うーん、最近の為替相場の動きを掴むのが大変難しい。(と、塾長は思うのですが、皆さんは如何ですか?)
月初の、5月の米国雇用統計の発表後の動きがどうもよく分からない。
いや、実はあの雇用統計(非農業部門雇用者数の減少が悪くは無かった?)後の円安の動きがそもそもよく理解出来なかった。
以前にもブログで愚痴を言ったが、その後の動きはファンダメンタルズ分析で説明出来るとは思えないが、果たしてテクニカル分析では説明出来るのだろうか?
この様な難しい相場展開の時に、我々一般投資家は一つだけ“逃げられる戦略”がある。
そう、よく分からなければ、何も無理をしてポジションを取る必要は無いのだ。
“No risk, no return.”=(リスクを取らなければ、利益は上がらない。)であるが、少なくとも、損失は蒙らない。
よく分からない時でもがむしゃらに頑張って、何とか利益を上げようとするか?
それともよく分からない時は“損をすることを恐れて、様子を見るか?”
これはもう、我々が自分で決めること。
先日、J.P.モルガン・チェース銀行の我が友スティーブ・李家君と対談をやった時に、彼がいい事を言っていた。
“為替をやる時に、戦略的なポジションと、戦術的なポジションを取ることを使い分けたいと思います。”と彼は言った。
[大辞泉]によると、
戦略は、1 戦争に勝つための総合的・長期的な計略。とあり、
◆具体的・実際的な「戦術」に対して、より大局的・長期的なものをいう。
戦術は、1 戦いに勝つための個々の具体的な方法。とある。
スティーブの言っていた事に対しての塾長の理解は、
―戦略として、自分の相場観に基づいた中・長期的なポジションを持ちながら、
―相場の展開を見ながら、臨機応変に戦術的なポジションも持つ(或いは、トレードする。)。
であるが、如何であろうか?
昨今の様に、“テーマ無し”で、“理不尽かも知れない”相場展開を見せられたのでは、よっぽど根を詰めて相場を追っていないと、中々流れに乗れない(利益を上げられない。)と思う。
リスクを取らないで、チャンスを待つのも大事な事だと思うが、スティーブの言ったやり方も上手にやれば、利益チャンスを生んでくれると思う。
塾長は、全然相場観を変えていない。
ドルは下ると思うし、ユーロとポンドは買われ過ぎていると思っている。
だから、ドル・円は下がり、何れクロスも下ると思っている。
でも、現状の相場展開はどちらかと言うと円安気味に展開している。
ではどうするか?
ドル・円が下ると思うなら、ドルをショートにしておけばいい。
これが、戦略的なポジションである。
ところが、現実は97円台や98円台まで、円安にもなる。
そんな時は、自分でレベルを決めて、戦術的な“俄か・ロング”を両建てで作ればどうだろうか?
そして、こちらは再び自分で決めたレベルで、早目にきっちりと切る!
そうすると、自分の戦略的なポジションに再び戻るではないか?
またレバレッジの話になって恐縮であるが、レバレッジを高くしているとこの様な弾力的な運用は難しいと思う。
どんとレバレッジを掛けて、上手く行けば、どんと利益が上がるが、下手をすると直ぐに切らされる。
今は、レバレッジを大きくして、“ヒヤヒヤ”しながら日々を過ごす相場ではないと思うのだが……….。
どうやら、風邪も治り、元気が出てきた塾長。
コメント一覧コメント5件
私の知り合いで高値と安値とその日柄を毎回かなりの精度で当てる人がいます。何を根拠にしているのかとても不思議です。まあどうせ本人は言うだけでその通り取引していないと思いますけど。
私は塾長がよく言われているレンジ取引のコツ「高値で売って安値で買う、中途半端な所では何もしない」で今は堅実に儲けさせてもらってます。一見当たり前の話ですが塾長の言うプライスとその時間軸通りの取引を実践したお陰でここ数ヶ月は自分のトレードを見直すようになりました。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。
投稿者:GS-h|2009年6月29日 12:13
塾長様
質問させてくださいませ。
>>塾長は、全然相場観を変えていない。
ドルは下ると思うし、ユーロとポンドは買われ過ぎていると思っている。だから、ドル・円は下がり、何れクロスも下ると思っている。
ユーロとポンドは買われ過ぎていると思われているのは
対ドルに関してでしょうか?、それとも対円に関してでしょうか? もし後者であるならば「程度の差はあれ」円は売られすぎている、全方位的に円高になるということだと思われますが認識として同じなのでしょうか?
投稿者:負け猫|2009年6月30日 11:10
塾長様、いつもご指導ありがとうございます。
おかげさまで6月収支をプラスで終えられそうです。
あと1日ありますが、冒険せず、プラスを死守する戦略です。
ストップを必ずおくことは身についてきたんですが、利食いを待つことがなかなか出来ません。
今、千通貨で取引できるところに身をおいて1万通貨で取引しているんですが、ポジションを決済するとき、たいていはもっと伸びると思いつつ、マイナスになるのが怖くてさっさと利食いしてしまいます。
そこで、最近では1万通貨の10分の1の千通貨だけ残して決済し、様子を見るようにしています。
最近の私の戦術です。
これなら怖くないし、枕を高くして寝られます。
目標は1万通貨で枕を高くして寝れるようになることです。デイトレードは10万通貨を目指しています。
徐々に心臓を鍛えていきたいと思います。
投稿者:K、本業は2流の花屋|2009年6月30日 11:19
酒匂様
こんにちは
いつも楽しくブログと動画&セミナーを拝見させて頂いております。
私も酒匂さんと同意見の見解で相場を見ています。
テクニカルチャート派ですが、週足を見るとキレイなダウントレンドを描いていますから、レジスタンスラインが保たれている以上は、原則 円高と見ています。
今年のメインは 90円~99円後半のレンジ。
それを3つの中期的なレンジに分けています
A層:90~93円台
B層:94~96円台
C層:97円~99円台
それぞれの層に突入した場合、その層の中で中期的なレンジを築くと信じてやっております。偶然か?今のところ ドンピシャです。(現在の相場は、B層です)
きっと100円台もあり、80円台もあると思っていますが、いずれ90~99円台のレンジに戻る相場と考えているので、今年のドル円は非常に美味しい相場だと思っております。(ただ、今年の1~3月はとても厳しかったです)
どこで 買っても 売っても儲けられると思っています。
ただ、枚数を増やしすぎると そうは行きませんね
投稿者:FUJI|2009年7月 1日 15:41
酒匂塾長様 いつもありがとうございます。静かな相場展開が続いてますね。差し詰め今の状況は、”風林火山”の”林”と”山”といったところでしょうか。動かないで静かにしていなさい、機が熟すのを待ちなさい。塾長の仰るように、動かなければ一兵卒なりとも犬死はしない。ここ一番の大戦に満を持す。立派な戦術ですね。でも静かといっても、決して天下泰平ではなく、嵐の前の静けさといってもいいのではないでしょうか。そのうち”敵は本能寺(FRB、米財務省、金融機関等)にあり”、な~んて奇襲作戦もありですかね?
投稿者:小樽市銭函|2009年7月 1日 16:57
コメントを書く