月曜コラム「週刊 独り言」 外為どっとコムFXブログ

がらがらぽん。

欧州や英国の財政問題に憂慮をしてのユーロ安・ポンド安(ドル高、円高)、利上げ期待後退と幾つかの弱い経済データによるドル安(ユーロ高、ポンド高、円高)と、ころころセンチメントが変るが、不思議に円に対してのそれは余り変わらない。

それでも、個人投資家の皆さんは、相場がどう動こうと、やはり金利の低い円を売ることが事の他お好きな様である。

ところで、世界中の為替市場で最も多く取引されているのは、ユーロ・ドルである。
恐らく、その次はユーロ・ポンドであろうか?

残念ながら、我らがドル・円はメジャーな通貨ペアーとは言えないかも知れない。

ユーロ・ドルと、ポンド・ドルで、各々ユーロとポンドが下るということは、ドルが上がることになる。

ユーロ・円と、ポンド・円で、各々ユーロとポンドが下るということは、円が上がることになる。

ドル・円で、ドルが下るということは、円が上がることになる。


さて、ここ数日間、相場を動かしてきた要因を振り返ってみると、
-次期は兎も角、ドイツとフランスがギリシャの財政問題を救済するために、300億ユーロ相当のギリシャ国債を購入することを表明した。=短期的にはユーロにBullish.で、ドルにBearish.
だけど、ちょっと待て! スペインはどうする? ポルトガルはどうする?=中期的には、決して大きくは、ユーロにBullish=(強気).で、ドルにBearish.=(弱気)になれないではないか?

で、結局、ユーロ・ドルは1.35のミドルから1.36のミドルまで約100ポイント上げただけであった。
やはり、中期的なユーロ安・ポンド安の流れは変わらないのであろうか?


-ドル・円は、バーナンキ発言で利上げ期待が後退している時に、2月の米国住宅販売が大きく落ち込んだり、失業保険申請者数が増えたことなどを嫌気して、ドルが売られ、円が買われた。=中期的には、やはりドルにBullish.で、円にBearish.にはなれないなあ。

これらを、“ガラガラポン”=(総てひっくるめて、綺麗に混ぜた後に、床にばら撒く。)すると、やはり、ユーロ安、ポンド安、ドル安、そして円高となるのだが、如何であろうか?

意識していた、ユーロ・ドルの1.3500、ユーロ・円の120円、ポンド・円の140円、そしてドル・円の90円のサポートが切れ、ポンド・円(現在135円台)とドル・円(現在89円台)が、それを下回ったままであるが、果てさて、
-ユーロ・ドルとユーロ・円共に、同じくサポート・ラインを切るか?
それとも、
-ポンド・円とドル・円共に、サポート・ライン上に回復するか?

3月は、多くの企業にとって決算の月である。
為替の観点からの注意事項として留意しなくてはならないのは、
-海外事業を展開する企業の、税制恩典を受けるための、海外からの利益送金が行なわれる可能性がある。
-ドル・円は兎も角、ユーロ・円の輸出先物予約のヘッジが余り行なわれておらず、月末に向かってユーロ売り・円買いのオペレーションが行なわれる可能性がある。
であろうか?


冒頭にも述べた様に、市場のセンチメントはころころ変わる。
ドル・円が92円を超えたのは、ほんの10日前。
ユーロ・円が125円を超えたのは、ほんの1週間前。
ポンド・円が142円台だったのは、ほんの10日前。

それが、あっと言う間に、3~4%の円高となっている。

やはり、相場が自分の考えとは違った方向に動いた場合の対処(損切りか、或いは短期的な両建てか。)をきっちりとやる癖を付けることが重要だと思う。

 

 宮里藍ちゃんが、USLPGAで、開幕戦から2連勝して、大喜びをしている塾長。

コメント一覧

コメント7件

今年は年初から難しい相場が続いてますね。
個人的には引き続きどの通貨ペアも,どっちに転ぶか分からない展開になりそうな予想をしております。
塾長が損切り損切りとおしゃるにはそれなりの苦い経験,苦いでは済まなかった経験があるのではないかとお察しします。

銀行のように組織で為替売買やっているところは,何らかの歯止め(システム,上司・同僚,規則など)があると思いますが,私のような真の投資家じゃない素人は,過去何度もストップを外してしまい,強制決済や塩漬けにしたこともあります。運良く戻したことも数多。
これではいけないと思ってもやってしまうのが,弱いところです。最近はかなり減りましたが,完璧ではありません。

もしよろしければ,どうして損切りの重要性を何度も何度もおっしゃるのか,その背景を伺いたいと思っております。失敗談を伺いたいと言うことになりますが,差し支えない範囲でご教示頂ければ幸いです。

投稿者:透視家|2010年3月 1日  21:21

ISMの結果で少し下がってますね。そりゃそうだ。
ただ10分足とか見て夕方売り仕込んだ人は今頃買い戻して今日の勝負を終了させたのでは?テクニカルで入ってファンダ材料で相場が走った所で即勝負を終らせる。こんなデイトレも面白い。。

