月曜コラム「週刊 独り言」 外為どっとコムFXブログ

塾長闘病記。 今は懐かしい思い出。


皆様、ご心配をお掛け致しましたが、無事退院致しました。

先週のこの“週刊・独り言”で、入院していることを白状し、その後“日々のブログ”で色々お話しましたが、その間下界には一歩も出ずにいたので、余りネタも無く、今週も恐らく塾長にとって“一生に一度”の出来事であったろう、今回の入院劇について再び日記風に語ってみたいと思います。(ちょっと、日々のブログと重複します。)


Day 1.(木曜日)
“午後2時までに、外来に来て、入院手続きをして下さい。”との指示を受け、持って来るようにと言われた“必需品”を携えて入院した。
部屋に案内され、根津神社の駐車場を斜めに見る、東南の大変日当たりの良い部屋をご提供頂いた。
さて、入院に当ってのご説明を受けた。
これは、相当真面目で厳しい内容でしたぞ。
基本的には、手術を行うに当っての患者としてのリスク。
手術を受ける前に施される麻酔のリスク。
まあ、これはFXをやるに当って、そのリスクを完璧に理解しているのかをチェックされるのと同じですな。
リスク無しで、総てがすんなりと行く訳が無い。
いや、すんなり行くことは分かっているのだが、“万が一”のことを理解しておかないと、何かが起きた時の責任の所在もはっきりしない。

総てのご説明を受けて、“私も金融関係に長くいて、取り引きに関してのリスクは総て理解、そして了解をしてやって参りました。全く、問題ありません。“と言うと、ほっとした表情をされた。
患者さんによっては、リスクの説明がよく理解出来ず、“えっ、では麻酔が失敗すると半身不随になることがあるのですか?”とか、“えっ、では腹膜炎を起こすと死に至ることもあるんですか?”と血相を変える人もいるらしいが、それも理解出来る。
何事も、“完全”ということは有り得ない。
兎に角、塾長の手術も大成功で良かった。

夕食を頂いたが、大変美味しい。
“病院食は不味い。”と聞いていたが、そんなことはない。  完食。
“午後9時以降は、飲み食いをしないように。”との指示がある。
いよいよ、始まるか。

Day 2.(金曜日)
日々のブログでご紹介したが、8時から麻酔の準備が始まり、手術は9時から開始。
塾長は8時半から午後3時までの記憶が全く無い。
凄く痛い、脊髄に打つ麻酔の麻酔を打たれた後、酸素マスクの様な物を宛てがわれて“眠くなりましたか?”と聞かれて、そのままストン。
揺り起こされて、切除した物や胆石を見せられたが、うろ覚えである。
病室に戻ってやっと意識が戻って、時計を見ると午後3時を回っている。
当初は、“手術は約4時間くらい掛かります。”と言われていたが、6時間の大手術だったんだ。
喉がからからに渇いているが、水が飲めない。
ベッドに“金縛り”の様な感じで張り付けになったまま、身動き一つ出来ない。
情けない。
背中に麻酔を“ちびちび”注入する装置が付いているが、やはり痛い!
2時間おきくらいに看護婦さんが来てくれて、“どうですか?お口を漱ぎましょう。”と大変親切にしてくれる。
ああ、水を飲みたい。 でも、飲めない。
殆ど一睡もしていない感じだが、本当は結構寝ているのだろう。

Day 3.(土曜日)
朝、“お水を一口飲んでいいですよ。”と言われる。
美味しい!  これが、寒露の味というヤツだな。
“普段飲むワインより美味しいです!”と言うと、“こんな時でもワインのことを考えているんですか?”と冷たい目で見られた。
昼、重湯(お米のとぎ汁?)を頂いた。 味が無い。
水を飲んだ。 プラスチック容器に入っているので、プラスチックの味がして美味しくない。(さっき、寒露の味がしたのと同じ水なのに.................。)
人間って、勝手なものだ。
飲めない時が終わって、やっと飲めるようになると寒露の味がするが、自由に飲めるようになると、只の水。しかも、プラスチック臭い!
夜は、お粥が出た。
さあ、苦難の夜が始まった。
痛い! まだ背中の麻酔が効いているのが、それどころではない。
二つの臓器を取り出し、手術時間もそれだけ長かったので、それ相応の覚悟はしていたが、兎に角痛い! 身動き出来ない。
もうどうしようもないので、午後9時に消灯して上向きのまま(身動き出来ないのだ。)寝た。
じっとしていると痛みは和らぐ。
痛みを和らげるためにじっとしている。
長い夜だった。

