月曜コラム「週刊 独り言」 外為どっとコムFXブログ

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ヨーロッパに行ってみるとするか?

日々の独り言でもご紹介したが、先週の金曜日と土曜日に長野県に在る女神湖に出掛けて来た。
真冬の女神湖は氷が厚さ50センチ以上も凍っており、この氷上で車の運転を行って、自分の運転技術の向上を図ろうという催しに参加する為である。

その名も、“ニュル走行練習会on  ICE 女神湖”と凝ったもので、ニュルとはドイツに在る有名なレーシング・サーキットであるニュルブルクリンクの事で、参加者の三分の二はこのサーキットでの走行経験を持っている。
ニュルブルクリンクの事については以前にも割合詳しく書いた事があるが、約20キロ以上もある大変長いサーキットで、Green Hell.=(緑の地獄)との異名を持ち、コース全体で高低差が300メートル有り、コーナーが実に172も有り、しかも殆どのコーナーがブラインド(先が見えない。)になっており、年間平均で60人が事故で死亡するらしい。
2009年に初めて此処を訪れたその日にも、ロータス・エスプリに乗ったドライバーが死亡し、ヘリコプターで運び去られた。
ドイツが凄いのは、その処理が終わったら、何も無かったかの様にサーキットが再開し、皆平気で走行している。
総て自己責任で、“速い車を持っていて、速く走りたければ是非どうぞ。但し、事故ったらそれは貴方の責任です。”と言う事らしい。
非常にフェアーであると思う。

さて、女神湖でのトレーニングであるが、凍った氷上にサーキットの様なレーンを作って、其処を如何に安全に(勿論速い方がいいに決まっているが、速くは走れないのだ。)走るかを二日間みっちり仕込まれる。
そして、此処で上手に走れたら、ニュルブルクリンクでも速く、そして安全に走れますよ、ということになるのである。

雪や氷の上で運転をすることの多い、北海道や北国の皆さんは運転がお上手である。
関東地方の皆さんは、からきし下手糞である。
ちょっと雪が降ると交通が大混乱するのは、つい先日も経験した。

通常のスタッドレス・タイヤや、ウィンター・タイヤは意外に雪に対してはグリップ力(タイヤが雪の路面をちゃんと摑まえる力)が強いが、氷は駄目。
細心の注意をして運転をしないと、直ぐにスピンするか、アンダー・ステア(カーブで曲がりきれないで、外に膨らんでしまう。)になってしまって、曲がることが出来ない。

ではどうやって、雪や氷の上で安全に、そしてスムーズにカーブを曲がるか?
ブレーキで曲がるのである。
我々は、運転免許を取った時に、“ブレーキはドカンと踏んではいけない。
そっと踏むか、ポンピング・ブレーキ(ちょんちょんと力を入れたり、外したりしてブレーキングする。)をしなさい。”と習ったが、あれは今はもう流行らない。
最近の殆どの車にはABS.=(Antilock Braking System.)が付いていて、コンピューターが自動的にポンピング・ブレーキをしてくれるので、床めがけてドカンと強いブレーキングをしても構わないし、その方が早く止まれる。
但し、雪と氷の上ではこれは通用しない。
これをやっちゃうと、タイヤと雪か氷との摩擦係数が足らずに、ABS.が効かずに(或いは効いても)タイヤがロックしてしまって、スリップか、アンダー・ステアになって外側に膨らんでしまうのである。

さて、では雪や氷の上でどうやって止まったり、コーナリングをするか?
止まる時は、ABS.が効くか効かないくらいの優しいブレーキングを心得る。
ABS.が効くとカチカチと音がするので直ぐに分かる。

難しいのはコーナリングである。
雪や氷の状態によって状況は違うであろうが、コーナーの手前20メートルくらいでアクセルを離す。=後ろのめりだった車が水平になる。
そーっとブレーキングを行いながら、ステアリングを切る。=車は前のめりになり、当然車の荷重が前に移動しており、ハンドルがよく効くと感じる。)
雪や氷の上でも、意外なほどすすっと曲がってくれるが、このブレーキングとステアリング操作の力加減が凄く微妙で、
-ブレーキングが不十分だと、ハンドルを切っても曲がらない。
-ブレーキングが強過ぎるとコーナリング・スピードが遅過ぎて、コーナリングの最中にアクセルを踏まざるを得なくなる。
-ブレーキングをしながらハンドルを切るが、その角度が大き過ぎるとアンダー・ステアになってしまって、曲がらずに外に膨らんでしまう。
-意外に小さなハンドル操作で、すすっと車は曲がってくれるものだ。

文章で書いて状況を表現するのは、物凄く難しい。
やはり自分で何回も周回して、ブレーキングの加減(何処で、どれくらいの強さで行うか。)や、ステアリングの舵角を調整する。

二日間で女神湖の即席コースを何十周したか定かではないが、“よし、これは完璧だ!”と満足の行った周回は、ほんの数回であった。
難しいですね。

お陰様で、雪道や氷上での運転に対して凄く自信が付いた。
公道では経験出来ない、試し、試しの“危ない運転”が出来る訳だから、それはいい経験である。

“ニュル走行練習会on  ICE 女神湖”と銘打った理由は、ニュルブルクリンク・サーキットの路面は凄くトリッキーで、場所によって恐ろしく滑り易い所や、コーナーを回った途端に突然またコーナーが出現したりで、機敏なステアリング操作が要求される。
だから、その為の練習を二日間に渡って行なったのである。

先日日々の独り言に、読者の一人でいらっしゃって、ニュルブルクリンクでご一緒した事のあるkami3...がお書き込みなった様に、今年のBMW.主催のBMW M Fascination Nordschleife.のスケジュールは決まっている。
http://www.bmw.com/com/en/insights/driving_experience/drivertraining/trainings/m_power_experience/nordschleife.html

ユーロも安くなったことだし、女神湖での成果を発揮する為に、行ってみるとするか?


