ゴルフとFX.
- 2009年4月13日(月)09:58
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先週、スタジオアリス・女子オープンのプロ・アマ大会に招かれて、神戸まで出掛けて来た。
プロアマ大会では、今年初シードを取った新崎弥生プロとご一緒し、45組中20位の成績であった。
その翌日は、土曜日からの本戦に参加する人数を制限するための第一次予選を観戦したが、プロの世界は本当に大変だな、と痛感した。
女子プロのトーナメントは、大体三日間で勝負を行う。
試合に参加するためには幾つかの資格が必要で、それをシード権という。
先ずは、前年の賞金ランクが70位以内とか、永久シードを持っているとか(過去の優勝回数が多い。)、当年の前の試合に優勝したとか、或いは主催者枠といって、特別にその試合だけ出場させて貰う、などの要件を満たさなければならない。
今回、プロアマでご一緒した新崎プロは、初日(第一次予選日)は3オーバー、36位タイで予選を通過したが、2日目は5オーバーを叩いて8オーバーとなり、最終日の足切りである7オーバーに1打達せずに、二日目で予選落ちとなってしまった。
残念!
プロの世界は厳しいですよ!
本戦に残れず、予選で敗退すると“一銭も手に入らない。”
“アゴ・アシ”=(食費、宿泊費、旅費)、総て自分の持ち出しとなる。
塾長がファンである、山口裕子プロは4オーバー、24位タイで最終日に臨み、結局9オーバー、34位タイで試合を終えた。
ちなみに、彼女の賞金は438,000円。
横峯さくらちゃんが、プレーオフを制して、大逆転で優勝したが、彼女の優勝賞金は10,800,000円。
幾ら、実力の世界とはいえ、予選落ちは賞金がゼロ、34位は438,000円、そして優勝は10,800,000円。
ちなみに、今回の優勝スコアは4アンダーの212。
残念ながら予選落ちした新崎プロは8オーバーの225で13打差。
その13打差で、得た金額の差は10,800,000円。
厳しいですなあ。
ゴルフとFXは、ある意味似ている点があると思う。
ゴルフをご存じない方にちょっとご説明すると、普通のゴルフ場はパー72で設計されている。
これはハンディキャップがゼロ、つまりまあプロやプロと同じくらい上手なアマチュアが18ホールを72で回れば、パー=(英語で、Par.=同等、同水準)で回ったことになり、一つのホールで、パーより一つスコアがいいとバーディー、二ついいとイーグル、逆に一つ悪いとボギー、二つ悪いと、ダブル・ボギーという。
塾長も若い頃はハンディキャップが10まで上達したが、これはパー72+10=82で、大体スコアが82くらいで回れたことを意味する。
その後不精進を続け、筋肉トレーニングをするわけでもなし、せいぜいグラスを傾ける手の運動しかしてこなかったので、ずるずるハンディキャップは後退を続け、恐らく今はせいぜい18くらいであろうか?
と言う事は、72+18=90で、90で回れれば由としよう、という感じである。
だから、目標はボギー。
18ホール、総てボギーで回ると、ぴったり90となる。
ところが、世の中そう上手くはいかない。
ダフり、トップのミス・ショット、ミス・パットなどのミスを犯すのはいとも容易い。
そして、ダブル・ボギーや下手をすると、トリプル・ボギーを打ってしまう。
言い換えれば、悪い方のスコアに行ってしまうのは、極めて簡単である。
反対に、それを取り返すためのパーや、況やバーディーなんぞはもの凄く難しい。
無理をすればパーは何とか取れるが、その為にはダブル・ボギーを覚悟しなくてはならないことが多々ある。
例えば、池越えの400ヤードのパー4に来た。
ティーショットは、珍しくナイス・ショットで220ヤード飛んだ。
残りは180ヤード。
塾長はこの距離は5番・ウッドを使うが、これは結構得意なクラブである。
でも、ゴルフとは大変メンタルなゲーム。
前に池さえ無ければ平常心ですっと打てるが、まあ池があって御覧なさい、信じられないようなミス・ショットをしますから。(ゴルファーの読者の方、そうでしょ?)
だけど、パーを取るためには、どうしても2オンさせて、2パットで収めなくてはならない。
もしかして、5回に2回は上手く行くかも知れないが、まあ大体3回はショートして、前の池に入れてしまう。(池ポチャというやつ。)
池の手前からは第4打となり、4オン+2パット=6で、お約束のダブル・ボギー。
ちぇっ、刻めば良かった!(池超えを狙わずに、池の手前に120ヤードくらいのショットをして、そこから残り60ヤードをショート・アイアンで刻む。塾長の好きな攻め方。)
これだと、3オン+2パット=5で、これまた狙い通りのボギーで収まる。
さあ、皆さんならどうしますか?
