野村雅道のID為替 (レポート) 外為どっとコムFXブログ

2011年7月アーカイブ

心の危機、経済危機ではない

    
8/1(月)「心の危機、経済危機ではない」

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総括「心の危機、経済危機ではない」
需給「8月需給」
テクニカル「各通貨テクニカル」
当局、円無常「米 見果てぬ夢」
ID為替「為替は需給だ、株や金利との動きの違い」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
横浜湘南便り「のぞみは来る、バスは来ない」
 
  ドル74-79、ユーロ円 108-113
    
 日経インデックス7月29日東京引け前回7月25日からの変化 円126.0強し、ドル94.7強し、ユーロ95.1弱し、ドルインデックス IN NYBOT73.74弱し、CRB342.03弱し、CRUDEOIL95.86弱し、金1626.78強し、DOW12143.24弱し、日経平均ドルベ-ス東京引け126.85弱し、IMM円投機筋7月19日、円51302(前週比+9147)、ユーロ17038(前週比+7792)
 
1、予定
 
(今週の予定)
 
1日(月)FX証拠金倍率の上限を25倍に規制する改正内閣府令施行、中国 製造業PMI、HSBC製造業PMI、ユーロ圏 製造業PMI確報、英 製造業PMI、ユーロ圏 失業率、米 建設支出、ISM製造業景況指数
 
2日(火)米  債務上限引き上げ問題で財務省が設定した議会と政府の合意期限、豪 貿易収支、2Q住宅価格指数、住宅建設許可件数、RBA 政策金利発表、ユーロ圏 生産者物価指数、米 個人所得、個人支出、PCEコア・デフレータ
 
3日(水)豪 小売売上、貿易収支、中  非製造業PMI、HSBCサービス業PMI、ユーロ圏 サービス業PMI確報、英 サービス業PMI、ユーロ圏 小売売上、米 チャレンジャー人員削減数、ADP民間雇用者数、製造業受注、ISM非製造業景況指数
 
4日(木)NZ 2Q失業率、独 製造業受注、BOE政策金利、ECB政策金利、米 新規失業保険申請件数
 
5日(金)日 日銀金融政策決定会合、景気動向指数、豪 中銀金融政策四半期報告 、スイス 消費者物価指数、英 生産者物価指数(コア)、独 鉱工業生産、加 失業率、雇用者数変化、米 非農業部門雇用者数、失業率、加 住宅建設許可、加 Ivey購買部協会指数
 
 
(来週の予定)
 
8(月)日 マネーストックM2+CD、国際収支、景気ウォッチャー調査、スイス 失業率
9(火)南ア休場(ウーマンズ・デー)、独 国際収支、英 鉱工業生産、製造業生産高、貿易収支、加 住宅着工件数、米単位労働費用、非農業部門労働生産性、米FOMC政策金利発表
10(水)豪 小売売上高、独 消費者物価指数確報、BOEインフレレポート、米 卸売在庫、南ア 小売売上高、米 月次財政収支
11(木)日 機械受注、豪 雇用者数変化、失業率、ECB月例報告、加 新築住宅価格指数、国際商品貿易、米 貿易収支、新規失業保険申
 
請件数
12(金)日 鉱工業生産確報、NZ 小売売上、香港 GDP、ユーロ圏 鉱工業生産、米 小売売上、ミシガン大消費者信頼感指数速報、企業在庫
 
2.総括「心の危機、経済危機ではない」
 
「東京時間8月1日午前零時過ぎでは、いくつかのメディアが一時的合意に近いと報道している。それはホワイトハウスと議会共和党は14兆3000億ドルの債務上限の引き上げに関する合意の枠組みを打ち出した。合意が実現すれば、2012年の米大統領選挙後まで、米政府の借り入れ権限が維持される。暫定的な枠組みは1兆ドルの歳出削減を直ちに実施した後、今年中に最高1兆8000億ドルの追加削減を勧告するための特別委員会を創設する内容。 *ただ最終的な合意に達しておらず、交渉は継続中のようだ」
 
+++++++
 
 今週も盛りだくさんだが、米政府債務上限問題が片付かないと物事が進まない。米上院は7月29日、米下院が可決した財政赤字削減法案を否決した。下院はベイナー下院議長が提出した債務上限を引き上げる一方で大幅な歳出削減を行うとする法案を、可決していた。共和党案には、財政均衡化を義務付けるための憲法修正と、次の選挙までに債務上限の引き上げに関する2回目の採決を行うことなどが盛り込まれているが、民主党上層部はこのどちらにも断固反対している。民主党側は、次の選挙までに債務上限に関する両党の合意を得るのはほぼ不可能だとし、さらに債務上限の短期的な引き上げはさらなる経済の不安定化を招くと主張している。オバマ大統領は「今は党を最優先に考えている時ではない。米国民に代わって妥協点を見出すべき時だ。今こそ、米国民が期待するリーダーシップを議員全員が積極的に示す時だ」と語ったがまだ決着はついていない。
 
 米国は今週は7月雇用統計がある。予想は失業率が9.2%、非農業部門雇用者数が+9.5万人である。その他ISM景況指数や個人所得など重要指標が多い。2QGDPはバーナンキ議長がかねてから予想していた通り弱かったが、日本の大震災がその原因であるとすれば7月は少しは回復してくるだろう。
 
 中国はインフレ高進でなかなか利上げ打ち止め感が出ない。今週は製造業、非製造業PMIの発表がある。日本はFX業界のレバレッジ規制が始まる。最高倍率が50倍から25倍へ引き下げられる。政策金利決定があるが、日銀は景気持ち直しを表明しているだけに現状維持となろう。政策金利決定はECB、BOEも行う。英国、ユーロ圏ともに最近の景気指標は弱いものがある。インフレ懸念は少々あるも今回は据置となろう。英国、ユーロ圏ともにPPIの発表がある。
 
 豪も政策金利決定があるが、こちらも景気減速とインフレ懸念というジレンマがある。今回は据置の見方が強い。他に貿易収支、小売売上、住宅関連指標と続く。NZは大震災からV字型景気回復の道を歩んでいる。先週は政策金利は据置となったが、秋から年末へかけて利上げを行い、地震前の3%へ戻していくだろう。それを目当てにNZドル買いが出ており、今年の通貨番付ではスイスフランについて2位となっている。強いスイスはCPIがあるが通貨が強いだけにCPIはそれで抑制されるだろう。カナダは強含み推移していたが先週のCPIが弱かったことから伸び悩み、通貨の強さでは円に抜かれることとなっている。
 
 さて冒頭にも書いたが米政府債務問題やまだくすぶる欧州債務問題がある。ただ以前のアジア通貨危機やリーマンショックとは違った性質のものである感じがする。米国債務も欧州債務も資金繰りは何とかなっているが、そこに格付け会社が入ったり、米国では次期選挙で民主党を倒す政局にもなっており、人為的に危機を大きくし大騒ぎしているようにも見える。何か寂しく悲しい気もする。突然、襲ってきたアジア通貨危機やリーマンショックとは違う。すぐにでも対処出来そうな問題だが人間の心が邪魔しているようだ。
 
3.需給「8月需給」
 
 8月のドル円は過去17年を調べると6回ドル上げ、11回ドル下げであった。7月は逆に12回ドル上げ、5回ドル下げであったが今年はドル下げで終えた。需給のクセも時代とともに変わってくる。7月は夏のボーナス見合いの外貨投資が活発化してドル高となることが多かったが、最近は外貨投資に回すお金も少なくなってきたようで残高伸び悩んでいる。そうなるとこれまで積み上げてきた外貨投資のリターンである利金や配当だけ入ってくることとなる。それを円に換える時にドル売りが出てドルが下落する。利金・配当といっても今や貿易黒字をしのぐ月1兆円以上となっている。
 
 8月は米国債の利金の払いや9月中間決算の利払いなどで円買いが増えてドル安と成りやすい。今世間では円売り介入を求める声が輸出業者から出てきているが、円は今年は独歩高ではない。円より強い通貨はスイス、NZドル、ユーロ、豪ドルなどがある。円だけが単介入することはG-7やG-20から異論が出るだろう。もし介入をしても持続性はないだろう。
 
4.テクニカル「各通貨テクニカル」
 
(テクニカル)
 
*ドル円=年足陰線、月足7月は今年一番長い陰線。週足4連続陰線。日足はボリバン下限に沿って下落。雲下限は上にあり遠い。5日線下向き。7月26日-29日の下降ラインに沿う。反転上昇の兆し見えず
 
*ユーロドル=年足陽線、月足は7月は陰線であったが下ヒゲ長い。週足は短い陰線。日足は週末戻す。ボリバンでは中位にあり。バンドは1.3944-1.4615.雲中。12日-18日の上昇ラインを先週下に切ったが急落には至らず下ヒゲを出して戻ってきた。5日線上向き
 
*ユーロ円=年足かろうじて陽線、月足は3カ月連続陰線温となった。週足は陰線。日足は先週後半3連続陰線。7月12日-18日の上昇ライン下に切った。ボリバン下限(109.04)に近い
 
*ポンドドル=年足陽線。7月月足は陽線。週足3連続陽線。日足はボリバン上限に張り付く。雲の上へ。5日線上向き。12日-20日の上昇ラインを一旦下抜くもまたラインへ戻す。
 
*ポンド円=ついに年足は陰転。月足は3カ月連続陰線。週足は陽線、日足は先週末大陰線でボリバン下限へ日線下向く。雲下限は130.95で遠くなった。
 
*ドルスイス=5年連続陰線、6年目。最強通貨。6か月連続陰線。日足は先週末大陰線でボリバン下限へ。5日線下向き
 
*スイス円=年足大陽線。月足9か月連続陽線、週足は陽転。日足はボリバン上限から小反落していたが週末にまた上限へ。雲の上。5日線上向く陽線。日足はボリバン上限で先週木曜は上ヒゲ、金曜は下ヒゲ。7月18日-19日の上昇ライン生きている。5日線上向く。
 
*豪ドル円=年足陽線、月足は5,6,7月は陰線。週足は陰線上ヒゲ長い。日足は7月18日-25日の上昇ライン下抜く。雲から落ちる。5日線下向く。ボリバンは83.43-87.52.
 
*NZドルドル=年足陽線、月足は5連続陽線、週足6連続陽線。日足ボリバン上限に張り付いて上昇。5日線上向き。変動相場制後高値更新続く
 
*NZドル円=年足陽線、月足は5月から横ばいからやや上向き。週足は陰線。日足はボリバン上限近辺。雲のはるか上、先週末は下ヒゲ長い5日線下向き。
 
*ドルカナダ=年足陰線、月足陰線、週足陽線。日足は7月12日の長い上ヒゲで下落した後先週は横ばい推移最後に陽線。ボリバン下限と雲の間で推移、5日線上向き
 
*カナダ円=年足陰転、7月月足、先週週足陰線。日足は12日-13日の上昇ラインを下抜く、ボリバン下限下抜く。5日線下向く
 
*ドルランド=7月月足は陰線となった。週足も陰線。日足は7月8日-9日の上昇ラインを下に切る。ボリバン下限で下げ止まる。ボリバン下限と雲の下限の間で推移。ボリバンは6.6080-6.9391。5日線下向く。
 
*ランド円=年足陰線、月足は3カ月連続陰線、週足はかろうじて陽線。日足は7連続陽線の後、雲に届かず下落。5日線下向き
 
(両国のファンダメンタルズを反映しやすペア↓3つ)
 
*ユーロポンド=年足陽線。7月月足は陰線。週足も陰線。日足は週末下げ止まる。雲の下。ボリバンも下限に近い
*ユーロスイス=年足、月足、週足は陰線。日足は3連続陰線。今年最強のスイス
*豪ドルNZドル=月足は4カ月連続陰線。週足は長い上ヒゲの陰線。日足は7月25日-26日の上昇ライン下抜く
 
5.円無常、当局「米 見果てぬ夢」
 
 1971年から、1973年も、さらには1985年も貿易赤字の原因はドル高にあるとしてドル安誘導した米国。360円が76円になっても一向に減らない貿易赤字。米企業自身が途上国へ工場を移し米国に輸入していることもある。いつまでドル安を続け、日本はそれに従い続けるのだろう。
 