付録:
金曜日の夜は、ホテル コロシアム・イン・蓼科と言う所に泊ったが、木曜日の夜の食事、そして金曜日の朝食が美味しかった。

特に印象に残っているのが、木曜日の夜に頂いたソラリスと言う、地元のワイン・メーカーが造った、シャルドネとカベルネ・ソービニヨンであった。
このカベルネ・ソービニヨンは何年か前に、サンフランシスコからのJAL.001便の中で飲んだ記憶が有り、国産ワインの中では出色のワインだと思う。

そして、金曜日の朝頂いた地元の牛乳と、リンゴ・ジュース。

滅茶苦茶美味い!

A坊の為に、お土産として6本のリンゴ・ジュースを求めたのは、当然である。


 
 M3.に乗る為だけに欧州に行くのは勿体無いので、前後に“ついでに”前回同様、Bank of England.のChief Dealer.と食事でもしようかなと考えている塾長。
 

備え有れば、憂い無し。


先週東京大学地震研究所が、マグニチュードード7クラスの首都圏直下型地震が4年以内に70%の確率で起きるということを発表した。

余り世間で大騒ぎになった感じがしないが、これは大事(おおごと)である。

報告書によると、
*マグニチュード7 程度の地震の発生確率がどのくらい増えたかを計算すると、今後30年間に98%となり、発生確率が70%に達するのはどのくらい先のことか,という表現に言い換えると,この先4年で70%となる。*
と言うことらしい。
易しく言うと、
*今後30年間にマグニチュード7程度の地震がほぼ確実に発生するが、どれくらいまでに70%の確率で発生するかと言うと、それはこの先4年である。*
である。

これ、恐ろしくありません?

内閣府が、“首都直下地震対策について。”と称する報告をまとめているが、読むと空恐ろしくなること必定である。

http://www.bousai.go.jp/jishin/chubou/taisaku_syuto/pdf/gaiyou/gaiyou.pdf

シミュレーションを行っているが、冬18時・風速15m/sの時にマグニチュード7.3の直下型地震が東京湾北部を襲った場合、
-建物全壊棟数・火災焼失棟数 約85万棟
-死者数 約11,000人
―負傷者数(重傷者含む)210,000人 重傷者数37,000人
となり、経済被害額は総額約112兆円となると言う。

地震が平日のお昼頃に起きたとすると、帰宅困難者は650万人にも上るらしい。

昨年の東日本大震災の折にも多数の帰宅困難者が出たが、大地震が首都圏を襲った場合は、この比では無かろう。

4年以内に70%、30年以内に98%の確率で地震が発生すると言われて、我々はどうしたらいいのだろうか?

やたらに騒ぎ立てて煽る積りは毛頭無いが、やはり我々もいざという時の為の準備をしておかなくてはなるまい。

食料の確保、飲料水の確保(ウチにはワインはたっぷり有るが、地震が来れば相当数が割れているだろうな。)、それと下水道が使えないだろうから、御手洗いのことも考えていなくてはなるまい。
我が家では、当面お風呂のお湯は捨てないでおくことにした。
我々の家は1階に在って庭に面しているので構わないが、普通の家の人はいざと言う時に玄関からちゃんと出られる様にしておかなくてはいけません。
頑丈な玄関のドアがひしゃげて、開かなくなる危険性が有る。

ところで、マスコミにしろ政治にしろ、何故来たるべく(来て欲しくは無いが)この大地震に対してもっとちゃんとした啓蒙を我々国民にしないのだろう?
上で述べた、食料や水の確保、家族との連絡方法を決めておく、避難地域の確認などを、何故もっとガンガン言わないのだろう?

パニックを起こさせたくないとの思慮もあるのであろうが、次期衆院選挙にらんで政権与党、そして野党が政治ゲームをやっている暇は有るまいに。

相変わらず偉そうに尊大な物の言い方をする政治家が多いが、本当にうんざりする。

政争を忘れて、ちっとは国民の事を考えたらどうなんだ?

ところで、似た様な内閣府の報告書の中に、
*定量評価では考慮されていないその他の被害シナリオ(例)*
と言う物が有り、
*金利、株価等の変動による経済活動への影響*
がリスク・シナリオとして明記されている。
http://www.bousai.go.jp/syuto_higaisoutei/pdf/higai_gaiyou.pdf

これは、もし大地震が起きた場合、それが金利、株価等(為替相場も当然含まれよう。)の経済活動にどう影響を与えるかを考えて起きましょう、と言う提言であるが、恐らく債券が売られて金利は急上昇し、株価も円も大きく売られることになろう。

債券安、株安、そして円安のトリプル安である。


これらを考えても、対ユーロと対ポンド以外の、例えば対USドル、対豪ドル、そして対NZドルで円を売る事には余り、躊躇はしない。(但し、正しいレベルで….。)

これは、塾長の“円が安くなるであろう。”とのポジション・トークです。


  花粉対策の痛い注射を打って貰って、“来るなら来い!”と強気の塾長。

適切なレバレッジは有るか?

