またまた、お説教でご免なさい。
- 2008年11月10日(月)08:38
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5/1 11/9
USD 104.46 (+65) 98.33 (+1)
EUR 161.55(+157) 125.10(+87)
GBP 206.25(+260) 153.89(+124)
AUD 97.54(+180) 66.29(+80)
NZD 81.16(+173) 58.01(+75)
ZAR 13.69(+35) 9.67(+27)
上の表は、たった(?)半年前の今年5月1日と、先週末11月9日の、ドル・円、ユーロ・円、ポンド・円、豪ドル・円、ニュージーランドドル・円、そして南アフリカランドランド・円の終値と、当日に付与されたスワップ・ポイントを表したものである。
為替相場は一時(10月24日~27日)の“馬鹿げた、行き過ぎた円高”から相当戻ったものの、それでもこの両日を比べると、円は対ドルで6.3%、対ユーロで22.6%、対ポンドで25.4%、対豪ドルで32.0%、対ニュージーランドドルで28.5%、そして対南アフリカランドランドで29.4%も円高になっていることが分かる。
ドル・円の動きなんて大したことはないが、他の通貨をロングにしていたら、何とこの半年で20~30%元本が毀損したことになる。
しかも、これはレバレッジ無し!
レバレッジが、ほんの2倍、ぐぐっと5倍、いや思い切って日銀が発表した“平均8倍のレバレッジ”だったらどうなったか、などの議論はここではもうしない。
実は、今日此処で問題提起したいのは、金利差=スワップ・ポイントに関してである。
先日、日々のブログで“ウチの頑固な無敗のディーラー”がついに諦めて、殆どチャラでドル・ロングを切った話をご披露したが、そのきっかけとなったのは、もうドル・円には金利差は殆ど無く、“外貨預金をした積り”で、のほほんとロングにしていても、ナーーーンもご褒美は付かないことである。
それを説明したら、ウチのヤツはしぶしぶドル・ロングを切った。
“アタシは、投機はしたくない。”
ドル・円は兎も角、皆さんがロングにすることが大好きな豪ドル、ニュージーランドルと南アフリカランドランドを見てみよう。
半年前には、1万豪ドルをロングにしていると180円、ニュージーランドルは173円、そして南アフリカランドランドでは、35円のご褒美を日々頂けた。
そして、多くの人が、“多少元本が毀損しても、日々スワップ・ポイントが入ってくるからいいさ。5年~10年持っていれば必ず儲かるさ。”と思っていた。
そうはいかない!
豪ドルの日々のご褒美は180円から80円に激減し(-55.6%)、ニュージーランドルは173円から75円(-56.6%)、一見小さな動きに見える南アフリカランドランドも、35円から27円に減少した(-22.9%)。
この動きは想定外であった筈である。
下がると分かっていて、何かを買う人はいない。
上がると分かっていて、何かを売る人はいない。
そして、金利差がこんなに劇的に縮小すると分かっていて、結構なレバレッジを利かせて円をショートにする人はいない。 いや、違った。 結構、いたか。
それは、まさかこんな現象が起きるとは思わなかったから。
夢想だにしなかったことが起きるのが為替。
思い通りに行かないのが為替。
それを上手くコントロールして、ちゃんとやればそこそこの利益が上がるのが為替。
セミナーでも再三指摘したが、皆さんは中々円買いが出来ない。
これは理解出来る。
そもそも、FXをやるきっかけとなったのが、アホくさいほどの超低金利の円を売って、上の高金利通貨を買おう、というものであったから、中々円を買えない。
円をショートにして、金利差=スワップ・ポイントを得ることだけを狙ったFX取り引きは、去年で終了。
The fashion was over, and the party was over.=(ファッションは終わった。そして、パーティーも終わった。)
では、どうするか?
FXの醍醐味は、通貨の売買が全く自由に出来ること。
円売りだけではなく、円買いも出来ること。
“多少元本が毀損しても、日々スワップ・ポイントが入ってくるからいいさ。5年~10年持っていれば必ず儲かるさ。”は、もう通用しない。
自分で考え、“あれ、円が高くなるかな?”と思ったら、円を買うのも宜しい。
“いや、やっぱり円は安くなる!”と思えば、円を売れば宜しい。
但し、必ずSelf discipline.=(自己規律)を守り、“損をすることに、臆病になること!”
いつも言うことであるが、皆さんがよく犯す致命的な間違いは、“自分がやったことを正当化する。”ことである。
-俺が買ったんだから、相場は上がる筈だ。 今、下がっているけど、これはおかしい。
(違いますって。貴方が間違って、市場が常に正しいのです。)
-スワップ・ポイント狙いだから、少々元本が下がっても構わない。 長期保有で行くんだ。
(上をご覧下さい。金利差構造が変化することを覚悟していらっしゃい。まあ、こんなことは起きないと思うが、豪ドルと円の金利差が逆転したら、豪ドルをロングにしていると、スワップ・ポイントを取られるんですぞ! ついこの間だって、ユーロ・円をロングにしていて、スワップ・ポイントを取られましたよね。)
-今は相場が逆に行っているけど、何れ必ず相場は反転して、自分が考えている方向に行く。
(行くかも知れないけど、行かないかも知れない。
I bet you.=(恐らく、こうでしょ?)、多くの人が、勝手な自分の相場感で、ドル・円を110円、ユーロ・円を160円、豪ドル・円を100円、ポンド・円を220円、ニュージーランドル・円を80円、そして南アフリカランドランド・円を13円でロングにしたでしょ?