6.ID為替「為替は需給だ、株や金利との動きの違い」
 
 個人であれ銀行などのディーラーとしてであれ為替を始めるとその動きが株や金利の動きと異なることに気づくであろう。いわゆる経済のファンダメンタルズ通りに為替相場は動かないのである。「日本のGDPが良かった」「日銀短観が良かった」だからと言って円相場がすんなりと上昇するのでもない。バブル崩壊後20年以上も日本の景気は低迷し金利は低下、株は3万8900円から7600円に下落したが、為替市場では円相場は160円から76円へ上昇した。日本のバブル時代ではニュヨークダウは2千ドル台であったが、現在は1万2000ドル近辺で推移しまた景気も飛躍的に伸びたがドルは総じて弱かった。 景気の良し悪しが為替相場とりわけ円相場の良し悪しに素直に反映しなどころか逆に動くことが多い。どうすれば為替相場が理解できて先行きが見通せるのだろうか。わからないからと言ってチャート分析にしか頼らざるを得ないのだろうか。為替分析にはファンダメンタルズ分析、チャート分析などがあるが、ここでは一番効果のあった、また裏切ること
のない需給分析を中心に説明していきたい。
 
 単純に言えば買いたい人が多ければ上がり、売りたい人が多ければ下がる話だが、その買いたい人、売りたい人がどれくらいいるか掴むヒントを述べていきたい。需給分析では結果的にファンダメンタルズや市場のセンチメントとは違う方向性を出すことがある。その時は市場大勢と逆をやることとなるので精神的につらい時もあるが儲かるのである。また需給分析はその資料が誰でも官庁や企業のホームページで手に入るものだが見落とされていうものも多い。それも今後解説していきたい。
 
7.リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
 
菅首相本日辞任、北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、朝鮮半島統一、イラン、地震、日本物格下げ、米国物格下げ、テロ、外為取引税(トービン税)、人民元が基軸通貨、日中国交断絶、資源国通貨売り介入
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 内需拡大-規制緩和-市場開放-小政府-財政均衡-自己責任-公明正大 50―超円高-100―円高-150-普通円-200―円安-250-円安- 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ 代表務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取) 
 
8、横浜湘南便り「のぞみは来る、バスは来ない」
 
 写真の通り、新横浜発着の新幹線は3分おきにくることもある。よく追突しないものだ。日本の技術力は素晴らしい。20年前は1時間に1本か2本しか新横浜に止まらない時もあった。便利になった。ただ自宅から新横浜へ行くには依然バスは1時間に1本か2本。それも新横浜へ直接でなく、新横浜へ向かう地下鉄に向かうだけ。それもいいか。「のぞみは来る、バスは来ない」「ひかりは来る、バスは来ない」(アダモ)。ただ「バスは来ても、誰も乗らない」。
♪♪田舎のバスはオンボロ車、http://www.youtube.com/watch?v=j135NDzas9s、♪♪
♪♪東京のバスガールhttp://www.youtube.com/watch?v=kHFoO4L-KVw&feature=related♪♪、昔は「バス」もいい唄になっていた。今やリニアの時代。
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トリシェ総裁が喝!

    7/28(木)「トリシェ総裁が喝!」

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総括「トリシェ総裁が一喝!」
需給「7月上旬分貿易統計、上半期は」
テクニカル「ユーロドルと債務問題」
当局、円無常「菅首相居座りは違法ではないが、違法以前の内部問題」
ID為替「南アのキーパソン、マレマ氏」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
横浜湘南便り「トリエンナーレにイキナハーレ」

  ドル76-81、ユーロ円 109-114
    
 日経インデックス7月25日東京引け前回7月22日からの変化 円125.5強し、ドル94.1弱し、ユーロ96.2強し、ドルインデックス IN NYBOT74.1弱し、CRB346.66弱し、CRUDEOIL97.40弱し、金1615.10強し、DOW12302.55弱し、日経平均ドルベ-ス東京引け129.19強し、IMM円投機筋7月19日、円42155     28288(前週比+13867)、ユーロ9246(前週比-3170)

1、予定

(今週の予定)

25(月)豪 生産者物価指数
26(火)日 企業向けサービス価格指数、NZ 貿易収支、英 GDP速報、米 S&P/ケース・シラー住宅価格指数、消費者信頼感指数、リッチモンド連銀製造業指数、新築住宅販売件数 、ダラス連銀製造業活動水準、シカゴ連銀全米活動指数、インド準備銀金融政策決定会合27(水)豪 消費者物価、2Q韓国GDP、独 GFK消費者信頼感調査、ユーロ圏マネーサプライM3、スイス KOF先行指数、米 耐久財受注、独 消費者物価指数速報、米 地区連銀経済報告(ベージュブック)
28(木)RBNZオフィシャル・キャッシュレート、日 商業販売統計速報、7月上旬貿易統計、独 失業者数、失業率、香港 貿易収支、ユーロ圏 消費者信頼感確報、南ア 生産者物価指数、米 新規失業保険申請件数、中古住宅販売成約 、フィリピン中銀金融政策決定会合

29(金)日 有効求人倍率、失業率、家計調査、全国消費者物価指数、鉱工業生産速報、自動車生産・輸出実績、住宅着工戸数、建設工事受注額、2001年1月-6月日銀金融政策決定会合議事録、為替平衡操作、NZ 住宅建設許可、英 GFK消費者信頼感調査、英 消費者信用残高、マネーサプライM4、ユーロ圏 消費者物価指数速報、南ア 貿易収支、加 GDP、鉱工業製品価格、米 GDP速報、シカゴ購買部協会景気指数、ミシガン大消費者信頼感指数確報値

(来週の予定)

1日(月)中国 製造業PMI、非製造業PMI、ユーロ圏 製造業PMI確報、英 製造業PMI、ユーロ圏 失業率、米 建設支出、ISM製造業景況指数
2日(火)豪 貿易収支、2Q住宅価格指数、住宅建設許可件数、RBA 政策金利発表、ユーロ圏 生産者物価指数、米 個人所得、個人支出、PCEコア・デフレータ
3日(水)豪 小売売上、ユーロ圏 サービス業PMI確報、英 サービス業PMI、ユーロ圏 小売売上、米 ADP民間雇用者数、製造業受注、ISM非製造業景況指数
4日(木)NZ 2Q失業率、独 製造業受注、BOE政策金利、ECB政策金利、米 新規失業保険申請件数
5日(金)日 日銀金融政策決定会合、スイス 消費者物価指数、英 生産者物価指数(コア)、独 鉱工業生産、加 失業率、雇用者数変化、米 非農業部門雇用者数、失業率、加 住宅建設許可、加 Ivey購買部協会指数

2.総括「トリシェ総裁が一喝!」

 朝方発表されたNZの政策金利は据置であった。NZ中銀は「3月に実施した利下げを長期間据え置く必要はほぼない、経済は予測よりも力強く拡大している」としたが為替については「通貨高がNZ経済の足を引っ張る、通貨高が継続すれば、今後利上げの必要性は低下する見込み」とした。前回のNZドル売り介入は2007年6月に0.76レベルであった(これは失敗)が現在は0.87台、日々変動相場制以降の高値を更新している。政府当局からの懸念は強2007年につけた97.73と比べると平凡な相場である。かつては批判していた日本からの円キャリー取引は現在は活発化していないと中銀は言及している。

 さて昨日はECBトリシェ総裁が強気のコメントを発した。「ギリシャがデフォルトに陥ると見越して取引を行うことは、確実に損失を被ることにつながる、当局者がギリシャのユーロ離脱を検討したことは「1分たりとも」なかった、世界各国の債務状況をめぐっては、ユーロ圏の状況は、日米両国に比べて「はるかに良い」、格付け会社については明らかに寡占状態にあり市場の組織としては最適ではない」と発言した。これには私も同意したい。報道や格付け会社が債務問題を煽っていた気がする。それで下がらないユーロを売っていた人も多かった。
 米政府債務上限問題は進展していない。ベイナー下院議長案は10年間で1.2兆ドルの歳出を削減し、債務上限を1兆ドル引き上げる。ただ債務上限引き上げは数カ月間のみだ。一方民主党案は10年間で2.7兆ドルの歳出削減を実施。債務上限も一括で引き上げ2012末までの資金を確保するという内容になっている。 共和党案も民主党案も身内で賛成しない議員がそれぞれいるようだ。長期的には財政赤字は解決しなければいけないが、ここで無理な意見をだしてデフォルトの混乱を引き起こす短期的な問題ではない。米国は資金繰りも上手くいっており、金利も低い。財政赤字の弊害は日本と同じようにない。騒ぐためだけの非生産的なゲームだ。万が一デフォルトになっても、すぐに修正が可能でギリシア問題同様深入りしてはいけない。だからギリシア問題の時のようにユーロを買えというのではなく、米ドルは債務問題前も後もいつものペースで経常赤字を背景に下落するだろう。

 中国のインフレ懸念も消えない。利上げ打ち止め感がないので株価も低迷し今年年初来下げている(世界の主要株式市場で下げているのは日本と中国)。私にとっては中国のインフレが世界の経済に一番大きな影響を与えると感じる問題だ。ただ昨日は政府がインフレの根源となっていた豚肉価格の安定化を示唆したので上海株式市場は他国の市場が下げる中でも上昇した。

 野田財務大臣は「必要な時は断固たる措置を取る、マーケットを注意深く見守りたい」と発言した。ただ今年の円は強くない。主要9通貨番付で7番目の強さ。介入してもそれが継続する可能性は極めて低い。他国のコンセンサスが得られない。7位の通貨が上位6各国を差し置いて売り介入していいものか。もちろんしなければ日本のデフレ、雇用悪化、株価下落、可処分所得減少の3Kは続くだろう。さらに民主党にまかせていれば、マニフェストとは真逆の増税まで行われる。

今週は残り米国のGDP発表が焦点となる。米国は前期比年率+1.7%の予想で1Qの+1.9%より減速する。2Qの経済指標も減速を示すものが多かっただけに仕方のないところか。他に米国はGDP発表後は、シカゴ購買部協会景気指数が控えている。ユーロ圏の指標もやや陰りが見えてきている。今週はまだ独の雇用統計がある。日本は通常の月末指標(雇用,CPIなど)がある。日銀総裁らは円高懸念も表明するが日銀には介入決定権はない。その他日本企業も決算発表が本格化している。政局は目も当てられないが、首相辞任となれば株式市場は上方向にはずみがつくかもしれない。株が上がればリスク選好となり円安もありうる。

 豪は民間銀行から利下げ予測が出たが,RBAは慎重でありCPIは果物(バナナが138%高)やガソリン価格の上昇で強かった。86円に乗せている。ただ首相の支持率は炭素税課税で下落している。南アはCPIが5%にのせたが政策金利は先週据置となった。もうしばらく物価動向を検証か。今週はPPIと貿易収支。カナダは先週のCPIが予想以上に低下して週末は売られたが米国債務問題で買い戻される場面もあった。
 

3.需給「7月上旬分貿易統計、上半期は」

  7月上旬分貿易統計では前年同期より黒字が大幅減少した。
 
  23年 7月上旬    平成22年 7月上旬  伸 率 %
輸 出 1,726,276    1,942,046     -11.1
輸 入 1,631,306    1,711,116     -4.7
差 引 94,970      230,930      -58.9

(単位百万円)、6月は707億円の黒字、5月は8537億円の赤字、4月は4637億円の赤字、3月は1965億円の黒字であった。1-6月では8955億円の赤字。
 
4.テクニカル「ユーロドルと債務問題」

 昨日はユーロドルはやや下落した。ただ今年も昨年同様に5月頃からギリシア債務問題が騒がれたが、本リポートで何度も述べた通りIMF・EU・中国・日本の支援で資金繰りがついた。通貨ユーロは騒ぐほど下げなかった。急落するほどのパニックになるかどうかは資金繰りの問題である。それが上手くいった。ユーロ圏全体の景気も力強さはないものの回復途上、インフレ懸念も芽生え利上げも行っているのでユーロは上昇した。大騒ぎ、から騒ぎの好きな人はまだアイルランド、ポルトガル、イタリアの問題があるからユーロは売りという。ただ何しろ赤字額では日本に比べると小さいので資金繰りはつくのである。そう言えば最近もムーディーズがギリシアを3段階格下げしたようだが通貨に影響はなかった。

