天才と凡人の違い。
- 2010年3月29日(月)08:46
- この記事についてつぶやく
- ブックマーク





何時も言う様に、FXをやるに当って、損切りは実に簡単で、利喰いは本当に難しい。
だって、損切りは“相場は上がると思う。だから此処で買って、意に反して此処まで下ったら切ろう。”か、“相場は下ると思う。だから此処で売って、意に反して此処まで上がったら切ろう。”と決めておけばいいのだ。
多くの人が、
-相場が戻れば損は無くなる。だから損切りはしない。
-相場が逆に動いているけど、これはおかしいんだ。自分が買ったんだから、上がる筈だ。
或いは、自分が売ったんだから、下がる筈だ。
-どうもおかしいなあ。もうちょっと我慢しよう。
などと考えて、ズルズル損失を引き摺り、気が付いたら損失額が大きくなってしまっているが、これは拙い。
-相場が戻るかも知れないが、戻らないかも知れない。その時のリスクを考えねば。
-幾ら、地団太踏んでも市場で形成される相場が正しくて、自分の思惑と逆に動いているのなら自分が間違っている。
-我慢をしているうちに、どんどん損失が大きくなり、結局切れなくなってしまう。
だからこれも何時も言っている様に、新たなポジションを作った時に、即損切りか両立てのオーダーを出せばいいのだ。
これを自分のルールとして決めておけば、損切りは実に簡単なのである。
夜中もぐっすり眠れる。
これに反して、利喰いは本当に難しい。
-“利喰い千人力!”とかで、直ぐに利喰うと大相場が取れない。
ユーロ・ドルが1.3700まで上昇した。
ギリシャ問題が解決したわけではないのに、これは上がり過ぎだな!
よし、ユーロをショートにしょう。
相当下げそうだぞ。 これは、1,3300まで行くのではないか?
思惑通り、1.3620まで直ぐに下げた。
よっしゃあ、本当は1.3300まで行くと思ってはいるが、自信が無い。
戻ったら、どうしよう?
80ポイントのナイス・プロフィットではないか。
利喰っちゃえ。
そして、利喰って二日後には1.3300を切った。
結局、最初の信念は何処へやら。 一年に何回かの大相場が取れなかった。
-利喰いを我慢していると、“絵に描いた餅”になってしまう。
ユーロ・円が125円まで上昇した。
ギリシャ問題が解決したわけではないのに、これは上がり過ぎだな!
よし、ユーロをショートにしょう。
相当下げそうだぞ。 これは、121.00まで行くのではないか?
思惑通り、123.00まで直ぐに下げた。
よっしゃあ、これはもしかしたら120.00をも切るのではないか?
久々に大相場が取れそうだぞ。
ユーロ・ドルが上がる気配が無いので、122.00でもぐっと我慢した。
そうしたら、あれよあれよ言う間に相場は戻し、124円台まで戻してしまった。
ちぇっ!
まだ、多少は利益が残ってはいるが、122.00で利喰えば良かった。
まるで、損をした様に悔しいものだ。
FXをやっていて、そこそこ利益を上げることが出来るのだが、終わってしまったら結局マイナスだった、というケースが多いと思うが、その理由は簡単である。
損失を被る時はついつい我慢をしてしまって、損失が拡大する。
利益が上がっている時はついつい嬉しくなって、ちょろりと利喰ってしまう。
結果は、ネットで負けの方が大きくて、終わったら負けているのである。
これは、人間の心理としては仕方の無い行為の結果である。
永年FXをやっている塾長には、もの凄くよく理解出来る。
後から振り返れば、結果的には大相場となっているかも知れないが、実際にやっている時はそんなに自信があるものではない。
これもセミナーでよく言うことであるが、利益が乗っている時のポジションは驚くほど小さくて、損失を抱えている時は不思議なほどポジションが膨らんで、結果的にレバレッジが大きくなっている。
そうでしょ?
124.80でユーロをショートにして、122.00まで大きなレバレッジをキープして我慢する人は多くは無い。
逆に、124.50でユーロをロングにして、122.00まで相場が下げたら、ビックリするほど大きなレバレッジを掛けて(ナンピン買いの結果)我慢している人は意外に多い。
塾長が知っているある天才は、
-自分が考えている方向に相場が動いていると、どんどんポジションを膨らまして行き、相場の天井では目一杯ロングになっており、相場の底では目一杯ショートになっている。
-自分が考えている方向とは相場が逆に動いていると、殆どポジションを持っていない。
という行動を取るが、我々凡人はせいぜい後者は出来ても、前者は無理。
これはあくまでも塾長の想像であるが(そんなに外れているとは思わないが….。)
前者のやり方は、こうであろうか?
