師走の雑感。
- 2008年12月22日(月)08:18
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師走=師が走る。
12月は、普段は穏やかで大人しい先生までもが、忙しく走り回るので師走と言うのだと昔聞いたことがあるが、定かではない。
今年の師走は、世の中が騒然としている。
アメリカではビッグ・スリーがどうなるかが一番の話題となり、我が国では嘗て一世を風靡した花形輸出産業までもが雇用調整に入り、誰と話しても、ついぞ明るい話は出てこない。
雑感その一。
各国中央銀行が利下げに走り、為替市場も落ち着きの無い動きを繰り返している。
随分前から、“12月は市場のLiquidity.=(流動性)が極端に少なくなるから、リスク・ポジションを減らしなさい。下手をすると、円・ロング、円・ショートのどちらにしていてもやられる危険性がありますよ。”(逆に言うと、うまくやると大きな利益チャンスもあります。)と注意を促してきた積りであったが、正にその通りとなった。
下のグラフは、先週のたった一週間の6通貨ペアーの、高値、安値、そしてその変動幅を示したものであるが、まあよく動いたものだ。
高値 安値 変動幅
USD/JPY 91.33 87.11 4.6%
EUR/USD 1.4718 1.3362 9.2%
EUR/JPY 131.02 121.62 7.2%
GBP/JPY 139.20 132.24 4.6%
AUD/JPY 63.55 60.00 5.6%
NZD/JPY 54.06 49.32 8.8%
先週の土曜日に、現役の為替ディーラーの連中とゴルフをやった折に、“もう今年は終わりだね。”とさらりと言ったら、“はい、僕たちはもう年末まではポジションは取りませんが、市場はまだまだ大きく動くと思います。”と、彼らもさらりと言う。
今年は、総じてディーラー連中の成績はいい。
理由は簡単で、彼らは“上がると思う物を直ぐ買って、駄目ならスパッと売り戻して損切り、下がると思う物を直ぐ売って、駄目ならスパッと買い戻して損切る。”からである。
そして、“損失を小さく、利益を大きく”することを心掛ける。
こう言っては彼らには失礼だが、まあ“見栄も外聞”も余り気にしない。
これが、Trend follow.=(例の、レンジを切った時の“下がったら売り、上がったら買う。”の戦略)の極意である。
今年のように、“50年か100年に一度”のそれこそ訳の分からない相場展開の時は、このTrend follow.をやらないと、命が幾つあっても足りない、じゃあなかった、資金が幾らあっても足りない。
ナンピンの売買なんか、それこそ命取りになる。
難しいのは、これだけ相場が荒れる(単純に一方方向へ動かない。)と、損切りをしないで“我慢しておけば良かった。”とか、“ポジションを増やせば良かった。”などの、レバ・タラが横行する。
それはそうなのであるが、それがうまくいくためには、相場がAgainst.=(逆方向)に行っても耐えられるポジションしか保有してはいけない。
たった一週間で、7%も上下するユーロ・円を大きなレバレッジで取り引きするリスクを計算して御覧なさい。
雑感その二。
先日、380RSにガソリンを給油したが、何とリッター111円までガソリン価格が急落している。(1番目の写真)
あれ、ついこの前200円近くではなかったか?
そうか、よく考えてみたら、原油価格が四分の一に下落しているのだから、当然か?
ところで、よく見るとガソリン価格の半分の53.80がガソリン税で取られているんですね。
タケッ!=(高い!、の下衆な言葉)
雑感その三。
ご存知のように、塾長は節酒をしている。(本当はお医者様から禁酒を仰せつかっているのだが、何せ半年前からの約束もあり、それは無理。まあ、節酒で勘弁して貰おう。でも、見付かると怒られるかも知れない。)
その結果、過去25年間只の1~2キロも増減の無かった体重が、あっと言う間に3キロも増え、初めて60キロを超えた。(真ん中の写真)
そうか、酒を止めると太るんだ!
