戦略と戦術。
- 2009年6月29日(月)07:51
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うーん、最近の為替相場の動きを掴むのが大変難しい。(と、塾長は思うのですが、皆さんは如何ですか?)
月初の、5月の米国雇用統計の発表後の動きがどうもよく分からない。
いや、実はあの雇用統計(非農業部門雇用者数の減少が悪くは無かった?)後の円安の動きがそもそもよく理解出来なかった。
以前にもブログで愚痴を言ったが、その後の動きはファンダメンタルズ分析で説明出来るとは思えないが、果たしてテクニカル分析では説明出来るのだろうか?
この様な難しい相場展開の時に、我々一般投資家は一つだけ“逃げられる戦略”がある。
そう、よく分からなければ、何も無理をしてポジションを取る必要は無いのだ。
“No risk, no return.”=(リスクを取らなければ、利益は上がらない。)であるが、少なくとも、損失は蒙らない。
よく分からない時でもがむしゃらに頑張って、何とか利益を上げようとするか?
それともよく分からない時は“損をすることを恐れて、様子を見るか?”
これはもう、我々が自分で決めること。
先日、J.P.モルガン・チェース銀行の我が友スティーブ・李家君と対談をやった時に、彼がいい事を言っていた。
“為替をやる時に、戦略的なポジションと、戦術的なポジションを取ることを使い分けたいと思います。”と彼は言った。
[大辞泉]によると、
戦略は、1 戦争に勝つための総合的・長期的な計略。とあり、
◆具体的・実際的な「戦術」に対して、より大局的・長期的なものをいう。
戦術は、1 戦いに勝つための個々の具体的な方法。とある。
スティーブの言っていた事に対しての塾長の理解は、
―戦略として、自分の相場観に基づいた中・長期的なポジションを持ちながら、
―相場の展開を見ながら、臨機応変に戦術的なポジションも持つ(或いは、トレードする。)。
であるが、如何であろうか?
昨今の様に、“テーマ無し”で、“理不尽かも知れない”相場展開を見せられたのでは、よっぽど根を詰めて相場を追っていないと、中々流れに乗れない(利益を上げられない。)と思う。
リスクを取らないで、チャンスを待つのも大事な事だと思うが、スティーブの言ったやり方も上手にやれば、利益チャンスを生んでくれると思う。
塾長は、全然相場観を変えていない。
ドルは下ると思うし、ユーロとポンドは買われ過ぎていると思っている。
だから、ドル・円は下がり、何れクロスも下ると思っている。
でも、現状の相場展開はどちらかと言うと円安気味に展開している。
ではどうするか?
ドル・円が下ると思うなら、ドルをショートにしておけばいい。
これが、戦略的なポジションである。
ところが、現実は97円台や98円台まで、円安にもなる。
そんな時は、自分でレベルを決めて、戦術的な“俄か・ロング”を両建てで作ればどうだろうか?
そして、こちらは再び自分で決めたレベルで、早目にきっちりと切る!
そうすると、自分の戦略的なポジションに再び戻るではないか?
またレバレッジの話になって恐縮であるが、レバレッジを高くしているとこの様な弾力的な運用は難しいと思う。
どんとレバレッジを掛けて、上手く行けば、どんと利益が上がるが、下手をすると直ぐに切らされる。
今は、レバレッジを大きくして、“ヒヤヒヤ”しながら日々を過ごす相場ではないと思うのだが……….。
どうやら、風邪も治り、元気が出てきた塾長。
テーマの無い相場展開。
- 2009年6月22日(月)14:26
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5月の米国雇用統計の発表後に大きく円安に振れた相場が、再び円高となり、中々難しい展開となっている。
実は、これは我々個人投資家にだけ難しい展開ではなく、プロのディーラー連中も相当苦労しているらしい。
“全くテーマが無くて相場が動いている。”とかで、彼らでさえ高値で掴まされて、それを安く投げ、安値で持って行かれて泣く泣く高いところで買い戻しているらしい。
その背景には、短期で大玉を振って市場を撹乱する少々お行儀の悪いBRICsの一部の中央銀行もいると聞く。
我々は相手にしなければいいだけであるが、インターバンク市場に参加しているプロのディーラーは、好むと好まざるとに関わらず、否応無くバトルに引き摺りこまれる。
それが、プロの宿命。
先週、ドル・円相場は高値98.56、安値95.49で約3円動き、比較的Volatility.=(変動率)の低いドル・円としては、結構動いた方であろうか?
