野村雅道のID為替 (レポート) 外為どっとコムFXブログ

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人為的な景気後退にバーナンキ議長証言

    7/22(木)「人為的な景気後退にバーナンキ議長証言」

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総括「人為的な景気後退にバーナンキ議長証言」
需給「仲値本位制、SL本位制」
テクニカル「7月14日カブセ線オンパレード」
当局、円無常「民主党 CHANGEの意味を取り違え」
ID為替「そして誰もしゃべらなくなった」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
横浜湘南便り「元町にクラゲ」

 ドル84-89、ユーロ円 108-113
    
FX湘南IG(FSIG代表 野村雅道(事務所 田園、山下、伊豆稲取)専修大学、中京大学講師 日経インデックス(2005年=100)7月21日東京引け前回 7月16日からの変化 円120.7強し、ドル94.1強し、ユーロ103.8強し、7月21日ドルインデックス IN NYBOT 83.28強し、CRB261.52弱し、CRUDEOIL 76.45強し、金 1185.05弱し、DOW10120.53強し、日経平均ドルベース東京引け106.53弱し、IMM円投機筋7月6日、円47359(前週比+9433)ユーロ-27060(前週比+11849)

1、予定 

(今週の予定)  


19(月 海の日 NZサービス業指数、英ライトムーブ住宅価格、  ユーロ圏 経常収支、建設支出 米 NAHB住宅市場指数
20(火)日 景気動向指数改定値、全国粗鋼生産、コンビニエンスストア売上、 豪中銀金融政策決定理事会議事録、 独 生産者物価指数、 香港 失業率、  米 住宅着工件数、建設許可件数、加中銀政策金利、北米地域の半導体製造装置BBレシオ 
21(水)豪 WESTAPC景気先行指数、NZ クレディットカード消費、月例経済報告、日銀金融政策決定会合議事要旨、 英中銀金融政策委員会議事録、米 MBA住宅ローン申請、ブラジル中銀金利
22(木)NZ訪問者、ANZ消費者信頼感指数、豪 中銀為替取引、日 スーパー売上高 香港消費者物価指数、英 小売売上高指数、 ユーロ圏 鉱工業新規受注、ECB理事会、独製造業&サービス業PMI、  米 新規失業保険申請件数、 加 小売売上高、南ア中銀政策金利、米景気先行指数、中古住宅販売件数,FHFA住宅価格
23(金)豪 輸出入価格、 独 IFO景況指数、英・第2四半期GDP速報、加 消費者物価指数、欧州 ストレステスト結果公表


(来週の予定)

26(月)日 通関ベース貿易収支、豪 2Q生産者物価指数、米 新築住宅販売件数
27 (火)日 企業向けサービス価格指数、ユーロ圏 マネーサプライM3、香港貿易収支、米 ケース・シラー住宅価格指数、リッチモンド連銀製造業指数、消費者信頼感指数
28(水)豪 2Q消費者物価指数、南ア消費者物価指数、米 耐久財受注、独消費者物価指数
29 (木)日 大型小売店販売額、小売業販売額、 RBNZオフィシャル・キャッシュレート、NZ貿易収支、仏 生産者物価指数、独 失業者数、独失業率、英 消費者信用残高、英マネーサプライM4、ユーロ圏消費者信頼感、南ア 生産者物価指数、加 鉱工業製品価格、米 新規失業保険申請件数、米地区連銀経済報告(ベージュブック)
30 (金)日 失業率、有効求人倍率、東京都区部消費者物価指数、全国消費者物価指数、全世帯家計調査-消費支出、鉱工業生産、外国為替平衡操作の実施状況、NZ住宅建設許可、英 GFK消費者信頼感調査、香港 月次政府財政収支、ユーロ圏 失業率、消費者物価指数、スイスKOF先行指数、南ア 貿易収支、加 GDP、米 2QGDP・速報値、個人消費、ミシガン大消費者信頼感指数・確報値、シカゴ購買部協会景気指数

2.総括「人為的な景気後退にバーナンキ議長証言」


人為的にリスク回避が進められている。カナダサミットでの日本を除く先進国での財政赤字削減、人民元の柔軟化要求(実質切り上げ)がきっかけだろう。また米国、豪は成長予想見通しを下方修正した。これらによって世界の株価、資源価格が下落、金利が大幅低下している。いつまでも景気刺激策を続けることは財政破たんをきたすのでとられた施策だが、急激すぎると二番底を窺うことにもなりかねないのでかじ取りが難しい。為替でも景気後退では円高が進むので、頭で考えるのと相場の動きが異なってきてしまう。景気が悪化すればするほど円が買われるという矛盾した動きがある。

 さて中国経済指標は水準は依然高いものの2QGDPは前期より減速した。米国は景気指標が軒並み悪化している。昨年来の景気刺激策を停止したことの反動が来ている。

 日本の外貨投資も外貨投信残高が伸びず勢いがなくなっていることも円売りを弱めている。さらには日銀が景気の持ち直しを宣言して海外の円買いを誘っている部分もある。ただ日本の株価はギリシアショックの欧州やここのところ下落し始めた米株よりも下落率が高い。また日銀得意の先走りの景気回復宣言で失敗に終わる可能性が高い。速水総裁や福井総裁の時にも経験した日銀の景気回復宣言後の景気急降下は気をつけたい。日本の不況は購買力の低下や輸出ドライブに繋がり円高になる可能性が高いからだ。また民主党政権は菅首相がデフレ脱却や円安を示唆したが具体策は何もとっていない。為替どころか政局で多忙のようだ。悪循環を食い止めるには政策発動が必要だ。

 また昨日はバーナンキ議長が上院銀行委員会での証言で、当局が出口戦略を計画しているものの、「われわれは、経済の見通しが引き続き異常なほど不透明だということも認識している」と言明。さらに民間部門の雇用者が今年に入り1カ月当たり平均で10万人増えていることについては、「失業率を大幅に低下させるには不十分」だとし、2008-09年に失われた約850万人の雇用を回復させるまでには「相当な時間」がかかる可能性が高いとの認識を示したことでべ米国株式市場は大きく下落した。景気後退の歯止めが失われているが、やはりそれは中国に期待するしかないのだろうか。