日々の独り言のお書き込みに、トレードをする場合の枚数の調整(或いは管理?)はどうするのかとのご質問が有ったが、恐らくこれはレバレッジをどうすべきかのご質問だと思う。

これに付いては以前にも何回か議論したが、再び書かせて頂きたい。

 

外為さんの1万通貨単位当たりの取引保証金の計算方法は、
*【成立値×10,000×保証金率】を計算し、1,000円未満を切り上げた後、数量を乗算します。*
とあり、例えばドル・円相場が77.00の時に、レバレッジ10倍(保証金率10%)で1万ドルの取引をするのには、77.00×10,000×10%=77,000円の保証金が必要となる。
逆算すると、ドル・円相場が77.00の時に、もし外為さんに770,000円の保証金を預けておくと、
-レバレッジ1倍(保証金率100%)で取引すると、770,000÷100%÷77.00=1万ドルの取引が出来ることになる。
-レバレッジ2倍(保証金率50%)で取引すると、770,000÷50%÷77.00=2万ドルの取引が出来る。
-レバレッジ5倍(保証金率20%)取引すると、770,000÷20%÷77.00=5万ドルの取引が出来る。
-レバレッジ20倍(保証金率5%)なら、当然20万ドルの取引が出来る。

さてご質問に戻ると、現在は最高25倍(保証金率4%)まで使えるレバレッジを如何に効率よく使うかであるが、これはもう人それぞれであるとしか言い様が無い。

レバレッジが低ければ、リスクは軽減する(逆に行った場合の損失が小さい。)が、上手く行った場合の身入りが少ない。 Smaller leverage, smaller loss and return.である。
逆にレバレッジが高ければ、リスクは増加する(逆に行った場合の損失が大きい。)が、上手く行った場合の身入りが大きい。 Bigger leverage, bigger loss and return.である。

昨年夏に、レバレッジが50倍から25倍に規制強化され、FX.業界からも投資家からも大ブーイングが起きたが、塾長自身は何の痛痒も感じなかった。

そもそも何十倍ものレバレッジを使った事は無かったし、現在の25倍のレバレッジをフルに使う気も全く無い。

塾長がセミナーを行う時に必ずお客様に、“果たして貴方がFX.をやる目的は何ですか?”とお尋ねする。
“100万円の元金を300万円にしたいですか?”
会場にいらっしゃる10%位の方々の手が上がる。
そりゃ、誰だってそうしたいですよね。
でも、これは我々一般投資家には甚だ難しい。

“金利が低い今の世の中で、年率15~20%位のリターンを狙って、効率よくしかも安全にやってみませんか?”
会場にいらっしゃる30%位の方々の手が上がる。

残りの半分以上の方々は、なるべく多くのリターンを期待したいが、それは簡単ではないとお考えなのであろう。

現在、ドル・円相場は凪相場が続き、面白くも何ともないが、ユーロは年初から相当動いた。

1月4日の高値1.3070から1月9日には1.2670まで下落し、その下落率は約3%である。
逆に1月13日に付けた安値1.2630から1月19日には1.2970まで上昇し、その上昇率は約2.7%である。

簡単な計算をすると、約3%の変動と言う事は、レバレッジ1倍で3%の損益が生じると言う事である。
高値でショートにして安値で買い戻すと3%の利益が出た。
(こんなことは有り得ないが)高値でロングにして安値で損切りをしたとすると3%の損失を被った。
レバレッジ5倍では、15%の損益が生じる。
レバレッジ10倍では、30%の損益が生じる。
たった3週間内での出来事ですよ!

上で、レバレッジの使い方は、“人それぞれであるとしか言い様が無い。”と言ったが、自分でちゃんとリスク・コントロールが出来る人は、レバレッジを10倍にして、30%の“利益を上げるチャンス”に賭けるか、大きく損失を被るリスク(30%やられる事はあるまい。)を取るかは、自分で判断するしか無いと言う事である。


適正なレバレッジ率と言う物は無いと思う。

100万円の自己資金を300万円にしたい人は、前者を狙って“やるっきゃ無い。”であろうし、年率15~20%位のリターンを狙って、効率よくしかも安全に運用したいと思っている人は、大きなリスクを取る必要性を感じまい。

塾長の全く個人的な意見であり、やり方であるが、普段は余り大きなレバレッジを掛ける必要は無いと思う。
相場が大きく動く時に、ドーンと順張りを行って大きく取ればいいと思うが、その様なチャンスはそう滅多に来るものではない。


何時も言う様に、FX.には王道は無い。
忍耐こそが大事である。(但し、損切りに躊躇したり、我慢してはいけませんぞ!)

ご質問への適切な答えにはなっていないかも知れないが、ポイントはお分かり頂けたと思う。

兎に角、自分に合った取引手法を身に付けましょうね。

 

 そろそろ花粉症が来たなと感じ始めた塾長。

インサイダー取引。

最近、あるお役所のお偉いさんによる株のインサイダー取引が話題になった。

事実に関しては全く知らないので、余計な事は言いたくはないが、立場上“李下に冠を正さず。”=(李=すももの木の下で、冠をかぶり直すと、手を伸ばして李=すももを盗んでいるかと思われるので、冠を直さない。)、言い換えれば、他人から疑われるようなことは、初めからしないほうが良いことのたとえであるが、全くその通りだと思う。

この取引による利益が数百万円だと言うが、余りにもみみっちい。
検察に逮捕され、職を失う価値は無かろう。

同じ頃、スイス国立銀行=(SNB)総裁夫人が、FX.取引でインサイダー取引を行ったとして、総裁が責任を取って辞任した。

SNBは、昨年9月にスイス・フランを対ユーロで1.20より安い水準に誘導する為に無制限の介入を行うと発表して、スイス・フランは急落したが、総裁夫人は発表前に個人資金でスイス・フランを売り、後で買い戻してこれも数百万円の利益を上げたらしいのだが、こちらもみみっちいなあ。

インサイダーとは、“投資判断に影響を及ぼすような、会社の未公開の情報を、ある一定の立場ゆえに知るに至った者が、その情報に基づいて、その情報を知り得ない者と、その会社の発行する株式等の証券の取引を行なうこと。”であり、まあ要するに立場上有利な情報を得た者が、それを悪用して株を安く買って高く売り抜けるか、或いは高く売って安く買い戻すと言う違法行為を行う事である。


為替取引については、インサイダー規制は無い。
SNB総裁夫人も、法律的に罰されることは無い。

何故、為替取引については、インサイダー規制は無いのだろうか?