テクニカルではユーロドルは年足陽線、月足は5月、6月同様下ヒゲは長いが陰線。週足も陰線。日足はボリバン上限の1.46へ向かいかけたが反落。雲中へ。7月12日-18日の上昇ラインに今接している。これを下に抜けるかどうか。18日の下ヒゲ効果で上げてきたが。5日線上向きから横ばい。

ユーロ円は7月18日-21日の上昇ラインを下に切った。ボリバン下限から離れ雲の上限との中間にいる。年足陽線、今月はまだ陰線、週足は陰線。

5.円無常、当局「菅首相居座りは違法ではないが、違法以前の内部問題」

菅首相はその進退について鳩山氏からは「ペテン師」と呼ばれ、また昨日は菅内閣不信任決議案への賛否を二転三転させていた原口氏が「修業が足りなかった」と不備を認めた。違法ではないが内部で人をだましてはいけない。違法以前の心の問題。そう言えば昔「法律は裁定の道徳」といった弁護士がいた。

6.ID為替「南アのキーパソン、マレマ氏」

 現在南ア最大与党のANCの青年同盟のジュリアスマレマ総裁(30歳)が今後の南ア政局のカギを握っているだろう。最近の青年同大会では特に鉱山国有化及び土地収用などの政策を話しあった。また青年同盟こそが労働者階級を代表しているとし、COSATUと南ア共産党に対する批判的発言も行われた。マレマ氏はキューバのカストロ、リビアのカダフィ、ジンバブエのムガベを英雄としている。またかつてはあがめていた現ズマ大統領を現在は批判している。ズマ大統領が汚職で起訴されようとした時は命をかけても守り抜くと発言していたが。

 党幹部からは彼に対し批判も多いが25%という高失業率、貧富の差の拡大もあり資本家層を批判するマレマ氏の人気も高い。貧困層には「自分たちの苦境は一切自分たちに責任がない、新しい強欲な黒人エリート、怠惰で身勝手な政治家、すべての身勝手な白人の責任だ。それは人口の9%なのだが、帝国主義人種主義者の過去350年以上に渡る搾取のおかげで、未だに国土、富、上級の仕事の殆どを所有している」と説いている。

マレマ氏は「ボーア人=を殺せ」という歌詞を含んだ古い闘争歌を歌う。ただこの歌の影響で若者が白人だけの独立国家樹立を目指す極右白人至上主義団体のユージン・テレブランシュ議長を殺害した事件も起きた。この歌は、アパルトヘイトの最終期に歌われていた過激な歌詞の歌だが、マレマ氏がいくつかの集会で歌い復活させた。頭を剃ったいかつい風貌も何かをやりそうなエネルギーがみなぎっている。ジンバブエのムガベ大統領のような外国人排斥や北アフリカのジャスミン革命に発展しないことを祈りたい。


7.リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」

菅首相本日辞任、北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、朝鮮半島統一、イラン、地震、日本物格下げ、米国物格下げ、テロ、外為取引税(トービン税)、人民元が基軸通貨、日中国交断絶、資源国通貨売り介入
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 内需拡大-規制緩和-市場開放-小政府-財政均衡-自己責任-公明正大 50―超円高-100―円高-150-普通円-200―円安-250-円安- 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取) 

8、横浜湘南便り「トリエンナーレにイキナハーレ」

 3年振りの横浜トリエンナーレが8月6日から3ヶ月間開催される。私はあまり芸術心はないが、近くでやっているので05年、08年と足を運んだ。日本における現代アートの国際展の草分けとして2001年に始まり、2005年、2008年に開催され、今までにのべ100万人以上の人々を動員。10年目の節目となる今回は、3年に1度開催される国際展を中心に、「みる」「そだてる」「つなげる」の理念のもと、こどもや一般市民を対象とした人材育成プログラム、地域のNPO・教育機関や海外パートナーなどと連携するプログラムなど多様なプログラムを展開すとるということ。会場は横浜美術館、 日本郵船海岸通倉庫(BankART Studio NYK)など。http://yokohamatriennale.jp/
荒木 経惟、横尾忠則さんの作品もあるようだ。

(写真は2008年のもの、よくわからないがこれが現代アートなのだろう)

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通貨ユーロや日米金利は至って冷静

      7/25(月)「通貨ユーロや日米金利は至って冷静」

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総括「通貨ユーロや日米金利は至って冷静」
需給「今週の外貨投信」
テクニカル「各通貨テクニカル」
当局、円無常「今週の決算、講演」
ID為替「出来るだけパターン化し簡素に」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
横浜湘南便り「猿も猪も不況」

  ドル76-81、ユーロ円 110-115
    
 日経インデックス7月22日東京引け前回7月20日からの変化 円124.8強し、ドル94.5弱し、ユーロ95.9強し、ドルインデックス IN NYBOT74.23弱し、CRB347.93強し、CRUDEOIL99.87強し、金1601.50弱し、DOW12671.96強し、日経平均ドルベ-ス東京引け128.93強し、IMM円投機筋7月19日、円42155     28288(前週比+13867)、ユーロ9246(前週比-3170)

1、予定

(今週の予定)

25(月)豪 生産者物価指数
26(火)日 企業向けサービス価格指数、NZ 貿易収支、英 GDP速報、米 S&P/ケース・シラー住宅価格指数、消費者信頼感指数、リッチモンド連銀製造業指数、新築住宅販売件数 、ダラス連銀製造業活動水準、シカゴ連銀全米活動指数、インド準備銀金融政策決定会合

27(水)豪 消費者物価、2Q韓国GDP、独 GFK消費者信頼感調査、ユーロ圏マネーサプライM3、スイス KOF先行指数、米 耐久財受注、独 消費者物価指数速報、米 地区連銀経済報告(ベージュブック)
28(木)RBNZオフィシャル・キャッシュレート、日 商業販売統計速報、7月上旬貿易統計、独 失業者数、失業率、香港 貿易収支、ユーロ圏 消費者信頼感確報、南ア 生産者物価指数、米 規失業保険申請件数、中古住宅販売成約 、フィリピン中銀金融政策決定会合

29(金)日 有効求人倍率、失業率、家計調査、全国消費者物価指数、鉱工業生産速報、自動車生産・輸出実績、住宅着工戸数、建設工事受注額、2001年1月-6月日銀金融政策決定会合議事録、為替平衡操作、NZ 住宅建設許可、英 GFK消費者信頼感調査、英 消費者信用残高、マネーサプライM4、ユーロ圏 消費者物価指数速報、南ア 貿易収支、加 GDP、鉱工業製品価格、米 GDP速報、シカゴ購買部協会景気指数、ミシガン大消費者信頼感指数確報値

(来週の予定)

1日(月)中国 製造業PMI、非製造業PMI、ユーロ圏 製造業PMI確報、英 製造業PMI、ユーロ圏 失業率、米 建設支出、ISM製造業景況指数
2日(火)豪 貿易収支、2Q住宅価格指数、住宅建設許可件数、RBA 政策金利発表、ユーロ圏 生産者物価指数、米 個人所得、個人支出、PCEコア・デフレータ
3日(水)豪 小売売上、ユーロ圏 サービス業PMI確報、英 サービス業PMI、ユーロ圏 小売売上、米 ADP民間雇用者数、製造業受注、ISM非製造業景況指数
4日(木)NZ 2Q失業率、独 製造業受注、BOE政策金利、ECB政策金利、米 新規失業保険申請件数
5日(金)日 日銀金融政策決定会合、スイス 消費者物価指数、英 生産者物価指数(コア)、独 鉱工業生産、加 失業率、雇用者数変化、米 非農業部門雇用者数、失業率、加 住宅建設許可、加 Ivey購買部協会指数

2.総括「通貨ユーロや日米金利は至って冷静」

 今週は米国と英国の2QGDPの発表が焦点。米国は前期比年率+1.7%の予想で1Qの+1.9%より減速する。2Qの経済指標も減速を示すものが多かっただけに仕方のないところか。英国も前期比+0.1%と弱い伸びの予想だ。米国はGDP発表前に、ケースシラ-住宅価格、消費者信頼感指数、リッチモンド連銀製造業指数、新築住宅販売件数、耐久財受注 ベージュブックなどがあり発表後は、シカゴ購買部協会景気指数が控えている。欧州も先週は独IFO景況指数が弱く、最近はユーロ圏全体でも冴えない。今週は政策金利決定影響を及ぼすCPI、独の雇用統計がある。日本は通常の月末指標(雇用,CPIなど)に日銀総裁の講演がある。日銀は景気持ち直しを語り始めいる。その他日本企業も決算本格化。

 豪は民間銀行から利下げ予測が出たが,RBAは慎重であり今週のCPI、PPIを重視するという。炭素税課税で政権の支持率が揺らいでいる。民間企業は炭素税負担で収益悪化予想もあり不満が出ている。さて年間通貨番付2位、7月はここまで最強通貨のNZは1QGDP、CPIが強かった。今週は貿易収支、NBNZ企業信頼感指数、住宅建設許可に最重要の政策金利決定がある。既に段階的な利上げを示唆したNZ中銀だが今回はまだ据置か。2.5%はNZにとっては地震での緊急措置の金利であり正常化すると思う。世界中で景気減速の中で地震からのV字型回復を見せるNZだが、世界経済の減速の影響は年後半出てくるとの見方も一部に出ている。また豪景気が減速するには警戒すべきだという意見も出てきている。
 南アはCPIが5%にのせたが政策金利は先週据置となった。もうしばらく物価動向を検証か。今週はPPIと貿易収支。カナダは先週のCPIが予想以上に低下して週末は売られた。

 さて大きな問題は3つある。米政府債務上限問題とギリシア支援決定があったもののまだ他国の債務問題が残る欧州、そして中国のインフレ懸念である。

 米政府問題は週末にオバマ米大統領が「米債務上限引き上げをめぐる野党共和党トップのベイナー下院議長との水面下での協議が物別れに終わった」ことを明らかにした。またギリシア問題では当面の決着がついたと思っていたら格付け会社フィッチが「ギリシャの債務交換が適切に処理された場合、同国の格付けが制限的デフォルトに陥る期間は数日間にとどまる可能性がある」との見方を示した。

 米国も欧州も資金繰りは 何とかつく状態だが、格付け会社や自ら政府債務上限を課して問題を大きくしようとしている。日本は政府債務上限はないので問題は起きていない。日本も米国も金利は過去最低水準で資金は逃げていない。欧州はEU・IMF・中国・日本も資金繰りに手を課している。本質的でないところで騒ぎを大きくしている感じもする。万が一混乱に陥ってもまたやり直すしかない。国というものは民間と違ってつぶせない。何があっても復活してくるのである。パニックになる必要はないが、パニックを誘導しようしている人々がいる。冷静に処理したい。ユーロ問題については通貨ユーロはいたって冷静だ。

3.需給「今週の外貨投信」

 7月はボーナス月で月末は外貨投信の払い込みが多い。ただ外貨投信残高は30兆円に届かず伸び悩み。資本からの円売りが弱い。

28(木)損保ジャパン日本興亜AM 人民元建て債券ファンド「愛称:点心債」、岡三AM、大阪・兵庫応援外国債券オープン「愛称:まごころ応援団」
29(金)中央三井AM ブラジル公社債ファンド「愛称:レアルスター」、損保ジャパン日本興亜AM スイス・グローバル・リーダー・ファンド
DIAMアセットマネジメント 新興市場日本株レアル型、三井住友AM 米国小型ハイクオリティファンド(資産成長)、東京海上AM投信 為替参照利回り変動型「愛称:グッド・チャンス2011-07」、大和証券投資信託委託 USリートメジャーズ(通貨)資源国、野村AM 米国ハイ・イールド・ファンド
 
4.テクニカル「各通貨テクニカル」

*ドル円=年足陰線、月足6月に続き陰線、先週の週足も陰線。日足はボリバン内に戻ってまた下限に沿って下落。雲下限は上にあり遠い。7月8日-11日の下降ラインは上抜けのままだが弱い。5日線上向かず。

