酒匂塾長の『独り言』日刊 外為どっとコムFXブログ

2009年7月 9日アーカイブ

ラジオ番組。

今日は、午後Private Banking.のお客様との予定があったが、TBSラジオから電話があり、塾長の好きな¨荒川強啓のデイ・キャッチ¨に電話出演してくれと頼まれ、そのアポは延期。3時40分頃から出ますから、AMラジオをお聴きの方は是非ともチューン・インして下さい。

月曜日のレポート。


いやあ、凄い円高となりました。


月曜日に書いた“レポート”がブログで話題になっているが、これは毎月曜日にGIニュースに、“直言・直筆”と称して投稿している、全く個人的なレポートである。

塾長は毎月曜日に、海外の中央銀行、ソヴリン(政府系機関)、ミューチュアル・ファンド、ヘッジ・ファンド、そして幾つかの銀行にレポートを書いて有料で配布しているが、これは“プロ相手”なので、結構どぎつい表現で自分の相場観を言い切る。
彼らは、普通のエコノミスト、ストラタジスト、アナリストが言う意見など全く興味を持たない。
“こうこうだから、俺はこう思う。そして、今週のレンジは、こうこうだ。”ときっぱり書いてやる。

もう15年以上も書いていて、相場勘が当ろうが、外れようが彼らは一切コメントしない。
いや、時々世間が言っていることと違うことを言って、それが当ると“That was a good call.”=(いい読みだったね。)と褒めてくれる。(そう、しょっちゅうは無いが……..。)

そして、このレポートを分かり易く日本語に治したものが、GIニュースに投稿しているレポートである。

先週の、米国雇用統計の発表後のドル、ポンド、ユーロ、そして円のばらばらの動きが妙に気になって、今週はドル・円が下り、クロスで円高となるな、と直感した。


ご参考までに、そのレポートを今日の“独り言”と致します。

 

“政権交代はあるのか?”              6.7.2009.


昨日選挙が行われ、即日開票が行われた静岡知事選挙で、野党の民主党が推す候補が、政府与党である自民・公明党が推す候補を打ち破って、初当選した。

これで、名古屋、千葉、そしてさいたま市の政令市長選の民主党推薦候補の勝利に続いて、民主党の4連勝となった。

今週末行われる都議選や、8月にも行われるであろうとの憶測がある衆議院選挙にも、大きな影響を与えるのであろうか?

今朝の日経新聞による世論調査によると、麻生内閣の支持率が21%に低下し、不支持は72%に達する。
世論が、“もう、お辞めなさいよ”と言っているといってもいいだろう。
同じ調査によると、自民党の支持率が29%に低下し、民主党は横ばいながら37%をキープしている。
そして、次期衆院選の比例代表でどの政党に投票するかを聞いたところ、自民に投票するが25%、そして民主党が35%だと言う。

どうやら、政権交代が起きる可能性が益々増えつつあるような気がする。

(注。数週間前のレポートで、政権交代があれば円高になる可能性があると指摘した。)


驚いたことに、アメリカの個人が可処分所得のうちどれだけ貯蓄に回したかを表す貯蓄率が、5月は6.9%に達し、これは15年ぶりの高さであるという。
2005年から、アメリカの貯蓄率は殆どゼロに近かったが、昨年の“リーマン・ショック”以来、将来の不安を反映して、“お金を使わないで、貯蓄に回す。”人が増えてきたきたわけである。
これでは、アメリカの国内総生産(GDP)の約7割を占める消費が低迷することは必定であろう。
失業率が10%を超えることが時間の問題であろうアメリカで、消費が低迷すれば景気回復など、おぼつかない。
アメリカの実体経済の悪さはまだまだ続く。

 

今週、8日から10日までイタリアで、主要国(G8)首脳会議(サミット)が開催される。
一部の憶測によると、中国がG8に対して、“ドルの基軸通貨としての見直しの検討”を迫り、BRICsの他の国々であるロシアや、インドがそれに同調する構えだと言う。
まあ余り薬が効きすぎてドルが下落すると、膨大なドル建ての外貨準備を保有するBRICs自身が自分の首を絞める結果となるので、驚くような文言が出てくるとは思われないが、この古くて新しい問題は、これからしょっちゅう話題になると思われ、その度にドルの短期的な価値が上下する可能性は大だろう。
基軸通貨として、ドルにとって代われる通貨は未だ見当たらないが、ドルの威光が徐々に崩れ落ちて行くことは必定であろうか?


先週発表された、アメリカの6月雇用統計は、失業率が9.5%で、“思ったよりは悪くはなく。”、非農業部門雇用者数は-46万7千人で、“思ったよりは悪かった。”
ドルの反応はまちまちで、対円ではドル安が進んだが、対ユーロと対ポンドではドル高となった。
相変わらず一筋縄では行かない相場であるが、これまでのドル安の煽りで、ユーロ、ポンド共に高くなり過ぎており、その調整が起きつつあるのではなかろうか?
となると、ドル・円は下がり、ユーロ、ポンドも下って、結果的にクロス・ベースでの円高になる可能性がある。

“テーマの無い相場展開”が続くが、そろそろ梅雨も終わり、“真夏の饗宴”とやらが始まってもおかしくはないと感じ始めている。
 

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