恐らく、立場上知り得た“とっておきの”情報が、為替取引を行うにあたって必ずしも利益を上げる事が出来るかどうかを証明出来ないからだろう。

今回だって、自国通貨安を狙って巨額の介入を行っている何処かの金融当局と違ってSNBはまんまとスイス・フラン安誘導に成功したが、今までに何度が煮え湯を飲まされて(スイス・フラン売り介入が失敗して)、大きな為替差損を被っている。
今回だって、総裁夫人が儲ける事が出来るかどうかは、発表前には確証は無かったかも知れない。


為替取引に於いてのインサイダーとは、多くの場合介入を知っているかどうか、或いは介入を実際にやったかどうか、などを意味するのであろうが、個人的な意見としてこれはインサイダー情報とは思わない。
塾長も現役時代は相当介入のお手伝いをした自負があるが、介入をお手伝いすることによって大儲けをした記憶は無い。

介入と言えば、1985年のプラザ合意の時の介入を直ぐに思い浮かべるが、何を隠そう介入当日はおおやられした。

当時のドル・円相場は確か240円くらいだった思うが(何せ、27年前のことであるから、具体的な相場は覚えていない。)、当日ドルを売っても売っても下がらず、シドニーの友人から、“お前、何でドルを売ってんだ?”と言われて、“ドル売り介入をやってんだよ。ドルは下がるぞ!”と言ったら、“へーえ。”と言われて、20本(2千万ドル)その場で買われた。

その頃は、“協調介入”やら、“G5”やらは無かった。
“何?中央銀行がドルを売るんなら、買ってやるか?”などと馬鹿にしていた。

もっとも、翌日にドル・円は1日で20円も下がったが……。

その後も何回となく、いや何十回となく介入のお手伝いをしたが、(内緒の話だが)手間だけ掛かって、介入のお手伝いは余り儲からないのだ。

勿論時と場合によって違うが、例えば円売り介入をした途端にドカンと円安になるとは限らないし、逆に円買い介入をした途端にドカンと円高になるとは限らない。

これを見ても、為替取引にはインサイダー取引は無いと言ってもいいとお分かり頂けるであろう。


ちょっと話が逸れるが、塾長は個々の経済データに一喜一憂してドタバタと取引する事には反対である。
多くの皆さんが、月初恒例の米国雇用統計の数字の結果の発表を目を皿の様にして待っていて、発表と同時に“スワ!”と飛び付くが、どうも感心出来ない。

いい例が、今月6日の発表の後の値動きである。

失業率が市場の予想値の8.6%よりも1ポイントいい8.5%に好転し、非農業部門雇用者数も市場の予想値の+15.5万人よりも随分いい+20万人となり、ドル・円相場はすかさず発表時の77.10から77.30まで上昇したが、たったの5分間しか持たずに、直ぐに発表以前よりも低い77.05まで下落した。
びっくりした人も多かったことであろう。

これが相場。

出た数字を見ると、どう考えてもドル・円相場が上がっても不思議ではないと思うが、市場がそれを見越してロングにしていたのなら、相場は上がらない。

週末を控えて、ポジションを軽くしようと考える人が多いのなら、相場は上がらない。

数字の発表を見て、市場がどの様に反応したのかを見てから行動しても遅くはなかろう?

いい数字なのに、何故ドルは上がらないのだろう?と週末一生懸命考えて、月曜日から行動しても遅くはなかろう?


塾長の話はどうもお説教になってしまって申し訳ないが、まあ今日言いたかった事は、一言で言えば、
-FXに王道は無い。
-FXにズルは無い。
であろう。
あれ、二言になったか?


  相変わらず空気が乾燥していて、鼻や喉がいがらっぽい塾長。

明けましておめでとう御座います。

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皆様、改めまして明けましておめでとう御座います。

日々の独り言は、1月2日から書き始めたのだが、毎週月曜日に書いている(と言っても、大体の草稿は日曜日に書いているのだが)週刊・独り言は、今日のこれを今年最初の独り言にさせて頂きます。


クリスマスの折にも書いたが、この歳になると別にクリスマスだろうがお正月だろうが、何の感慨も無い。

子供たちが独立して家を離れ、ジジ・ババだけで過ごすお正月なんてのは、面白くも何とも無い。
今年の元旦は近所に住む長女のぺロ一家(ぺロ旦那、ぺロ、A坊、そしてTちゃん)がお昼頃に遊びに来る予定が有り、“物凄く”楽しみにしていたのに、ぺロが風邪を引いて大熱を出して延期。
折角楽しみにしていたのに、突発的な理由で考えていた事が無くなると、がっかりしますな。
(と、言っても翌日の2日には改めて出直して来てくれたので、文句を言う筋合いではないが….。)

ちまちまと盛り付けされたおせち料理は苦手だし、テレビは同じ様なお笑いばかりやっているし、正月って何が面白いんだろう?
あ、箱根駅伝は面白かったな。


そうは言っても、やはり我々日本人にとってはお盆とお正月は特別なものであることは承知している。
故郷に帰って親・兄弟や親戚に会うのも楽しい事なのだろうな?


お正月と言えば、多くの方々が“元旦の計”を考えて、“今年はこうしよう。”と決められたことであろうが、塾長は何も考えなかった。

理由は簡単で、昨年のお正月に考えた計の殆どが守られなかったからである。
沢山の運動をしようとか、酒量を減らそうとかの他愛無いものが多かったのだが、全然駄目だった。
1年間駄目だったことを、年が改まったからと言って再び一念発起して、“よし、今年こそは!”と意気込んでも駄目な事は自分が一番よく知っている。
“よし、やるぞ!”と決めてそれが出来ないと挫折感を感じるので、今年は“なるべくこうしよう。”と緩い決め事に留めることにした。

-酒量を“なるべく”減らす。(正月以来、結構心掛けている。)
-ワインを“なるべく”買わない様に心掛ける。(まだ、何も買っていない。ワイン・ショップから誘惑メールが沢山来るが、今のところ総て無視。)
-“なるべく”毎日散歩をする様に努力する。(寒くて駄目だ。)
-“なるべく”もう少し積極的にFX.のポジションを取る。(今年なってまだ二つしか約定していないが、中々の成績である。)

面白いもので、“なるべく”と緩い束縛にしたら、散歩以外は割合気楽にそこそこ計を守っている。
この調子で行こう。

 

相場は新年早々割合動いていると言っていいのだろうか?

