貴方は、どのタイプ?
- 2008年10月 6日(月)08:33
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先週も、大波乱の1週間であった。
普段は比較的動きの穏やかな(?)ドル・円でさえ、高値が月曜日の106.94。
そして安値が、翌日の103.49。
2日で3円50銭も動いたのは、久々の大相場と言えよう。
よく、“為替ディーラーを殺すには刃物は要らない。Volatility.=(相場の変動)さえ奪えばいい。”と言うが、これほどのVolatility.は要らない。健全なVolatility.が欲しい。
為替相場の展開には、
-レンジ相場。=(はっきりとしたトレンドが無く、一定の範囲に留まって、暫くその間を行ったり、来たりする。そして、このレンジ相場は必ず破れる。)
-レンジ相場が破れて、どちらかの方向に動き出すが、往々にして“騙しの動き。”=(レンジが破れた様な動きを見せるが、また元のレンジに戻る。)があるので、要注意。
ここでも何回か、そのレンジ相場の時のディーリングの仕方、そしてレンジが破れた時のディーリングの仕方を話したが、先週の動きを参考にして、どうしたらいい成績を上がられたかをシミュレートしてみよう。
実は、先々週第二の故郷の広島でセミナー(初心者の方々を主に対象にし、“始めてみよう、FX.”と言うサブ・タイトルが付いていた。)を行い、同じようなことを話したので、セミナーに参加された方には、復習になろうか?
広島セミナーで申し上げたのは、
-今は、105.00~107.00のレンジ相場の様に思われる。現在の(前日のニューヨーク・クロージング)106.13-17は、その中間。105円に下がるのか、或いは107円まで上がるかは、もしかして五分五分の確率かも知れない。
ここでは何もしないで、レンジのハイサイド(107円)に近付いたら、ドルを売ってみる。
レンジのローサイド(105円)に近付いたら、ドルを買ってみる。
これが、レンジ相場の時の、Buy low and sell high.=(安く買って、高く売る。)か、Sell high and buy low.=(高く売って、安く買う。)、典型的で古典的な取引形態。
但し、上で述べた“騙し”が往々にしてあるので、必ずストップを置くこと。
それと、ラウンド・ナンバー(.00とか、.50などの丸い数字)では出さない。
塾長は、買う時は.20で出し、売る時は.80で出す。
総括すると、106.13-17では、ぐっと我慢して何もせず、
*106.80で売りオーダーを出し、107.20でストップに買いを置く。
*105.20で買いオーダーを出し、104.80でストップの売りを置く。
-そして、このレンジ相場は必ず破れるから、その時はSell on dip and buy on rally.=(下がったら売り、上がったら買う。)
* 107.20で買いオーダーを出し、106.80でストップを置く。
* 104.80で売りオーダーを出し、105.20でストップを置く。
先ず、先週のドル・円の、高値、安値を思い出してみよう。
高値 安値
9/29 106.94 103.99
9/30 106.47 103.49
10/1 106.50 105.31
10/2 106.27 105.09
10/3 106.14 104.42
戯れに、シミュレーションにAさん(結構FXが上手で、塾長の言うことをよく聞く。ストップは必ず置き、利喰いも上手。相場観も弾力的に変えることが出来る。)、Bさん(塾長の言うことを聞いて必ずストップは置くが、何処で利喰っていいかが分からない。相場観もよく分からず、他人の言うことを頼りにする。)、そしてCさん(唯我独尊型で、融通が利かない。自分ではFXは上手だと思っているのに、全然成績が良くならない。)に登場して貰おう。
分かり易いように、資金を100万円用意して、レバレッジを2倍とする。
言い換えれば、2万ドルを売買することとする。
これはあくまでもシミュレーションなので、Aさんには上手く儲けさせ、Cさんには大袈裟に損をさせるかも知れません。
Aさんの先週の取り引き結果。(+は、ドル買い。-はドル売り。)
左から、日にち、取り引き、相場、ポジション、損益状況です。(手数料は無視。)
9/29 -2 @106.80 -2 0
9/29 +2 @105.20 0 +32,000
9/29 -2 @104.80 -2 +32,000
9/30 +1 @103.80 -1 +42,000
9/30 +1 @104.20 0 +48,000
9/30 +2 @105.20 +2 +48,000
どうも、今までの105.00~107.00のレンジが、104.00~106.00に1円下がったかなと思う。
105.20でロングにしたポジションを当初は106.80で利喰おうと考えたが、諦める。
10/1 -2 @106.20 0 +68,000
10/1 -2 @105.80 -2 +68,000
10/2 +2 @106.20 0 +60,000
10/2 -2 @105.80 -2 +60,000
その後、10/2~10/3の高値は106.14と104.42で、損切りも利喰いも無しで、現在も2万ドルのショート。
結局、損切りを一回行ったが、6万円の利益で、+6%。
現在は、約2万円の含み益がある。
次はBさん。
9/29 -2 @106.80 -2 0
9/29 +2 @105.20 0 +32,000
9/29 -2 @104.80 -2 +32,000
ここまでは、Aさんと同じ。
ところが、104.80でショートにしたポジションの利喰い所が分からない。
103.49の安値は“絵に描いた餅”になってしまい、塾長の言いつけを守って、105.20でストップ。 いい子である。
9/30 +2 @105.20 0 +24,000
105円を切ったのは、結局は“騙し”と信じて、相変わらずかたくなに105.20と106.80で何かをやりたいが、10/3に105円を切ったので、
10/3 -2 @104.80 -2 +24,000
10/3 +2 @105.20 0 +16,000
で1週間が終了。
どうも腑に落ちないが、まあプラスだからいいか!
