FXブログ 月曜コラム「週刊 独り言」

一見さん、お断り。

 

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かれこれ、二月(ふたつき)も前になるであろうか、以前勤務していた金融機関でご一緒し、現在はご自分で幅広く事業を展開している、Yさんから、“酒匂さん、京都に美味しい物を食べに行きましょう。”とのお誘いを受けた。
Yさんがしょっちゅう京都に行っていることは知っていたが、果てさて、“美味しい物”とは何だろう?
“5月31日、午後3時に嵐山の…..にいらして下さい。”とだけのご指示を頂いた。
折角の京都行きなので、“前日の30日に京都入りして、これまた美味しい物を食べたいです。”と駄々をこねたら、“勿論、結構です。”との快諾を得た。

 

京都は、ありとあらゆる所が、“一見さん、お断り”である。
お馴染みの方の紹介が無いと、“本当に美味しい物”とか、“本当にいい物”には巡り会えないらしい。
宿もそうらしく、江戸時代から続く漬物屋さんが経営するホテルをご紹介頂いた。
部屋が、六つしか無い。
最初の写真は、その漬物屋さんのお店の中。
そして、土曜日の晩、魯山人(漢字はこれでいいのかしらん?)や川端康成がこよなく愛したという小料理屋に連れて行って頂いた。
料理は素晴らしかった! 食器も凄かった。
シャンパンとワインを頂いたが、グラスが昭和初期の物だとかで、恐る恐る使わせて頂いた。(2枚目の写真)
そこで、偶然某政党の某副代表とばったりお会いしたが、物凄く爽やかで、礼儀正しく、一辺にファンになった。
ここでは政治の話はしない約束なので、これくらいにしておこう。

さて翌日の日曜日、午後3時まで相当時間があるので、広隆寺、金閣寺、龍安寺、そして仁和寺を訪れた。
京都にはちょこちょこ行くが、名所・旧跡は殆ど訪れたことが無かったので、大変感激した。
今回の新型インフルエンザの影響で、約8万人の観光客のキャンセルがあったとかで、金閣寺以外は驚くほど空いていた。

広隆寺の弥勒菩薩は、はっとするほどお綺麗であった。
そして、お寺の境内に“十か条のご法度”が書いてあり、その内の
不妄語=うそいつわりを言いません。
不綺語=たわごとを言いません。
不悪口=人の悪口を言いません。
不両舌=二枚舌をつかいません。 (3枚目の写真)
に、ちょっとぎょっとした(?)  人の悪口は言わないが、たわごとはしょっちゅう言っているぞ。

金閣寺、龍安寺、仁和寺も大変綺麗で、写真を一杯撮ったが、その一部をお見せしよう。(4,5,6枚目の写真)

そして、午後3時前に嵐山に行った。
先ず通されたのが、嵐山を背景とするお庭。  心が洗われる。
そして、“お山”と称する、今日のメイン・イベントが行われる場所に案内された。
庭に能舞台の様な物(8枚目の写真)がこさえてあり、ここで何と貴腐ワインと大黒寺納豆を頂いた。(9枚目の写真)
そして、茶室に通された。(10枚目の写真)
そこで、今日の一番大事なお客様である、有名なお寺のご住職からお茶を頂いた。
こちらは、お茶の心得が無い!
畳の上で、正座が出来ない!
茶室に入ると、床の間に凄い掛け軸が飾ってあり、聞くとそのお寺の持ち物の“重文”で、滅多には拝めない代物らしい。
茶器については何の知識も無いが、これも何百年も経っているであろうなと思われる代物であった。
ご住職がお茶を立てるために入室なさり、直ぐに“楽になさって下さい。”と胡坐をかくことを許されたので、ほっとした。

お茶が終わり、これからがホンチャン。
アンリ・ジローのマグナムが2本、ブルゴーニュが4本、そしてボルドーのマグナムが1本で、全部で10本分のシャンパンやらワインが鎮座している。(最後の写真)
そして、料理が凄かった!