3.需給「仲値本位制、SL本位制」

今週の東京市場では20日火曜日はドル円は上昇、21日水曜日はドル円は下落した。火曜は3連休明けで仲値ベースでのドル買いが多かった。

水曜はそれがはげ落ちてドル需要は大きく減少した。また火曜は損切り(SL=STOP LOSS)の買い注文が86円後半、87円前半と次々と入りそれが執行され上昇した。水曜は一転、損切りは売り中心となりドル円はジリ安となった。ニュースに乏しく、実需中心の東京市場は仲値や損切り本位に動いていく。 


4.テクニカル「7月14日カブセ線オンパレード」

7月14日はドル円、クロス円でカブセあるいはカブセの親戚のようなものが出た。ただある人から「厳密にはカブセではないのではないか」

という質問があった。そういうように皆が信じ切っていない時がチャンスだと思う。全員同意された時ほど危険なことはない。14日は完璧なカブセは豪ドル円、NZドル円、ランド円に出ていたわけで、他はちょっと変形となっていた。だからカブセの親戚とした。こじつければ、ドル円でいえば14日以前3日分を1本にまとめればカブセになるし、いい加減だが雰囲気的にカブセに見えていたわけである。結果としてはそれぞれの通貨ペアで下落した。

 為替はだいたいの雰囲気でやっている。将棋の大山名人でさえ6割の確率で勝負に入ったという。そんな感じである。為替のいいところはダメならすぐ止めたり、ドテンで倍、3倍にもひっくり返せることだ。指標発表後とか100%以上の確率と思われるときにやることは逆に難易度が高い。絶対上がる、下がると言っている時、思っている時も危険。ぼんやりしているときにやるのが一番いい。その時にチャートが何か示唆している。


5.円無常、当局「民主党 CHANGEの意味を取り違え」

民主党は総選挙の敗北の原因を消費税増税としたようだがそうではないだろう。言っていることがくるくる変わるからだ。小泉政権の改革やオバマ大統領のCHANGEを取り違えて、意見をころころ変えることを改革や変革と勘違いしている。信念は変えず古い体制を変えてもらいたいものだ。YOU CAN CHANGE。

6.ID為替「そして誰もしゃべらなくなった」

 引き続き民主党政権のこと。官僚答弁を廃止したのはいいが、政治家もしゃべらない。しゃべるほどの知識がないからなのだろうか。結局為替については誰もしゃべらなくなった。何を考えているのかわからない。何も考えていないだろう。

7.リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」

北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、朝鮮半島統一、イラン、地震、日本物格下げ、米国物格下げ、米軍イラク撤退、アジアでのテロ、イラク混迷、米ロ冷戦、外為取引税(トービン税)、人民元が基軸通貨
------------------------------------------------
 内需拡大-規制緩和-市場開放-小政府-財政均衡-自己責任-公明正大 50―超円高-100―円高-150-普通円-200―円安-250-円安- 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取) 

8、横浜湘南便り「元町にクラゲ」

 元町商店街のすぐ脇を流れる中村川で、ミズクラゲが大量発生している。河口から約1キロ上流で、周囲はブランド店が軒を連ねる繁華街だ。商店街入り口付近の橋では、日傘に手袋、つば広帽の女性たちが水面をのぞき込んでいる。
(写真=このあたりから中村川、近くのドンキホ-テはバンドホテルの跡地に建っている)
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不況の代名詞=円高

  7/19(月)「不況の代名詞=円高」
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総括「不況の代名詞=円高」
需給「外貨投信、6月冴えず」
テクニカル「ユーロドル支援、鍋底、IMM」
当局、円無常「欧州ストレステスト」
ID為替「苦渋、加、南ア、NZ、豪 金利」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
横浜湘南便り「50年の年輪」

 ドル84-89、ユーロ円 110-115
    
FX湘南IG(FSIG代表 野村雅道(事務所 田園、山下、伊豆稲取)専修大学、中京大学講師 日経インデックス(2005年=100)7月16日東京引け前回 7月14日からの変化 円119.6強し、ドル93.9弱し、ユーロ103.5強し、7月16日ドルインデックス IN NYBOT 82.57弱し、CRB262.22弱し、CRUDEOIL 76.01弱し、金 1188.2弱し、DOW10097.9弱、日経平均ドルベース東京引け109.07弱し、IMM円投機筋7月6日、円47359(前週比+9433)ユーロ-27060(前週比+11849)

1、予定 

(今週の予定)  


19(月 海の日 NZサービス業指数、英ライトムーブ住宅価格、  ユーロ圏 経常収支、建設支出 米 NAHB住宅市場指数
20(火)日 景気動向指数改定値、全国粗鋼生産、コンビニエンスストア売上、 豪中銀金融政策決定理事会議事録、 独 生産者物価指数、 香港 失業率、  米 住宅着工件数、建設許可件数、加中銀政策金利、北米地域の半導体製造装置BBレシオ 
21(水)豪 WESTAPC景気先行指数、NZ クレディットカード消費、月例経済報告、日銀金融政策決定会合議事要旨、 英中銀金融政策委員会議事録、米 MBA住宅ローン申請、ブラジル中銀金利
22(木)NZ訪問者、ANZ消費者信頼感指数、豪 中銀為替取引、日 スーパー売上高 香港消費者物価指数、英 小売売上高指数、 ユーロ圏 鉱工業新規受注、ECB理事会、独製造業&サービス業PMI、  米 新規失業保険申請件数、 加 小売売上高、南ア中銀政策金利、米景気先行指数、中古住宅販売件数,FHFA住宅価格
23(金)豪 輸出入価格、 独 IFO景況指数、英・第2四半期GDP速報、加 消費者物価指数、欧州 ストレステスト結果公表


(来週の予定)

26(月)日 通関ベース貿易収支、豪 2Q生産者物価指数、米 新築住宅販売件数
27 (火)日 企業向けサービス価格指数、ユーロ圏 マネーサプライM3、香港貿易収支、米 ケース・シラー住宅価格指数、リッチモンド連銀製造業指数、消費者信頼感指数
28(水)豪 2Q消費者物価指数、南ア消費者物価指数、米 耐久財受注、独消費者物価指数
29 (木)日 大型小売店販売額、小売業販売額、 RBNZオフィシャル・キャッシュレート、NZ貿易収支、仏 生産者物価指数、独 失業者数、独失業率、英 消費者信用残高、英マネーサプライM4、ユーロ圏消費者信頼感、南ア 生産者物価指数、加 鉱工業製品価格、米 新規失業保険申請件数、米地区連銀経済報告(ベージュブック)
30 (金)日 失業率、有効求人倍率、東京都区部消費者物価指数、全国消費者物価指数、全世帯家計調査-消費支出、鉱工業生産、外国為替平衡操作の実施状況、NZ住宅建設許可、英 GFK消費者信頼感調査、香港 月次政府財政収支、ユーロ圏 失業率、消費者物価指数、スイスKOF先行指数、南ア 貿易収支、加 GDP、米 2QGDP・速報値、個人消費、ミシガン大消費者信頼感指数・確報値、シカゴ購買部協会景気指数