さあて、言うことを聞かないCさんはどうだ?
9/29 +2 @106.30 +2 0
9/30 -2 @104.20 0 -42,000
9/30 -2 @104.80 -2 -42,000
10/1 +2 @106.20 0 -70,000
10/1 +2 @106.40 +2 -70,000
その後の動きに全く対処出来ず、今でも2万ドルのロングを抱えて、来週“どうにか上がってくれよ!”と祈っている。
現在は、さらに3万2千円の含み損がある。
最初に言ったように、Cさんに少しばかり大袈裟に損をさせているが、AさんとBさんのようなディーリングをした人は、これからも大丈夫。
Cさんのやったことが、“あ、自分のやり方に似ているな。”と感じている人は要注意。
自分の勝手な値ごろ感で、“下がったから買ってみよう。上がったから売ってみよう。”では駄目。
120円を切ったから、買ってみよう。
110円を切ったから、買ってみよう。
それを抱えていたので、100円を切っても“ナーーーンモ、手が出なかった。”
そうでしょ?
ユーロ・円の160円。
ポンド・円の210円。
豪ドル・円の100円。
ニュージーランドル・円の80円。
南アフリカランド・円の14円。
これが切れた時に、“あ、下がったから買ってみよう。”と買った人は多い。
さあ、今週も一筋縄では行かないぞ。
頑張りましょう。
大荒れ相場にも拘らず、割合落ち着いている塾長。
- 2008年10月 6日(月)08:33
- コメント(11)















コメント一覧
コメント11件塾長 おはようございます。
待望の「レンジ相場でのトレード」と「だまし」、「レンジ切れ時のトレード」拝見いたしました。とても解りやすく今後の参考書にしたいと思います。
お忙しい中 ありがとうございました。
(ドル円の下げは想定内ですが、オージーの下げが怖いです)
投稿者:HC17|2008年10月 6日 11:02
yumさんから、シュミレート、シュミレーションではなく、シミュレート、シミュレーションでしょ、とのご指摘を受けた。全くその通りです。英語では、simulate,simulation.
今までも、同じ間違いを犯していたと思う。
高所恐怖症を、高度恐怖症と言っていたのと同じ。
ご指摘、多謝。
投稿者:塾長|2008年10月 6日 11:39
塾長、おはようございます。
早朝からクロス円はよく下げてますね、、、
豪ドルはユーロに引っ張られて下げてるように思えるのですが、、、
前回の貿易収支の数字も黒字回復していたし、豪州は欧州ほど実体経済が悪くないような気がしてるのですが・・・
今後も脱落組が投売りしそうですが、渦中の栗を拾うつもりで安値を拾いたいと思ってます。。。
投稿者:yt|2008年10月 6日 11:44
はじめまして。
私はFX暦1年未満の初心者です。
そして私はCさんタイプです^^;
FXという存在を知りスワップ派のブログや本を読み漁り「損きりせずに長期に保有しつづける」というスタンスでランドを持ち続けております。
含み損を沢山抱えている現在、この運用方法は間違っているんじゃないかと思ってきました←遅いですね(反省)
低レバなのでロスカットの心配もいらず・・・と思っていましたが、多額の含み損は精神的にものすごく辛いです。
それにFXの会社が潰れる可能性、アイスランドクローナのように取引不能なる可能性等々考えると長期で保有するのはものすごく危険に思えてきました。
もっと早くこちらのブログに出会えていたらとすごく後悔しています。
投稿者:FUKA|2008年10月 6日 12:15
もう一つ、重大な間違いを見付け、早速直しました。
やっぱり、見直さないと駄目ですね。
さあ、ここでクイズ。
何処を、どう間違えていたでしょうか?