日中だって1円から1円50銭くらいは動いていた。
テーマが無くて動いているのだから、中々先が読めない。
ファンダメンタルズ分析など、一向に役に立たない。
チャートなどのテクニカル分析はどうなのであろうか?
15日に98.56の高値を付けた後、3円も落ちるという兆候を見せるのだろうか?
17日に95.49の安値を付けた後、97.18まで1円70銭も上がるという兆候を見せるのだろうか?
そして、それが再び95.80まで落ちるという兆候を見せるのだろうか?
こういう相場展開だと、下手をすると上のプロでもやってしまった高値で買って安値で売る、或いは安値で売って高値で買ってしまうことがしょっちゅう起きる。
“塾長が言っている損切りを励行したら、損切りの嵐に見舞われた。”ということになりかねない。
先ずそれを避けるためには、
―よく分からない相場には手を出さない。
―自分の想定レンジの上サイドでは絶対に買わない。
自分の想定レンジの下サイドでは絶対に売らない。
が肝要であるが、実際に取引をやっていればそうは簡単に行かないことは承知している。
それに、リスクを取らなければ、リターンは無い。
上の二点を了解した上でポジションを取ったとして、現在の様な相場展開の時には、損切りのラインを少し緩めたらどうであろうか?
98円でドルを売ったとして、通常なら50~60銭(或いはパーセンテージでもいい。)=(98.50~98.60)で損切りをきっちり入れるところを、99.50くらいまで余裕のある損切りにする。
96円でドルを買ったとして、通常なら50~60銭=95.40~95.50)で損切りをきっちり入れるところを、94.50くらいまで余裕のある損切りにする。
但し、この時に極めて重要なのは、レバレッジを小さくすることである。
皆さんの通常のレバレッジが如何ほど位なのかはよく知らないが、通常10倍位までのレバレッジを使って取引しているのなら、3倍位までに留めるべきであろう。
残念ながら損切りが付いても、損失額はほぼ同じである。
言い換えれば、レバレッジを普段の三分の一に留めれば、相場が自分の考えている方向に約3倍も動くまで我慢が出来るということになる。
いいですか、損切りをするなと言っているのではないですよ!
レバレッジを小さくしなさいと言っているのです、特に昨今の様に相場が“テーマ無しに、理不尽に動く。”時は。
先日、金融庁のFXに対するレバレッジ規制について議論が白熱したが、一体何倍のレバレッジが、適切で、安全であるかどうかは誰も分かる筈は無い。
業者にとってみれば、出来高が減少することは商売上の痛手ある事は間違いないし、投資家にとっては、満額使うか使わないかは兎も角、折角提供されている便利なサービスを制限されるのは面白くはない。
業者、個人投資家共に“一方的な、お上からの規制”に対して反対の意見が出てきても不思議ではない。
むしろ、当然であろう。
只、永年お上=行政とお付き合いをしてきた者から言わせると、あの様な形で具体的な数字(25倍規制)まで発表したということは、この規制は既に“決まりごと”なのである。
25倍までの規制のその25倍の根拠については知る由も無いが、個人的には25倍でも“結構なレバレッジの高さ”だと思うのだが。
皆さんも、レバレッジを使わない場合、そして2倍、5倍、10倍、25倍のレバレッジを使った場合の損益のシュミレーションをおやりになったら宜しい。
いや、損益と言わず、損の時だけのシュミレーションで宜しい。
自分にとって、何倍くらいが、“安全で、そして効率的なFX投資”に向いているレバレッジかが、ある程度はお分かりになると思う。
依然として微熱があり、歩くとふらりとする塾長。
先週のエポック。
- 2009年6月15日(月)13:32
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何と言っても、先週のエポックは、約8ヶ月ぶりに日経平均株価が1万円の大台を回復したことであろうか?