*ユーロドル=年足陽線、月足かなり戻すもまだ陰線、週足は陽線。日足は3連騰後陰線で雲の上に出られず。12日-18日の上昇ラインは生きている。18日の下ヒゲ効果で上げる。5日線上向き
*ユーロ円=18日-19日の上昇ラインは生きている。ボリバン下限から離れ雲の上限との中間に。年足陽線、今月はまだ陰線、週足は陽転、日足は週末陰線で伸び悩み。上昇ライン下に切る時は注意。
*ポンドドル=年足陽線。月足もここまで陽線。週足陽線。日足は7月12日のボリバン下限から一気にボリバン上限抜いて戻る。雲中。5日線上向き。12日-20日の上昇ラインが生きる
*ポンド円=まだ僅かに今年は陽線。今月は陰線。週足は陽線、日足は13日-14日の上昇ライン下抜けるもボリバン下限は下抜けず横ばいへ、5日線上向く
*ドルスイス=5年連続陰線、6年目。最強通貨。5か月連続陰線、6ヶ月目。日足はギリシア問題進展で下落止まり横ばい。ただまだボリバン下限にある。下限下抜けからはバンド内へ戻した。5日線上向く
*スイス円=年足大陽線。8カ月連続陽線、9ヶ月目は微妙。週足は陰線。ボリバン上限から反落。まだ雲の上。5日線下向く、13日-14日の上昇ラインは下抜いてから下落。
*豪ドルドル=年足陽線、月足もここまで陰線、週足も陽線に転じる。14日-15日の下降ライン上抜く。ボリバン上限へ。5日線上向く。
*豪ドル円=年足薄いが陽線、月足は5.6月、7月も陰線。週足は漸く陽転、日足は15日-18日の下降ライン上抜く。雲に近づく。5日線上向く
*NZドルドル=年足陽線、月足は4連続陽線、今月も陽線。週足5連続陽線。日足ボリバン上限。5日線上向き。変動相場制後高値更新続く
*NZドル円=年足陽線、月足は5月から横ばいからやや上向き。先週の週足下ヒゲ長く今週も陽線。日足はボリバン上限。雲のはるか上、5日線上向き。
*ドルカナダ=年足陰線、月足陰線、週足陰線、7月12日の長い上ヒゲで下落が続く。18日、22日も上ヒゲ長い。ボリバン下限、5日線下向き
*カナダ円=年足陽線、月足陰線、週足も陰線。日足は12日-13日の上昇ラインを下抜く、雲下限。。5日線下向く
*ドルランド=月足は今月ほぼ寄り引き同時に。週足は4連続陰線。日足も6月27日-28日の下降ラインを上に切ってから上昇していたが7.0にのせず反落、19日-20日の下降ラインに沿って雲の下へ。7月8日-9日の上昇ラインを下に切る。ボリバン上限上抜きからは下押しバンド内に戻り一気に下限に近づく。ボリバンは6.6503-6.9450.5日線下向く。
*ランド円=年足陰線、月足は2カ月連続陰線の後、今月も陰線、週足は大陰線の後陽転。日足は4連続陽線でボリバン下限から浮上、雲に近づく。5日線上向く。8日-11日の下降ラインを上抜け19日-20日の上昇ラインが出来る。

(両国のファンダメンタルズを反映しやすペア↓3つ)

*ユーロポンド=ギリシア支援決定で戻すも週末はフィッチの部分的デフォルト示唆で反落。年初からは強い
*ユーロスイス=ギリシア支援決定で戻す。年初来では大陰線。
*豪ドルNZドル=NZGDP,CPI上昇と豪利下げ思惑での下落相場も一服しているが反転上昇には至っていない

5.円無常、当局「今週の決算、講演」

 米国は政府は債務問題で悩んでいるが民間企業は好決算、株価も強い。さて今週は日本や欧州の決算もあり。

(決算)
25(月)花王、カブコム、KDDI、キヤノン、TI
26(火)日野自、信越化、オリックス、UPS、USスチール、アマゾン、フォード・モーター、UBS、ドイツ銀行
27(水)野村総研、新日鉄、JFE、日立建機、アドテスト、JR東海、ファナック、日産自、コノコフィリップス、ボーイング
28(木)日清粉G、日清食HD、JT、野村不HD、積水化、住金、神戸鋼、日立金属、住友電、コマツ、東芝、NEC、富士通、パナソニック、シャープ、ソニー、京セラ、SBI、岡三、三井不、JR東日本、関西電、ソフトバンク、任天堂、新生銀、あおぞら銀、エクソンモービル、デュポン、スターバックス、モトローラ、クレディ・スイス
29(金)住友化、武田、大日本住友、田辺三菱、第一三共、富士フイルム、資生堂、日立、三菱電、IHI、HOYA、丸紅、三菱商、みずほFG、大和、野村、菱地所、ヤマトHD、郵船、商船三井、ANA、中部電、Jパワー、マツダ、三井造、川重、三井住友FG、三菱UFJ、りそなHD、日通、NTTドコモ、サッポロHD、昭和シェル、メルク、シェブロン

(講演)

25(月)白川日銀総裁
26(火)スティーブンス豪中銀総裁、ラガルドIMF専務理事
27(水)亀崎日銀審議委員
28(木)ガイトナー米財務長官下院議会証言、リッチモンド連銀ラッカー総裁、サンフランシスコ連銀ウィリアムズ総裁
29(金)アトランタ連銀ロックハート総裁、セントルイス連銀ブラード総裁

6.ID為替「出来るだけパターン化し簡素に」

 人によって利食いの値幅、損切りの値幅が違う。懐具合や性格によって違う。こまめに利食い損切りを行う人も、10円程度では利食いも損切りもしない人もいる。分足と使って取引する人もいるが数年間、ポジションを持ち続ける人もいる。人それぞれだが、自分が動くパターンは作って欲しい。こういう時にエントリーし、利食い、損切る。こういう時は我慢する。こういうニュースは重視するなどなど。長く続ける為にはある程度は定形化し簡素にして頂きたい。私はニュース、需給、テクニカル、ファンダメンタルズ、当局などの項目で定型化している。

7.リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」

菅首相本日辞任、北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、朝鮮半島統一、イラン、地震、日本物格下げ、米国物格下げ、テロ、外為取引税(トービン税)、人民元が基軸通貨、日中国交断絶、資源国通貨売り介入
------------------------------------------------
 内需拡大-規制緩和-市場開放-小政府-財政均衡-自己責任-公明正大 50―超円高-100―円高-150-普通円-200―円安-250-円安- 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取) 

8、横浜湘南便り「猿も猪も不況」

 朝方パンパンと爆竹の音がする。朝から子供がウルサイと思っていたら町の方が山から何十匹も降りてくる猿に爆竹を鳴らして追い払おうとしているらしい。ただ猿も頭が良く何匹は爆竹の後ろで見物しているようだ。今度現場に行きたい。山にエサがなくなってきたのだろうか。 さて伊豆に来る家族連れには時々中伊豆の「天城いのしし村」を紹介していた。ところが先月いのしし村近くを通ると既に閉園していた。猪券も売る「いのししレース」、かわいいウリ坊、いのししラーメンなどがあったが、来客減少で2008年に閉園していたようだ。紹介した方には「すいません」。猿も猪も不況の波が押し寄せているようだ。(カピパラのシャボテン公園、ホワイトタイガーのアニマルキングダム、熱川ワニ園、菖蒲沢の亀のアンディランド、イルカと触れ合う下田水族館、猿の波勝崎はやっていますのでお越しください)

(①駐車場にはサルにエサをやらないように②ウリ坊③いのししレース④黄金の猪)

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普通の通貨になりたい、日本円

       7/21(木)「普通の通貨になりたい、日本円」

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総括「普通の通貨になりたい、日本円」
需給「米国命」
テクニカル「きっかけ掴みに五感を研ぎ澄ます」
当局、円無常「大きすぎてつぶせない」
ID為替「為替はそれほど微妙なものではない」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
横浜湘南便り「空の魅力」

  ドル76-81、ユーロ円 110-115
    
 日経インデックス7月20日東京引け前回7月15日からの変化 円124.4弱し、ドル95.2弱し、ユーロ95.2強し、ドルインデックス IN NYBOT74.84弱し、CRB346.44強し、CRUDEOIL98.33強し、金1601.75強し、DOW12571.91強し、日経平均ドルベ-ス東京引け126.54強し、IMM円投機筋7月12日、円28288(前週比+13961)、ユーロ12416(前週比+-30778)

1、予定

(今週の予定) 

18(月) 東京休場(海の日)NZ 2Q消費者物価、米 対米証券投資、NAHB住宅市場指数
19(火) 大証日経平均先物取引終了時間を午後11時30分から翌日の午前3時に延長、日 全国百貨店売上高、RBA議事録、香港 失業率、ユーロ圏 建設支出、ZEW景況感調査、独 ZEW景況感調査、加 景気先行指数、米 住宅着工件数、建設許可件数、加 中銀政策金利発表 、ブラジル中銀金融政策決定会合
20(水)日 景気動向指数・改訂値、粗鋼生産量、コンビニ売上高、独 生産者物価指数、南ア 消費者物価指数、BOE議事録、加 卸売売上高、ユーロ圏 消費者信頼感速報、米 中古住宅販売件数
21(木)日 貿易統計、スイス 貿易収支、ユーロ圏 経常収支、香港 消費者物価指数、英 小売売上高、南ア政策金利、米 新規失業保険申請件数、住宅価格指数、景気先行指数、フィラデルフィア連銀景況指数 、トルコ中銀金融政策会合
22(金)日 全国スーパー売上高、 豪 2Q輸入物価指数、独 IFO景況指数、加 消費者物価指数、小売売上高

(来週の予定)

25(月)豪 生産者物価指数
26(火)NZ 貿易収支、英 GDP速報、米 S&P/ケース・シラー住宅価格指数、消費者信頼感指数、リッチモンド連銀製造業指数、新築住宅販売件数
27(水)豪 消費者物価、独 GFK消費者信頼感調査、ユーロ圏マネーサプライM3、スイス KOF先行指数、米 耐久財受注、独 消費者物価指数速報、米 地区連銀経済報告(ベージュブック)
28(木)RBNZオフィシャル・キャッシュレート、独 失業者数、失業率、香港 貿易収支、ユーロ圏 消費者信頼感確報、南ア 生産者物価指数、米 新規失業保険申請件数、中古住宅販売成約
29(金)日 有効求人倍率、失業率、全国消費者物価指数、鉱工業生産速報、為替平衡操作、NZ 住宅建設許可、英 GFK消費者信頼感調査英 消費者信用残高、マネーサプライM4、ユーロ圏 消費者物価指数速報、南ア 貿易収支、加 GDP、鉱工業製品価格、米 GDP速報、シカゴ購買部協会景気指数、ミシガン大消費者信頼感指数確報値

2.総括「普通の通貨に戻りたい、日本円」

 ドル円はたいして動いていないのだがジリ安だ。米国政府債務問題や欧州債務問題があってもスイスフランほど日本円は劇的には買われないが、売られもしない。7月はボーナス月で個人の新規外貨投資が活況を呈する時なのだが、デフレ不況が長引き、大震災の影響で日銀は景気持ち直しと言っても国民の可処分所得は伸びず外貨投資を行う余裕がなくなっている。そうなると過去のボーナス月に積み上げた外貨投資の利金・配当を円に換える動きが出るのでドル円も力なく下げている。ドル円の需給もそれがよく表れている。78.90以上から売りが続き、78.65以下に損切りの売りが増えてきた。いわゆる元気のない円高だ。日本の特徴だ。元気がなければ円高。あれば円安。政府は増税を計画したり、経費節減は国民に押しつけ元気をなくす政策を続けている。景気が悪ければ通貨安、良ければ通貨高という普通の通貨に戻りたい。

 さて米政府債務問題も欧州債務問題も解決の糸口を見つけるのに苦労しているが前に向かって進んでいる。それが欧米人の行動力だろう。日本にはそれが欠けている。日本が変るのは明治以来外国人(米国だが)に押しつけられる時だけだ。ただ我々個人は政府とかかわりなく元気にやっていかないといけない。さてオバマ大統領は財政赤字削減策に関する法案可決に向け時間を要する場合には、短期的な政府債務上限引き上げ措置を受け入れる方針だ。また欧州委員会のバローゾ委員長はユーロ圏は深刻な状況に直面しているものの、解決策を見いだすことは依然可能との見解を示した。本日のユーロ圏首脳会議では、ギリシャ財政の持続性、ギリシャ支援における民間セクターの関与、一段と柔軟な欧州金融安定ファシリティーの利用、一段の流動性供給による欧州の銀行システム建て直しなどが議論される。