確かに、酒を飲まないと手持ち無沙汰で沢山食べる。
普段は、ご飯なんて食べたこともないのに、今は平気で食べてしまう。
お医者様からは、65キロが標準と言われているので、まだ大丈夫。
雑感その四。
昨日の読売新聞朝刊の第一面に、
-18私大、含み損688億円。 さらに拡大必至。
という大きな文字が躍ったが、別に驚かない。
我々には周知の事実。
ウチのヤツに言わせると、“どうして100億円投資して、元本以上の150億円損するの?”と不思議らしいが、何、“3倍のレバレッジ”を掛けて、豪ドルのデリバティブズ商品を買えば、極端な話、豪ドルの為替相場が半分になれば、“100億円×3倍×1/2=150億円”となり、100億円投資して、150億円の損失を蒙るのである。
お気の毒とは思うが、学校法人が投機を行ってはいけないな。
今年、豪ドルは対円で大幅に下落したが、こういった複雑なデリバティブズ取り引きの解消が進んだことも、“行き過ぎた円高”を生み出した。
余計なことは言いたくないが、ディーラー連中が未だに“半端ではない円高相場”が来るかも知れないことを危惧している一つの理由は、彼らが読売新聞が指摘したように、“損失がさらに拡大必至。”=(未だに解消されていないポジションが存在する。)いうことを知っているからかも知れない。
相場は常にオーバーシュートするもの、ということを忘れてはならない。
雑感その四。
どうやら、年明け早々に手術を受ける可能性が高いので、加入している保険を調べてみた。
銀行員時代からの付き合いで、保険には結構沢山入っているが、一つ面白いもの(いや、面白くない)を発見した。
これは毎月払い込み型の10年満期の掛け捨ての保険で、10年目に死亡すると1億円、入院すると日額2万円、そして通院すると1万円を保証しているのだが、何と今年の10月1日で満期が来ていた。(一番下の写真)
10年間保険金を払い続けて、“何も起こらず”、その保険が満期になった途端に、検査の為に通院を余儀なくされ、そして手術をすることとなったわけだ。
上で言ったように、多少面白くはない(その絶妙なタイミングに)が、別に腹は立たない。
保険とはそういったもの。
“いざと言う時の為”に掛けた保険が無駄になった、ということは“いざ一大事”が起きなかった、ということ。
そもそもこの保険に加入した理由は、“もし一大事が起きれば”まだ学校に通っている子供たちが大変だろうと、と思ったから。
今は二人とも学校を卒業し、ウチからも出て行っているのだから、別に保険金は要らない。
(しかし、本音を言うと、この保険証を見た時“あっ、どうせならあと一年早く逮捕されれば良かったのに!”と一瞬思った。 人間って、やっぱり欲張りなんでしょうな。)
雑感その五。
さあ、今年も残すところ、あと10日。
今年は、投資家にとって大変な年であった。
“効率がよく、安全な投資を行いたい。”と誰もが思うが、“Low risk, and high return.”=(リスクが小さく、リターンの大きい)投資案件なんてある訳が無い。
一生懸命考えて、“Managed risk, and better return.”=(リスクを考え、少しでもいいリターン)を考えるが、これも難しい。
今年は結果的に、株価は下がり、為替相場は円高になり、投信価格も大きく目減りした。
“何もしないで、キャッシュに置いておけば良かった!”というのは結果論。
来年も、今年と同じように、いや或いは今年以上に難しい相場になるかも知れない。
外為さんから、“これが、今年最後の週刊・独り言になりますか?”と聞かれたので、“いや、12月29日も書くよ。”と答えた。
来週、今年最後の週刊・独り言には、出来たら、2008年の総括と、2009年の抱負、或いは相場観でも書きますか?
1月になると、相当暇になりそうなので、ほっとしている塾長。 今年は、まだまだ連日情報収集の集いが続く…….。(酒はそんなに(?)飲んでませんよ!)
- 2008年12月22日(月)08:18
- コメント(8)















コメント一覧
コメント8件いつも塾長のブログを楽しみに拝見しております。
さて来年早々に手術を受けられるとのことですが、医療用の弾性ストッキングをご存知ですか?私は以前手術を受けたことがあるのですが、術中と術後に穿かされました。血栓予防の為との説明を受けました。圧が強いので履き心地はあまりいいものではないかもしれませんが、普段の生活よりは制限を受けると思いますので、穿かれた方がいいかもしれません。
余計な事かもしれませんが、自分の時の状況を思い出しましたのでご連絡しました。(お見舞いに来た人達に「何それ?」と聞かれたので知らない人が多いのかな?)
来週の独り言も楽しみにしております。ご自愛下さい。
投稿者:Hiromi|2008年12月22日 10:01
塾長様こんにちは。
それにしてもガソリン安くなりましたね!