2.総括「不況なら円高」


 中国経済指標は水準は依然高いものの2QGDPは前期より減速した。米国は景気指標が軒並み悪化している。FOMCでは成長見通しを下方修正した。豪も成長見通しを下方修正した。昨年来の景気刺激策を停止したことの反動が来ている。これ以上の景気刺激策を続けることは財政の破たんをきたすものとしてG-20でも声明で削減が求められた。「先進国は, 2013年までに少なくとも赤字を半減させ,2016年までに政府債務の対GDP比を安定化又は低下させる財政計画にコミットする」ことが取り上げられた。ただ日本だけは例外扱いとなった。日本は半減することは到底無理なので除外されたのだろう。ただ財政赤字を削減することは課題であり、菅首相の消費税増税発言は外圧によるものだったのろう。ただそれはマニフェストで目指した小さな政府とは相反したものであったので参院選挙での敗北となったのだろう。

 世界景気の減速、資源安、金利低下というリスク後退の流れ、安全資産への逃避での円買いが続いている。日本の外貨投資も下記に述べるように勢いがなくなっていることも円売りを弱めている。さらには日銀が景気の持ち直しを宣言して海外の円買いを誘っている部分もある。ただ日本の株価はギリシアショックの欧州やここのところ下落し始めた米株よりも下落率が高い。また日銀得意の先走りで失敗に終わる可能性が高い。速水総裁や福井総裁の時にも経験した日銀の景気回復宣言後の景気急降下は気をつけたい。日本の不況は購買力の低下や輸出ドライブに繋がり円高になる可能性が高いからだ。また民主党政権は菅首相がデフレ脱却や円安を示唆したが具体策は何もとっていない。為替どころか政局で多忙のようだ。

 さて今週も米主要企業決算が続く。先週初めのアルコア、インテルは好決算であった。ただ金融機関は収益が減少した。今週はIBM、アップル、ゴールドマン・サックス、ウェルズ・ファーゴ、モルガン・スタンレーなどがある。住宅関連指標もいくつか発表される。

欧州は通貨はやや落ち着いてきている。財政問題も支援策が実施されたり固まってきているからだろう。お金が出始めれば危機は解決していくものだ。独のIFO景況指数、、英国の2QGDPを注目したい。金融機関のストレステストの発表もある。カナダと南アは政策金利の決定がある。豪は中銀総裁講演があり、ターゲットを超えたインフレへの言及に注目したい。デフレ不況の円高に陥りそうな気配はある。
 
3.需給「外貨投信、6月冴えず」

2008年夏には35兆円を超えていた外貨投信残高であるが、2009年1月には20兆円を割り込みそうになっっていた。その後野村投信の大型外貨投信設定をきっかけに今年4月には30兆円を増加を続けた。しかし5月、6月と減少し、6末は26.8兆円となった。円相場もそれにつれて円高となっている。今月はボーナス見合いの外貨投信の設定が予測されているが、個人に余裕資金はなくなってきたのだろうか。株価が低迷していると投資余裕はなくなってくる。

4.テクニカル「ユーロドル支援、鍋底、IMM」

 ユーロドルは順調に上昇してきた。1.3に先週金曜到達しやや一服かなと思える。本誌では6月始めよりユーロの反発を予測していたが、最初はローソク足が底打ち、なべ底状態になってきたことによる。また混乱していたギリシア情勢もIMF・EUから資金支援が出て落ち着き始めた。リーマンショックの時もそうだったが、G-20での協調資金供給が出て市場は落ち着いてきた。当時はFXでいえばスワップ市場が混乱していたが資金供給で収まった。お金が出れば落ちつくものだ。その後報道で危機をあおったり、格付け会社が格下げをしてもあまり影響はない。格付けは事後報告のようなものだ。先々週からは遅ればせながらシカゴIMMがユーロのショートポジションを閉じ始めていたのは既にお伝えしているが、先週も上記のように約一万枚減少している。


5.円無常、当局「欧州ストレステスト」

今週金曜には欧州の金融機関のストレステスト結果が公表される。
ギリシャのパパコンスタンティヌ財務相はギリシャの銀行がストレステストをかなり良い形で通過するだろうと述べた。
スペインの銀行のストレステスト結果は、不動産価格が65%下落した場合でも、990億ユーロという同国の銀行救済基金の規模が不良債権への対応に十分であることを示したと、格付け会社フィッチ・レーティングスが指摘。ポルトガル財務省は、ストレステストの結果は、国内銀行が「良好な」支払い能力の比率を保持していることを示し、銀行システムと金融機関の堅実性を裏付けることを明らかにした。ドイツのショイブレ財務相は銀行のストレステストについて、域内の銀行の健全性をめぐる投資家の懸念を和らげる「重要な一歩」になるとの見解を示した。

 だいたいストレステストはこんなものだろう。いい結果が出るという確信があってこそストレステストを受け入れたのだろう。


6.ID為替「苦渋、加、南ア、NZ、豪 金利」

 昨年は中国、豪、米国が景気回復の道を歩み始めてがここにきてはいずれも減速してきた。中国のGDPは政府の予定通りというか前期比減速、米と豪は成長予測を下方修正した。その影響は資源価格の下落から資源国経済の景気後退へ繋がる可能性がある。ただ昨年と違うことは少々の弱い景気指標が出ても、利上げ観測がひかないことだ。今週はカナダと南アの政策金利決定がある。来週はNZ、8月早々には豪が政策金利を決定する。それぞれの中銀が程度差はあれ、緊急の金融政策緩和は終わり、通常の金利水準へ戻すということで景気指標よりまずは異常から正常への金利調整を打ち出している。またインフレでは豪がインフレターゲットの上限を超えている。NZや南ア中銀はインフレターゲット内で推移しているが、やはりインフレが気になるレベルへ上昇してきている。景気指標が弱くても金利を下げられないやや苦しい状況に陥る可能性もでてきた。 


