月曜コラム「週刊 独り言」 外為どっとコムFXブログ

2010年3月 8日アーカイブ

レバレッジ。

先日、FXを始めて間も無い方が、結構高いレバレッジを駆使して、“損切りの嵐”に遭っている、という話をされていたが、今日はまた原点に戻って、レバレッジのメリット、そして気を付けなければならないことを復習してみたい。

あ、前もってお断りしますが、これはFXを始めたばかりの初心者の方々向けの簡単なシミュレーションですから、中・上級者の方々は無視して下さい。

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O 82.39 82.05 80.39 80.53 79.07
H 82.78 82.48 80.66 80.78 79.77
L 81.78 79.91 79.68 78.18 78.88
C 82.03 80.36 80.51 79.07 79.55

これは、先々週の豪ドル・円の、始値、高値、安値、そして終値を表した物であるが、23日と25日は振幅が大きく、23日は2円57動き、2円60銭動いた。
これは、1日の動きとしては結構大きかったと思う。

23日は、夜まで82円近辺で比較的大人しく推移したが、夜中に突然ドスンと下げた。
こういうのは、やり難い。
25日は、80円台から1日掛けてジワジワ下がり、安値を付け後にちょっと戻して引けた。
こういうのは、比較的御し易い。

両日とも下げて終わったから、豪ドル・ブルは苦労した筈である。

話を簡単にする為に、ちょっと大袈裟なシミュレーションをやってみよう。
資金は100万円。(これは10万円でも、1000万円でもどうでもいい。)

日にちは2月25日。
相場が、数日前の82.80から大分落ちてきており、そろそろ豪ドルの買い場だと感じ始めた。
ちょっと様子を見た後に、80.00で20万豪ドルを買った。=(レバレッジは、約20倍)
ジワジワと79.00まで下ったが、何もしなかった。
あれれ、参ったなあ。
その時の評価損は、20万豪ドル×(79.00-80.00)=20万円。
さて、ここまで放っておきますか?

結局何もしなかった。

78.50まで下ったが、何もしなかった。
その時の評価損は、20万豪ドル×(78.50-80.00)=30万円。

これはいけませんなあ。
1日も経っていないのに、資金の30%を無くしてしまった。

これが、塾長が何時も言う、やってはいけない取引(レバレッジを大きくし、損切りをしない。)の例。

レバレッジが5倍ならどうか?

80.00で5万豪ドルを買った。=(レバレッジは、約5倍)
ジワジワと79.00まで下ったが、何もしなかった。
あれれ、参ったなあ。
その時の評価損は、5万豪ドル×(79.00-80.00)=5万円。
さて、ここまで放っておきますか?

結局何もしなかった。

78.50まで下ったが、何もしなかった。
その時の評価損は、5万豪ドル×(78.50-80.00)=7万5千円。

これもいけないが、当然レバレッジが20倍の時に比べて、損失は1/4となった。

レバレッジが小さくなると、相場が逆に動いた時の損失が当然小さくなる。

ちょっと視点を変えてみよう。

皆さん、損切りをちゃんとやっていますよね?

根幅を決めていて、“ここまで行ったら、兎に角切ろう。”というのはいいし、“1回の取引で、損失が投入金額の3%(別に3%でなくてもいい。)を超えたら兎に角切ろう。”というのもいい。
初心者の方々には後者をお勧めする。

“1回の取引で、損失が投入金額の3%を超えたら兎に角切ろう。”というルールを自分で決めたとしよう。(一旦決めたら、絶対にそれを守らなくては駄目ですよ!)

投入金額が100万円なら、自分へのお約束は3%=3万円損をしたら、何でもかんでも一旦切る!

先ず、レバレッジが20倍の場合。(取引金額が20万豪ドル)
3万円÷20万豪ドル=15銭。
ひゃあ、80.00で買ったら、80.00-.15=79.85 .
79.85になったら損切りをしなくてはいけない。

次は、レバレッジが5倍の場合。(取引金額が5万豪ドル)
3万円÷5万豪ドル=60銭。
80.00で買ったら、80.00-0.60=79.40.
やはり79.40になったら損切りを余儀なくされ、25日には切らされていた。

思い切って、超コンサーバティブの2倍(取引金額)にレバレッジを落としたらどうか?
3万円÷2万豪ドル=1円50銭。
35日の場合は、80.00-1.50=78.50でやはり切らされるが、それでも随分時間的な余裕が出来て、相場の動きに分刻みで一喜一憂することはなかろう。

ちょっと、大胆にやってみよう。
これは3%で切る自己ルールに反するが、それまでの蓄えがあったとしての仮定である。
78.50で更に2万豪ドルを買い増して、合計4万豪ドルのロングにする。レバレッジは当然4倍となった。

持ち値は、(80.00+78.50)÷2=79.25となる。

これは結果論であるが、翌日の26日には79.50まで相場は回復した。


今日、ここで言いたいのは、レバレッジは大変便利で、限られた資金で大きな金額の取引が出来るメリットがあるが、それは上手く行った時だけのこと。

相場が逆に動いて、損失を蒙ったら、レバレッジが大きければ大きいほど、損失が大きくなる。

よく聞かれるが、適切なレバレッジ率というものは無いと思う。
但し、少なくとも自分で損失をコントロール出来る範囲に留めるべきであろう。

一月のVolatility.=(変動率)が、比較的動きの少ないドル・円でさえ12~13%の時に、10倍のレバレッジを掛けるということは、大袈裟に言うと100%以上のリスクを背負う様なもの。

危険極まりないと思うのだが。


ちょっと、大袈裟な“悪い例”となってしまったが、初心者の方々は、こう言う事が起こり得るということを念頭において取引をすることが肝要であろう。

正しいEntry level.=(新しく相場に入るレベル)を考え、損切りを恐れず(大きく負けない。)、余裕を持ってやれば、皆さんの勝率は飛躍的に向上すると確信する。


      今年は今のところ、花粉症に悩まされていない塾長。

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