月曜コラム「週刊 独り言」 外為どっとコムFXブログ

久々の、趣味のネタ。

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暫く、真面目な話題が続いたので、久し振りに趣味ネタを一つ。

 

日曜日に、お台場のヴィーナスフォート呼ばれる一角にある、トヨタのヒストリー・ガレージという所にお邪魔して、現在は色々な車のレストア(古い車をなるべく元の状態に戻す。)を行っている、レストアピットを見学した。
そこで、例のボンド・カーにもなった、我々車好きの垂涎の的である、トヨタ2000GTの開発や、TRD(Toyota Racing Development.と言って、トヨタのレーシング・カーの開発やレース参戦のサポートをする。塾長が以前所有していたCrown Athlete VXも、ヤマハとTRDが一緒に造った、トヨタにしては面白い車であった。)でレースのサポートをされていた、斉藤さんと言う熟練のメカニックのお話をお聞きした。

 

車好きにはたまらない、大変面白くて、懐かしいお話を聞けて、大変良かった。

 

トヨタ2000GTは、1967年から1970年までの間に337台生産された、日本では初めての本格的なスポーツカーで、沢山の世界新記録を樹立した。
その代表的なものは、72時間の平均最高速度が206.02キロ、同じく1万マイルの平均最高速度が206.18キロで、それまでポルシェなどが保持していた記録を大幅に塗り替えた。
(5番目の写真がそのスピード・トライアルに参戦した2000GTで、このヒストリー・ガレージに展示してある。)
その頃の車としては、世界最高峰の性能を誇っていたことは間違いないが、実際にその主要諸元を見ると、今から振り返ると、“大したことはなかったのだな。”と思わざるを得ない。
現在塾長が所有している2台の車と比べてみよう。

        2000GT     STI     380RS
最高速度       220キロ  260キロ  260キロ+
最高出力     150馬力  300馬力  350馬力
最大重量     1120キロ 1765キロ  1620キロ
タイヤのサイズ
トヨタ2000GTは、前後共に165HR15で、これは現在のカローラ・クラスよりも細い。
STIも、前後共に同サイズで、245/40R 18で、380RSは前が245/40R 18で、後ろが275/35 19と馬鹿でかくなる。

これらを見ても、最近の車の性能は凄くなったのだなあ、と感心する。
速く走る為の性能向上だけではなく、早く止まり、素早くカーブを曲り切る技術も格段に進歩した。
―速く走る為の技術革新。
最近のエンジンの殆どがDOHC(所謂、ツイン・カム。吸気と排気に2本ずつのバルブを使って、給排気効率を高める。)となった。
ターボ・チャージャーや、スーパー・チャージャーを装着して、強制的に吸気量を増やして、出力を向上させる。
―早く止まるための技術革新。
4輪ディスク・ブレーキの装着。これにより、急ブレーキ時や、ブレーキを多用しても、フェードと言って、ブレーキが利かなくなる現象が無くなった。
そして、何と言ってもABS(Anti Lock Braking System)の普及。これは、コンピューターが毎秒何十回も人間の代わりにポンピング・ブレーキをしてくれ、タイヤがロック(タイヤが回転を止め、当然路面上でスリップしてしまう。)しない。

そうだ、皆さんにOne tip.を差し上げよう。
皆さん、免許を取得した時に、教習所では、“急ブレーキを掛けてはいけない。カーブの手前の直線時にブレーキを掛け、カーブの最中には絶対にブレーキを掛けてはいけない。”と習いませんでした?”
そんなことは無いですよ!
最近の車の殆どにABSが付いている筈ですが、それを確かめたら(自分の車にABSが装着されているか)、今度後ろから車が来ない、広場かなんかで、“ドーン!”と床に踏み付けるほど急ブレーキを掛けてみて下さい。
ほら、ロックしないでしょ? これが、ABSなんです。
昔の車(特に教習所)の車にはABSが付いていなかったから、ポンピング・ブレーキとやらをやって、ロックさせないようにしていたんです。
今は、不要! 危険時には、ブレーキが壊れるかと思われるくらい急ブレーキを踏むべきなんです。
余裕があったら、ステアリングを切りながら(要するに、旋回しながら)急ブレーキを掛けてみて下さい。
ほら、ちゃんと曲れるでしょ? これが、ABSなんです。

これはちょっと高度なテクニックで、しかもそれを奨励するとオーバー・スピード(スピードの出し過ぎ)でカーブに進入する人がいるので、気を付けなくてはいけないのですが、実はブレーキを掛けながらカーブに進入すると、車が前のめりになっていますから、ステアリングの切れ味がシャープになります。(でも、皆さんは止めて下さい。やはり、スピードを充分落として、カーブに進入しましょう。)
―上手く曲るための技術革新
車種によって違うが、例えばSTIでは、VDC(Vehicle Dynamic Control.)と言って、車の走行状態とドライバーの意思をコンピューターが判断して、4輪ブレーキ制御とエンジンのトルクダウン制御により、車がアンダーステア(外に膨らむ。)や、オーバーステア(中に入り込む。)になることを、自動的に防いでくれる。
これが無いと、直ぐにスピンしてしまうケースが多い。