7.リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」

北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、朝鮮半島統一、イラン、地震、日本物格下げ、米国物格下げ、米軍イラク撤退、アジアでのテロ、イラク混迷、米ロ冷戦、外為取引税(トービン税)、人民元が基軸通貨
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 内需拡大-規制緩和-市場開放-小政府-財政均衡-自己責任-公明正大 50―超円高-100―円高-150-普通円-200―円安-250-円安- 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取) 

8、横浜湘南便り「50年の年輪」

 弊社山下オフィスのすぐそばの交差点でアイスクリームを売っているおばあさんがいる。蓋が二つあって「どっちにする」という。「バニラとなんかあるの」の尋ねると「どっちも同じだよ、ハハ」と愛きょうのある顔をゆるませた。50年やっているという。「前は山下公園の中で売ってたんだよ」という。ああ思い出した、高校野球の2年の夏、横浜高校に1-0でスクイズで負けて悔しくて2年生全員で山下公園でぶらぶらしていた時もアイスクリームを買った覚えがあった。当時は公園を根岸の日石からの石油を運ぶ列車が走っており、その高架下にアイルクリーム屋や土産物屋、屋台などがあった。今は鉄道も撤去され、公園内ではイベントを除けば物売りは禁止されているのだろう。

おばあさんははじけだされたのだ。
(写真=50年アイスクリ-ムを売ってきたおばあさん)


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円高では財政赤字もっと増える

    7/15(木)「円高では財政赤字もっと増える」
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総括「円高では財政赤字さらに増加」
需給「外貨投信国別残高順位」
テクニカル「今日のクロス円味悪し」
当局、円無常「豪も成長見通し下方修正」
ID為替「FOMCも成長見通し下方修正」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
横浜湘南便り「芥川賞の中華飯店」

 ドル86-91、ユーロ円 110-115
    
FX湘南IG(FSIG代表 野村雅道(事務所 田園、山下、伊豆稲取)専修大学、中京大学講師 日経インデックス(2005年=100)7月14日東京引け前回 7月9日からの変化 円118.6弱し、ドル94.3弱し、ユーロ102.6弱し、7月14日ドルインデックス IN NYBOT 83.35弱し、CRB262.19強し、CRUDEOIL 77.04強し、金 1207強し、DOW10366.72強し、日経平均ドルベース東京引け110.15強し、IMM円投機筋7月6日、円37926(前週比+14129)ユーロ-38909(前週比+34761)

1、予定 

(今週の予定)

12(月)NZ 住宅価格、豪 貸付動向、日 企業物価指数、参院選の結果確定、インド 鉱工業生産、仏経常収支、英 1QGDP・確報値、経常収支 、ユーロ圏財務相会合  

13(火)NZ食品価格、英RICS住宅価格、豪 NAB企業信頼感、日 鉱工業生産・確報、消費者態度指数、投信概況、仏 消費者物価指数、英 消費者物価指数、小売物価指数、独 ZEW景況感調査、ユーロ圏 ZEW景況感調査、加 国際商品貿易、米貿易収支、月次財政収支 、EU財務相理事会

14(水) NZ小売売上高指数、非居住者国債保有、豪 WESTPAC消費者信頼感指数、日銀金融政策決定会合(~15日) 商業販売統計、インド 卸売物価、パリ休場(フランス革命記念日)、英 失業率、失業保険申請件数、ユーロ圏消費者物価指数、鉱工業生産・季調済、南ア小売売上高、米輸入物価指数、MBA住宅ローン申請指数、小売売上高、米企業在庫、米FOMC議事録(6月22、23日)
 
15(木)NZ 製造業指数、豪 新車販売、インフレ期待指数、 対外対内証券売買、芥川賞、トルコ金利、中国農業銀行上場、日銀金融政策決定会合(14日~発表)、マンション市場動向、 2Q中国GDP、中国6月CPI、PPI、工業生産高、小売売上高、固定資産投資、ECB月例報告、米 生産者物価指数、新規失業保険申請件数、ニューヨーク連銀製造業景気指数、鉱工業生産、米設備稼働率、フィラデルフィア連銀景況指数 、KKR上場

16(金)NZ CPI、日 第3次産業活動指数、金融経済月報、 ユーロ圏貿易収支、加景気先行指数、米消費者物価指数、対米証券投資、ミシガン大消費者信頼感指数・速報値 
           
(来週の予定)

19(月  英ライトムーブ住宅価格、  ユーロ圏 経常収支
20(火)豪中銀金融政策決定理事会議事録、 独 生産者物価指数、 香港 失業率、  米 住宅着工件数、建設許可件数、加中銀政策金利 
21(水)日銀金融政策決定会合議事要旨、 英中銀金融政策委員会議事録、
22(木) 英 小売売上高指数、 ユーロ圏 鉱工業新規受注、  米 新規失業保険申請件数、 加 小売売上高、南ア中銀政策金利、米景気先行指数、中古住宅販売件数
23(金) 独 IFO景況指数、英・第2四半期GDP速報、加 消費者物価指数、


2.総括「円高では財政赤字さらに増加」

IMFは10年間で基礎的財政収支の黒字化をめざす日本の財政計画について、日本が消費税の増税を含めて歳入をどのように増やすのか具体策を示すことでより信頼できるものになると指摘した。ただこれは為替次第であろう。円高にすれば輸出頼み経済の日本企業は悲鳴を上げ景気対策を取らざるを得ない。原資がないので国債発行となる。国民は将来不安なので銀行に預金を置いている。銀行はそのお金を利用して国債を買う。上手く回っているようだが、いつか国民がそのお金を使うないといけないほどの事態になると政府の資金繰りがつかなくなる。
 もちろん政府も面と向かって増税したことはないが、目立たぬように国民負担を増加させてきた。国民もがまん強いのでなんとか持っている。ただ日本にも年収1億円プレーヤ-が増えてきたが、貧困層も増加している。貧富の格差は拡大してきている。1985年以降の円高プラザ合意以降この状態が進行していることは間違いない。円高を進めればさらに深みにはまっていく。


さて週末にいろいろあった。日本の政治というものは筋を通してもらわないと投票の判断基準が立たない。小さな政府か大きな政府かどちらを目指しているかわからない選挙であった。また民主党政権は官僚に答弁させないということだが為替政策については「官僚」も「閣僚」も政策を語らず沈黙の円になってきている。自国通貨に神経質になるスイス、中国、米国、南アフリカなどと比べると放置しているように思える日本の為替政策である。