Day 4.(日曜日)
随分、痛みが和らいできた。
じっとしていると、殆ど痛みはない。
じっとしているには、“寝るか、テレビを見るか。”しか無いから、その両方をやる。
本を沢山持って来たが、全くそれを読む気力が無い。
起き上がりたくない。 集中心が無い。 ブログは読めるが、返事を書く気力が無い。
何もしないで、この様にぐだっとしているのを“怠惰”というんだろうなあ?
ご飯は、もう普通の物が出だした。
昨晩長く寝たので、眠くない。

Day 5. (月曜日)
昨晩寝付いたのは、午前3時前。
Day 3.の水と同じで、痛くて身動きが出来ないと文句も言わないで寝ているが、痛みが和らぎ、体が動かせるようになると、このリクライニングのベッドの段差が気になったり、枕が柔らかいと不満を感じだした。
人間の身体って、回復力は凄いけど、自分勝手なものだなあと思う。
背中の麻酔が切れて、違う痛さを感じだした。
“お医者様に、また痛くなったんですが......。”と言うと、“ああ、麻酔が切れたからでしょう。酒匂さん、そりゃあ、身体に幾つか穴を開けたんだから多少痛いのは仕方ないですね。でもね、日が経つにつれて、自分でも驚くほど痛みが去り、回復しますよ。”と仰る。
へへーーーーっ。
ぼちぼち歩き始めたのだが、お腹を抱えてまるで妊婦さんのような歩き方をしている。
じっとしていると、痛みは少ないが、歩いたり咳・くしゃみをすると、きりりと痛む。
くしゃみと言えば、くしゃみが出そうになって身構えると(痛いから)、身体は賢くてそのくしゃみを収めてくれる。 くしゃみが出ないのだ。 本当だ。

Day 5.(月曜日)
大分、調子が出てきた。
ブログに沢山書き込む余裕がある。
段々、食欲が落ちてきた。
“病院食”にしては、美味しいと思うのだが(と言っても、他の病院食は食べたことは無い。)、何せ今は、それこそ本当に、“喰っちゃ寝、喰っちゃ寝”(あ、それにテレビを見ている。相変わらず、本を読む気がしない。)しかしていないので、お腹が空かない。
おかずは大体食べるが、ご飯はお茶碗の1/4くらいしか食べられない。
手術後でもくっ付いていた管(ドレインというらしい。)のところから、多少の出血があると言う。 “大事をとって、明日CTスキャンをしましょう。”と言われ、どきりとする。

Day 6. (火曜日)
CTスキャンの結果は、全く問題無し。
ほっ。 もう二度と痛い目に遭うのは嫌だ。
もう、余裕。 ドレインも取り、歩く時も、お腹を抱えなくても平気。
只、咳・くしゃみをすると依然としてきりりと痛む。

Day 7. (水曜日)
いよいよ、明日退院。
経過は、全く問題無しで、お医者様もびっくり。
有り難いことに、学部長先生、主任教授、他の教授先生などが次から次へと来室されて、励まして頂ける。
実は、これはこの日に限ったことではなく、非番の日以外は毎日必ず部屋にいらして、患部を診て下さる。
これでは、早く治らない筈が無い。
有り難いことだ。
傷口の四つの穴の上にフィルムを貼って、約1週間ぶりのシャワーを浴びる。
日々のブログでも叫んだが、“チョー、気持ちいい!”
お医者様が、“明日、帰宅してお風呂に入る時に、このままザブンと入って下さい。
翌日は、このフィルムを剥がして、ザブンと入って下さい。“と仰る。
ザブンは、“飛び込め。”と言う意味か? 何故、飛び込むのか?
まあ、“傷口は気にせずに、堂々と入浴して下さい。”との意味であろう。
最後の晩だと思うと、何だか感無量で中々寝付けない。

Day 8. (木曜日)
いよいよ、退院。
11時くらいに会計を済ませ、ナース・ステーションで1週間大変お世話になった看護婦さんにお礼を済ませて、退院。
入院中にずっと考えていた、“先ずはお蕎麦”、そして夜は“司さんのお寿司”を実践すべく、“虎ノ門・砂場”に行き、電話で御願いして用意して頂いていた、つまみとお寿司を“司さん”でピック。アップ。

両方とも、美味しかったーーっ!