投稿者:GS-h|2010年3月 2日  00:19

透視家さん、
恐らく、時々損切りを忘れたり、敢えて損切りをしない理由は、
* 運良く戻したことも数多。*
を忘れられずに、
* 過去何度もストップを外してしまい,強制決済や塩漬けにしたこともあります。*
を完璧に忘れているからでしょう。

相場が小さなレンジの中で行ったり来たりするだけなら、相場が戻す事が多いのでしょうが、相場が大きく振れたり、レンジが切れたら、大火傷をしますよね。

レンジが切れて、思惑通りに動いた時は、微々たるポジションしか持ってないでしょ?=(利益は小さい。)

レンジが切れて、思惑と反対に動いた時は、往々にしてどでかいポジションになってしまっているでしょ?(ナンピンをやって無理をするから。当然レバレッジは大きくなる。損失は大きい。)

小さなレンジで終わるのか、大きく相場が動くかは、取引している時には絶対分からないから、自分の相場観と逆に動いたら素早く損切りをして、小さな損で済ませましょうと言っているのです。

この2週間で、3~4%も円高になっているんですよ!

ポンド・円を見て下さい。 たった2週間で、143円から133円まで、7%も円高になっているんですよ!


GS-hさん、
東京タイムでは動かないので、ぱっと手仕舞って次回に期す、というのは、動かない相場を見ながらいらいらするよりは、建設的でしょうね。

いい戦略だと思いますが。

投稿者:塾長|2010年3月 2日  10:12

酒匂塾長様 いつもありがとうございます。”‥‥相場がどう動こうと、やはり金利の低い円を売ることが事の他お好きな様である。”本当に不思議ですよね、名目(盲目)金利しか目に入らない。実質金利は、0.3%-△1.3%(前年比、直近1月コア)=1.6%もあるのに。ハイパワード・マネーも低位安定、インフレ期待も低いまま、物価が上がる訳が無い。まだしばらく教科書通り、長期的には購買力平価説に従うのではないでしょうか?。ディスインフレの国の通貨の方が強い理由ですから。日本はこれでいいのです、円高、(相対的に)健全な金融システムのまま、来る二番底に備えましょう。因みに’29年大恐慌時は、米株の二番底は、ピークから3年半後でした。塾長、新型インフルエンザ・ワクチンは打たれましたか?。国産も余っているようです。季節性と違って、微熱や鼻風邪、少し副作用がでましたので、お気を付けください。

投稿者:小樽市銭函|2010年3月 2日  10:51

晴れ男塾長の誕生日にちなんでシンプルな方法、例えば過去20年間のドル円の日足と19,47日移動平均でドテン売買すると
・総利益:5586pips,総トレード数124回,勝率41%

MACD(19,47,8)の場合
・総利益:8955pips,総トレード数278回,勝率40%

ちゃんと利益が出ます! 勝率40は少ないと思われるかもしれませんが最もパフォーマンスが良い組み合わせの時とほぼ同じなのが塾長の誕生日(笑)。

で言いたい事は、塾長も言っておられるように保険料が必要という事です。ファンダでもテクニカルでもそれ以外でもルールに従えば負けないとトータルで勝てないようになっています。またこの事はFXに限った話でもない。

 ちなみにこの数字は過去良かっただけで今後も勝てるとは限りません。ただ8とか9日移動平均は為替チャートの教科書にも出てきます。例えば先日掲載された投機筋のポジション動向も近年ではこの移動平均と相関があります。

まあここまで書くとGS-hは塾長マニア、テクニカル信者と思われるかもしれませんが、少なくともテクニカルについては便宜上有効利用しているだけですので。。

投稿者:GS-h|2010年3月 2日  13:01

×総利益→○総損益

投稿者:GS-h|2010年3月 2日  13:06

塾長ありがとうございます。
ご指摘の通りです。言い訳ですが「人間は嫌なことは忘れる,良い記憶は忘れず」その通りです。FX関連の本を書いている人も口を揃えて言うように,全くその通りです。

トレード記録振り返ると
>レンジが切れて、思惑と反対に動いた時は、往々にして
>どでかいポジションになってしまっているでしょ?
これが当てはまります。「なってしまっている」ころには,もう大やけどという時もありました。

>自分の相場観と逆に動いたら素早く損切りをして、
>小さな損で済ませましょうと言っているのです。

相場を追うことですね。思えばカネを追うとダメな気がしました。相場を追えば損切りも躊躇なくできるでしょうか。
今後は相場観と逆に行ったら,損切りを肝に銘じます。
カネ勘定はしない。


それと
本欄ではありませんが,せっかくの生け花の写真,自動補正を行ってからアップお願いします。いつも残念に思います。さっき写真をちょっと拝借(DL)して,私のPC付属のソフトで自動補正したら,細部や色彩がきれいになりました。もったいない!
塾長のPCにも簡単な画像編集ソフトが入っていませんか?

もしくは北窓の昼光(自然光)で撮影してはいかがでしょうか。北窓昼光は自然の波長を持つ光と言われております。時間帯は11時~14時頃までです。逆光にならぬよう,花卉を置いて撮影されてもいいと思います。

投稿者:透視家|2010年3月 2日  13:51

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