これが本当の“京都の美味しい物”だなと納得した。

短いが楽しい京都旅行を満喫し、Yさんに“素晴らしかったです。今度、自分で来たら同じように楽しめますかね?”と聞いたら、“無理でしょう。 あと2~3回は私がお連れしないと、馴染みにはなれません。 大丈夫ですよ、また来ましょうよ。”と、また誘ってくれることを約束してくれた。

実は、土曜日そして日曜日の食事の後、祇園に行って再びシャンパンや貴腐ワインを頂いたが(実は飲み過ぎて、今でもワインが残っている。)、何処に行ってもYさんは一銭もお金を支払った形跡が無い。
総て、“ツケ”なのである。

そして、これが“一見さん”お断り、の理由らしい。
サービスを提供する側と、顧客の信頼関係が京都の“粋な場所”での約束事らしい。


この歳になって、いい経験をさせて貰った。

 

 二日間に渡って、シャンパンとワインを痛飲して、(二日酔いではないが)、今でもワインが身体に残っていると感じている塾長。


2009年6月 1日(月)13:50 コメント(8)
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コメント一覧コメント8件

塾長様こんにちは。

古都、京都で超ビップな体験されてたんですね。
このレポートはブログに載せるだけではもったいないですね。

でも、私の場合、分不相応で肩こりがしたかも。
法事でお寺に行き、住職さんが煎茶を入れてくれるだけでも肩こりものなのに。
と言うか、今現在肩こりまくりです。
(心配しなくても、一生体験できませんて。)

写真、新緑がきれいですね。
また、古いものに囲まれるのって落ち着きますね。

25年ほど昔、京都に行った友達のところに遊びに行ったら、離れの下宿に専用の坪庭があって驚きました。下宿代2万円くらいでしたよ。高くない。

投稿者:K、本業は2流の花屋|2009年6月 1日  15:58

今回はお役に立てず恐縮でした。。。

といっても、ずいぶん満喫されたみたいでなによりです。

次回のご上洛時もご期待くださいね。

投稿者:yum|2009年6月 1日  20:21

写真、素敵ですねぇ!

特に新緑の緑と緋毛氈の赤のコントラストがとても鮮やかで、京友禅のようです!!

そういえば、綺麗どころの写真が見当たりませんが、、

投稿者:メロン|2009年6月 1日  21:55

お近くまでいらしてたのですね~^^
素晴らしい写真の数々 
ありがとうございます。

京都に行きたくなりました!

投稿者:奈那子|2009年6月 2日  00:23

 僕も京都が好きなのですが、数年前にたまたまある懸賞で京都の某有名老舗旅館の宿泊招待券を頂いたので、友人と行ってきました。
 何も知らずに行ったのですが、江戸時代から創業しているのだそうで、本当は一見さんお断りのようでした。
 ただ、そうは言っても商売ですから、最近はそれなりに規制を緩和しないとやっていけないようで、「またいつでもどうぞ」と温かく見送ってくれました。
 まぁ、また行きたいと思っても、貧乏庶民にはそう簡単に行けるような場所ではありませんでしたが、お金を貯めてまた行きたい、と思うに十分な満足度でした。

 やっぱり、京都って良いですよね。

投稿者:ほげほげ|2009年6月 2日  10:55

待ってました~!
京都満喫ですね!それもとっても贅沢に。
羨ましいです。
また、良いお天気だったんですね。
お写真が眩しいです。
嵐山は私もよく駅前で自転車を借りて
奥嵯峨辺りまでサイクリングしました。
また行きたくなりました。
背筋が伸びるお茶室での時間も貴重です!!
納豆は一休さんの大徳寺納豆ですかね?
間違ってたらすいません。
今、大阪の国立民族博物館で
千家十職の特別展が開催中みたいです。
インフルエンザの影響で延長になったらしいです。
今週中に滑り込もうと思います。

投稿者:ozamiwa|2009年6月 2日  21:57

塾長!

為替動向の事情通として、塾長を尊敬しております。
申し訳ありませんが、為替以外の話題に興味がございません。ごめんなさい。

さて、ドル円がこのところ異常な動きをしております。
なにかご存知でしたら教えてください。

ちなみに、私はFXは以前やっていましたが今はやっていません。
あくまで世界経済一般のうんちくの1つとして、為替動向に興味があるだけです。

よろしくお願いいたします。

投稿者:matoh|2009年6月 2日  22:14

塾長こんにちは。

私も京都は毎年足を運びます。

メインは京都競馬の天皇賞観戦ですが。

素敵な写真ありがとうございました。

投稿者:たく|2009年6月 6日  03:15

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