酒匂塾長の『独り言』日刊

"ストップのストップ"の復習。

2008年12月30日 13:23
酒匂隆雄
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日々のブログの読者から、“ストップのストップ”が、よく分からない、とのご質問を頂いた。
これについては此処でも、“週刊・独り言”でも何回か議論したので、殆どの方々にはご理解頂いていると思うが、
−最近このブログを読み始めて、以前の議論を知らない。
−理解はしているが、実践が出来ない。=(損切りするのが嫌だ!)
という方々の為に、また今日復習しようと思う。

中・上級者の方々はご覧になる必要はありません。


これも何回か議論したが、相場には大雑把に言って二種類あると思う。
−レンジ相場。
相場が一定の幅の中を行ったり,来たりする。
例えば、現在のドル・円相場。
一旦90円を切って87.11まで行ったが、現在は再び90円台を回復し、89円と91円の間を行ったり、来たりしている。
今は、89〜91円のレンジ相場かな?
このレンジ相場の時は、セオリー通りに、Buy low, and sell high.  Sell high, and buy low.=(安く買って高く売り、高く売って安く買い戻さなくてはならない。)をやる。
89円ちょい上は買い場で、決して売り場ではない。
91円ちょい下は売り場で、決して買い場ではない。
真ん中の90円近辺では、何もしない方が宜しい。

−ところが、このレンジ相場は何時か必ず破れる。 Trend follow.の相場に変化するとでも言いますか?
言い換えれば、何時かは89円を再び下切れるか、或いは逆に91円を上切れる。

問題は、何時上のレンジ相場が破れて、Trend follow.の相場になるかが全く分からないことである。
“騙し”がしょっちゅうある。

そこで、先ずストップを使う。
89.20で買って、90.60まで上がれば万歳。
ところが、レンジが切れて89円を割ったら、一旦切らなければならない。
88.80でストップを入れる。
そのまま85円まで下がっても、どうってことはない。
88.80で損切って(ストップを入れて)良かったな、と思う。
勇気のある人は、ドテンして88.80でショートに振っても宜しかろう。
ところが相場は、そんなに甘くない。
一気に85円までなんかには行きはしない。
88.60を瞬間付けた後、また一気に89.80まで戻すことだってしょっちゅうある。
要するに、“レンジを切ったな!”と思ったが、騙されたのである。
で、どうするか?
一旦切った、ストップの88.80(売り)にこれまた89.20(買い)でストップを掛けるのである。
これがストップの、ストップ。
これをちゃんと実践していると、
ドルを買いたい人は、88.80以下で相場が推移すれば、ポジションは無し。
はい、自分の相場観が間違いでした。
ところが再び相場が反転して、89.20を上回れば、ドル・ロングに戻れる。
“騙し”に騙されないで済むのである。
幸いにも91円まで上がれば、88.80−89.20=−0.40の損失なんて、保険料。
91円で利喰ったとしたら、
91.00−89.20−0.40=1.40のネットの利益となる。
おさらいすると、
−ドルは上がると思っている。
−でも、意に反して下がることは有り得る、というよりはそれはしょっちゅう起きる。
−だからストップはちゃんと置く。
−“騙し”に騙されないように、ストップにまたストップを置く。

これにより、自分の考えが間違ってドルが下がってしまえば40銭損をするが、これは保険料。
89.20より相場が上にあれば、ドル・ロングのままでいられ、88.80より相場が下にあれば、スクエァーで損失は保険料の40銭だけ。

簡単じゃあありません?


辛いのは、騙しが何回か続いて、89.20で買い、88.80で売ることを何回かやらされること。
要するに、89円の底値を挟んで行ったり、来たりされることであるが、なーに、こちとら、数円の利益を狙っているので、“小さく損することなんて、平気。”である。

売りの場合も同じ。
90.80で売って、91.20でストップを入れる。
そしてそのストップに、再び90.80のストップを入れる。
これにより、相場が91.20より上にあれば、スクエァーで損失は保険料の40銭だけ。
相場が90.80より下にあれば、ドル・ショートのままでいられる。


ここ2〜3日、2009年のテーマとして、“小さく損することを恐れないようにしよう!”と言っているが、このストップのストップも同じこと。

皆さん、来年も相場は大変ですが、“小さく損して、大きく儲けましょう!”

 



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