たった(?)3ヶ月前の3月頃は7千円台でうろうろし、期末に6千円台に突入したら、多くの金融機関が多額の評価損を計上せざるを得なくなり、“これは大変なことになる!”と多くの市場関係者や政府が戦々恐々としていたことが嘘のようである。
期末は何とか8千円台を確保したものの、多くの企業決算が出揃う5月は再び反落するであろうとの憶測の、“5月危機説”も何のその、大きなCorrection.=(水準訂正)も無いまま、1万円台に突入した。
塾長は、株に関しては全くの素人で偉そうなコメントを言うほどの立場にも無いが、正直言って、この株価の上昇は少々“出来過ぎ。”であろうと思う。
確かに日本経済は2月から3月に掛けて底を打ち、徐々に回復しつつあることは間違いの無いことであろうが、たった3ヶ月の内に株価が約4割も戻すほど実体経済が急速に良化したかどうかは定かでは無い。
聞くところによると、昨年の“100年に一度の金融危機”で、自分の金融資産に相当な痛手を被った個人投資家が再び株式市場に戻ってきて、この大台回復の後押しをしていると言う。
また、株式や外貨建て債券に投資をしている投資信託にも個人投資家からの買いが入り、先月の投信全体の純資産残高は2008年9月末の水準まで回復したらしい。
これらの現象を一言で言い表すと、“昨年の金融危機の煽りで3~4割も自己保有の資産価値を失った個人投資家が、我が国の景気底入れに期待をしだして、株式や投信市場に帰って来た。”ということか?
これは正に結構なこと!
経済の血液と言われる株式市場が活況を呈し、その結果投信市場も元気が出てくれば、これは言うことは無い。
問題は、この活況が“本物”か、或いは塾長も感じるように、“ちょいと出来過ぎ”かがよく分からないことである。
“本物“なら結構。
“出来過ぎ”ならある程度の水準訂正があっても不思議ではない。
株に素人の塾長は、この様な加熱相場に対して、非常に冷静にお客さんである個人投資家に対して、“もしかして相場が過熱気味かも知れないので、ちょっと様子を見ましょうよ。”と仰った証券会社の社長さんの言葉に耳を傾ける。(先日の、日々のブログでご紹介した。)
永年相場をやってきた者としては、みすみすこの様な“もしかして加熱気味”の相場では買わない。
相場が安くなるのを待つ。
但し、相場は相場。
大した水準訂正も無く、じわじわ1万2千円を目指すかも知れない。
或いは、8千8百円まで戻すかも知れない。
誰にも分からない。
余裕資金を保有していて、この上げ相場に乗れなかった人にとって賢明なやり方としては、一度に一つのレベルでどんと買うのではなく、ゾーンで考えて、ここら辺で少し買い、下ったら又買い、上がっても買い増していく、という方法があろうか?
“相場がよく分からない。”時に、レバレッジを使うのは大変リスキーであると思う。
むしろ、逆に100の資金が有るとしたら、ここで20買い、下れば更に20~40買い増し、また上がれば更に買い増していって、トータル100の取得価格をゾーンで均す、というのは如何であろうか?
実はこの手法は、勿論FXでも同じように通用する。
“相場が上がる。”との強い相場観を持っていても、一点買いをしないで、ばらして買う。(ある程度、相場が逆に行って下ることは覚悟していなくてはならない。)
“相場が下る。”との強い相場観を持っていても、一点売りをしないで、ばらして売る。(ある程度、相場が逆に行って上がることは覚悟していなくてはならない。)
ご自分でシミュレーションをやって頂きたいが、レバレッジを高くしていると身動きが取れなくなって、この様な機動的な対処が出来ない。
先週のドル・円の安値は97.07で、高値は98.84.
ユーロ・円の安値は135.69で、高値は138.31.
共に、1週間の値動きとしては、今年に入って一番小さいものだったらしい。
皆さんを含めた市場全体も、ある意味強い相場観に欠ける展開であったのであろうか?
さて、今週はどうだろう?
明日、ロシアで開催されるBRICS首脳会議で、IMF債購入などの話が出て、中・長期的なドルの信認に対しての議論が交わされる可能性を注視している塾長。
ワイン学校。
- 2009年6月 8日(月)09:21
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先日、ニュージーランド・ワインの輸入の話を書いたら、結構沢山の方々からの反響があった。
これは至極当然のことであるが、やはり皆さん、“値段が安くて、そして美味しいワイン。”にご興味があり、その点ニュージーランド・ワインはピッタリであろう。
5大シャトーを始め、フランスのワインは確かに美味しいが、何せ値段が高い。
生産量が少ないということは、需給の観点から言って、値段が高くなって当然であるが、物には“ある程度の限度”というものがあろう。
1本50~60万円なんてのは法外で、その一桁下の、5~6万円だって滅茶苦茶高い!
ニュージーランド・ワインなら、その又一桁下の5~6千円より安い2~3千円の物が用意出来るのではないのかなと思う。
これから、更に“何処の場所の、どのワイン・メーカー”から輸入するかをスタディーしなくてはならない。
幾つかの候補があるが、3箇所から3ワイン・メーカーのワインを輸入することになるのではなかろうか?