 本日はEU緊急首脳会合の他、日本は6月貿易統計、米国ではバーナンキ議長の議会証言や概ね好調な米国企業決算の発表がある。

豪ドル円、NZドル円はカブセ的な足で下押しもあろう。豪は先週は民間銀行の利下げ予測が出たが来週のCPIが今後の金融政策のカギとなる。NZは1QGDP、2QCPIも強く利上げも視野に入ってきているが世界的な景気減速がいずれNZにも及ぶので利上げには慎重論もある。日々変動相場制海開始以降の対ドルでの高値を更新している。南アランドはCPIが5%となり金融引き締めに近づきつつあるが、ランド円の需給ではは売りが増えてきている。

 さて「なでしこ優勝」、誰しも快挙に酔いしれただろうが自分でやってみると難しい。それはFXにも言えることだ。沢選手の決勝の2点目も練習では出来るだろうが、相手選手が迫ってくる中で出来たことは人には言えぬ努力の賜物であろう。FXは日々世界とのワールドカップを戦っているようなものだ。すべての人が金メダルを得るチャンスがある。予選もなく出場出来る幸せがあるが戦いは厳しい面もある。自宅にいてグローバルに戦うことが出来るのは嬉しい。

 上述したように世界的にいろいろ問題が多い。パニックを予想する人もいるが、パニックは予想出来ない時に起こるものだ。欧州債務危機でもユーロは今年は3番目の強さである。米債務上限問題でもドルが強含むことが多い。欧州債務問題のデフォルトや米債務上限問題も極端に言えば言葉の遊びのように思える。どちらも資金繰りに行き詰っているのではない。欧州債務でもIMF・EU。中国・日本が支援している。それほど大事には至らないだろう。我々は大きなパニックを予想するよりもニュースやチャートに従ってこまめにとっていきたい。

 米国主要企業の決算は概ね好調だ。グーグルやJPモルガンチェース、アップル、コカコーラなどの好決算が株式相場を押し上げた。米国の民間は強い。欧州はZEW景況感指数は弱かった。まだ独のIFO指数がある。ギリシアなど債務問題だけに目を奪われると去年からのユーロの強さについていけないだろう。あくまでも欧州全体の景気動向、経常収支にも注目していきたい。
 
3.需給「米国命」

 日本も中国も米国が大好きなのである。5月の対米中長期証券投資では中国や日本による米国債保有は拡大した。外国の政府と投資家の中長期金融資産取引額は外国人からみて236億ドルの買い越し。買越額は前月の306億ドルから縮小した。米国の債務上限引き上げは実現していないものの、債権者が米国に対する信頼感を喪失するにはまだ至っていない。
  中国の米国債保有額は前月から73億ドル増加して1兆1600億ドル。日本は55億ドル増の9124億ドルだった。香港は5億ドル減少の1219億ドルであった。

 米国の命運は日中が握っていると言えるが、逆に売るに売れない両国は米国に命運を握られているとも言える。
 
4.テクニカル「きっかけ掴みに五感を研ぎ澄ます」

 重要で新鮮なニュース、ローソク足のヒゲ、カブセ、トレンドラインの上抜け下抜け、ボリバンでの位置、買収、新規外貨投資など季節的なものも含めた需給、当局の考えなどを五感を研ぎ澄ませて売買のきっかけをつかむようにしている。けっして誰にでもわかりやすいニュース、例えば米国政府債務上限問題、ギリシアなど欧州債務問題で簡単に儲かるのが為替ではない。
 
5.円無常、当局「大きすぎてつぶせない」

 大銀行は大きすぎてつぶせないというが他にもそのようなものは多い。その最たるものが国だろう。国の債務問題の処理は難しい。また東電のような公共的独占事業もやっかいだ。競争原理が働かず根っこが腐ってくる。政府も苦しければ民間の営業努力のような事をせず安易に増税に走る。日本だけでなくギリシャも国なので大きすぎてつぶせない。だから四苦八苦している。

6.ID為替「為替はそれほど微妙なものではない」

 「なでしこジャパン」の優勝に誰しもが感動している。実力伯仲、あるいは相手が実力上の時はあのような、微妙なプレーがすべて当方に有利に働かないといけない。ワンバック選手のシュートがバーにあたったこと、沢選手が相手に迫られながらアウトサイドキックでシュートを決めた事、川澄選手のロングループシュート、海堀選手の足で止めたPK、丸山選手の角度のないところでのスーパーシュートなど。

これらがすべて逆に行けばどうなっていたことか。それくらい微妙なハイレベルの戦いなのだろう。それに比べFXはそこまで微妙なスーパープレーはたまないはあっても常時必要とされない。基本動作でなんとかなるだろう。新鮮で信頼度の高いニュース、チャートの変化、需給当局の思惑などを掴んでいけばいい。

7.リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」

菅首相本日辞任、北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、朝鮮半島統一、イラン、地震、日本物格下げ、米国物格下げ、テロ、外為取引税(トービン税)、人民元が基軸通貨、日中国交断絶、資源国通貨売り介入
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 内需拡大-規制緩和-市場開放-小政府-財政均衡-自己責任-公明正大 50―超円高-100―円高-150-普通円-200―円安-250-円安- 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取) 

8、横浜湘南便り「空の魅力」

 まったく同じ場所から見た空だが、これだけ変化を見せてくれる(東伊豆町弊社より)。まだまだ変わるのだが心を和ませる時も牙をむくような表情もある。この下にある海の表情も日々変わる。

(①今回の台風で海上だが山の上にいるような雲②大島を鮮やかに見せてくれる時もある③ご来光④光る海にかすむ船はさようなら汽笛残します、利島、新島方面を見る)

 

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1ドル50円から200円までの予想があるが、まずは経常収支

        7/18(月)「1ドル50円から200円までの予想があるが、まずは経常収支」

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総括「1ドル50円から200円までの予想があるが、まずは経常収支」
需給「外貨投信伸び悩み」
テクニカル「豪ドルとNZドルテクニカル股裂き」
当局、円無常&ID為替「レバレッジ規制は98年LTCM破綻から」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
横浜湘南便り「横浜国際花火中止は景気低迷から?」

  ドル77-82、ユーロ円 110-115
    
 日経インデックス7月15日東京引け前回7月13日からの変化 円124.5強し、ドル96.0強し、ユーロ94.7弱し、ドルインデックス IN NYBOT75.13弱強し、CRB346.43弱し、CRUDEOIL97.60弱し、金1593.20強し、DOW12479.73弱し、日経平均ドルベ-ス東京引け126.0強し、IMM円投機筋7月12日、円28288(前週比+13961)、ユーロ12416(前週比+-30778)

1、予定

(今週の予定) 

18(月) 東京休場(海の日)NZ 2Q消費者物価、米 対米証券投資、NAHB住宅市場指数
19(火) 大証日経平均先物取引終了時間を午後11時30分から翌日の午前3時に延長、日 全国百貨店売上高、RBA議事録、香港 失業率、ユーロ圏 建設支出、ZEW景況感調査、独 ZEW景況感調査、加 景気先行指数、米 住宅着工件数、建設許可件数、加 中銀政策金利発表 、ブラジル中銀金融政策決定会合
20(水)日 景気動向指数・改訂値、粗鋼生産量、コンビニ売上高、独 生産者物価指数、南ア 消費者物価指数、BOE議事録、加 卸売売上高、ユーロ圏 消費者信頼感速報、米 中古住宅販売件数
21(木)日 貿易統計、スイス 貿易収支、ユーロ圏 経常収支、香港 消費者物価指数、英 小売売上高、南ア政策金利、米 新規失業保険申請件数、住宅価格指数、景気先行指数、フィラデルフィア連銀景況指数 、トルコ中銀金融政策会合
22(金)日 全国スーパー売上高、 豪 2Q輸入物価指数、独 IFO景況指数、加 消費者物価指数、小売売上高

(来週の予定)

25(月)豪 生産者物価指数
26(火)NZ 貿易収支、英 GDP速報、米 S&P/ケース・シラー住宅価格指数、消費者信頼感指数、リッチモンド連銀製造業指数、新築住宅販売件数
27(水)豪 消費者物価、独 GFK消費者信頼感調査、ユーロ圏マネーサプライM3、スイス KOF先行指数、米 耐久財受注、独 消費者物価指数速報、米 地区連銀経済報告(ベージュブック)
28(木)RBNZオフィシャル・キャッシュレート、独 失業者数、失業率、香港 貿易収支、ユーロ圏 消費者信頼感確報、南ア 生産者物価指数、米 新規失業保険申請件数、中古住宅販売成約
29(金)日 有効求人倍率、失業率、全国消費者物価指数、鉱工業生産速報、為替平衡操作、NZ 住宅建設許可、英 GFK消費者信頼感調査英 消費者信用残高、マネーサプライM4、ユーロ圏 消費者物価指数速報、南ア 貿易収支、加 GDP、鉱工業製品価格、米 GDP速報、シカゴ購買部協会景気指数、ミシガン大消費者信頼感指数確報値

2.総括「1ドル50円から200円までの予想があるが、まずは経常収支」

 1ドル50円の予想もあるが200円もある。私は日本の国力から言えば下記に常々書いているように1ドル150円から200円ぐらいが適切だと思う。ただまだ経常収支が大幅黒字のうちは円安が一気に進むことはないだろう。慌てることはない。日本の景気と経常黒字=円高は関係がない。景気がバブル崩壊以降低迷しても経常黒字が生み出す円買いが出てしまう。その分、日本から海外の投資が行われれば資本収支の赤字が拡大し一時的でも経常黒字を相殺して円安が進むが最近の外貨投信残高の伸び悩みから見ると海外投資をする余裕もなくなっているようだ。元気のない円高局面もある。

 しかし2000年以降の為替相場は対ドルでは円高が進んでも対ユーロや資源国通貨に対しては円安トレンドとなっており、1971年のニクソンショック以降2000年までの円全面高の流れは変っている。そのあたりは日本の国力の低下が相場に表れてきている。原因はやはり中国の台頭で生産拠点が徐々に日本から移転しているからだろう。

 最近は欧州債務問題、米国政府債務上限問題、中国のインフレ抑制への金融引き締め、日本政治の混迷など材料盛りだくさんだが相場は大きな動きが出ていない。欧米双方ともに債務問題があるので主要通貨ではドル安にもドル高にもいきにくい。ちなみに今年はスイスが最強である。次いでNZドル、債務問題のユーロは3位でかなり強い。円高で騒がれているが円は7位である。ドルが8位なので円ドルには強いので世間のイメージは円高なのだろう。最下位は南アランドだ。

 今週も欧米債務問題が騒わがれる悪い方向のニュースよりも良い方向へのニュースが相場を動かすだろう。悪い方はかなり織り込まれている。

 米国主要企業は決算が多い。先週もグーグルやJPモルガンチェースの好決算が株式相場を押し上げた。欧州はZEW景況感指数や独のIFO指数がある。ギリシアなど債務問題だけに目を奪われると今年のユーロの強さについていけないだろう。あくまでも欧州全体の景気動向、経常収支にも注目していきたい。英と豪は中銀政策決定議事録の発表がある。

中国はインフレ懸念で利上げ打ち止め感が出ないが株価には織り込まれ政府も景気対策も平行して行い株価も底堅くなってきている。中国市場が落ち着けば商品市場も落ち着き資源国通貨も底堅くなる。ただ利下げ思惑が出てきた豪はやや弱い。南アはCPI次第で政策金利引き上げ思惑が出てこよう。1QGDPがすこぶる強かったNZは2QCPIの発表がある。カナダも政策金利決定とCPIの発表がある。どこの国も物価上昇懸念が出てきているがその割には景気の強さが十分ではない。

