レンジの設定。
- 2009年7月27日(月)09:32
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先週のブログのお書き込みの中で、“どうやって自分のレンジを設定するのか?”というご質問があったので、此処でお答えしようと思う。
と言っても、実はお答えするほどアカデミックで、システマティックなものではない。
何回も言ってきているので重複するが、相場展開には、
―レンジ相場
―レンジが破れた時の相場
の二つがあると思う。
レンジ相場の時は、“Buy low, and sell high. Sell high, and buy low.”=(安く買って、高く売り、高く売って、安く買う。)を心掛ける。
中途半端なところでは、敢えて手を出さない。
そして、このレンジ相場は必ず破られる。
その時は、“Buy on rally, and sell on dip.”=(上がったら買って、下ったら売る。)を心掛けて、破れた方向へのトレンドを追っ掛ける。
但し、“騙し”がしょっちゅうあるから、買った場合は逆指値の売りオーダーを入れ、売った場合は逆指値の買いオーダーを必ず入れる。
逆指値が付いたら、再び元のレンジに戻ったのかも知れない。
さて、今日の話題のレンジの設定であるが、ドル・円を例にとって話してみたい。
やはり、一番手っ取り早い中・長期のレンジの設定は、何と言ってもラウンド・ナンバー(ゼロとか5などの、区切りのいい数字)を意識することであろうか?
例えば、ドル・円は4月から7月初めの約3ヶ月間大体95~100円のレンジに留まった。
95円を下切ったら短期間で戻したし、100円を上切った時も、ほんの数日で再び戻し、結局数ヶ月間、95~100円のレンジ相場だった訳である。
95円に限りなく近付いた時はドル買いで攻め、100円に限りなく近付いた時にはドル売りで攻めれば、結構上手くいった筈である。
中間の97.00~97.50の領域であれば、“上下共に行く可能性が五分五分”と割り切って、手を出さなければいいのである。
騙しが数回有ったが、結局95円を下切って(レンジが破れた。)、94.80でドル売りで攻められたのなら、これはいいディールである。
さて古いレンジ(95~100円)を破って、いきなり90~95円の新しいレンジに突入するか?
否。
あれだけ数ヶ月にも渡って95~100円のレンジ内に留まっていた相場が急に5円も、“様変わり”にはなり難い。(勿論、その時の相場環境による。 現在の、“不美人投票”をやっている最中に、一つの通貨が突出して買われる事は無いだろうとの思惑があるからである。)
そこで、93~98円を新しいレンジとして認識したのである。
92円を数日間割り込んだが、あのまま90円台まで急落するような雰囲気ではなかった。
えっ? 88円に行くと言っているではないか?
はい、行くとは思いますが、そうすんなりとは行かない。
途中、ある程度のレンジをこなしながら、徐々に下値を下げていくと思っている。
だから、現在も“ドル・円は93~98円のレンジ取引”で、96.50くらいの高値を付けることは有り得ると思っている。
そこら辺は自分が想定したレンジの高値に近いと思うので、再びドルを売ることになると思う。
間違ってもそこではドルは買わない。
皆さんの中には、デイ・トレーディング(日中の取引)に精を出していらっしゃる方々も多かろうが、基本的には上と同じ考えでいいのではなかろうか?
“今日は、94.20~95.60のレンジかな?”と自分で目標レンジを設定すればいい。
そして94.40を切ったらドルを買い、94.00にストップを置けばいい。
95.40を超えたらドルを売り、95.80にストップを置けばいい。
或いは、チャート分析に自信が有る人は、それに則って自分のレンジを設定すればいい。
要するに、自分でレンジを設定するということは、何処で売買して、何処で損切るかを決める目安を自分で考えているのではなかろうか?
とすると、はっきりとした教科書的なルールや教えがある筈も無く、やはり自分で悩んで、考えて、そして決めるものなのであろうか?
読み返してみると、余りいい答えにはなっていないが、我々がFXをやるに当っては、兎に角上がると思えば買えばいいし、下ると思えば売ればいいのである。
そして、自分の思惑通りに相場が動かない時には、“スパッ!”と損切りをしてしまえばいい。
そして、勿論分からない時や、ピンと来ない時には、相場に手を出さないこと。
以前、レバレッジの話が盛り上がったが、自分の強い相場観で結構大きなレバレッジを掛けることには決して反対しない。
それはあくまでも自己責任。
“92円は如何にしても、ちょいと行き過ぎだと思う。”という相場勘で、大きなレバレッジを掛けてドル・ロングにしたのなら、拍手喝采!
