をお祈りします!)
−強いドル政策をお信じになるのは結構。
−米経済の現状をドルに反映させたら、ドルは大暴落するんじゃあないんですか?
それが嫌で、ポールソン財務長官からトリシェECB総裁に、利上げ直後の記者会見で、鷹派的な発言を控えて貰って、ユーロ上昇=ドルの下落を阻止しようとしたのではないですか?
円安にてこずってはいるが、結構機嫌のいい塾長。