 日本は6月貿易統計があるが、4月、5月程の貿易赤字からが縮小しそうだ。政治混迷というか不在、混乱は見るも哀れだ。

3.需給「外貨投信伸び悩み」

 前回は今年の外貨投信残高の伸び悩みを書いたが、これが資本収支の赤字拡大を抑え円安への進展を阻んでいる。また過去の外債投資による利払いの積み上がりは円高要因だ。個人からの外貨投資の新規投入が細っているようだ。余裕がなくなっているのはデフレ景気低迷によるものだ。今週も7月ボーナス月といえど外債販売は少ない。証券会社も売れ行きが悪いので新規発行も行わないのだろうか。

20(水)岡三AM アジア・オセアニア6バリュー株オープン
22(金)大和投信アジア・ハイ・イールド債券、DIAMアセットマネジメント新興国中小型株ファンド、

4.テクニカル「豪ドルとNZドルテクニカル股裂き」

 オアセアニア通貨は多少の差はあってもほぼ同じ方向に動くことが多かったが、先週は両通貨行き違いとなった。材料はNZの1QGDPの予想を大きく上回る強さと豪の利下げ思惑であった。豪ドルドルは年足陽線、月足は陰線、週足陰線、7月12日-13日の上昇ラインを下抜く。雲の下へ行きそうだ。5日線は下向く。まだボリバンでは中位である。一方NZドルドル年足陽線、月足は3連続陽線、今月も陽線。週足4連続陽線。日足はボリバン上限。5日線上向き。13日-14日の上昇ラインは下抜けるか。

豪ドル円は年足まだ陽線、月足は5、6月は陰線。7月も陰線。週足は大陰線、日足は7月8日-11日の上昇ライン上抜くも、雲に達せず反落。5日線下向く。NZドル円は年足陽線、月足は5月から横ばい。週足下ヒゲ長い、日足は先週後半3連続陽線。雲の上、5日線下向きと同じオセアニア通貨とは思えない動き。個別の材料での動きが続く。

5&6.円無常、当局&ID為替「レバレッジ規制は98年LTCM破綻から」

 8月にFXのレバレッジが25倍までに規制されるようだ。この流れは98年のLTCM破綻からきている。ユーロ通貨統合前の各国金利収束を投機してLTCMは独債売りのポルトガル債買いのポジションを持っていたがアジアやロシア通貨危機で独債買いポルトガル債売りの流れとなり破綻してしまった。その他ロシアそのものにもハイレバレッジで投資していたという。もしハイレバレッジでなければその後のロシアの急成長で大儲けしていただろう。レバレッジ管理ミスで破綻した。LTCMに融資していた銀行も損失が拡大した。その後は世界の当局はヘッジファンド規制を強化、資金を融資する銀行とヘッジファンドそのものも規制していった。当時書いたリポートが残っていた。今それが日本のFXを業者側と顧客側の双方を規制することに繋がっている。

****2000年にLTCMについて書いたもの*****
LTCM場合には、97年末の自己資本が48億ドルであるのに対し、貸借対照表上の管理総資産は1290億ドルに上っており、その間のレバレッジは実に28倍に達する。更に、LTCMがこの資産をOTC(Over-the-Counter)デリバティブなどに運用した結果としての想定元本は1.3兆ドルに上るとしている。**********

7.リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」

菅首相本日辞任、北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、朝鮮半島統一、イラン、地震、日本物格下げ、米国物格下げ、テロ、外為取引税(トービン税)、人民元が基軸通貨、日中国交断絶、資源国通貨売り介入
------------------------------------------------
 内需拡大-規制緩和-市場開放-小政府-財政均衡-自己責任-公明正大 50―超円高-100―円高-150-普通円-200―円安-250-円安- 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取) 

8、横浜湘南便り「横浜国際花火中止は景気低迷から?」

2009年に続き今年も7月の横浜国際花火大会は中止となった。昨年もかなり規模が縮小された大会であった。横浜国際花火大会は1956年に開始。商議所と横浜市、横浜港振興協会、横浜観光コンベンション・ビューローの4団体でつくる実行委が主催してきた。山下公園前の海上から約6000発をを打ち上げ、近年では50万人を集める人気行事となっていた。中止の背景には横浜の景気の低迷もあるのだろうか。例年、為替ディーラーが集まって楽しんできただけに残念である。

(写真=写真だけでも「たまやー」)

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外貨投信伸び悩みは円高要因

      
7/14(木)「外貨投信伸び悩みは円高要因」

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総括「世界フラット化の自然の流れ、新興国インフレ、先進国デフレ」
需給「外貨投信伸び悩む」
テクニカル「ボリンジャーバンドの範囲内」
当局、円無常「スプレッドが拡がる時こそよく動く」
ID為替「米国QE3に中国反発するか、口も金も出す中国。手は出さないが」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
横浜湘南便り「コクリコ坂」

  ドル77-82、ユーロ円 110-115
    
 日経インデックス7月13日東京引け前回7月8日からの変化 円124.5強し、ドル96.0強し、ユーロ94.7弱し、ドルインデックス IN NYBOT75.21強し、CRB349.15強し、CRUDEOIL98.05強し、金1585.5強し、DOW12491.61弱し、日経平均ドルベ-ス東京引け125.22強し、IMM円投機筋7月5日、円14327(前週比+704、ユーロ43194(前週比+10207)

1、予定

(今週の予定) 

11(月)マネーストックM2+CD、消費動向調査、工作機械受注、フォーキャスト調査 、中  外貨準備高(15日までの間に発表)加 住宅着工件数
12(火) 日銀金融政策決定会合、第3次産業活動指数、企業物価指数、独 消費者物価指数・確報、英 商品貿易収支、消費者物価指数、小売物価指数、加 国際商品貿易、米 貿易収支、インドネシア中央銀行理事会
13(水)中国 2QGDP、小売売上、鉱工業生産、固定資産投資、日 鉱工業生産・確報、金融経済月報・基本的見解、月例経済報告、投信概況、英 失業率、失業保険申請件数、ーロ圏 鉱工業生産、米 輸入物価指数、FOMC議事録、月次財政収支 、タイ中央銀行金融政策委員会
14(木)NZ 1QGDP、シンガポール2QGDP、日 首都圏・近畿圏マンション市場動向、ECB月例報告、ユーロ圏消費者物価指数、米 生産者物価指数、米 小売売上高、新規失業保険申請件数、企業在庫 、韓国銀行金融通貨委員会
15(金) 日銀金融政策決定会合議事要旨、ユーロ圏貿易収支、米 消費者物価指数、ニューヨーク連銀製造業景気指数、設備稼働率、鉱工業生産、米ミシガン大消費者信頼感指数・速報値

(来週の予定)

18(月) 東京休場(海の日)NZ 2Q消費者物価、米 対米証券投資、NAHB住宅市場指数
19(火) RBA議事録、香港 失業率、ユーロ圏 建設支出、ZEW景況感調査、独 ZEW景況感調査、加 景気先行指数、米 住宅着工件数建設許可件数、加 中銀政策金利発表
20(水)日 景気動向指数・改訂値、独 生産者物価指数、南ア 消費者物価指数、BOE議事録、加 卸売売上高、ユーロ圏 消費者信頼感・速報、米 中古住宅販売件数
21(木)日 貿易統計、スイス 貿易収支、ユーロ圏 経常収支、香港 消費者物価指数、英 小売売上高、米 新規失業保険申請件数、住宅価格指数、景気先行指数、フィラデルフィア連銀景況指数
22(金)豪 2Q輸入物価指数、独 IFO景況指数、加 消費者物価指数、小売売上高

2.総括「世界フラット化の自然の流れ、新興国インフレ、先進国デフレ」

 日本も米国も経済の流れを政治家や官僚が止めているような気がしている。バーナンキFRB議長もやるかたない気持ちが強くなっているだろう。議長は議会証言では「債務上限の引き上げ怠れば雇用の減少招く」と懸念を示したが、格付け会社ムーディーズは「米連邦債務の法定上限14兆3000億ドル引き上げをめぐる協議が行き詰まっていることを理由に挙げ、政治的な手詰まりがデフォルトにつながる」として米国債の「Aaa」格付けを引き下げ方向で見直すと発表した。米財務省は呑気にムーディーズの発表はタイミング良い注意喚起とのコメントを発した。

 またバーナンキ議長は「リセッションとされる2四半期連続のマイナス成長の可能性がありうる。雇用が失われるのはかなり確実だ」と発言した。また「このところの景気低迷が予想よりも根強く続き、デフレリスクが再び浮上する可能性は残っており、それは追加の政策支援が必要なことを示唆している」と続けた。また野党が主張する短期的な歳出急減は景気の重荷になると述べた。

FRBとしてはデフレリスクが再浮上し、追加の政策支援が必要なことが示される可能性が依然として存在する。FF金利はゼロに近い水準にあるが、さらなる緩和に向けて行動する手段を多く有している。準備預金に付与している25BPの金利を引き下げることも可能。

景気については複数の要因によって予想よりも軟調となっているもようだが、これら要因は一時的となる公算が大きくガソリンなどのエネルギー価格および食品価格の上昇や日本の震災に伴うサプライチェーン寸断が米自動車メーカーの生産や販売に影響したとした。

 FRBが責を負う雇用については「現在失業中の約半数は半年以上、失業状態にあり、これは第二次世界大戦以降で最も高い水準。長期にわたる失業は、失業者が有する技術の喪失につながり、失業者の今後の就職の見通しに影響するだけでなく、米経済全体の潜在的な生産力が損なわれることにもなる」とした。

 インフレは今後鈍化の見通しとした。原油など商品価格が安定しているとみられていることで、これはすでに小売ガソリン価格や食料価格を通じて表れている。しかしQE3の可能性を示したことで早速商品価格が上昇し始めている。
 

またダラス連銀のフィッシャー総裁は、景気浮揚に向けた金融当局の取り組みは限界に達したとの認識を示した。また米国には放漫な「財政の付け」が回ってきているとし、問題を解決できるのは議会しかないと指摘した。ボストン連銀のローゼングレン総裁は、米国の景気について「非常にゆっくりと改善する」との見通しを示した。また経済成長押し上げのため、金融緩和策がなお必要だと指摘した。

総じて景気減速、雇用悪化状況が長引くとしている。また政府債務上限問題がさらに障害となるということだ。  


 中国はインフレ懸念、米国はデフレ懸念とまでは言えないが景気刺激策が必要な状況だ。新興国のさらなる成長、成熟先進国の景気減速は自然の流れであり起こっていることに違和感はない。世界経済のフラット化への過程だろう。

 より成長する新興国と債務問題で苦しむ先進国の明暗はさらに度合いが強くなるだろう。我々個人はその中で、国境などを取り払い、伸びゆく分野へ進出したり、投資していくことが重要だろう。

3.需給「外貨投信伸び悩む」

 6月外貨投信残高は27兆9千億円となり5月の28兆800億円から1800億円減少した。リーマンショック後37兆円から20兆円へ大幅減少し、その後2009年は急増したが、30兆円には届かなかった。2010年、2011年もここまで30兆円に届かない。日本人の可処分所得が増えないと外貨投資も増えず、経常収支黒字に押され円高要因となる。

4.テクニカル「ボリンジャーバンドの範囲内」

いろいろ問題がある。欧州債務問題、米国は政府債務上限引き上げ問題に貿易赤字と、QE2終了で大丈夫かという問題、中国はインフレ。

本当にいろいろあるがあまりその材料に酔ってしまっては収益が残らない。しっかりと収益をポケットに入れなければならない。欧州債務問題が再びイタリアから噴き出したが、その時はボリンジャーバンドの上限にいた。行き過ぎ感があった。その後一気にユーロだけでなく、資源国通貨もボリバン上限から反落した。いくつかはボリバン下限を下抜いて戻ってきている。これも逆の行き過ぎだ。為替は行ったり来たりするもので株や商品ほどの大きな値幅や夢はない。そうならばボリンジャーバンドの特性を生かして行ったり来たりするところを取りたい。ファンダメンタルやセンチメントと逆の取引なので躊躇することもあろうが、日本は不景気ほど円高になる習性がある例からも、チャートは重視しなくてはいけないといつも思う。