ユーロ・ドルが1.27を割り、ユーロ・円も98円を切った。
ユーロの下落トレンドは今暫く続くと見ていていいのだろう。

ドル・円は相変わらず狭いレンジ内での取引が続くが、今年の相場に対する専門家の見方もそれぞれである。

日経ヴェリタスが行った2012年のドル・円相場のアンケートの回答結果は、
最も円高を見る人は1ドル=60円で、10月に起きると回答している。
最も円安を見る人は1ドル=95円で、面白いことにこちらも10月に起きると回答している。

ん?

ある専門家は10月に60円の円高になると思い、ある人は“いや、10月には95円の円安になる。”と言う。

我々一般投資家が悩むのも当然である。

ちょっと時間が掛かったが、回答総数の65件の最も円高と最も円安の平均値を計算したら、円高が73.68で円安が83.01であった。
まあ、年間を通してのレンジとしては73~83と言うところか。

円高と円安のどちらかが先に来ると答えたかと言うと、年の前半に円高のピークを見て、その後に円安になると答えた件数が57件で、逆に円安が先に来ると答えた件数は8件でしか無かった。

殆どが、“先ずはドル安・円高が進んで、その後ドル高・円安になる。”と読んでいると言える。


上のグラフは、昨年塾長が最も頻繁に利用したドル・円相場(黒い線)と、米国2年物債券利回り(赤い線)の動きを表したものであるが、両者が驚くほど強い相関関係を持っていることが分かる。

最も円安である90円を超える為には、債券利回りが1.1%を超える必要が有るが、それは可能か?

最も円高である60円行き着く為には、債券利回りが1%下がらなければならないが、あれ0.3%-1.0%だとマイナスになってしまうぞ?
逆説的に考えてみるか?

現在の米国2年物債券の利回りが0%になったと仮定すると、あと約0.3%の下落余地が有る。
上のグラフを見るとドル・円相場の約3円幅と米国2年物債券の利回り約0.3%幅が一致する。

となると、利回りが0%になったとするとドル・円相場は約3円下落する余地が有ると言うことになり、現在の77円から74円くらいまでは下がってもおかしくはないということか?

さあ、米国長期金利は上昇するか? 円安となるか?
それとも、下落するか? 円高となるか? なるとしたら、何処まで円高が進むか?


今年も難しい相場の年になりそうである。


皆さん、一緒に頑張りましょう!!


 風邪が抜けずに、相変わらず鼻がグズグズの塾長。

What if ?

NHK.で、“坂の上の雲”を見た。

残念ながら、総てのシリーズを見る事が出来なかったが、陸軍が奉天を陥落させた分と、海軍がバルチック艦隊を撃滅した日本海海戦の最終回を見た。

奉天での会戦では兵力では劣っていたものの、ロシア軍を両翼から攻める作戦でクロパトキン率いるロシア軍は撤退し、日本海での海戦ではまさかの敵前大回頭をやってのけて、バルチック艦隊を殲滅した。

地上戦では、もしロシア軍が撤退しなかったら、日本軍は負けていただろうと言われる。
海戦では、もしバルチック艦隊が日本軍が待ち受ける対馬海峡を通らなければ、勝利は無かっただろうと言われる。

勝負(戦争もそうであろう。)には、運・不運が有るのは当然であるが、もしこの日露戦争に負けていたら、我が国はどうなっていたのだろうか?

それよりもずっと以前の、13世紀の元寇もそうである。

モンゴル帝国と属国の高麗王国により2度に渡って我が国は襲撃を受けたが、神風と呼ばれる台風が、モンゴル軍の多くの艦船を沈め、彼らも我が国から撤退した。

もし、元寇でモンゴル軍が勝利していたら、我が国はどうなっていたのだろうか?

よく、“たら・れば”と言う言葉が使われるが、
-クロパトキンが撤退を決断しなければ。
-バルチック艦隊が対馬海峡を通らなかったら。
-元寇に於いて、神風が吹かなかったら。

英語で、“What if ?”=(もし、….でなかりせば。)と言うのと同じかな?

What if Russian Troop did not withdraw ?=(もし、ロシア軍が撤退しなかったら?)

FX.でも似た様なことが有りますな?

-相場が下がった後。(あああ、あそこで売っていれば。)
-相場が上がった後。(あああ、あそこで買っていたら。)
-下がると思ってショートにしたのに、80ポイント下で利喰ってしまい、更に200ポイント下がった時。(あああ、あそこでちょろりと利喰わなければ。)
-300ポイントは上がるだろうと思ってロングにし、250ポイント上がったところで急に反落して、やっとチャラで逃げた時。(あああ、あそこでしっかり利喰っていたら。)

どうぞ、ご心配無く。
この様な、たら・ればなら悩むことは無い。
次回に、もっと上手くやればいいのだ。

やっていけないのは、折角ストップを置いていたのに、“ストップが付いた途端に相場が反転したら、嫌だな。”と思って、ストップのレベルを変えてしまうこと。
大体の場合、損失を大きくしてしまう。
やっていけないのは、折角ストップを置いていたのに、“ここら辺が相場の転換点であれば、損を取り返すことが出来るぞ。”と勝手に判断して、ストップをキャンセルしてしまうこと。
大体の場合、損失を大きくしてしまう。

何人かの方々は、“あ、そうだ。”と思われることであろう。

大丈夫ですよ。 悩む必要は有りません。

上がったか、下がったかは結果論。
次回、閃いた時にストップをきっちり入れて、ポジションを取れば宜しい。

取ったポジションが、In the money.=(利喰いが出来るレベルまで来る。)にならない限り、絶対にストップのレベルを変えたり、キャンセルをしてはいけない。
何時も言う様に、ストップで払う損失は保険料の様な物。
いざと言う時の為に、保険料は払わなくてはならない。

 

2011年も、後1週間足らず。

関東地方は雲一つ無い晴天であるが、寒いですね。

皆さん、風邪などを引かれません様に!