さて、皆さんはワインについてどの程度の知識をお持ちであろうか?
塾長は、まだ我が国でワイン・ブームが始まる1987年から1988年の1年半に渡ってワイン学校に通ったが、皆さんは別にワインについて深い知識を学ぶ必要は無い。
少しだけ知っていて、レストランで食事に合わせてどのワインを選ぼうかなと考える程度の知識でいいと思う。
今日は、そのワインの知識に付いてちょっとだけご披露したいと思う。
先ずワインの産地であるが、皆さんよくご存知のフランス、イタリア、スペイン、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、チリー、南アフリカなどが大きな産地であろうか?
ヨーロッパ以外の産地をNew world.=(新世界)と言う。
いいワインが造られだしてからの歴史は浅く、せいぜい20~30年前くらいからであろうか?
例の、カリフォルニアのOpus ONE.=(オーパス・ワン)だって、最初のヴィンテージは1979年である。
ワインにはスパークリング・ワイン(フランスのシャンパーニュ地方で造られるシャンパンを含む。)、白ワイン、赤ワイン、ロゼ・ワイン、そして貴腐ワイン、アイス・ワインなどのデザート・ワインがある。
白ワインを造る原料の葡萄品種には、シャルドネ、ソービニヨン・ブラン(アメリカではフュメ・ブランと言う。)、シェノン・ブラン、リースリング、ピノ・グリ、セミヨン、そして日本特有の甲州葡萄というのもある。
皆さんにお馴染みの白ワインの殆どは、シャルドネだと思う。
シャブリもそうですね。
赤ワインを造る原料の葡萄品種には、カベルネ・ソービニヨン、ピノ・ノアール、メルロー、カベルネ・フラン、シラー、ジンファンデルなどが挙げられよう。
5大シャトー(シャトー・マルゴー、シャトー・ラトゥール、シャトー・オーブリオン、シャトー・ムートン・ロートシルト、シャトー・ラフィット・ロートシルト)の殆どがカベルネ・ソービニヨンをベースに、メルローやカベルネ・フランをブレンドしている。
あの有名なペトリュスは、メルロー100%の珍しいワイン。
このワインの値段は、滅茶苦茶高い!
1本、数十万円もする。
さて、ワインを飲むことにしよう。
先ず、グラスに注いで貰って、外観を見よう。
背景に白い紙やナプキンを置いて見ればいい。
ポイントは、色調、粘性、輝きなど。
痛んだワインは、色がくすんでいる。
古い赤ワインは、優しい茶色になっているが、新しいワインはルビー色に輝いている。
あ、あのボジョレー・ヌーボーなんてのは典型的な新しいワインですね。
次は香り。
香りの大きさ、印象、分類(果実臭、植物臭、動物臭、ミネラル臭etc.)、成熟度など。
古いワインは、芳醇な香りがしてフワーッといい香りが漂う。 新しいワインや、冷やし過ぎたワインはいい香りがしない。
そして味わい。
酸味、甘味、苦味、渋味の何れが勝っているか?
味わいの濃度はどうだ?
ワインの口当たり、余韻、熟精度はどうだ?
残念ながら、やはり高いワインはここが違う。
ワインによっては、5分、10分、15分と時間が経つにつれてこの味わいが微妙に違ってくる。
デキャンタージュ(ワインを大きなグラスに入れて、酸化を促す。)をするかどうかは、ソムリエ(ワインをサービスしてくれる人)に聞いたほうがいいかも知れない。
それと、グラスはちゃんとした物を使いたい。
グラスによって、驚くほど香りと味が変化する。
ああ、いいワインであった。
仕上げにデザート・ワインがいいですね。
グラスに一杯だけ。
“この忙しい時に、また趣味の話か?”とのお叱りを受けそうであるが、ご希望が多ければ、何時でも“ワイン談義・第二弾”でもっと詳しくお話を致します。
ひょんなことから、オーストラリアのカルト・ワインである、“Moondara”が手に入ることになり、凄く嬉しい塾長。
一見さん、お断り。
- 2009年6月 1日(月)13:50
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かれこれ、二月(ふたつき)も前になるであろうか、以前勤務していた金融機関でご一緒し、現在はご自分で幅広く事業を展開している、Yさんから、“酒匂さん、京都に美味しい物を食べに行きましょう。”とのお誘いを受けた。
Yさんがしょっちゅう京都に行っていることは知っていたが、果てさて、“美味しい物”とは何だろう?