5.円無常、当局「スプレッドが拡がる時こそよく動く」

 スプレッドが拡がる時こそ、相場が大きく動く。躊躇ばかりしていてはいけない。スプレッド以上の大きな動きとなる。広くとも果敢に攻めよう。

6.ID為替「米国QE3に中国反発するか、口も金も出す中国。手は出さないが」

IMFは筆頭副専務理事に中国の朱民氏を起用した。新興国の人間を入れ伝統的な首脳部のバランスを取るという新しい動きだ。新興国と開発途上国の当局者らは、IMFのトップ2人の人事が欧州と米国の間の非公式調整で決められることに異議を唱えていた。リーマンショック、今回の欧州債務危機において中国は出資、国債購入で支援をしてきた。お金だけでなく口も出すようになってきた。その中国はインフレ懸念で悩んでいる。物価が高騰すると庶民から不安が高まり治安も安定しなくなる。昨年から何度も利上げ、預金準備率の引き上げを行っている。ここで米国が景気低迷の為にQE3を示唆し始めた。QE2の時もインフレを懸念する新興国は米国のQE2に不満を持っていた。今度はQE3である。金も口も出す中国だが手だけは出さぬように願いたい。南シナ海問題もある。
 
7.リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」

菅首相本日辞任、北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、朝鮮半島統一、イラン、地震、日本物格下げ、米国物格下げ、テロ、外為取引税(トービン税)、人民元が基軸通貨、日中国交断絶、資源国通貨売り介入
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 内需拡大-規制緩和-市場開放-小政府-財政均衡-自己責任-公明正大 50―超円高-100―円高-150-普通円-200―円安-250-円安- 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取) 

8、横浜湘南便り「コクリコ坂」

 港の散歩道には横浜市も支援する「コクリコ坂」の垂れ幕が到る所にかかっている。スタジオジブリ最新作「コクリコ坂から」は横浜が舞台!!東京オリンピック前年の昭和38年。横浜の高校で、生徒のクラブハウスとなっている明治時代の建物の取り壊しが決定。その反対運動をめぐって、主人公の男子、女子生徒の交流が描かれていく物語。16日より公開。

(写真=日本丸と山下公園界隈のコクリコ坂)
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そんなの関係ある

    7/11(月)「そんなの関係ある」

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総括「中国、貿易、CPI週間にバーナンキ議長議会証言」
需給「ドル円」
テクニカル「ユーロドル」
当局、円無常「キャメロン首相の任命責任」
ID為替「そんなの関係ある」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
横浜湘南便り「雲は湧き 光あふれて天高く 純白の玉今日ぞ飛ぶ」

  ドル78-83、ユーロ円 112-117
    
 日経インデックス7月8日東京引け前回7月6日からの変化 円121.2弱し、ドル95.1弱し、ユーロ96.6弱し、ドルインデックス IN NYBOT75.08弱し、CRB343.52強し、CRUDEOIL96.20弱し、金1541.60強し、DOW12657.20強し、日経平均ドルベ-ス東京引け124.73強し、IMM円投機筋7月5日、円14327(前週比+704、ユーロ43194(前週比+10207)

1、予定

(今週の予定) 

11(月)マネーストックM2+CD、消費動向調査、工作機械受注、フォーキャスト調査 、中  外貨準備高(15日までの間に発表)加 住宅着工件数
12(火) 日銀金融政策決定会合、第3次産業活動指数、企業物価指数、独 消費者物価指数・確報、英 商品貿易収支、消費者物価指数、小売物価指数、加 国際商品貿易、米 貿易収支、インドネシア中央銀行理事会
13(水)中国 2QGDP、小売売上、鉱工業生産、固定資産投資、日 鉱工業生産・確報、金融経済月報・基本的見解、月例経済報告、投信概況、英 失業率、失業保険申請件数、ーロ圏 鉱工業生産、米 輸入物価指数、FOMC議事録、月次財政収支 、タイ中央銀行金融政策委員会
14(木)NZ 1QGDP、シンガポール2QGDP、日 首都圏・近畿圏マンション市場動向、ECB月例報告、ユーロ圏消費者物価指数、米 生産者物価指数、米 小売売上高、新規失業保険申請件数、企業在庫 、韓国銀行金融通貨委員会
15(金) 日銀金融政策決定会合議事要旨、ユーロ圏貿易収支、米 消費者物価指数、ニューヨーク連銀製造業景気指数、設備稼働率、鉱工業生産、米ミシガン大消費者信頼感指数・速報値

(来週の予定)

18(月) 東京休場(海の日)NZ 2Q消費者物価、米 対米証券投資、NAHB住宅市場指数
19(火) RBA議事録、香港 失業率、ユーロ圏 建設支出、ZEW景況感調査、独 ZEW景況感調査、加 景気先行指数、米 住宅着工件数
建設許可件数、加 中銀政策金利発表
20(水)日 景気動向指数・改訂値、独 生産者物価指数、南ア 消費者物価指数、BOE議事録、加 卸売売上高、ユーロ圏 消費者信頼感・速報、米 中古住宅販売件数
21(木)日 貿易統計、スイス 貿易収支、ユーロ圏 経常収支、香港 消費者物価指数、英 小売売上高、米 新規失業保険申請件数、住宅価格指数、景気先行指数、フィラデルフィア連銀景況指数
22(金)豪 2Q輸入物価指数、独 IFO景況指数、加 消費者物価指数、小売売上高

2.総括「中国、貿易、CPI週間にバーナンキ議長議会証言」

 週末もいろいろあった。中国人民銀は7月7に今年3回目の利上げを実施したが6月CPIは前年同月比6.4%上昇した。5月の5.5%増を大幅に上回った。景気減速感も表れているが、中国人民銀行は金融引き締めを続けるだろう。今年のCPI上昇率目標は4%程度であるが達成は困難だ。6月は全体の3割を占める食品が前年同月比14.4%上昇。食品以外は3.0%の上昇だった。中国政府はインフレが社会不安につながる事態を警戒している。6月のPPIは前年同月に比べ7.1%上昇した。6月貿易収支は222億7千万ドルの黒字となった。予想は142億ドルの黒字。5月は130億5千万ドルの黒字であった。また今週は2QGDP、小売売上、固定資産投資、鉱工業生産、外貨準備も発表される中国週間だ。中国の景気動向と金融政策が資源国のみならず世界の景気に関わるだけに各相場への影響を注視したい。

 同じように影響力の大きい米国は政府債務上限問題がくすぶる中でバーナンキ議長の議会証言が二度ある。FRBの責務である雇用安定も改進展しない中で苦しい答弁となろう。日銀のように常に「先行き楽観」で逃げるようなことは許されないのが米国の議会だ。米国はCPI、PPIの発表があるが、抑制された予想となっている。他に鉱工業生産、ミシガン大消費者信頼感指数、FOMC議事録もある。オバマ大統領は「米経済は回復途上でアップダウンがある。債務上限交渉は企業の投資を阻んでいる。議会に減税延長を呼び掛けている。短期の債務上限引き上げ法案には拒否権発動を警告。12年の選挙期間まで続く債務上限引き上げ計画望む」と発言したが野党交渉は難航している。米国は先週お伝えしたHIA法案の行方も追っていきたい。

 日銀は政策決定会合がある。日本は6月上中旬の貿易統計では輸出の落ち込みが縮小してきて貿易赤字も6月は、4月、5月程は大きくならないことが予測される。景気ウオッチャー指数も大幅改善を示した。ただ震災前のレベルに戻るかは不確かであり、輸出企業も生産拠点を海外に転じる所も出てきているようなので後の雇用にも影響してくるだろう。

 今週は貿易週間でもあり、米国、ユーロ圏、英国、カナダ、スイスが発表する。

ユーロ圏はCPI、ECB月例報告や独のIFO景況指数がある。債務問題はギリシアへの第次融資が決定された。またかつての「ブレディプラン」のような債務国支援策も考えられているという。英国もCPIの発表がありインフレ懸念が強いが景気減速に悩むBOEは議事録を公表する。豪は国民の支持が低い「炭素税」の導入について詳細を発表した。国民のエネルギー費用負担上昇分は減税で補う政策だが物価上昇、金利上昇を国民が環境のため納得するかどうか。ガソリンなどは免税となる予想である。ここ最近強調推移して年間通貨番付の2位に躍り出たNZは各国が2QGDPを発表する中で1QのGDPを発表する。春ごろの予想は地震の影響で減速するとされたが、最近の力強い指標で前期比+0.3%程度に予想が上方修正されている。
 
 先週米国雇用統計悪化後はドルは全面安にはならなかった。対ユーロ、カナダドル、南アランドでは強く、対豪ドルではほぼ変わらずであった。通貨別にチャートを見ながらこまめにやっていかないと収益が上がらないだろう。

3.需給「ドル円」

 先週は年足でも一時陽線に終わるチャンスがあったが、米国雇用統計が予想を大幅に下回り陰線のまま。週足も陰線となった。日足では6月30日-7月4日の上昇ラインを下にきった。狭いといえどもボリンジャーバンド上限に達していたこともあり反落となった。現在ボリバン中位。バンドは先週金曜で79.78-81.29.一目の雲からまたすべり落ちた。雲は81.02-82.55.5日線も金曜に下向く。またボリバン下限と雲下限の間で推移か。6月8日-22日の長めの上昇ラインでは80.40でサポート。

 今週の外貨投信は12日(火)に2件。UBS・グローバルAM 公益・金融社債ファンド(ヘッジなし)「愛称:めばえ」 と 岡三AM 東京海上日動資源国6通貨「愛称:Nextステップ2011-07」である。おそらく7月も所得収支の黒字が1兆円を超えるであろうから新規外貨投資がないと円買い圧力が強まる。

4.テクニカル「ユーロドル」

 前回の続きである。年足は陽線。月足は6月は陽線なるも、今月はここまで陰線。日足では6月27日-29日の上昇ラインを下に切ってからは弱く、一目の雲の下へ下落した。ボリバン下限に近い=1.4119.ただ7月5日-6日の下降ラインは上に切っている。5月23日-6月16日の長い上昇ラインのサポートは1.4180.
 
(前回は以下の通り、ユーロドルはチャートワイズに動く)

 ユーロドルは下げた。ボリバン上限の1.47に届かず下限方向の1.41前半下落もと想定したがそれが少し進んだ。ギリシアやポルトガル、アイルランドの問題もあるが、既に市場からは撤退しているので格下げがどうなろうとあまり関係がない。一般人は手を引いているので格付けも意味がない。ユーロドルはそういうことではなく極めてチャートワイズに動いている。売るには分かりやすい材料が出ているが、これまで通り行ったり来たりで基調は強い。6月27日-28日の上昇ラインを下に切ってから債務問題が蒸し返された。一目の雲に入り、今下に落ちようとしている。ボリバン下限は1.4121だ。7月5日-6日の下降ラインの下で推移しているが、これを上に抜ければまた買えばいい。ボリバン下限を下抜ければ、売りは注意というところだろう。5日移動平均線は下向いた。

5.円無常、当局「キャメロン首相の任命責任」

 英警察当局は英日曜紙「ニューズ・オブ・ザ・ワールド」による電話盗聴スキャンダルに絡み、今年1月までキャメロン首相の側近(首相官邸報道局長)を務めたアンディー・コールソン元同紙編集長ら2人を逮捕した。後に保釈された。世界的なメディア王ルパート・マードック氏傘下のワールド紙をめぐるスキャンダルの展開は、マードック氏が英政界に持つ影響力の強さを浮き彫りにしている。

  キャメロン首相は8日、「任命責任」を問う批判の高まりを前に緊急記者会見を開き、「当時、彼に再起のチャンスを与えることは妥当に思えた」などと釈明に追われた。一方で、政治家と報道機関の“なれ合い”を自己批判。 マードック氏は英国内で高級紙タイムズや大衆紙サンも傘下に持ち、その政党支持の動向は総選挙にも影響を与えると指摘されている。なおワールド紙は「THANK YOU&GOODBYE」というタイトルで廃刊した。

6.ID為替「そんなの関係ある、そんなの関係ある」

 上手い人はすぐにポジションを持つが、持ってからは柔軟に対応し事態の変化についていく。儲からない人は、ポジションを持つまでかなり時間がかかるが、一旦ポジションを持つと、そのポジションにアゲンストのニュースが出ても自分の考えに固執し、皆が情報を教えてあげても「そんなの関係ない」といって我慢強く持ち続け、最後にどうしようもなくなって投げ、再起までまた時間を要する。5年、10年持つほどの確信的なものならいいが、数週間で切ってしまうのである。