ポジションは100まで持てるとする、或いは100まで持とうとしている。
-は売り、+は買い。
日にち 相場 行動 ネット・ポジション
Day 1. 124.80 -20 -20
Day 2 125.00 -30 -50
Day 3 124.60 -20 -70
Day 4 123.80 0 -70
Day 4 124.20 +30 -40
Day 5 123.80 -20 -60
Day 6 122.80 -40 -100
Day 7 121.60 0 -100
Day 8 121.80 +100 0
上の行動の心は、
Day 1 124.80で取り敢えず20のショート。
Day 2 125.00で30売り増して、125.20まで売り上がりたいと思う。
Day 3 直ぐに下げだしたので、124.60で追っ掛けて売り増す。
Day 4 結構下げたが、ターゲットは121.00だから、何もしない。
Day 5 おっと、意外に下げ渋っているな。 この上げ局面で、ちょっと利喰い。 124.80まで上がったら、売り増す。
Day 6 ふん、やっぱり下げて来たか。122.80で目一杯ショートに振ってやろう。
Day 7 121.60まで下げたか。 もうちょいだな。
Day 8 おっと、どうやら121.40くらいが当面の底かな。 一旦全部利喰って、124.80~125.20で再び、ショートに行こうか?
これが、凡人には出来ないやり方である。
それと、一言。
意外に、レバレッジは大きくはないのである。
ちょっと風邪気味で、不調の塾長。
- 2010年3月29日(月)08:46
- コメント(15)















コメント一覧
コメント15件塾長様、ずいぶんと前のコメントに返信いただきありがとうございます。
結局ポジの9割程を利確して、残りはスワップ期待で保持しています。
早速、利確の指し値もいれましたm(__)m
お礼に質問を重ねて失礼かと思いますが、塾長にとってスワップとはどんなものなのでしょうか?
1)コスト
2)おまけ
3)重視
お時間のあるときで構いません。
投稿者:GO|2010年3月29日 11:04
風邪が心配です
喉に炎症ありましたらイソジンがお勧めです
お大事にしてください
投稿者:コーエン|2010年3月29日 11:43
塾長 殿
こんにちは。まだ、花見をするには寒いですね。体には気を付けてください。
以前の質問に対するお返事を頂き、ありがとうございました。頭の中が混乱してなかなか理解できませんでしたが、やっと理解できました。いままで損切りで対応していましたが、戦略の幅が広がったような気がします。
今後とも楽しい話題をお待ちしております。
ありがとうございました。
投稿者:ゴルフ好き|2010年3月29日 12:23
こんいちは
道にさくらの花びらが目立つようになりました。
あすは散歩がてら満月の夜桜を楽しみます。
投稿者:骸骨豚|2010年3月29日 14:05
いつもお世話になっております。
動画を拝聴いたしましたが、本当に鼻声ですね。
花粉症の方は風邪を引きやすいです。
一方で風邪を引くと花粉症状が悪化しますので、悪循環に嵌ってしまいます。
普段大丈夫な人でも、そう言うときだけは薬を飲んだ方が良いです。
また、鼻水が濁っている場合は「副鼻腔炎」なので、自然にはなかなか治りません。耳鼻科などを受診して抗生剤を飲むのが治癒への早道です。
お大事にしてください。
投稿者:プー|2010年3月29日 15:21
塾長様、こんにちは。
今年の目標は損小利大です。
これが出来ないことには勝てないと思ったからです。
結果、正月早々「絵に描いた餅」になりました。
そこで、大相場を取ろうとせず、1円前後くらいを目標に切り替えました。
損切りは50銭前後です。
ほぼデイトレードになります。
その人の性格にあった取引の仕方と言うのもありますよね?
投稿者:K、本業は2流の花屋|2010年3月29日 15:37
GOさん、
先程も、外為さんの“FXお悩み相談室”という番組で似た様なご質問に答えました。
これ、来週の“週刊・独り言”のネタにさせて頂けません?
最近、ネタ不足で困っております。
コーエンさん、
イソジンですか?