胆力(日々、悠々としていられるか?)と財力(マージン・コールに引っ掛からない余裕があるか?)が充分あれば宜しい。
塾長のように、損をするのが嫌で、相場を見ながらイライラするのが嫌なら、やられたポジションはすっぱり切るか、或いは減らしなさい。)
あらあら、またお説教になってしまいましたなあ。
これもいつも言っていることの繰り返しです。
皆さんも、やはり原点に帰って、相場には謙虚になって、塾長と一緒に頑張りましょう!
お医者さんに逮捕されて、禁酒をしているので寝不足の塾長。
- 2008年11月10日(月)08:38
- コメント(6)















コメント一覧
コメント6件いつも楽しく読ませていただいています。お金に対する認識不足でした。 現実に損をしてみて考えどおりにいかないのが為替です。ロスカットの仕方をしっかりやりたいです。怖がりながら今はバーチャルで練習中です。
投稿者:うらら|2008年11月10日 09:36
豪ドルを57円、61円、63円、ポンドを141円でロングし、ポンドは決済。豪ドルは85円までマイナスになっても保持するつもりです。ディーリングしても税金等で勝てる確率1/2以下なのにそもそも実効実質レートを無視してディーリングする事自体、勇気がいります。今は素人にとって、クロス円の中で低評価されている比較的安定した国の通貨の買い時では?どこの専門家の話も大半の時期ははずれています。テクニックは真似できません。下がったら売るは無理です。売ったら上がってしまうのが素人。
投稿者:買い時|2008年11月10日 14:23
うららさん、
本当は、バーチャルFXの目的は、ホンチャンと同じシステムを使って、本番と同じような練習を積む、というところにあるべきだと思うのですが、
どうも”車をゲットしよう!”とか。”カップルで、何処そこへ行こう!”などと言われて、むきになってやってしまう。
確かに、凄い人達がいますね。
でも、バーチャルとホンチャンでは全く違うと思うのですが....。
どうか、地道に練習して、自分の資産を使ってのホンチャンでは頑張って下さい。
買い時さん、
*下がったら売るは無理です。売ったら上がってしまうのが素人。*
”下ったら売る。”は、レンジが切れた時ですよ!
普段は(レンジ内で取引している時は)、下ったら買いですよ!
投稿者:塾長|2008年11月11日 18:07
少し間が空きました。早く直して、また、ワインを楽しんでください。
ところで、そうなんですよね。考えてみたら、スワップも変動するのですよね。今、NZドル売りのポジションを保持しているのですが、10日以上経っても、大した、マイナススワップが付きません。円が買いやすくなったということですね。
ドルなんて、マイナスの日とプラスの日がありますよね。
あと、将来的には、日銀が金利を低い水準のままにしておくことはしないと考えています。他が利上げすれば、今度は円の金利も高くなるのでは。
これは、世界の人々の希望でしょう。
金利差戦術は今は苦しいし、将来的にも、あまり効率的では無いかもしれないですね。
今は、この議論も受け入れられ易いでしょう。
また、よろしく!
投稿者:べき乗分布|2008年11月11日 20:55
*将来的には、日銀が金利を低い水準のままにしておくことはしないと考えています。他が利上げすれば、今度は円の金利も高くなるのでは。
これは、世界の人々の希望でしょう。
金利差戦術は今は苦しいし、将来的にも、あまり効率的では無いかもしれないですね*
私も将来的に円の金利が低水準であり続けれないと思いますね。しかし、膨大な赤字国債の金利が上がるといったい日本の財政はどうなってしまうのか?危惧してしまいます・・・
そうなるときっと大増税して私達国民にそのツケを回すのか?背筋が寒くなります・・・
仮に多少金利が上がったとしても、信用の低下した財政難の通貨が買われるでしょうか?
将来的には、円ショート=キャピタルゲイン狙い(円の暴落)での外貨買いリスクヘッジなのではないでしょうか?
投稿者:yt|2008年11月12日 14:01
「将来的には、円ショート=キャピタルゲイン狙い(円の暴落)での外貨買いリスクヘッジなのではないでしょうか?」
私は、外貨買いを否定したのではありません。そんなこと一言も書いてないですよ。ただ、金利差狙いの戦術の効率が悪くなると書いただけですよ。
また、一つ忘れてませんか。欧州と米国の財政が悪化してきていることを。この部分で考えると日本と同じ穴の狢になるかもしれませんよ。
投稿者:べき乗分布|2008年11月12日 14:47
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