一か八かの、2オン狙いで果敢に攻めて、パー(2パット)、或いはもしかしたらバーディー(1パット)を狙うか?
それとも、リスクを回避して3オン狙いで賢明に攻めて、ボギー(2パット)、或いはもしかしたらパー(1パット)を狙うか?
どちらでも宜しい。
ご自分の実力と胆力をよく考えてお決めになれば宜しい。
只一つ申し上げたいのは、ダブル・ボギーを打って、それをパーで取り返してボギー・ペースに戻すのは難しいですぞ!
失うのは易しいが、取り返すのは至難の業。
これ、FXと似ていませんか?
大相場を狙って、ちまちました損切りなんかしたくない。
あわよくば、一つの動きで2~3円も取ることが出来る。
ところが、下手をすると、あっと気が付いてみると5~6円もやられている。
そんなことはしたくない。
一つの動きで、60~80銭も取れれば御の字。
何時でも大負けをしないので、余裕を持って相場に臨める。
さあ、皆さんならどうしますか?
これも、ご自分の財力と胆力をよく考えてお決めになれば宜しい。
只一つ申し上げたいのは、相場が逆に動いてやられて、それを何とか取り返してプラスに戻すのは難しいですぞ!
失うのは易しいが、取り返すのは至難の業。
よく申し上げるように、我々はプロではない。
ましてや、プロだって試合に出て、その賞金だけで喰っていける人達はほんの一握り。
多くが、予選を通過することだって必死になってプレーしている。
FXにも一部にプロの様な人がいることは承知しているが、その人達の努力や(色々な意味での)犠牲は、並大抵のものではない筈である。
我々一般投資家は、損を恐れ、自分をよく弁え、無理をしないで自分の実力に沿った取引(ゴルフでいえば、ボギー・ベースでのプレー)に徹するもの、大事ではなかろうか?
杉花粉は終わったが、神戸でけやき花粉に襲われてひどい目に会った塾長。
p.s.
宮里 藍ちゃんは、最終日二つスコアを落として、1アンダー・6位タイで大会を終えた。
木曜日のプロアマ大会の時に茶店で話すチャンスがあったが、彼女はこの試合の為だけに、火曜日にアメリカから関西空港に着き、今日の月曜日にはもうアメリカに発って、USLPGAに参戦するという。
ご苦労様。
彼女の偉いのは、あの難しいコースでは“パーを拾う。”ことだけを心掛け、チャンスがあればバーディーを狙うが、決して無理をしないと公言し、その通りのプレーをしたことである。
ボギーを打っても腐らず、(最終日はバーディーは無かったが)バーディーを取っても大袈裟なガッツ・ポーズは見せず、淡々とプレーしている。
FXもこうやりたいですね。
負けても腐らずに、なるべく損失を小さくして次に備える。
買ってもはしゃがずに、冷静に相場を見て次に備える。
- 2009年4月13日(月)09:58
- コメント(8)















コメント一覧
コメント8件塾長、おはようございます。
新崎プロは本当に残念でしたね!
メンタル的な事を言うと
自分は本番に弱いと思っています(笑)
冷静にと思ってもなかなか冷静にはなれません。
FXも一時期は大相場狙いばかりでしたが
塾長のセミナーをお聞きする様になってから
損切りを心掛ける様にしています。
最近では20銭が損切りラインの目安となっています。
これからもこつこつFXをしていこうと思っています。
投稿者:しょうご|2009年4月13日 10:41
おはようございます。
ゴルフはプレーしないので全く解りませんが、損切りにボギー程度のストップを置いて、トレンドフォローのチャンスでバーディーを確実に取れる手法が理想ですよね。
今の相場は比較的楽観ムードが支配していて、私にとっては簡単なコースです。いずれマスターズのような難しい相場展開であっても対応出来るように確りと分析力を向上させたいですね。タイガーのように下から拳を突き上げるガッツポーズが出来るようにね。。
投稿者:yt|2009年4月13日 10:47
塾長様、おはようございます。
外為のコンテンツ、いつも楽しみに聞いています。
そして、いつもようにブログへお邪魔して、勉強させていただいて有難うございます。
FX初心者なので、チンプンカンプンの事が多いのですが、これから頑張って勉強しなきゃ~です。
ロム専門ですが、宜しくお願い致します。(f*^_^)
スタジオアリスですが、応援していた宮里藍プロ、後退したものの爽やかな感じでした。
ファンとしては、ガッカリもせず、これからに期待します。
横峯プロも好きなゴルファーですので、良かったです。
塾長様の現地からの情報が、とても温かくて嬉しかったです~。
本当に有難うございました。
投稿者:piano|2009年4月13日 10:52
塾長様、おはようございます。
いつも大きくうなづきながら読ませていただいております。
メンタル面ではマージャンにも似たところがありますよね。