 どうやら、A坊から風邪を貰って鼻声の塾長。

A hard day's night.

塾長が若かりし頃大好きであったビートルズの最初の主演映画のタイトルが、“A hard day’s night.”であった。
和訳すれば、“しんどかった日の夜。”とでも言おうか。

“I have been working like a dog.”=(犬の様に働いた。)
“I should be sleeping like a log.”=(ぐっすり、眠りたいよ。)
と歌が続く。


今年は、ヘッジ・ファンドが大苦戦したらしい。
ヘッジ・ファンドの多くが決算月としている11月末時点で、今年の平均パフォーマンスは、リーマン・ショックに見舞われた2008年以来のマイナスとなり、投資家の解約が相次いでいると言う。

今年は欧州危機に翻弄されて、金融市場が大荒れとなり、過去には飛ぶ鳥を落とす勢いであった著名なファンド・マネージャーが率いるヘッジ・ファンドも大やられしたらしい。

12月は、ヘッジ・ファンドにとって、“A hard year’s last month.”=(しんどかった年の、最後の月。)になりそうである。

ファンドによって運用成績は大きく違うが、実は彼らの運用成績は目の玉が飛び出る様なものではない。
平均して、年率で15~20%のプラスになれば、上出来である。
資金を提供した顧客も大喜びの筈である。

これが、ある年はプラス20%、翌年はマイナス30%、その翌年はプラス5%と言う様な運用成績は歓迎されないし、危うい。
要するに、Consistency.=(継続性)が大変重要なのである。

これは、我々がFX.で余裕資金を運用する時にも考えなくてはいけないことである。

セミナーを開催する時に、必ず皆さんにお聞きすることが有る。

“現在、余裕資金が100万円有ります。FX.で上手に運用して、1年後にどれくらいのリターン=(利益)を上げる事を目標にしますか?”である。

皆さん、シャイな方々多くて誰も手を上げないので、当てるしかない。
“100万円を300万円にしたいですか?”
“はい、いえ、もっと多く儲けたい。”
“出来るだけ多い方がいいけれど、無理をしたくないので、200万円くらいでいいです。”
“難しいと思っているので、150万円くらいで我慢します。”
“120万円くらいになれば、御の字だと思います。”

人それぞれの目的が有るのは当然である。

昨今、FX.投資での自分の成功例を書いた本や、指南本が出回っていて、あたかもFX.投資は簡単である、との誤解が有るが、そんなことはない!

塾長の知り合いにも、個人投資家として成功をしている人達が何人も居るが、彼らの成功は異例なものだと思っている。
彼らは例外無く確固とした自分の投資スタンスと、厳しい資金管理を行っている。
そして、Hard worker.=(働き者)である。
そうでないと成功はしない、いや、出来ない。

上で質問した方で、150万円くらいで我慢すると答えた方に、“150万円と言うとプラス50万円ですが、年率に直すとプラス50%なんですよね。”と言うと、えっと言う顔をされる。
300万円となると、プラス200%である。

プロのヘッジ・ファンドが上手くやってプラス15~20%。
今年は、マイナス。

我が国の多くの生保の予定利率は、恐らく1%前後であろうか?
プロのファンド・マネージャーが、国内株式、債券、不動産、そして為替のリスクを取る外貨建て債権などの、ありとあらゆる金融商品で運用して、1%のプラスで良しとしているのである。

そこで、我々一般投資家が単一の商品であるFX.で、買うか売るかを決めて200%、100%、いや50%でさえ、Consistently.=(継続的)に利益を上げ続けるのは、簡単ではないのである。


今年もあと2週間。

2011年が上手く行った人。=来年もこの調子で頑張りましょう。

2011年が大変だった人。=来年は頑張りましょう。
一度、発想の転換を行って、先ずは年率12%を目標にしませんか?
年率12%は、月率1%。
何と、100万円の元手で、ひと月1万円の利益を上げればいいんですよね。
難しいのは、これを毎月続けて行く事。

ひと月1万円=1%を目標してやっていると、1年終わってみると、20%も30%もプラスになっている可能性が大だと申し上げたい。


セミナーでしょっちゅう言ったり、過去にも同じ様な事を言ったと思うが、プロであるヘッジ・ファンドの連中でさえ、大苦労をしているのを見て、敢えて余計な事を申しました。

我々は、プロではなく(プロの様なパフォーマンスを上げている方が居る事は承知しています。)、一般投資家であることを忘れないで、FX.を上手く使って、余裕の自己資金を安全に、そして効率よく運用して行きましょう。

  毎日が休みの様なものなので、クリスマスだろうがお正月だろうが、余り感慨の湧かない塾長。
 

何時までも若いと思うな。

先週は、日本フォレックス・クラブのパーティーで、現役のディーラー諸君や日本銀行、財務省のお偉いさんたちと会う機会が有り、有意義な情報交換が出来た。

FX.に携わる者として、色々な人々と会って、情報交換をすることは大変大事である。

塾長が必ず参加するある集いが有る。
1985年のプラザ合意の時に、日銀や日本の銀行の為替課長をやっていた元ディーラーが隔月に集まる会で、来年は150回目を迎える。
どう言う訳か、外資系の銀行出身者は塾長だけである。