“5月31日、午後3時に嵐山の…..にいらして下さい。”とだけのご指示を頂いた。
折角の京都行きなので、“前日の30日に京都入りして、これまた美味しい物を食べたいです。”と駄々をこねたら、“勿論、結構です。”との快諾を得た。
京都は、ありとあらゆる所が、“一見さん、お断り”である。
お馴染みの方の紹介が無いと、“本当に美味しい物”とか、“本当にいい物”には巡り会えないらしい。
宿もそうらしく、江戸時代から続く漬物屋さんが経営するホテルをご紹介頂いた。
部屋が、六つしか無い。
最初の写真は、その漬物屋さんのお店の中。
そして、土曜日の晩、魯山人(漢字はこれでいいのかしらん?)や川端康成がこよなく愛したという小料理屋に連れて行って頂いた。
料理は素晴らしかった! 食器も凄かった。
シャンパンとワインを頂いたが、グラスが昭和初期の物だとかで、恐る恐る使わせて頂いた。(2枚目の写真)
そこで、偶然某政党の某副代表とばったりお会いしたが、物凄く爽やかで、礼儀正しく、一辺にファンになった。
ここでは政治の話はしない約束なので、これくらいにしておこう。
さて翌日の日曜日、午後3時まで相当時間があるので、広隆寺、金閣寺、龍安寺、そして仁和寺を訪れた。
京都にはちょこちょこ行くが、名所・旧跡は殆ど訪れたことが無かったので、大変感激した。
今回の新型インフルエンザの影響で、約8万人の観光客のキャンセルがあったとかで、金閣寺以外は驚くほど空いていた。
広隆寺の弥勒菩薩は、はっとするほどお綺麗であった。
そして、お寺の境内に“十か条のご法度”が書いてあり、その内の
不妄語=うそいつわりを言いません。
不綺語=たわごとを言いません。
不悪口=人の悪口を言いません。
不両舌=二枚舌をつかいません。 (3枚目の写真)
に、ちょっとぎょっとした(?) 人の悪口は言わないが、たわごとはしょっちゅう言っているぞ。
金閣寺、龍安寺、仁和寺も大変綺麗で、写真を一杯撮ったが、その一部をお見せしよう。(4,5,6枚目の写真)
そして、午後3時前に嵐山に行った。
先ず通されたのが、嵐山を背景とするお庭。 心が洗われる。
そして、“お山”と称する、今日のメイン・イベントが行われる場所に案内された。
庭に能舞台の様な物(8枚目の写真)がこさえてあり、ここで何と貴腐ワインと大黒寺納豆を頂いた。(9枚目の写真)
そして、茶室に通された。(10枚目の写真)
そこで、今日の一番大事なお客様である、有名なお寺のご住職からお茶を頂いた。
こちらは、お茶の心得が無い!
畳の上で、正座が出来ない!
茶室に入ると、床の間に凄い掛け軸が飾ってあり、聞くとそのお寺の持ち物の“重文”で、滅多には拝めない代物らしい。
茶器については何の知識も無いが、これも何百年も経っているであろうなと思われる代物であった。
ご住職がお茶を立てるために入室なさり、直ぐに“楽になさって下さい。”と胡坐をかくことを許されたので、ほっとした。
お茶が終わり、これからがホンチャン。
アンリ・ジローのマグナムが2本、ブルゴーニュが4本、そしてボルドーのマグナムが1本で、全部で10本分のシャンパンやらワインが鎮座している。(最後の写真)
そして、料理が凄かった!
これが本当の“京都の美味しい物”だなと納得した。
短いが楽しい京都旅行を満喫し、Yさんに“素晴らしかったです。今度、自分で来たら同じように楽しめますかね?”と聞いたら、“無理でしょう。 あと2~3回は私がお連れしないと、馴染みにはなれません。 大丈夫ですよ、また来ましょうよ。”と、また誘ってくれることを約束してくれた。
実は、土曜日そして日曜日の食事の後、祇園に行って再びシャンパンや貴腐ワインを頂いたが(実は飲み過ぎて、今でもワインが残っている。)、何処に行ってもYさんは一銭もお金を支払った形跡が無い。
総て、“ツケ”なのである。
そして、これが“一見さん”お断り、の理由らしい。
サービスを提供する側と、顧客の信頼関係が京都の“粋な場所”での約束事らしい。
この歳になって、いい経験をさせて貰った。
二日間に渡って、シャンパンとワインを痛飲して、(二日酔いではないが)、今でもワインが身体に残っていると感じている塾長。