術後の経過は良好。

Day.9 の金曜日は、今回の手術の発端となったきっかけを見付けて下さった、日本医科大学の呼吸ケアクリニックで、血圧の測定。
80~130くらいで随分落ち着いてきた。

Day.10は、380RSを駆って、ディズニーランドまでドライブ。
車高が低いので、乗り降りする時に身体をかがめると、多少痛みが走るが、これは手術の痛みではなかろう。

それにしても、手術の10日後にサスペンションががたがたに硬いスポーツ・カーに乗れるなんて、感激モノ!
いや、感激モノではなく、只の無茶か?

 

皆様、沢山のお励ましを頂き、有難う御座いました。
総てに返事が出来ませんが、大変感謝しています。

お陰さまで、すっかりよくなりました。

どうぞ、これからも宜しく御願い致します。


          すっかり、快気した塾長。   

コメント一覧

コメント9件

 おはようございます。塾長さんは、西洋医学に疑問をもたれませんか?読んでいて、痛々しくなりました。
 ”医食同源”と言います。私は、よい食べ物や水を取り、反自然的なものを極力控え、半身浴やミストサウナ等、発汗作用で毒素排泄したり、よい健食を取り入れてます。
 健診には行きませんが、仮に癌と言われても、大いに結構。なぜなら、それは”死ぬもの”ではなく”消えるもの”だからです。
 西洋医学は、事故等の緊急時において、非常に優れていると思います。それ以外の場合は、体を切ったりすることなく、根治に至る真の医療を選択したいものです。
 

投稿者:win|2009年2月23日  11:50

winさん、

* 西洋医学に疑問をもたれませんか?*
全く、感じません。
むしろ今回の自分の手術の経緯を振り返って、西洋医学の進歩に畏怖の念すら感じます。

投稿者:塾長|2009年2月23日  12:27

こんにちは。
今日はお天気が悪いですね。

私も物心ついてからは入院というものを経験しておりませんので、塾長の闘病記を大変興味深く読ませていただきました。

知り合いのが開腹手術をした後、咳とくしゃみが一番恐ろしかった、と語っていたのを思い出しました。
私も軽い花粉症なのですが、花粉が飛び交う時期には
なるべく手術は避けたいもんです。

でも良い病院(医師)にかかれた塾長は、くじ運だけではなく、健康運にも恵まれていますね。


投稿者:おっぱっぴぃ|2009年2月23日  12:47

塾長の麻酔は全身麻酔ですか?
僕ももうすぐ手術なんですよ。背中に注射って怖い!

投稿者:逆取り|2009年2月23日  15:09

外為マーケットビューで元気なお顔とおしゃべりを見て一安心。
ほんとに医学の進歩は凄いですね。
5cmや10cm切っていたらもう暫く回復に時間が掛かったでしょうが、1cm位が4つで済むんですからネ。
10日の今井さんとの対談をまたまた楽しみにしていますヨォ~。

投稿者:ウコンのMASE|2009年2月23日  15:52

退院おめでとうございます!
順調に回復なさっているようでよかったです。
早く完治するといいですね。(無茶はしないでくださいね!!!)

投稿者:花音|2009年2月23日  18:43

塾長様
こんばんは!
私も西洋医学のお蔭で今,生きていると思っています。
漢方薬も長年飲んでいましたが。
人は何故、病気になるのでしょうね。

投稿者:ライオン丸の子|2009年2月23日  21:13

塾長様 こんばんは。
以前、私の夫も胆嚢切除の手術を受けたことを書きこみましたが、やはり、4つの穴をあけました。夫はおなかにあせもの痕が何個かあるのですが、その痕と同化していて、本人もあせもの痕と、手術の痕の区別がつきません(ただのアホかも・・・)
夫の場合は、手術の4日前くらいから風邪をひかれては困るのでとの理由で入院させられました。おまけに主治医はインターンあがりくらいの若い先生で、朝から夜中まで、私がいつ見舞いににいっても病院にいて、過労で手術失敗しないでね、と心の中で夫と祈っておりました。無事に手術は済みましたが・・・。
本当に今の医学の進歩はすごいですよね。
塾長は活動的に過ごしているのが一番なんでしょうが、あまり無理なさいませんように。マーケットビューに出ていらして、びっくりしてしまいました。

投稿者:ことみ|2009年2月23日  22:43

塾長さん、退院おめでとうございます。
手術も術後も順調のようでなによりです。
早く完全に健康になられますように。

投稿者:ヒカル|2009年2月24日  23:36

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