野村雅道のID為替 (レポート)|FXブログ|外為どっとコム

「避けられない取引がここにある」

「避けられない取引がここにある」

 相場が飛んで、今朝の始まりが130円あるいは90円になると、個人の投機からヘッジファンドの投機などのデイトレードは手を出しにくくなる。スプレッドが広がるとさらに手を出さなくなる。

相場が前日からかけ離れた値でも躊躇なく取引をするのが実需だろう。実需はその日に決済しなければいけない取引があるからだ。
また日本のように実需中心の市場では、急激な円高では輸入が、急激な円安では輸出が殺到し相場を均してくれる。


 実需は繁忙期でも閑散期でも取引を行う。暑くても寒くても取り引きを行う。儲かっていても損をしていても取り引きを行う


それが気まぐれな投機筋とは違う。投機筋など損が膨らめば硬直してまったく取引しなくなる。

実需とは商社を含め売り切り買い切りの輸出入業者である。生保などの機関投資家も一定の取引量があるので準実需と言っていいだろう。


出来高を保ち、相場の流動性を確保しているのは一般に言われる投機ではなく、実需かもしれない(もちろん銀行のようなマーケットメイカーや仲介者は必要)


 

FX湘南投資グループ代表
野村 雅道(のむら・まさみち)氏

1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行、82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。

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