重大な、全くマル反対のことを書いておりました。
投稿者:塾長|2008年10月 6日 13:23
こんにちは、塾長。
非常にわかりやすいたとえで、参考になりました。
私の場合、Bさんになろうとしている、Cさん、という感じでしょうか。
なかなか、ドライに損切りはできません。それで、損失を膨らまして、我慢の限界で損切り、というパターンが多いですね。一方、利益確定は、早めにしてしまうので、勝ち負け回数ではトントンなのに、トータルで沈む、というパターンがよくあります。
実際、週明けの窓明けスタートの場合は無理ですが、それ以外の局面では、ストップロスをきちんとおけば、どのポイントからでもエントリーできるはずですね。
ytさん。
オージー/円は、午後からもかなり下げてしまいましたね。ここが底と思うのか、まだ下ると思うのか、は結果を見てみないとわかりません。
ただ、為替相場は、実体経済をそのまま反映するわけではない、ということもあると思います。実体経済で、ヨーロッパやオーストラリアが、2ヶ月で15%も20%も悪くなっているかというと、そんなことはないと思います。でも、為替相場では、そのくらい変わっているわけですから。2ヶ月前は買われすぎ、いまは売られすぎ、という判断もあるかもしれませんが。
相場は、オーバーシュートする、行き過ぎる、とも言われますが、それがどこまでなのかは神のみぞ知る、といったところです。
私はファンダメンタルズを無視していいとは思いませんが、相場自体は、ファンダメンタルズを元にした相場参加者のセンチメントで動くのではないか、と思っています。だからこそ、オーバーシュートということもあるのだ、と。(とくに恐怖感って、無制限に出てきますからね)
オージーに限って言うと、鉄鉱石の輸出国であることは周知の事実ですが、<資源国>のひと括りで、原油相場が下がるとレートが下がる、という傾向はありますし、外貨を稼ぐ輸出産業にしてみれば、自国通貨が下がったほうが、いいケースもある、ということもありうる、ということは忘れてはいけないと思います。(もちろん、輸入もしているわけですから、ほんとうは、為替相場は、どの国も、安定しているのが一番のはずです)
あまり恐怖感をあおって、ytさんの結果的に投資機会を奪ってしまったといわれることにもなりかねないので、この辺にしておきます。
ただ、塾長の言われるように、
<自分の値頃感>は当てにはならないと思います。
Good Luck!
投稿者:lucifer406|2008年10月 6日 14:18
lucifer406さん、解りやすいご説明ありがとうございます。
私もテクニカル信者に成りつつあります。(笑)
週足でのマックデーやストキャス、平均剥離率、どれも物凄い低位置を示しています・・・
この荒波に格好だけ一人前で参加しましたが、初心者にとっては大変ですが、沈没しないように頑張ってみます。。
そのうちの Over the top を信じて!
投稿者:yt|2008年10月 6日 15:02
塾長さんの度重なるご忠告空しく、大損ぶっこいてしまいました。Cさん、レバレッジが2倍なんて、とてもかわいいと思います。これで、トータルの損失額が80万。こうなると、涙も出ません。
数ヶ月は、働き蜂に専念せざるを得ません。救いは、元金が少なかったこと、-にだけはならないと言う認識はあったこと。私は塾長さんの部下なら、即効でクビになるtypeです。
お金が身につかない生き方。これを改めないと、人生変わりません。分からないものには、手を出さない。これを徹底して、率のいい所でリベンジしたいと思います。
投稿者:win|2008年10月 6日 16:22
私もBさんになりたいCさんです。
塾長の例を見て、うまくやっている人はこれだけ儲けが出ているのかとある意味ショッキングです。
ストップの大切さを実感です。
レンジ内にいればわかりやすくやりやすい相場なのでしょうが、
今日のように窓明け下落、それもかなりのスピードで下落しているようなとき、
次の手をどうしてよいかわかりません。
レンジが切れたら売り、なのでしょうが、
この次の局面はどういうものなのでしょう?
切れた下降局面の時は手を出さないほうが賢明なのでしょうか?
それからレンジの読み方、これはチャートを見て判断するものですか?
足にもいろいろあるのですが、レンジを読む場合にはどの足を使うのが良いのでしょうか?
それにしてもこの下げには驚くばかりです。
クロス円は夏頃の相場に戻ることはあるのでそうか・・・?
投稿者:なみこ|2008年10月 6日 17:01
ytさん。
私も、テクニカル分析は、実はよくわからないものも多いです。実際にチャートで表示させているのは、平均移動線とボリンジャーバンドだけです。それ以外は、外為のニュースで流れるコメントを読んで、「ふーん、こんなものか」くらいです。ほんとうは、色々把握した上でやるのが良いのでしょうが、なかなかそこまで勉強できません。
私も、思い込みや値頃感での失敗は、何度も経験しているので、そのような失敗は、やっぱり人にもしてほしくないですから。
投稿者:lucifer406|2008年10月 6日 19:27
塾用こんにちは。
塾長様、質問をしておいて、そのままになってしまい、すいませんでした。
真に勝手ながら、今の時期に、答えていただくのは忍びないのではと思いますので、市場が落ち着いら、書き込みをしたいと思いますので、その時は、お願いします。(1~2年落ちつかなようなきがしますが。。。)
みなんさんは大丈夫でしたか?
昨日はシステムダウンで、偉い目にあいました。
昨日のような時は仕方にとは思いますが、サーバーなどのダウン時の対処を、外為さんにはもう少し、力いれて、ほしいと思いました。(ここに投稿される方は、外為を使っている人が、多いと思い書き込みました。)
塾長、勝手な書き込みしてすいません。
投稿者:マードック|2008年10月 7日 19:12
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