 中国は週末に3つの指標を発表した。6月の貿易統計は輸出が前年同月比43.9%増、輸入は34.1%増で貿易収支は前年同月の約2.5倍の200.2億ドルとなった。今年3月、輸入の急増で6年ぶりの貿易赤字に陥ったが、その後、再び貿易黒字がふくらんでいる。 米国は為替政策報告書で、中国の為替操作国への認定を見送ったが、再び貿易黒字の拡大が続けば、米国側から人民元切り上げを求める声が強まることになりそうだ。
 中国人民銀行は、6月末の外貨準備高が前年同期比15.1%増の2兆4543億ドルになったと発表した。さらに6月末の貸出残高は前月末比で6034億元増加した発表した。休日に関わらずすごい数字を発表する。
 
今日は中国デイでもある。まもなく 2Q中国GDP、中国6月CPI、PPI、工業生産高、小売売上高、固定資産投資などが発表される。2QGDPの予想は前年比+10.5%である。1Qは+11.9%であったのでそれからは減速するが高水準である。ただ市場は予想に基づいて反応するだろう。予想より良ければ株高リスク選好、悪化すれば株安リスク回避で世界の市場の影響しよう。いつもながら中国次第である。また中国は世界最大のIPOとなった中国農業銀行が上場する。

 一方米国も投資会社KKRが同日上場する。また貿易収支(結果=赤字拡大)の他にPPI,CPIの発表で金利動向を占う。FOMC議事録公表、米国債の入札もある。その他小売売上、失業保険申請件数、ニューヨーク連銀製造業景気指数、鉱工業生産、フィラデルフィア連銀景況指数、ミシガン大消費者信頼感指数など米国も盛りだくさんである。先週株上昇のきっかけとなった米主要企業の決算もにラッシュする。アルコア、インテルは好決算を出した。
 日本は日銀政策決定会合がある。成長率を上方修正する日銀だが、最近の機械受注や景気ウオッチャ-指数、景気動向指数が悪化してきているのが気がかりだ。他に第三次産業活動指数と金融経済月報がある。           

 先週大きく雇用が改善して豪ドルが上伸した豪はインフレ期待指数に注目したい。NZも下旬の政策金利決定を控え、CPIの発表がある。サッカーワールドカップで盛り上がった南アは小売売上が改善した。今月の政策金利決定では雇用悪化、CPI落ち着きから利下げ論も出てきている。

 
3.需給「外貨投信国別残高順位」

 本邦の6月外貨投信残高が発表された。通貨別順位は以下の通りである。1位 米 9.5兆円、 2位 豪4.1、3位 ユーロ3.6 4位 ブラジル2.5、5位 カナダ1.3、 6位 英1.1 7位 香港1.0、8位 ノルウェー0.5 9位 NZ0.4 10位スウェーデン0.4

  
4.テクニカル「今日のクロス円味悪し」

 7月前半から米国景気指標の改善、主要企業の決算見通し良好で世界の株価が上昇、リスク選好で円売りが続いていたが、昨日のローソク足はドル円やクロス円で「売りのサイン」とされる「カブセ線」あるいはそれに似ている形を出している。調整の円買いに気をつけたい。


5.円無常、当局「豪も成長見通し下方修正」

豪政府経済見通しが下方修正された

*2010年度の経済成長率予想を3%に(前回3.25%)
*2010年度のCPI上昇率予想を2.75%に(前回2.5%

 ただ2010年度の財政赤字予想を400億豪ドルに修正(前回は408億豪ドル)、これはいいニュースだ。

6.ID為替「FOMCも成長見通し下方修正」

 FOMCも成長予測を下方修正した。

  FOMCの議事録(6月22、23日)によると追加の景気刺激策を実施する必要性はないとの認識を示した。一方で、経済見通しを引き下げたほか、景気回復へのリスクが高まったことを指摘した。議事録では、「経済見通しはやや軟化し、多くのメンバーが景気見通しへのリスクについて下振れ方向に転じたとみている」とした上で、「見通しの変更は相対的に小幅で、すでに実施済みの政策を上回る緩和措置の実行を正当化するものではないと認識されている」と記した。さらに高水準にとどまっている失業やインフレ率の一段の低下リスクについて懸念してることを示唆している。多くの労働者について失業期間が長期化していることに懸念を表明した。


7.リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」

北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、朝鮮半島統一、イラン、地震、日本物格下げ、米国物格下げ、米軍イラク撤退、アジアでのテロ、イラク混迷、米ロ冷戦、外為取引税(トービン税)、人民元が基軸通貨
------------------------------------------------
 内需拡大-規制緩和-市場開放-小政府-財政均衡-自己責任-公明正大 50―超円高-100―円高-150-普通円-200―円安-250-円安- 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取) 

8、横浜湘南便り「芥川賞の中華飯店」

本日は芥川賞&直木賞発表。横浜中華街の華都飯店からは御親族が外国人初の芥川賞を受賞、お店の娘さんも作家である。

(写真=華都飯店)
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君が代は横浜本牧から

    7/12(月)「君が代は横浜本牧から」
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総括「中国週間だが各国それぞれ需要指標あり」
需給「7月ジンクスは」
テクニカル「シカゴのユーロ」
当局、円無常「中国休み会わざれば刮目すべし」
ID為替「まさに日本円柔軟化宣言」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
横浜湘南便り「君が代は横浜本牧から」

 ドル86-91、ユーロ円 110-115
    
FX湘南IG(FSIG代表 野村雅道(事務所 田園、山下、伊豆稲取)専修大学、中京大学講師 日経インデックス(2005年=100)7月9日東京引け前回 7月7日からの変化 円1119.3弱し、ドル94.6弱し、ユーロ102.7強し、7月9日ドルインデックス IN NYBOT 83.98強し、CRB260.63強し、CRUDEOIL 76.09強し、金 1196.10弱し、DOW10198.03強し、日経平均ドルベース東京引け108.13強し、IMM円投機筋7月6日、円37926(前週比+14129)ユーロ-38909(前週比+34761)

1、予定 

(今週の予定)

12(月)NZ 住宅価格、豪 貸付動向、日 企業物価指数、参院選の結果確定、インド 鉱工業生産、仏経常収支、英 1QGDP・確報値、経常収支 、ユーロ圏財務相会合  