後で、薬局に行ってみます。
有り難う御座います。
ゴルフ好きさん、
またご質問がありましたら、ご遠慮なくどうぞ。
骸骨豚さん、
明日から暖かくなるそうですよ。
桜道の桜の写真にご期待下さい。
プーさん、
有り難う御座います。
取り敢えず、イソジンとやらを飲んでみたいと思います。
K、本業は2流の花屋さん、
損切りには、簡単なルールを自分で設定すればいいのですが、利喰いはそうは行きません。
* 大相場を取ろうとせず、1円前後くらいを目標に切り替えました。
損切りは50銭前後です。*
大変宜しいと思います。
頑張って下さい。
投稿者:塾長|2010年3月29日 16:12
塾長さま、
イソジンは消毒薬で、内服薬ではないです。うがいに使う人はいます。
投稿者:L'amis Louis|2010年3月29日 18:08
L'amis Louisさん、
あらら、そうなんですか。
うがい薬なら、”時々“使っています。
外出先から帰ったら、こまめにうがいをしなくてはいけないんでしょうね。
あれ、やると酒が不味くなるんです……..。
投稿者:塾長|2010年3月29日 18:33
いつも勉強させて頂いてます。
ちょっと質問させて下さい。
DAY8で半分だけ決済して、半分は様子を見る。といった作戦はありでしょうか?
そのとき残すのは、高いところで売った玉になるでしょうか?
投稿者:ビール大好きパパ|2010年3月29日 19:14
ビール大好きパパさん、
勿論、おおありですよ。
むしろ、その方がいい戦略かも知れません。
この例はちょっと大袈裟に、“ばさっとやって、ばさっと利喰う。”という形にしたので、総て利喰いましたが、現実的には総てを決済しないかも知れません。
やはり心情的には、大きく利ガ乗っている方から決済するでしょうね。
え、何で珍しく、夜更かしをしているのか、とのご質問ですか?
今晩、今井さんとの対談を行い、その後二人で久し振りに飲みに行ったのです。
今井さん、お忙しそうでしたが、とてもお元気でした。
対談は何時もの様に時間をオーバーししまい、しかも幾つものご質問にお答え出来ず、申し訳有りませんでした。
投稿者:塾長|2010年3月30日 00:28
お疲れのところ回答ありがとうございました。
大変参考になりました。
風邪こじらせませんように。
まあ、この時間まで呑んでるのなら、大丈夫ですよね。
投稿者:ビール大好きパパ|2010年3月30日 07:33
塾長様、ネタでも種でも何でも使って下さい。
やはり決済は利の乗った方からですか。今度からそうします。
お体ご自愛下さい。
投稿者:GO|2010年3月30日 09:43
初めて投稿します。
ブログを拝見して思ったことなんですが、レバレッジの大きさは資金管理においてはあまり関係ないと思うんですが。
例えばですが外為ドットコムのFXステージにてドル円1万通貨をレバレッジ20倍でショートポジションを持つとします。保証金は4万円です。その時に損切をどこに設定するかが問題であると思うのですが。もし設定していなくても最大損失は保証金の70%でロスカットなので、-2万8千円までしか塩漬けにしたくてもできません。例えば92円ショートで入れば94円80で強制ロスカットです。損切をそこまでのアゲンストまでひっぱればの話ですが。
逆にレバレッジ5倍であれば損失-14万までロスカットはないので、100円までいっても塩漬けできます。
損切を厳格に行えるかが問題であって、レバレッジの大小はリスクには関係無いのではないでしょうか?
不躾な質問で、もしご気分を害されたら申し訳ございません。
投稿者:th|2010年3月30日 17:54
塾長様、こんにちは
初めまして初めて投稿します。私はナガナガと申します(もちろんニックネームです)FXは初心者なのですが為替は上がるか下がるか2分の1だからあまり考えなくても勝てるのでないかと軽い気持ちで始めたんですが世の中そんなあまい話はなく大負けしました(今考えると当然ですが)なぜ負けたのかを考えるとやってはいけないことばかりしていてまず逆張りばかりしていました次に損切りができない次に利食いが小さい自分の感覚でその場その場で売買しているとあっという間に大負けでしたもうFXは辞めようかなとも思いましたがFXには他のギャンブル(FXがギャンブルかは人によって違うと思いますが今の自分にはこの認識です)にない可能性を感じました(大負けしましたが)なので1から勉強しようとネットをさまよっていて塾長様のプログに辿りつきました。
塾長様の独り言を拝見させてもらってとても勉強になりますそしていままで自分が知らないことが多くてびっくりしました。
今回のプログを見て感じたのは天才はすごいなと思いました経験のない自分でもすごいと思いました(自分と真逆のことをしている)イメージとしてはまず魚のいそうな所で釣り糸をたらして撒き餌をまいて魚が近づいてきたらさらに餌をまき頃合いで大物GETという感じでしょうか天才はすごいです。
まずFXに対するイメージを自分の中に創らないといけないと感じました。
そこでご質問なのですがFXをする時に感情は切り離した方がよいと考えているんですが塾長様はどう考えていますかよろしければ教えてくださいよろしくお願いします。 ナガナガ
投稿者:ナガナガ|2010年4月 1日 07:51
コメントを書く