アラフォーか、アラカンか、それともオバカンか?
- 2008年12月15日(月)08:17
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下のグラフは、外為さんが毎日公表している、“外貨ネクスト売買比率”=(外為さんがレート提供している12通貨の売買比率)の、12月12日付のバランスである。
* 外為さんのホーム・ページ、“マーケット情報・各通貨ポジション状況・外貨ネクスト売買比率”をご覧下さい。
http://www.gaitame.com/market/buysell.html
売買比率ダウンロード[XLS]
通貨ペア 売り 買い
米ドル/円 14.3% 85.7%
ユーロ/円 39.6% 60.4%
ユーロ/ドル 52.9% 47.1%
豪ドル/円 15.0% 85.0%
ポンド/円 21.8% 78.2%
NZドル/円 11.6% 88.4%
カナダドル/円 18.1% 81.9%
スイスフラン/円 45.0% 55.0%
香港ドル/円 35.7% 64.3%
ポンド/ドル 25.0% 75.0%
ドル/スイスフラン 39.0% 61.0%
南アランド/円 4.9% 95.1%
これは文字通り、外為さんの顧客の売買比率を表しているだけで、売り持ち・買い持ちの残高を表したものではないが、顧客の投資動向が一目瞭然である。
対円のポジションを見ると、圧倒的に円の売り持ち(通貨の買い持ち)が多い!
同じページに、【売買比率の比較(前月比)】が載っており、これを見てもここ数年の顧客の投資動向が一目瞭然である。
円安であろうが、円高になろうが顧客の売買比率が大きく変わっていない。
一言で言うと、“為替相場(円相場)がどう動こうと、円を売りっ放しにしてじっと我慢している。”と言うことである。
どうして、じっと我慢しているのか?
“円を売って、高金利通貨を買い、スワップ・ポイントを得る。”取引をしていれば、
-金利差が入り、
-その内相場も戻るだろう。
との思惑と希望があるからであると思う。
皆さんもお気付きであろうが、ついにドル・円の日々のスワップ・ポイントが逆転した。
何と現在は、ドル・円をロング(円を売り持ち)にするとスワップ・ポイントを取られ、ドル・円をショート(円を買い持ち)にするとスワップ・ポイントが得られるのである。
その他通貨(ユーロ、ポンド、豪ドル、ニュージーランド・ドル、etc….)との金利差も縮まり、円をショートにすることによって得られるスワップ・ポイントが減少するばかりである。
皆さん、1年前に、こんなことが起きるなんてことを考えましたか?
この場でも何回か指摘したが、金利差というものは、為替相場を決める要因のたった一つでしかなく、ファンダメンタルズ・需給の変化、テクニカル分析、地政学的リスクの勃発、介入….など、相場の変動要因はあまた在る。
ついでに、同じ外為さんの“マーケット情報・各通貨状況・IMMポジション”
http://www.gaitame.com/market/imm.html
をご覧下さい。
赤い線グラフがドル・円相場を表し、青いバーがシカゴIMMの連中のポジション残高を表している。
こちらも一目瞭然で、彼らのポジションは円安時にはちゃんと円の売り持ちになっており、円高時には逆に円の買い持ちになっている。
彼らが円を売ったから円安になったのか、或いは円を買ったから円高になったのか?
それとも円安になったから彼らが円を売ったのか、或いは円高になったから彼らが円を買ったのか?
恐らく、後者であろう。
昨今のスワップ・ポイントが逆転する前は、彼らも低金利の円をロングにすることでスワップ・ポイントを払った筈であるが、それを上回るCapital gain.=(為替差益)を得ることを期待して円を買ったのである。
癪ではあるが、見事な“ポジション取り”であると認めざるを得ない。
現在の経済状況は“50年か100年に一回の未曾有(みぞゆうではなく、みぞうですぞ!)の危機的なものである。
為替相場も似たようなものである。
先週の金曜日の動きも、尋常一様ではない。
もう何百回も言い続けているが、こういう状況ではリスク・ポジションを減らさなくては駄目!