13(火)NZ食品価格、英RICS住宅価格、豪 NAB企業信頼感、日 鉱工業生産・確報、消費者態度指数、投信概況、仏 消費者物価指数、英 消費者物価指数、小売物価指数、独 ZEW景況感調査、ユーロ圏 ZEW景況感調査、加 国際商品貿易、米貿易収支、月次財政収支 、EU財務相理事会

14(水) NZ小売売上高指数、非居住者国債保有、豪 WESTPAC消費者信頼感指数、日銀金融政策決定会合(~15日) 商業販売統計、インド 卸売物価、パリ休場(フランス革命記念日)、英 失業率、失業保険申請件数、ユーロ圏消費者物価指数、鉱工業生産・季調済、南ア小売売上高、米輸入物価指数、MBA住宅ローン申請指数、小売売上高、米企業在庫、米FOMC議事録(6月22、23日)
 
15(木)NZ 製造業指数、豪 新車販売、インフレ期待指数、 対外対内証券売買、芥川賞、トルコ金利、中国農業銀行上場、日銀金融政策決定会合(14日~発表)、マンション市場動向、 2Q中国GDP、中国6月CPI、PPI、工業生産高、小売売上高、固定資産投資、ECB月例報告、米 生産者物価指数、新規失業保険申請件数、ニューヨーク連銀製造業景気指数、鉱工業生産、米設備稼働率、フィラデルフィア連銀景況指数 、KKR上場

16(金)NZ CPI、日 第3次産業活動指数、金融経済月報、 ユーロ圏貿易収支、加景気先行指数、米消費者物価指数、対米証券投資、ミシガン大消費者信頼感指数・速報値 
           
(来週の予定)

19(月  英ライトムーブ住宅価格、  ユーロ圏 経常収支
20(火)豪中銀金融政策決定理事会議事録、 独 生産者物価指数、 香港 失業率、  米 住宅着工件数、建設許可件数、加中銀政策金利 
21(水)日銀金融政策決定会合議事要旨、 英中銀金融政策委員会議事録、
22(木) 英 小売売上高指数、 ユーロ圏 鉱工業新規受注、  米 新規失業保険申請件数、 加 小売売上高、南ア中銀政策金利、米景気先行指数、中古住宅販売件数
23(金) 独 IFO景況指数、英・第2四半期GDP速報、加 消費者物価指数、


2.総括「中国週間だが各国それぞれ需要指標あり」

 先週は米株上昇をきかっけにリスク選好の市場となった。
さて今週は中国週間である。週末にも貿易収支、外貨準備、貸出動向などが発表された中国であるが貿易黒字は200.2億ドルとなった。3月は一旦赤字となったがその後は黒字拡大中。今週は米国貿易収支の発表もあり、再び米国議員からの人民元切り上げへの圧力が高まろう。

さらには15日(木)には 2Q中国GDP、中国6月CPI、PPI、工業生産高、小売売上高、固定資産投資などが発表される。2QGDPの予想は前年比+10.5%である。1Qは+11.9%であったのでそれからは減速するが高水準である。ただ市場は予想に基づいて反応するだろう。予想より良ければ株高リスク選好、悪化すれば株安リスク回避で世界の市場の影響っしよう。いつもながら中国次第である。また中国は世界最大のIPOとなった中国農業銀行が上場する。

 一方米国も投資会社KKRが同日上場する。また貿易収支の他にPPI,CPIの発表で金利動向を占う。FOMC議事録公表米国債の入札もある。その他小売売上、失業保険申請件数、ニューヨーク連銀製造業景気指数、鉱工業生産、、フィラデルフィア連銀景況指数、ミシガン大消費者信頼感指数など米国も盛りだくさんである。先週株上昇のきっかけとなった今週の米主要企業の決算も週後半にラッシュする。


 日本は日銀政策決定会合、成長率を上方修正する日銀だが、最近の機械受注や景気ウオッチャ-指数、景気動向指数が悪化してきているのが気がかりだ。他に第三次産業活動指数と金融経済月報がある。           
 ユーロ圏はCPIと月例経済報告、貿易収支がある。先週後半貿易赤字拡大でやや弱含んだ英国は雇用統計の発表がある。  

 先週大きく雇用が改善して豪ドルが上伸した豪はインフレ期待指数に注目したい。NZも下旬の政策金利決定を控え、小売売上とCPIの発表がある。サッカーワールドカップで盛り上がった南アは小売売上、今月の政策金利決定では雇用悪化、CPI落ち着きから利下げ論も出てきている。

 
3.需給「7月ジンクスは」

 過去16年のドル円の騰落は上昇が12回、下落が4回で上昇する確率が高い。月初は87台への下落スタートであったが、なんとか始値の88.41からかろうじて上昇している。景気回復で個人のボーナスなどの余裕資金で外貨投資が出てくればこのジンクスも支えるだろう。

  
4.テクニカル「シカゴのユーロ」

先週月曜と木曜にお伝えしたようにユーロは強含み推移している。IMM投機筋のポジションでは一時は10万枚を超えるショートポジションとなっていたが漸く前回の7万枚から3万枚へ縮小してきた。7月6日は-38909(前週比+34761)となっている。3日ほど数字が遅れているのはご了承していただきたいが、相場推移に従ってショートをクローズしている。


5.円無常、当局「中国休み会わざれば刮目すべし」

中国は7月10日(土)に6月の貿易統計を発表した。輸出が前年同月比43.9%増、輸入は34.1%増で貿易収支は前年同月の約2.5倍の200.2億ドルとなった。今年3月、輸入の急増で6年ぶりの貿易赤字に陥ったが、その後、再び貿易黒字がふくらんでいる。 米国は為替政策報告書で、中国の為替操作国への認定を見送った。しかし、貿易黒字の拡大が続けば、米国側から人民元切り上げを求める声が強まることになりそうだ。
 また中国人民銀行は11日、6月末の外貨準備高が前年同期比15.1%増の2兆4543億ドルになったと発表した。さらに6月末の貸出残高は前月末比で6034億元増加した発表した。休日に関わらずすごい数字を発表する。

6.ID為替「まさに日本円柔軟化宣言」

 中国は6月19日に人民元柔軟化を宣言し実質切り上げを開始した。開始前の18日の中間値は6.8275、先週金曜の7月9日の中間値は6.7753である。0.0522のドル安元高となっている。0.7646%の元高。一方わが日本円は6月18日90.87、7月9日は88.55で2.32の円高。2.55%の円高である。日本が円柔軟化宣言をして人民元が連れ高となっているというほうがわかりやすい。

