ここ数週間、波乱の相場展開が続き、以前読んだ新聞記事をもう一回読み直そうと思ったら、溜まった新聞の厚さが5センチくらいにまでなっている。
たった2週間前の記事を読み直しても、今では何の役にも立たない。
次から次へと驚くようなニュースが矢継ぎ早に出てくるので、殆どが陳腐化してしまった。
まあ、ニュースに対しての感覚が麻痺しつつあるのかな?
雇用統計が予想値よりも悪くて、ドルが買われる。
金融安定化法案の修正案が下院で可決されてもドルが下がる。
シティーバンクに銀行業務を売却すると決めていた、経営危機に陥っている米銀大手のワコビアが、それを撤回して政府支援なしで条件の良いウェルズ・ファーゴの買収提案を受け入れると言う。政府支援なし、とうのがミソ。
政府の支援を受けて、ああだこうだと干渉されることは誰もが嫌う。
修正案が可決されても、株もドルも下がったのは、“そう簡単に政府の思う通りにはならないだろう。”との市場の読みがあるのであろう。
我が国の大手証券会社と、米系証券会社の日本法人が統合を検討していると言う。
これは外資系金融機関に長く居た者にとっては、面白い見ものだ。
統合が実現すれば、お互いのいいところを補いつつ、強力な金融機関が誕生しようが、そうは事は簡単ではない。
かたや、お堅い日本の銀行出身者が実権を握る“組織”の会社。
かたや、徹底的な“実力・成果主義”を重んじるバリバリのInvestment Bank.
報酬一つ取っても、“お互いに”理解出来ないほどの格差があることは明白である。
Good luck, Guys !
東京の、主に外国人向けの高級賃貸マンションの稼働率が激減していると言う。
理由は、簡単。
高い家賃を払ってくれる、高給取りの外国人が減少しているからである。
今はどうかは知らないが、昔は我が国の高率の所得税を嫌って、高い家賃のマンションに住んで、それを報酬から外して貰う、というのが流行った。
例えば、基本給を6千万円で契約したとすると、約50%の3千万円を源泉徴収として所得税で取られた。
家賃200万円のマンションに住んで、200万円×12ヶ月=2千4百万円(年間)を会社が社宅として借りてくれる。
で、報酬は6千万円-2千4百万円=3千6百万円となり、所得税は1千8百万円で、約1千2百万円節税できた。
会社にとってみれば、払う額は6千万円で、どちらでもいいこと。
こういうのが減りつつあるんでしょうなあ。
今朝の新聞を見ても、
-ナントカ危機。
-ナントカ売却。
-強まる後退色。
-マイナス成長。
-内需不振の悪循環。
など、まあNegative.=(悲観的)なニュースばっかりが並ぶ。
今日の天気のように、久々にパーッと爽やかで、いいことは無いものか?
そうだ、内需不振といえば、インフレ懸念の台頭によりドル安阻止に動いたアメリカが、外需に活路を見出すために、また少なくても“Benign neglect.”=(この場合は、ドル安放置。)を決め込むかも知れない。
付き合っていられませんなあ。