最近の車は装備が凄くて、安全面でも大変進歩してきているが、皆さんも車を買う時は、上で言った様な安全面での装備がちゃんと付いているかも、どの車を買うかの判断材料にして下さいね。

さて、写真の説明を致しましょう。
1. トヨタ2000GTのステアリングとインパネ。 本当にシンプルですなあ。
2. これは珍しい、アメリカ輸出仕様の左ハンドル。
3. 40年前に造られた車とは思えない、斬新なデザイン。
4. アメリカ仕様の、何とDOHCではない、2300ccのSOHC(シングル・カム)エンジン。ボンネットの中は、すかすか。後のSTIと比べて見て下さい。
5. スピード・トライアルに挑戦したあの車。
6. と7.は、インプレッサSTIのボンネットの中。
まあ、エンジン、ターボ・チャージャー、インター・クーラーなどがびっしり詰まって、殆ど隙間が無い。
こうやって、車は進歩してきたのだろうか?

 

久々の車ネタが書けて、嬉しい塾長。
 

コメント一覧

コメント6件

Toyota2000GTは格好いいですね。

デザインはイタリア?(自信がありません。)
ソアラはヤマハのエンジンでした?(こちらも自信がありません。)

スポーツカーはやっぱり格好がいい。

One Tip 有り難う御座います。

投稿者:smile|2009年7月20日  18:33

久しぶりに胸がキュンとしました。
性能等は今の車と比べようもありませんが・・・
時代のオーラを感じます。
その上こんなに綺麗にレストアされて2000GT
も幸せですね。
昔、某国で乗っていた白いBMW2001もいい車でした。
アナログのいい思い出でしょうか?

投稿者:青い影|2009年7月20日  20:20

塾長!お久しぶりです、BOXERエンジンが大好きなKenです(塾長がスバル(富士重工)のSTIをご購入されたと知って、驚いています(笑!!)、そして塾長はやっぱり車が大好きなんだなと思いました)。小生は1961年生まれで2000GTは憧れの車でした。もちろん自分で運転したことはありません。67年当時で150馬力ってすごがったんだなと思います。確か2000GTはM型エンジンで直列6気筒だったと記憶しています。トヨタらしくキャブレターはSOREXでいい音が出ていたんだろうなと思います。(今回はエンジンの音は聞いたのでしょうか?もし聞いていたならうらやましいかぎりです!最近はキャブレターなんて死言かもしれないから。。。。)前置きはこれくらいにして、RSとSTIを持っている塾長はやっぱりすごい人なんだなと思います!!RSのFRとSTIの4WDを楽しんでください!
それではまたの車の話題を楽しみにしています!

Best Regards, Ken

投稿者:Ken|2009年7月21日  00:32

ターボのお話しがあったのでお聞きしたいのですが、日本の車でターボが付いていると2Lでも200馬力は軽く超えますよね?
一方、欧州の車はターボが付いていてもそれほど馬力は大きくないのですが違いは何でしょうか?

投稿者:包丁|2009年7月21日  01:03

お疲れ様です塾長様 久々の車ネタで 読んで塾長も好きものだと感じます 実は自分はは塾長の半分ちょいしか生きてないのですが車バカの親父のおかげで2000GTこそ無いですがハコスカやチェリーX1Rなど子供の頃に体験して車バカになってしまいました…

確かにその頃のと比べて近年の車の全てに置いて恐ろしいほどの発達を感じてます

もちろん他の用途のために考え出されたものもこの発達の手助けとなってきたのは事実ですが それにしても例えばSTiに乗っかってるターボチャージャー一つ取っても昔じゃ考えられないほど低抵抗、高バランスで夢のようなものです 笑

ただ、システムが複雑化するとユーザーが先入観で整備を怠ってしまう事やタイヤ交換すらした事ない 或いはした事無いからやり方がわからず もちろんたまにの点検も無しに今日もハンドルを握り性能にものを言わせてカッ飛んでる方が多い現状も複雑な気持ちです
そしてこれは個人のモラルの問題ですが運転する資格が無いような方も運転してる現状が怖いです 我がもの顔のおばちゃんとか…

何はさて起きABSやコーナー進入時のフロント荷重の話で思い出しましたがもうすぐ千葉の袖ヶ浦にサーキットがオープンします

筑波などに比べて神奈川からも近いのでもし塾長が走る機会がありましたらご一緒して車雑談できる機会を夢見ております

あと為替…

相場はほおっておきましょう 笑
では

みなさま長文のオタク話失礼致しましたm(_ _)m

投稿者:元レース屋|2009年7月21日  01:47

包丁さん、横から失礼します

欧州のターボ車でも、スポーツカーだとめちゃめちゃ馬力でてますよ
実用車は日本車に較べると馬力が少ないようにみえますが、それは設計思想の違いではないでしょうか?

欧州は車の歴史が日本より長い為、スポーツカーと実用車は明確に別れているように感じます

そして、実用車は絶対的な馬力よりも扱いやすさとか、燃費を重視したターボになっているようです

日本はスペック重視な人が多いので、実用的なターボは作っても売れないと思います

そして、それはそれでいいと思います

いろんな車があれば好みの車を買えるのですから、、、

投稿者:フェニックス|2009年7月21日  13:29

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