上げ相場で取るか、下げ相場で取るか?
- 2009年8月17日(月)08:35
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荒っぽい展開が続く為替相場である。
世界の株価動向や、各国(特に米国)の経済指標の良し悪しで円安に振れたり、また円高に振れたりと目まぐるしいが、ドル・円に関して言えば93~98円の大きなレンジを基本的には抜け切ることが出来ずに、レンジの下サイド(93~95円)か、レンジの上サイド(95~98円)の中で、行ったり来たりしている様な気がしてならない。
先日、日々のブログで、
*最近の様な“荒れた相場”の時は、上げ相場・下げ相場の両方を取ろうとしないで、自分の相場観がブル(強気)であれば上げ相場で、逆にベア(弱気)であれば下げ相場で利益を上げる様に努力したら、勝率がぐっと上がるのではないか?*
と書いたら、
* ディーリング・スタイルは、人それぞれ。 (利益を)上げたい時に自信が有れば、“上げ相場”でも“下げ相場”でもどちらでもいいのではないか?“というご意見があったが、全くその通りだと思う。
特にテクニカル分析が得意な人は、“RSIがこうだから、こりゃあ買われ過ぎだ。ちょっと売ってみよう。”とか、“60日の移動平均線に近付いてきたから、そろそろ買いを入れてみよう。”などと、チャートに基づいて自由に売買されることには、全く反対しない。
塾長が言っていることは、極めて単純で、
―相場観には、ブル(強気)かベア(弱気)の二つしかない。
―ディーリングを行うに当って、相場にはレンジ相場とそのレンジが破れた時の二つがあることを理解する。
―そして、自分である程度自信を持った相場観を持ち、自分で独自のレンジを設定する。
例えば、塾長の様にドル・ベアで、ドル・円のレンジが大きくは93~98円だとすると、
―ドルは下ると思うから、ドルをいいレベルで売ることを常に考える。
96.50以上は、レンジの上サイドだと自覚すれば、ドルを売ればいい。
―世の中は、そう簡単に物事は動かない。
レンジの真ん中に近く、Round number.である95円近くで“えいや!”とショートにした人は、95.40~95.60で買い戻して、一旦Square.にすればいいではないか?
そうすれば、またいい高いレバルで売り直すことが可能になる。
―思惑通りに93~94円にドルが下落すれば、当然ドル・ショートになっている筈であるから、何処で利喰うかは、自分で悩めばいい。
―一言で言えば、自分の戦略は“Sell on rallies.”=(上がったら売ろう。)であるから、相場の上昇局面ではある程度我慢して、自分で“相場が頭を打ちそうだ。”と思えば、どんとショートに行けばいい。
自分の想定レンジの上値(98円?)を超えたら、一旦損切りをする。
―相場の下落局面では、自分はベアなのだから、買う時は利益確定の買い戻しでしかない筈である。
逆に、ブルは上の全く逆を考えればいい。
言葉をそっくり書き換えればいいだけである。
書き換えると、こうなる。
例えば、塾長の様にドル・ブルで、ドル・円のレンジが大きくは93~98円だとすると、
―ドルは上がると思うから、ドルをいいレベルで買うことを常に考える。
93.50以下は、レンジの下サイドだと自覚すれば、ドルを買えばいい。
―世の中は、そう簡単に物事は動かない。
レンジの真ん中に近く、Round number.である95円近くで“えいや!”とロングにした人は、94.40~60で売り戻して、一旦Square.にすればいいではないか?
そうすれば、またいい安いレバルで買い直すことが可能になる。
―思惑通りに96~97円にドルが上昇すれば、当然ドル・ロングになっている筈であるから、何処で利喰うかは、自分で悩めばいい。
―一言で言えば、自分の戦略は“Buy on dips.”=(下ったら、買おう。)であるから、相場の下落局面ではある程度我慢して、自分で“相場が底を打ちそうだ。”と思えば、どんとロングに行けばいい。
自分の想定レンジの下値(93円?)を超えたら、一旦損切りをする。
―相場の上昇局面では、自分はブルなのだから、売る時は利益確定の売り戻しでしかない筈である。
勿論、市場のセンチメント、需給関係、金融・為替政策の変更の有無など、相場を動かす要因は時々刻々変化するので、上で書いたほど簡単な物ではないことは重々承知しているが、いいたいポイントは現在のような、“掴みどころの無い、嫌な相場”には常に参加しようとしないことである。
相場が上がれば、“ああ、買っておけば良かったのに!”と悩むこと無かれ。 相場が“少なかれ、多かれ”下ってしまったかも知れないではないか?
相場が下れば、“ああ、売っておけば良かったのに!”と悩むこと無かれ。 相場が、“少なかれ、多かれ”上がってしまったかも知れないではないか?
(注)“少なかれ、多かれ”とは、セミナーでもよく使いますが、相場が逆に動く時は、最初は“小さく”。そして放っておくと“大きく”動くという意味です。
昨年、ポンド・円は215円でしたが、あっと言う間に200円を切り(少なかれ)、何と半年で再びあっと言う間に120円を切ってしまった(多かれ)ことを言っている訳である。
レンジ取引の時は、“安く買って、高く売る。 高く売って、安く買う。”を励行しましょうと、当たり前の様な事を言い続けているが、まあこの当たり前のことが、何と難しいことか?
であれば、ベアは売りで勝とうとしましょうよ。
ブルは買いで勝とうとしましょうよ。
これがお分かり頂ければ、皆さんの勝率はぐっと増し、“無駄弾を打つ回数も相当減る”と思うのであるが……。
繰り返しになるが、やはり、
―自分で確固とした相場観を持ち、
―自分で自信のあるレンジ設定を行う。
ことが大事であり、
―よく分からなければ、手を出さないでおいて、“ここぞ!”という時に、ド・ドーンとおやりになったら如何ですか?
ベテランの人達には退屈な話になってしまったが、自分では結構大事な基本的な事だと思っている。
自分のことを言うと、当然ドル・ベアであるから、ドルの上昇局面では一旦損切っているか、両建てになっている。
両建ての場合は、なるべく早く切って元のドル・ショートに戻すことが肝要。
だって、ドル・ベアなんだから……。
真夏になって、面目躍如の塾長。
- 2009年8月17日(月)08:35
- コメント(3)















コメント一覧
コメント3件初心者だった私がこのブログ(塾長)から教わったこと。
☆損切り、損切りの損切り
☆低レバレッジでflexibleにトレード
☆フリーランチはないという信用リスク
☆売り買い自由
☆のべつ幕なしにしない
☆sell on dips,buy on rally のレンジブレイク取引
☆sell high,buy low のレンジ取引
☆戦略と戦術取引
☆ベアとブル
ただ最後のブルとベアに決める事については個人的に参考外でした(笑)
投稿者:yt|2009年8月18日 16:57
ytさん、
大変嬉しくて、光栄なコメントです。
有難う御座います。
投稿者:塾長|2009年8月19日 00:31
豪ドル円、底堅く、なかなかなかなかダーっと下げないですね、、、
もう一週間売り持ちしてるのに、、、(汗)
ところで面白い動画を見つけました(笑)
息抜きにどうぞ。。
http://www.youtube.com/watch?v=gGxeH7PyqTs&feature=related
投稿者:yt|2009年8月19日 17:42
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