ご質問にお答えして。
- 2010年2月16日(火)14:28
- この記事についてつぶやく
- ブックマーク





ご存知の様に、皆さんを含めた、我が国の個人投資家は、総ての通貨に対して、大幅に円を売り越している。
外為さんが毎日公表している、“外貨ネクスト”の売買比率を見れば歴然である。(1枚目の写真)
これを見て、日々のブログの読者から以下の様なご質問があった。
* 円ショートがとても多く、何かのトリガーでポジション調整が入り円高が進むと考えても良いでしょうか?*
先ず、このご質問に対する答えは、“Yes, and No.”=(そうかも知れないし、そうでないかも知れない。)
理由は、この皆さんの円のショート・ポジションはここ数年、円安だろうが、円高だろうが余り大きな変化が無いのである。
http://www.gaitame.com/market/buysell.html
をご覧になってみて下さい。
今月の月初、殆どの通貨に対して円は5~6%も強くなったが、皆さんのポジションには変化は無い。
だから、ポジションが大きく円のショートに傾いている事実だけで、“ポジション調整が起きて、円高に進む。”とは断言出来ない。
興味があるのは、投機筋の代表格であるシカゴ・IMMのポジションである。
2枚目の写真は、彼らの円のポジション(青のバー)と、ドル・円相場(赤のライン)であるが、明らかに彼らの円の売り持ちが増えれば、円安に動き、円の買い持ちが増えれば(現在、そうである。)円高に動いている。
逆に、相場が円安に動いたから彼らが円の売り持ちを増やしたのか、円高に動いたから円の買い持ち増えたのかは定かではない。
ただ、悔しいが“上手くやっていやがるな!”という気がしないでもない。
3枚目の写真は過去1年間の、彼らのユーロのポジションで、4枚目は過去1ヶ月のポジションを表している。
やはり彼らがユーロを買い増せば、ユーロは上昇し、売り持ちに転じればユーロは大きく下落した。
やはり、“上手くやっていやがる!”
まとめると、我が国の個人投資家は、大きくユーロをロングにし、シカゴ・IMMは記録的なショート・ポジションを張っている。
このポジションの差が、冒頭に“答えは、Yes, and No.”と言った理由である。
世界中のポジションが一方向に偏っていれば、相場はその反対に動く可能性が大きかろうが、
-我が国の個人投資家は、大きく円・ショートにしているが、今までの経験から見て、多少の円高ではポジションは切らない。=(ユーロ安&円高になるとは言い切れない。)
-シカゴ・IMMは、大きくユーロ・ショートにしており、相場が反転・上昇を始めたら、蜘蛛の子を散らす様に、バーッと一気にユーロの買戻しに走る可能性はある。=(ユーロが反転上昇する可能性は大である。)
塾長は、まだユーロは下ると思っているが、深追いはしない。
皆さんは、この期に及んで円のショートを切りたくないのであれば、それも結構。
戦略的ポジションなんだ、と仰るならそれも結構。
但し、短期的に円高に行くかも知れないと思ったら、例の戦術的な円のロングを両建てで作って、短期の勝負をするも宜しかろう。