で、そのポジションを今でも保持していますか?
多くの場合逆で、92円でドル・ショートに振って、どんどん円安になってしまった。
損切りをするどころか、93円、94円でショートを増やしてしまい、気が付いたらレバレッジが大きくなってしまった、というケースが多いのではなかろうか?
繰り返しになるが、
―自分で考えて、そして悩んで自分のレンジを設定する。
―そして、上で言ったレンジ取引を励行し、
間違っても、不本意な高レバレッジ(損切りをしないで、どんどんAgainst.のポジションを積み上げる。)を掛けることにならないように心掛けましょう。
やっと大好きな夏が来て、嬉しい塾長。(昔は、そんなことは無かったが、やはりこの齢になると、うーん、暑いなあ、と感じるようになった。 勝手なものですなあ、夏になると、もう少し涼しい方がいいなあと感じ、冬になると、もう少し暖かい方がいいなあと感じる……..。)
- 2009年7月27日(月)09:32
- コメント(8)















コメント一覧
コメント8件とてもわかりやすく、いい説明でした。ありがとうございました。
投稿者:Shanghai|2009年7月27日 10:01
塾長!!
私の取り越し苦労ならばいいのですが 今日のマーケットビューの塾長の声に張りがないのが気になってしょうがないです
大きな手術をしたのは ついこないだで 病気をなおすのは塾長で どんな名医でも治す手伝いしかできません
ニュージーランドでたくさん買ったワインも 「お孫さんと飲むためにとっときましょう」といわれたはず
完治するまでに ぶりかえすと 2倍3倍時間がかかってしまいます
今年の夏は まだ病み上がり中とかんがえて 無理をしないでください
なーに 来年の夏は めちゃめちゃ 気力体力元気いっぱいで いままでにない いい夏になることうけあいです
ましてや お孫さんが走り回るようになると お世話も相当ハードですよ\(^▽^)/
投稿者:ぽんぽこぽん|2009年7月27日 11:28
Shanghaiさん、
同じことばっかり言って恐縮ですが、少しでもお役に立てば幸いです。
ぽんぽこぽんさん、
* 今日のマーケットビューの塾長の声に張りがないのが気になってしょうがないです*
お気遣い頂いて、有り難う御座います。
至って元気でおりますので、ご心配無く。
あれは、まだ起きて余り時間が経っていなくて、多少頭の回転が鈍かったのかも知れません。
そうですね、来年は走り回っているんでしょうね。
既に、何て言うんでしたっけ、車輪が付いて動き回れるヤツに乗って、部屋中走り回っています。
男の子は凄いですね!
投稿者:塾長|2009年7月27日 18:34
塾長大変参考になります。ありがとうございます。
投稿者:タン塩|2009年7月27日 20:57
あれー?
塾長、91~94円のレンジって言ってましたよー??
塾長の読みがハズれちゃいましたね。
投稿者:newyorker|2009年7月27日 23:44
あれ~??
塾長、レンジについて下記みたいに言ってましたよ~??
夏休み第一弾中のドル・円の想定レンジは、92.20‐94.20(92.20を切ったら、下値を90.20に変更。)としていた。
投稿者:newyorker|2009年7月27日 23:52
newyorkerさん、
そうですね。
クロス・ベースでこんなに円安になるとは夢にも思わなかったので、ドル・円も下りませんでしたね。
今週一杯は、円安傾向が続くでしょうか?
投稿者:塾長|2009年7月28日 08:37
私の予想は秋に向けて97円~97.5円を目指しそうな気がします。
ただし、塾長がおっしゃるように91.7円を付けてから95円台の円安進行が少し急な気がします。
それなので今週もしくは来週あたりに94円前半~93円後半ぐらいは戻す気がします。
それなので今週一杯、円安傾向が続くと予想はしておりません。
ただ、相場は水物ですよね。
塾長がおっしゃるようにレンジは日々、自分の目で訂正していく技術が必要なんでしょうね。
投稿者:newyorker|2009年7月28日 14:50
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