どうせなら冬に安くなるより、
遠出のできる夏に安くなって欲しかったです。
塾長は内視鏡での手術なんですよね。
傷も小さいしすぐ復活できると思います!
うちのダンナも今年の夏に胆のうを摘出しましたが、
3日目からは外を30分以上散歩する位元気になってましたよ。
投稿者:kiku|2008年12月22日 10:18
塾長様
こんにちわ!
年明け早々に手術が決まったのですね。
お風邪など召しませぬよう,お気をつけられますように!
(術後にコンコンやると傷に響いて痛いです。)
投稿者:ライオン丸の子|2008年12月22日 14:44
保険の写真、黒く塗ってる部分がスケスケですよ。
正月の手術は大変そうですね。ご自愛ください。
春休みに海外旅行に行こうと思うのですが、おすすめの国、地域はありますか?ナイアガラの滝を見たいという気持ちがありますが、北米なら働いてからも行くだろうという考えもあり、考えあぐねているところです。
投稿者:牛飼い|2008年12月22日 17:16
Hiromiさん、
有り難う御座います。
血栓予防ですか? 開腹をしないで、内視鏡でやる手術なので、必要無いかも知れませんね、
kikuさん、そうですか?
塾長の場合は、二つの手術を一遍にやっちゃうそうで、そうなったら2~3日では無理かも知れません。
まあ、何れにせよ、清水先生を始め、日本医科大学のそうそうたるお医者様が診て下さるので、何の心配もいりません。
ライオン丸の子さん、
有り難う御座います。
大丈夫です。
牛飼いさん、
あらそうですか?
脇が甘かったですね。
でもまあ、既に満期のきた保険ですから、No harm.=(害は無い)でしょう。
ナイアガラの滝は、余りお勧めしません。
“何だ、こんなものか?”といった感じです。
春休みというとあちらの秋になりますが、塾長がこの前行った、ニュージーランドなんていいですよ。
ちょっと、旅費が高いかな?
投稿者:塾長|2008年12月22日 19:08
塾長さん
こんばんは。
ニュージーランドは良かったみたいですね!
私は南半球には行ったことがないので、行ってみたいなぁと思います。この円高の時期に行けたら幸せだけど仕事が。。。でも仕事があるだけ幸せです。
ナイアガラの滝は私も訪れたことあります。
冬だったのでボートに乗って水浴びできなかったので、イマイチでした。夏はもう少し楽しそうでした。
来週の独り言は、2008年の総括と、2009年の抱負、或いは相場観を書いてくださるのですね。
FX始めたばかりの初心者にはどんな言葉も為になります!
今日は豪ドル末広がりの61.88で指値決済注文だしといたのですが、61.77とラッキーセブンまでしか上がらずにアンラッキーでした…。指値はいいとこまでいくんだけど、よく失敗します…。
来年はどんな年になるんでしょうね。
こんなに荒れ相場を最初に経験すると、トレンドの時もすぐ切ってしまいそうです!
それでは、また独り言楽しみにしています。
でも、お体は無理しないでくださいね!!
投稿者:Felicity Wishes|2008年12月22日 20:59
保険が終わると病気になる、なんて、笑い話のようですが、でも実際に結構多いようですね。保険会社の絶妙なリスクコントロールが効いているのかもしれませんが・・・^^;
これは人ではありませんが、某ソ○ー社の商品には、1年の初期保証の期間が終わると、翌日に故障するタイマーが仕掛けられている、という噂話が流行したことがありました。
タイマーが実際にあるとは思いませんが、確かに購入から1年を過ぎた瞬間に調子が悪くなって修理が必要になる、ということも少なくなかったように思います。でも、電器店の延長保証等に加入していると、なぜか故障しないんですよね、不思議と。
僕はちょうど今年の10月にナイアガラに行ってきましたが、とても楽しめましたよ。てっきりアメリカだと思っていた景色はカナダだった、ということも初めて知りました。
ニュージーランドは、憧れ続けてすでに10年を経過していますが、まだ行っていません。
投稿者:ほげほげ|2008年12月25日 12:37
Felicity Wishesさん、
来年も宜しく御願い致します。
ほげほげさん、
塾長も連れられて何回かナイアガラの滝に行きましたが、何れもカナダ側からでした。
来年の春に、ワインの買い付けでニュージーランドに行くかも知れません。
次回は、南島にも行こうと思っています。
投稿者:塾長|2008年12月27日 14:15
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