 またギリシアショックで揺れる欧州のうちドイツ株(DAX)は年初来1.8%上昇。日経平均は-9.1%の下落である。ギリシアショックというより日本ショックとしかとか言えない。独株は日本に連れ安ではなく、上昇している。


7.リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」

北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、朝鮮半島統一、イラン、地震、日本物格下げ、米国物格下げ、米軍イラク撤退、アジアでのテロ、イラク混迷、米ロ冷戦、外為取引税(トービン税)、人民元が基軸通貨
------------------------------------------------
 内需拡大-規制緩和-市場開放-小政府-財政均衡-自己責任-公明正大 50―超円高-100―円高-150-普通円-200―円安-250-円安- 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取) 

8、横浜湘南便り「君が代は横浜本牧から」

南アサッカーW杯で君が代を聞いたが、君が代発祥の地は横浜本牧にある。「君が代」を最初に作曲したのは日本人ではなく、英国陸軍軍楽隊長だったジョン・ウィリアム・フェントン。また明治2年(1869年)、薩摩藩士30余名が本牧妙香寺で合宿してフェントン氏から指導を受け、日本で最初の吹奏楽が演奏された。

(写真=君が代、吹奏楽発祥の地、横浜本牧妙香寺)

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日本が介入すると中国に笑われるか

 P1000008.JPG7/8(木)「日本が介入すると中国に笑われるか」

総括「いつもながら中国次第」
需給「ドル円」
テクニカル「続ユーロドル」
当局、円無常「週末忙しい」
ID為替「日本が介入すると中国に笑われるか」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
横浜湘南便り「サルコゲート事件」

 ドル86-91、ユーロ円 109-114
    
FX湘南IG(FSIG代表 野村雅道(事務所 田園、山下、伊豆稲取)専修大学、中京大学講師 日経インデックス(2005年=100)7月7日東京引け前回 7月2日からの変化 円121.0強し、ドル95.2弱し、ユーロ102.4強し、7月2日ドルインデックス IN NYBOT 83.94弱し、CRB258.23強弱し、CRUDEOIL 74.07強し、金 1198.90弱し、DOW 10018.28強し、日経平均ドルベース東京引け106.07強し、IMM円投機筋6月29日、円27427(前週比+23797)ユーロ-73670(前週比-2696)

1、予定 

(今週の予定)

5(月) 豪 AIGサービス業指数、TDインフレ指数、求人広告、米国全市場休場、日 景気動向調査 英サービス業PMI、 ユーロ圏 小売売上高 、ユーロ圏サービス部門PMI改定値

6(火)NZ NZIERビジネスサーベイ、豪貿易収支、 豪中銀政策金利、日 景気動向指数CI速報値、スイス 消費者物価指数、ユーロ圏 サービス業PMI確報、加 住宅建設許可、 米  ISM非製造業景況指数

7(水)豪 AIG建設業指数、豪外貨準備、日 外貨準備、、貿易収支、ユーロ圏・第1四半期GDP確報、 独 製造業受注、加 IVEY購買部協会指数 米 住宅ローン・借換え申請指数、週間チェーンストア売上高、週間レッドブック大規模小売店売上

8(木)日 日銀支店長会議、国際収支、6月上中旬貿易統計対外・対内証券売買契約、貸出・資金吸収動向 マネーストック、オフィス空室率、機械受注、企業倒産、景気ウオッチャー調査、ESPフォーキャスト調査 豪 新規雇用者数、失業率、スイス 失業率、独 経常収支、貿易収支、英 鉱工業生産、製造業生産、独 鉱工業生産、英中銀政策金利、ECB政策金利、加 新築住宅価格指数、米 新規失業保険申請件数、米小売り各社の既存店売上高、米消費者信用残高、IMF世界経済見通し

9(金) NZ クレジットカード消費、オプションSQ、韓国中銀政策決定会合、独 消費者物価指数確報、仏鉱工業生産、 英 生産者物価指数コア、英 貿易収支、加 失業率、雇用者数変化、住宅着工件数 、米卸売在庫、OECD景気先行指数

10日(土)中国貿易収支
11日(日) 参院選     
               
 
(来週の予定)

12(月)日 企業物価指数、仏経常収支、英 1QGDP・確報値、経常収支  
13(火)日 鉱工業生産・確報、消費者態度指数、仏 消費者物価指数、英 消費者物価指数、小売物価指数、独 ZEW景況感調査、ユーロ圏 ZEW景況感調査、加 国際商品貿易、米貿易収支、月次財政収支
14(水) 日銀金融政策決定会合(~15日) パリ休場(フランス革命記念日)、NZ小売売上高指数、英 失業率、失業保険申請件数、ユーロ圏消費者物価指数、鉱工業生産・季調済、南ア小売売上高、米輸入物価指数、小売売上高、米企業在庫、米FOMC議事録(6月22、23日)
15(木) 日銀金融政策決定会合(14日~発表)、 ECB月例報告、米 生産者物価指数、新規失業保険申請件数、ニューヨーク連銀製造業景気指数、鉱工業生産、米設備稼働率、フィラデルフィア連銀景況指数
16(金)日 第3次産業活動指数、金融経済月報、 第2四半期NZ消費者物価、ユーロ圏貿易収支、加景気先行指数、米消費者物価指数、対米証券投資、ミシガン大消費者信頼感指数・速報値

2.総括「いつもながら中国次第」 

一昨日は中国が外貨準備で日本国債投資を増加させている報道で朝方円高が進んだ。また最近の中国株式市場は中国農業銀行のIPOや中国銀行の大幅増資での需給悪化懸念で売られそれが世界の投機家のリスク選好後退、すなわち円買いに繋がっている。しかし一昨日午後は中国西部開発計画がクローズアップされ株価上昇で円売りに繋がった。毎朝日本時間の10時15分の人民元レート中間値も円相場に影響を与える。中国抜きで為替相場は語れない時代だ。


 6月の米国雇用統計発表後に記者会見したオバマ大統領は「われわれが正しい方向に向かっていることに間違いない」「ただ振れの大きな世界市場の動向が引き続き向かい風となっている」「多くの国民にとって景気回復が十分なペースで進んでいない」と述べた。最後に「経済を修復し、国民を仕事に復帰させるためにすべきことはまだ山積している」と語った。