ダマでタンピン三色ならあがれそうなのに、それじゃ届かないからリーチをかけて裏ドラまで狙ってしまう、、、みたいな。
でもゴルフとFXが近いのは、「すべて自分が悪い」ということだと思います。
マージャンは、「あいつぅ、跳満イーシャンテンなのにしょーもない早あがりしやがってぇ。」ということはありますが、ゴルフもFXも自然と相場が相手ですよね。
「大きな負けを取り戻したくても、結局はコツコツ勝ちを重ねる以外、方法はないんでしょうか?」
という質問をしようかと思って、書き込みをしているうちに、マージャンにもゴルフにも"期限"(南4局と18ホール)がありますが、個人投資家のFXには"期限"がないという大きな違いに気付きました。
コツコツ頑張ります。。。
投稿者:タカ|2009年4月13日 11:31
塾長様、おはようございます。
いつも大きくうなづきながら読ませていただいております。
メンタル面ではマージャンにも似たところがありますよね。
ダマでタンピン三色ならあがれそうなのに、それじゃ届かないからリーチをかけて裏ドラまで狙ってしまう、、、みたいな。
でもゴルフとFXが近いのは、「すべて自分が悪い」ということだと思います。
マージャンは、「あいつぅ、跳満イーシャンテンなのにしょーもない早あがりしやがってぇ。」ということはありますが、ゴルフもFXも自然と相場が相手ですよね。
「大きな負けを取り戻したくても、結局はコツコツ勝ちを重ねる以外、方法はないんでしょうか?」
という質問をしようかと思って、書き込みをしているうちに、マージャンにもゴルフにも"期限"(南4局と18ホール)がありますが、個人投資家のFXには"期限"がないという大きな違いに気付きました。
コツコツ頑張ります。。。
投稿者:タカ|2009年4月13日 11:32
FXはゴルフや麻雀と似ているところが多いですよね。
結局は「自分との戦い」に帰着するのでしょうか?
しかし、大きく異なる部分もあります。
ゴルフと麻雀は一度始めると、自分だけ途中で止めるのは難しい。
しかし、FXはお休みできる!
現在、塾長の教えの通り‘分からない時はやらない’を実践しております。
神戸でサクラが咲きました。オーガスタでも良い刺激を頂きました。
今日は、いつもに増して元気でいられる気がしております。
投稿者:hapo-chichi|2009年4月13日 11:53
確かにゴルフとFXは似ている部分がありますね。
どちらも初心者の意見として、特にゴルフの刻みとFXの損切りが似ていると思っています。大叩きのリスクを避けてコツコツ攻めるみたいなところでしょうか。
それにしても塾長のゴルフ80台は凄いですね。
投稿者:GS-h|2009年4月13日 13:05
しょうごさん、
自分の投資目的をしっかりと把握して、地道に稼いでいれば、その内、大相場も取れるでしょう。
何時も言うように、最悪なのは、ちびちび溜めていたものを、ドスンと失ってしまうことです。
ちびちび失ってもいいから、ドスンと利益を上げるチャンスを待ちましょう。
ytさん、
*損切りにボギー程度のストップを置いて、トレンドフォローのチャンスでバーディーを確実に取れる手法*
いいですねえ。 はい、これで参りましょうよ。
pianoさん、
さくらちゃんとも話をしましたが、藍ちゃんほど陽気ではありません。
申し上げた様に、プロアマ戦では、さくらちゃんチームは、ビリだったんですよ!
凄い追い上げでしたね。
タカさん、
負けを取り戻そうとして、大勝負を仕掛けると、大抵やられて返り討ちにあいます。
やはり、こつこつと地道に勝ちを重ねるのが王道だと思います。
タンピン・三色ならダマテンでしょう。
安目を見逃したりしていると、必ずツキが逃げます。
上がりは上がり。 こつこつが一番。
hapo-chichiさん、
* FXはお休みできる!*
本当ですよね。
相場観が合わなければ、やらなければいい。
いいとこ取りだけすればいい。
結果しか知らず、最終日のプレーは見ていないのですが、片山プロも凄かったですね。
GS-hさん、
*ゴルフの刻みとFXの損切りが似ている*
これも、そうですね。
じっと我慢して、ボギー・ペースで回って無理をしない。
その内、ショート・ホールとかロング・ホールでパー・チャンスが廻ってくるかも知れない。
それまでに、トリプル・ボギーを二つも打っていたのでは、取り返しが付きません。
80台と言っても、89と80ではそれこそ雲泥の差があります。
82~83くらいだったら、頑張れば何とかなるかも知れませんが、80を切るのはもう無理ですね。
ちなみに、塾長のベスト・スコアはオークヒルズ・クラブでワン・オーバーの73です。
Good old days !
投稿者:塾長|2009年4月13日 18:36
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