現役の頃は、“この前は、アンタに随分こっぴどくやられた。今度はやっつけてやるからな。”などの減らず口を叩き、相場の話をしたものだが、最近は為替の話は出ない。

皆さん偉くなってしまって、銀行の副頭取や役員を経験した後、今は会社の社長や先生になったりしていて、直接為替に携わっている人は居なくて、まあぼちぼち今でも為替をやっているのは塾長くらいである。

殆どが同じ年齢なので、最近は為替の話ではなく、“年金がどうだ。”、“身体の何処此処が痛い。”、“こう言う薬を飲んでいる。”などの寂しい話ばかりである。
塾長達の様な年寄りになると、まあ仕方の無いことか。

やはり多くの仲間が、高血圧に悩まされており、降圧剤と称する血圧を下げる薬を飲んでいる。
塾長は痩せてはいるが、血圧が高い。
これは、母方からの遺伝である可能性が高い。
毎年の人間ドックでの検査で、何時も高血圧を指摘され、塩分を取り過ぎるな、水を沢山飲めと言われるが、酒飲みは味が濃いことを好むし、水は味が無くて美味しくないので、余り飲まない。
“いやあ血圧が高いのは、さっきまで車を運転していたので、ドキドキしているのでしょう。”とか、“看護婦さんに会って、ドキドキしているのでしょう。”などと馬鹿な事を言って、“もう一度、測り直して下さいな。”と頼むが、勿論数値がそんなに変わる筈も無い。

昨年も、“掛かり付けのお医者さんに頼んで、降圧剤を処方して貰って下さい。”と言われ、直ぐに病院に行って降圧剤を処方してくれる様に頼んだのだが、このお医者さん“これくらいだったら、降圧剤を飲む必要は無いでしょう。一度飲み出すと、ずっと飲み続けなければなりませんよ。”と言われた。
この先生、長い間アメリカに居たらしく、アメリカでは降圧剤は勧めないのだそうだ。
“そうですか、じゃあ止めときます。”と引き下がって1年が経ち、今年の人間ドックの検査で再び降圧剤を飲む様に言われた。
“えーっと、昨年も指摘されて掛かり付けのお医者さんに相談したら、飲まなくてもいいと言われたのですが。アメリカでは飲まないらしいですね。”と余計な事を言ったら、“そんなことはありませんよ。 酒匂さんのレベルでは飲んだ方がいいと思いますよ。”と言われて、先週インフルエンザの予防注射を受ける際に再び降圧剤の処方をお願いした。
その先生、“そうですか、飲まなくてもいいと思いますがね。”と言いながら、ついに処方箋を書いてくれた。

降圧剤を飲み出して、まだ三日しか経たないが劇的に血圧が下がった。
昨日の朝血圧を測ったら、高い方がなんと二桁にまで落ちている。
“ひゃあ、すげーな!”と感激したが、眠くて眠くて仕方ない。
低血圧の人は、朝起きるのが辛いと聞いたことがあるが、“ははあ、これか!”と思った。

“急激に血圧が下がると、ボーッとすることがありますから、車などは運転しないで下さい。”と言われたが、これには驚いた。

血圧が高い事は困ったことであるが、ボーッとするのも困る。

歳を取ると、色々な問題が起きて来るもの。
自分では、何時までも若い積りでも身体は正直だ。

 

   眠いし、寒いしで、とうとう昨日は一歩も外に出なかった塾長。

他愛ないもの。

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昨日の日曜日は雨上がりで、雲一つ無い快晴に恵まれ、絶好のお出かけ日和となった。

 

勿論、お出掛けした。

毎年この時期になると、富士スピードウェイでニッサンのレーシングカーを造っているニスモが、NISMO Festival.なるファン感謝祭を開催する。
http://www.nismo.co.jp/event/festa2011/pc

この日には、数万人のモーターファンが富士スピードウェイに集まるが、ニスモが造った街乗り用のComplete Car.の所有者を招待してくれ、NISMO 380 RSを所有している塾長も毎年参加している。

今年は、3歳になる孫のA坊も一緒に参加した。

男の子は好きな物で、車派と電車派に分かれるらしいが、A坊は塾長の血を引いて、車派になったらしく、殆どの車の名前を外車、国産車の隔て無く言い当てることが出来る。

恐らく赤ん坊の脳は真っ白で何も無くて、見る物、聞く物の総てが砂に水が吸い込まれる様に吸収されるのであろう。
何かを一つ覚える為には、三つは忘れないと脳の容量を超えてしまう塾長には羨ましい限りである。

A坊は、何カ月も前からこのNISMO Festival.に参加する事を楽しみにしており、(こう言う事は言ってはいけないのだろうが…..。)、“お利口さんにしていなくては行けないよ。”と言うと、“僕、お利口さんにする。”と健気に答えていた。

6歳以下の子供はチャイルド・シートに乗せなくてはならないので、380RS.では行けない。

塾長、A坊、そしてA坊の父親と3人で行くことになり、ニッサンの商売敵のスバルのインプレッサ・STI.で行くことにしたが、Complete Car.専用の駐車場には入れない。
事情を説明すると、隣の駐車場に置かせてくれた。

NISMO.が我々の為にスターティング・グリッドの真前の部屋を用意してくれていて、其処でソフト・ドリンクを飲みながら、レースを観戦出来る。
まあ特等席であるが、室内であるが為に、多少迫力に欠けるので外に出て普通の観客席から見ることにして、移動した。

陳列してあるGT500 やGT300に参戦しているレーシングカーを見た後に観客席からデモンストレーションを見ていたら、最初は“あ、GTR‐レーシングカーが来た!”と大興奮であったA坊が、だんだん大人しくなってきた。