 またローマー米経済諮問委員会委員長も「特に最近の世界市場の振れの大きさや他の経済指標の内容がまちまちであることを踏まえると、こうした回復の継続的兆候が重要だ」した。

 ドルが全面安、また円よりも欧州通貨の強さが目立ってきた。一方資源国通貨は一頃の強さがなくなってきている。
 米国はすべてが悪いわけでもないが、弱い指標が目立ってきた。1QGDPの下方修正、非農業部門雇用者数を始め雇用関連指数の悪化、個人所得、消費者信頼感、ISM製造業、非製造業、中古住宅販売保留、製造業受注なども弱含んだ。米国金利は大きく低下している。欧州は景気指標はまだ力強さはないが、ギリシャ財政問題も支援のスキームが出来ていること、スイスはデフレ懸念がなくなり売り介入から撤退したこと、英国が緊縮財政を打ち出したことが好感されていることなどで、今年前半の欧州通貨下落に歯止めがかかっている。

 一方年初から株価が20%以上低下している中国であるが、人民元切り上げを含む元の柔軟化宣言、また6月製造業PMIの低下など指標も弱含んできた。これ中国の需要を頼みとする資源国通貨に打撃を与えている。資源価格の下落もあり、カナダドル、南アランド、豪ドル、NZドルは弱い。豪は温暖化政策の公約不履行や資源税で人気が落ちていたラッド首相が辞任、新首相ギラード氏がさっそく資源税の税率を下げ大手資源会社と合意したが豪ドルの上昇にはまだ結びついていない。中国がリズムを変えることは大きな影響が出る。

 長期間続いていたドル高、欧州通貨安は今後も調整され欧州通貨が強くなっていくだろう。円の立場は中途半端であり、ドル安なら円安が最近のパターンであったがそのリズムは少し崩れるだろう。円も対欧州通貨ではやや弱くなり、対ドルでは強く推移しよう。資源国通貨に対しても調整があるが、やはりこれは中国の政策次第だ。昨年の4兆元景気対策ははげ落ちているし、輸出業者への優遇策(増値税の還付撤廃)を自ら廃止している。

今日は政策金利決定が英国、ECBで行われる。欧州はまだ景気の力強さなく金利は据置だろうが、少しはインフレへの懸念を示すだろう。日本は日銀支店長会議がある。日本の景気は中国次第なのであまり政策の変更はしないほうがいいだろう。
 また11日土曜には中国の6月貿易収支の発表がある。黒字が増えれば元を切り上げざるを得ない。

 
3.需給「ドル円」


日本の国内要因としては改善した短観があったがやはり多くの米国指標が悪化したことと世界の株価の下落でリスク回避する流れとなり円が買われた。ただこれまで弱かった欧州通貨が円よりも強含み推移したことがこれまでの展開と異なるところだろう。7月は日本の個人も夏のボーナスを得て海外投資にも向かうこともあり一本調子の円高とはならないだろう。

年足は陰線、昨年の安値は84.79。月足は5月、6月陰線。5月-6月の下降ラインが上値抵抗となる。サポートは08年8月-09年4月の下降ラインで85.50あたり。09年11月-10年3月の上昇ラインは下抜いている 。日足は8連続陰線の後、先週金曜が陽線。その後は下げ渋り。7月1日-2日の上昇ラインが出来たが下抜けた。またボリンジャーバンド下限からは下放れた。6月22-29日の下降ラインを上抜けた。5日移動平均線は6月17日から下げに転じたままだがこれが今日上向くかどうか。 

  
4.テクニカル「続ユーロドル」

 月曜にお伝えしたようにユーロは強含み推移している。報道ではまだまだ欧州危機、南欧危機が騒がれているが数字は違う。ここも為替の面白いところだ。5月にIMFやEUが支援したこと、格付け会社が格下げをしたことなどは危機が掌握されてきている段階だと思ったからだ。さらに今度は銀行のストレステストが行われるという。危機の最終段階というより回復の第一歩だろう。

ユーロドルのチャートもドルスイスの団子天井でのドルげ、ポンドドルの鍋底から一目均衡表の雲の上に浮上には出遅れたが、漸く鍋底から雲の下限に触れそうなところまで上昇してきた。テクニカルでは年足はまだ大陰線、6月も陰線だったが下ヒゲの長いものとなり7月の上げに繋がっている。日足では大きく見れば鍋底から上昇、雲に達した。6月28日-29日の下降ラインを上抜いて6月29日-30日の上昇ラインが出来ている。ボリンジャーバンドは1.1869から1.2733のレンジで上限に近い。5日移動平均線は上向き。久々にユーロドルにも力強さが戻ってきている。1.24-1.29か。

5.円無常、当局「週末忙しい」

週末はいろいろある。10日(土)は中国6月貿易統計、11日(日)は参議院選挙、サッカーW杯決勝、大相撲名古屋場所初日、神奈川県高校野球夏の大会予選開幕、伊豆も殆ど海開き。私的には国際花火への準備。屋上へゴザ敷きなど。


6.ID為替「日本が介入すると中国に笑われるか」

日本自動車工業会の志賀俊之会長は会見で、外国為替市場で円高傾向が続いていることについて、「円高で輸出が減れば国内の自動車の生産に大きな影響が出ることになる」と述べ、為替の安定化に向けた対策をとるよう政府に求めた。こういう声があちこちで出ると政治家が動く。選挙に影響するからだ。

 ただそういう声で即円売り介入が行われた1980年代、1990年代とは環境が違う。中国に人民元切り上げを日本も要求しているグループであるので、ここで円売り介入すると中国から笑われてしまう。ただいつかそんな世間体を無視してやらなければいけない状況がくるだろう。


7.リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」

北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、朝鮮半島統一、イラン、地震、日本物格下げ、米国物格下げ、米軍イラク撤退、アジアでのテロ、イラク混迷、米ロ冷戦、外為取引税(トービン税)、人民元が基軸通貨
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 内需拡大-規制緩和-市場開放-小政府-財政均衡-自己責任-公明正大 50―超円高-100―円高-150-普通円-200―円安-250-円安- 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取) 

8、横浜湘南便り「サルコゲート事件」

 今 横浜では「フランス月間」が行われている。横浜はフランスとは繋がりがある。リヨンとは姉妹都市。そのフランスはサルコジ大統領の支持率が下落している。ロレアルからの献金が不正だと報道されているからだ。サッカーW杯の混乱、年金受年齢引き上げのデモなど最近ぱっとしない。

(写真=フランス領事館)

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