塾長もこの円高(特にクロス・ベース)は明らかに“行き過ぎ”だと思っているので、この場に及んで“さっさと円・ショートを切りなさい。”とは言わないが、レバレッジを減らして=(ポジションを減らす。)、金曜日のような急激な円高が来ても耐えられるようでなければ駄目!(ポジションが小さければ、通貨の安値で円を売れた。)
“でも金曜日だって、相場はまた戻ったではないか!”とのほほんとしていては駄目!
(ポジションが小さければ、通貨の安値で円を売れた。)
FXの醍醐味は、通貨の売買が自由に出来ること。
そして、利が乗ればスパッと利喰いが出来、損失を蒙ればこれまたスパッと損切りが出来ること。
両建てだって出来る。
この醍醐味を上手く使っていますか?
腐れポジションをぐずぐず引き摺っていては、駄目ですよ。
今は、ノー・ポジションで様子見の塾長。
p.s.
何だか、最近も同じような事を言ったなあ、と思っていたらたった一月前に此処で同じようなことを言っている。
http://www.gaitame.com/blog/sakoh_weekly/2008/11/20081110083815.html
同じ事を言うのは、年寄りの悪い癖。
先日テレビを見ていたら、“アラフォー”=(Around forty=40歳前後)という言葉を知った。
塾長は、“アラシックス”=(Around sixty=60歳前後)か?
ゴロが悪いなあ?
“アラカン”=(Around Kanreki)はどうだ?
これもゴロが悪い。
”オバカン”=(Over Kannreki=還暦過ぎ)はどうだ?
- 2008年12月15日(月)08:17
- コメント(4)















コメント一覧
コメント4件塾長も含めて皆さん様子見とよく言いますが、様子を見てるって一体何の様子を見ているんでしょうか??
例えば91円まで上がるかどうかなんてそのときにならないとわからないわけですから、様子を見ようと見舞いと関係ない気がするのですが。。。
後、12月は変に動くから駄目とおっしゃいますが、いつだって予想は外れるわけですから何月であっても同じ様な。。。
12月が難しい相場なのだとしたら、その時の相場が難しいかどうかを見極める方法が知りたいものです。
投稿者:沖田|2008年12月15日 20:12
売買比率で買い持ちが多い件ですが、大きく円高になった時にマージン・コールで強制的ロスカットが発動されるはずだと思いますが、たまに比率を見てみますとあまり変わっていないような印象を受けます。 あるいはロスカットされた分を上回るくらい新規の買いが入ってきたのでしょうか?
投稿者:ohio|2008年12月16日 14:13
沖田さん、
* 様子を見てるって一体何の様子を見ているんでしょうか??*
12月は市場への参加者が少なく、先週のような“Volatile”=(滅茶苦茶)な相場が出現するので、相場の動きを注視して、損をしないように心掛けようとしているのです。
* 12月は変に動くから駄目とおっしゃいますが*
12月だから、駄目なんて言ってないですよ。実際、塾長もユーロ・円を取り引きしたし、先日ドル・円を売りましたよ。
下手をすると、“円・ロングでも、或いは円・ショート”でもやられる危険性があるから気を付けて下さいね、と申し上げているのです。
相場は何時も難しいのですが、12月はそれに輪を掛けて難しいですよ!
ohioさん、
* ロスカットされた分を上回るくらい新規の買いが入ってきたのでしょうか? *
それもあるでしょうが、多くの人が、マージン・コールに引っ掛かる(ロスカットに引っ掛かる)前に、長く抱えているポジションをキープする為に保証金を入金しているのではないでしょうか?
そして、点を仰いで円が安くなることを願っている。
先週のユーロ・円の131円、ポンド・円の139円、ドル・円の91円なんてのは、円・ショートを減らす絶好のレベルだったのでしょうが、これもまた只の結果論。
難しいですなあ。
投稿者:塾長|2008年12月21日 19:06
なるほど。
普段以上に行ったり来たりするというかんじでもないんですかね。レートがいつもは1pip刻みなのがこの時期10pip刻みになるとかそういうことではないんですね。
だとすると相場が難しいのはいつだってそうだし、相場にいつも注目しているのは当然ですから普段通りにしていたほうがよさそうですね。
でも、欧米が休みの時なんかはいつもと比べてあまり動かないので、儲けにくい気はします。そんな時は休んだほうがよさそうですん。
投稿者:沖田|2008年12月22日 13:39
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