10分もすると、目を覆って“大好きな”レーシングカーを見ようとしない。
陽が強かったので眩しいのかなと思っていたら、突然“家に帰る!”と泣き出した。

“怖い、怖いよー!”、とおお泣きである。

レーシングカーの音に度肝を抜かれたらしい。

“見るだけだから、大丈夫だよ。”と宥めてももう駄目。

“あれ、レーシングカー好きじゃあないのか?”
“レーシングカー、きだい。=(嫌い)!”
“えーっ、ジージのZ好きなんだろ?”
“ジージのジェット、きだい!”
“えーっ、じゃあ何の車が好きなんだ?”
“ごみ収集車。”

ごみ収集車は、ごみを集めてくれるから好きなんだそうな。


その後、ミニチュアカーなどを買って、帰途に着いたが、大井・松田の手前で大渋滞となり、全く前に進まない。

大井・松田~厚木間で事故が有り、東名高速が不通となった。


大井・松田インターの手前で、“ここで出よ。”と指示されて出るには出たが、勿論下も大渋滞。

行きは1時間半しか掛からなかったのに、帰りは4時間半も掛かってしまった。

救いだったのは、A坊は全くぐずることも無く、大人しく後部座席のチャイルド・シートに座って、歌を歌ったりしてご機嫌であった。

“また、サーキットに行こうね。”
“サーキット、いっかなーい。”
“また、レーシングカー見に行こうね。”
“レーシングカー、きだい。”
を何回言いっこしただろう。

家に帰って、ぺロが“どうだった?”と訊いたら、“楽しかった。”と言う。

“あれ、レーシングカー嫌いだろ?”
“レーシングカー、しゅき=(好き)。”
“もう、サーキットには行かないんだろ?”
“サーキット、行く。”

子供は、他愛無いものである。

果たして、来年は付いて来るのであろうか?
 

大阪、いいとこ。


日々のブログでもご紹介したが、先週末大阪に出掛けて、毎年この時期にFX.仲間が集まる催しに参加して来た。

昨年この集いに参加して、初めてピボット・トレードなるものを学び、塾長もすっかりピボットの虜になってしまった。

塾長は、かれこれ40年近くもFX.に携わっているが、昨年のこの集いに参加するまでは、テクニカル分析も、確率を検証するピボットも、トレードに使用した事は無かった。
基本的には、ファンダメンタルズや市場の需給の分析と、自分の今までの経験に基づいた“勘ピューター”に頼っていたのだが、ピボット・トレードの手法のプレゼンテーションを見て、“これは凄いな!”と思った。

そして、自分なりに勉強して今は自分でもピボット・トレードを実践している。

FX.に勝つ為の王道は無い。

ファンダメンタルズ分析だけでも、駄目。
そうでないなら、エコノミストやアナリストは大金持ちになっているだろう。
テクニカル分析だけでも、駄目。
そうでないなら、チャーティストは大金持ちになっているだろう。
ピボットだけに頼っても、駄目。
そうでないなら、ピボット・トレードをする全員が大金持ちになっているだろう。
勘ピューターだけに頼っても、駄目。
それは塾長が大金持ちでないことでよく分かる。

勝つ為には、これらのファクターのいい所だけ取って、トレードする時の糧にすればいのだと思う。

この集いで、今年もテクニカル分析のプレゼンテーションが幾つか有ったが、1分足とか15分足とかの極めて短い脚を使っての分析で、塾長には合わないので“そう言うやり方もあるのだ。”と参考に留めることにした。


勉強会の後、恒例の懇親会があったが、実は塾長の楽しみはこの懇談会で色々な方々にお会いすることである。
FX.を始めたばかりの人。
FX.を始めて数年経ち、FX.が面白くて仕方ない人。
大変なベテランで、FX.を生業にしている人。

色々なバック・グラウンドの人々が集まる。

関西の方々のキャラクターは、関東の方々のそれとかなり違って、実に面白い。
まあ、簡単に言うと全く“気どり”が無くて、気さくな方々が多い。

“きゃー、塾長! 会えて嬉しい!”とハグをしてくれる女性。(悪い気はしないな。)
“塾長、一緒に写真を撮らせて下さーい。”と駆け寄って来る女性。(これも悪い気はしないな。)
関東地方では、この様な光景は余り見られないと思う。

意外に男性軍は大人しい。
“握手して下さい。”と言う人は何人か居たが、ハグをしてくれる男性は皆無だった。

そりゃあ、そうか。
男同士がハグするのは、気持ち悪いな。

凄く楽しい集いであった。

この集いは、5~6年前にほんの数人で始まったのだが、今年の集いには何と130人くらいが集まった。

いいことですね。

この集いには元プロも居れば、初心者も居るし、またプロ並みに利益を上げている猛者も沢山居る。
そして、皆がちゃんと会費を払って“只のFX.大好き人間”として集まって、親交を深める。

皆で、“また来年やろうね。”と言って別れた。

 

大阪と言えば、うどん。

うどん好きの塾長が、うどんを食べないで帰る訳が無い。
と言っても、飛行場でしか食べるチャンスが無かったので、普通のありきたり(?)の飛行場内のうどん屋さんで、“カレーうどん”を食べた。

このカレーうどんなる物、海外に出掛けると必ず食べたくなる代物である。
ニュージーランド&オーストラリア旅行から帰ってから未だカレーうどんを食べていなかったので、本場の大阪で食べてみることにした。

紙で出来た涎かけの様な物を呉れ、カレーうどんが来た。

面白かったのは、大阪のカレーうどんには、油揚げが入っている。
きつねうどんも食べたかったので、一石二鳥だ!

ちょっと辛くて、大変美味しかった。

人々は飾り気が無くて優しく、食べ物も美味しくて、大阪も良かった。

今回ふと感じたのは、気のせいかも知れないが、“コテコテの大阪弁”が全然耳に入って来なかった。

最近東京を離れて旅をして何時も感じることなのだが、何処に行っても皆が所謂標準語を話す様に心掛けている様な気がしてならない。

ちょっと、寂しい気がするな。


  どうやらこれで、年内の国内・海外旅行共に総て終わった塾長。

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