7.リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」

菅首相本日辞任、北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、朝鮮半島統一、イラン、地震、日本物格下げ、米国物格下げ、テロ、外為取引税(トービン税)、人民元が基軸通貨、日中国交断絶、資源国通貨売り介入
------------------------------------------------
 内需拡大-規制緩和-市場開放-小政府-財政均衡-自己責任-公明正大 50―超円高-100―円高-150-普通円-200―円安-250-円安- 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取) 

8、横浜湘南便り「雲は湧き 光あふれて天高く 純白の玉今日ぞ飛ぶ」
 
 7月10日、夏の甲子園186校参加の神奈川大会始まる。今年は選抜優勝の東海相模を始め慶応、横浜、桐蔭、桐光、向上などの他に春の県大会で東海相模を破った県立の戸塚や南、厚木北、横須賀総合などの公立校も有力のようだ。横浜スタジアムも準決勝、決勝を含め今週も数試合行われるので応援に行きたい。 全国でも地方大会が始まった。昨年訪問した沖縄興南も豊見城も勝ち進んでいる。東北球児よ甲子園は待っている。

 昭和24年全国優勝の我が母校湘南に久々に旋風を起こしてもらいたい。私の夏は30年前の平和球場(現横浜スタジアム)で当方エースが故障で不在の中で横浜高校相手にスクイズを決められ1-0で敗れた。でも当時はこんなに暑くはなかった。まだ夏でも冷房もしていなかったところも多かった時代。その頃強かったのは原貢監督(巨人の原監督の父)の東海相模。同期でプロへ進んだのは田代選手(藤沢商ー横浜大洋)、木田投手(横浜一商ー日本鋼管ー日本ハム)であった。

*雲は湧き光あふれて天高く純白の玉今日ぞ飛ぶ。若人よいざ まなじりは歓呼にこたえいさぎよし ほほえむ希望 ああ栄冠は君に輝く*

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ユーロドルはチャートワイズ

  7/7(木)「ユーロドルはチャートワイズ」

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総括「中国はアメムチ使い分け」
需給「またHIAの話題」
テクニカル「ユーロドルはチャートワイズ」
当局、円無常「日本の国会なら100年かかる」
ID為替「日本人はリスク好きかもしれない」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
横浜湘南便り「元町養殖の蜂蜜を使ったハニーロール」

  ドル78-83、ユーロ円 113-118
    
 日経インデックス7月6日東京引け前回7月1日からの変化 円121.8弱し、ドル95.2弱し、ユーロ97.0弱し、ドルインデックス IN NYBOT75.12強し、CRB340.2強し、CRUDEOIL97.30強し、金1527.79強し、DOW12626.02強し、日経平均ドルベ-ス東京引け124.61強し、IMM円投機筋6月28日、円13623(前週比-18971、ユーロ32987(前週比3216)

1、予定

(今週の予定) 

4(月)米国独立記念日、日 日銀支店長会議、地域経済報告、中 HSBCサービス業PMI、豪 住宅建設許可件数、小売売上高、スイス 小売売上高、英 PMI建設業、香港 小売売上高、ユーロ圏 生産者物価指数、加 鉱工業製品価格
5(火)日 毎月勤労統計速報、豪 貿易収支、RBAキャッシュターゲット、英 PMIサービス業、ユーロ圏 小売売上高、米 製造業受注指数、スウェーデン中銀政策決定会合
6(水)日 景気動向指数・速報、独 製造業受注、加 住宅建設許可、米 チャレンジャー人員削減数、ISM非製造業景況指数
7(木)日 機械受注、オフィス空室率、NZ  第1四半期GDP、豪 新規雇用者数、失業率、マレーシア中銀金融政策委員会、仏 貿易収支、スイス 消費者物価指数、英 鉱工業生産、英製造業生産高、独 鉱工業生産、BOE政策金利発表、欧州中銀金融政策発表、米 ADP全国雇用者数、加 新築住宅価格指数、米 新規失業保険申請件数、加 Ivey購買部協会指数
8(金)日 SQ、6月上中旬貿易統計、国際収支、景気ウォッチャー調査、上半期倒産、スイス 失業率、独 経常収支、貿易収支、英 生産者物価指数、加 失業率、雇用ネット変化、米 非農業部門雇用者数、失業率、米 卸売在庫、消費者信用残高

(来週の予定)

11(月)マネーストックM2+CD、加 住宅着工件数
12(火) 日銀金融政策決定会合、独 消費者物価指数・確報、英 商品貿易収支、消費者物価指数、小売物価指数、加 国際商品貿易
米 貿易収支
13(水)日 鉱工業生産・確報、金融経済月報・基本的見解、英 失業率、失業保険申請件数、ーロ圏 鉱工業生産、米 輸入物価指数
FOMC議事録、月次財政収支
14(木)ECB月例報告、ユーロ圏消費者物価指数、米 生産者物価指数、米 小売売上高、新規失業保険申請件数、企業在庫
15(金) 日銀金融政策決定会合議事要旨、ユーロ圏貿易収支、米 消費者物価指数、ニューヨーク連銀製造業景気指数、設備稼働率、
米 鉱工業生産、米ミシガン大消費者信頼感指数・速報値

2.総括「中国はアメムチ使い分け」
 
 中国はいろいろ材料が出るが人民元相場は手軽に投機出来ないのは残念だ。ただ中国の一挙手一投足は世界の為替、金利、株に大きく影響するので目を離すことは出来ない。その中国が今年3回目の利上げを昨夜行った。1年物の貸出基準金利は0.25ポイント引き上げられ6.56%となる。1年物預金金利も0.25ポイントの利上げで3.5%となる。 温家宝首相は訪欧中に中国のインフレが年末までに抑制されることに自信があると発言したが、帰国後の今週はトーンを変え「物価を押し上げる要因はある程度、制御できているが、完全には取り除けていない。物価水準の安定は依然としてマクロ政策の主要な任務である」と強調した。また「経済全体で見れば良好だが、国内外の複雑な環境に直面しており、不安定かつ不確定な要因が少なくない。様々な困難やリスクに対応する準備を進め、今年の経済社会発展の目標実現に向け努力しなければならない」と発言した。物価上昇抑制について少し不確かなものとなり利上げ観測を浮上させていた。6月のインフレは6%を超えるという予測が強まっている。

 ただ最近は景気減速の兆し、また貧富の格差が拡大し国民の不満が高まっていることから、景気刺激、低所得者支援の政策も取られるようになってきた。英独仏との大型商談を締結した。モンゴルなどの地域振興、新たな雇用対策、自動車産業支援、低所得者向け住宅建設政策が打ち出され、また北京市の自動車購入制限の撤廃も議論されたことが株価を支えた。さらには個人所得税の減税を決めた。全人代は最低課税額が2,000元から3,500元に引き上げた。河北省は最低賃金を平均24.2%引き上げた。これまでの月額900元から1,100元となる。労働者不足が顕著になっており、賃金を上げないと必要な人数を集めにくい状況が続いている。

 少し中国が長くなってしまったが、世界中に投資拡大しているので見落としてはいけないだろう。

 今夜はECBが今週政策金利を決定する。かねてからトリシェ総裁がインフレ懸念で利上げを示唆しているように0.25%の利上げで1.5%とする予想だ。英国BOEもインフレ懸念あるも鉱工業生産、小売売上などが弱く据置予想。年金問題での不満からのストも続いている。豪は今朝は雇用統計を発表する。最近底堅いNZドル(今年は主要9通貨で3位の成績)は今朝発表予定の1QGDPが再び延期された。地震の影響で減速が予想されていたが最近の力強い指標で予想は前期比+0.3%と上方修正されている。
 
 米国は6月雇用統計があり失業率が9.1%、非農業部門雇用者数が+8.3万人の予想。それよりも辞任を示唆したガイトナー財務長官とそれに関わる政府債務上限問題が焦点だ。ただ米国は問題を抱えながらドルは後述のHIA期待もあり強い。 

3.需給「またHIAの話題が」

一昨日はまたHIA(米国本国投資法)の話が出てドル買いとなった場面もあった。HIAとは2005年米国の「Homeland Investment Act」=雇用創出法の略で米国企業の海外拠点が海外で上げた利益を本国に送金し雇用関連の支出に使うなら税金を優遇するということであった。これによって米国海外拠点からの米国送金が行われドルが上昇した。
 ユーロドルは2002年の1ユーロ=0.9ドルから08年の1.6ドルまで上昇しているがHIAが施行された2005年だけはユーロが下落したのもこのHIAの影響だ。2005年以降にもこの法案が再提出されたが、送金された資金は雇用の創出に使われなかったことが指摘され廃案となったが、米国の最近の雇用悪化でまた議論されている。

4.テクニカル「ユーロドルはチャートワイズ」

 ユーロドルは下げた。いくつか書いているブログではボリバン上限の1.47に届かず下限方向の1.41前半下落もと想定したがそれが少し進んだ。ギリシアやポルトガル、アイルランドの問題もあるが、既に市場からは撤退しているので格下げがどうなろうとあまり関係がない。一般人は手を引いているので格付けも意味がない。今、格付けを参考にして問題国に投資しようとする人はめったにいない(私くらい?でも6項のID為替に書いた人よりは保守的だ)。

 ユーロドルはそういうことではなく極めてチャートワイズに動いている。売るには分かりやすい材料が出ているが、これまで通り行ったり来たりで基調は強い。6月27日-28日の上昇ラインを下に切ってから債務問題が蒸し返された。一目の雲に入り、今下に落ちようとしている。ボリバン下限は1.4121だ。7月5日-6日の下降ラインの下で推移しているが、これを上に抜ければまた買えばいい。ボリバン下限を下抜ければ、売りは注意というところだろう。5日移動平均線は下向いた。

5.円無常、当局「日本の国会なら100年かかる」

 日本の国会ではギリシア問題や米国政府債務上限問題など議論出来ないだろう。議論に入る前に関連大臣が辞めたり、スキャンダルが出て委員会も開けないだろう。昨日今日と開催される衆参予算委員会では予算のことはまったく話されない。だから無駄遣いが見逃され赤字は増え放題となる。

6.ID為替「日本人はリスク好きかもしれない」

 友人でファンドを募集した人がいたがなかなか資金が集まらない。極めてまじめなファンドで手数料を2%ほど抜いて、せっかくの高金利も、高い為替手数料を入れれば低金利、あるいはマイナス金利になる日本の銀行のものよりはるかに条件がいい。それでもお金が集まらないのはやはり日本人はリスクを取りたくない人が殆どだからであろう。何しろ1400兆円の個人金融資差の3%足らずしかの外貨投資をしていない。と思っていたらそうではないファンドもあるようだ。わけのわからぬ、リスク好きの私もいぶかるファンドにお金が数十億、数百億と集まる。外貨預金よりもはるかにリスクの高い「うさんくさそうな」ファンドにお金が集まる。その後問題が発覚して個人投資家は消費者苦情センター等に駆け込む。でも何故そんな詐欺まがいのファンドにお金が集まるのか。日本人全体の投資行動からは信じられない。よほど勧誘の仕方が上手いのだろうか。一度その勧誘するトークを聞いてみたい。

7.リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」

菅首相本日辞任、北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、朝鮮半島統一、イラン、地震、日本物格下げ、米国物格下げ、テロ、外為取引税(トービン税)、人民元が基軸通貨、日中国交断絶、資源国通貨売り介入
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 内需拡大-規制緩和-市場開放-小政府-財政均衡-自己責任-公明正大 50―超円高-100―円高-150-普通円-200―円安-250-円安- 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取) 

8、横浜湘南便り「元町養殖の蜂蜜を使ったハニーロール」

 以前、大仏次郎の明治の開港期の居留地を描いた小説「霧笛」に由来する仏蘭西料理店&西菓子店「霧笛楼」の事を書いたが、開業30周年に作ったハニーロールケーキの現物がなかったので今ここに写真を添付したい。
 お菓子のことはよくわからないが、甘みを抑えたクリーム、生地がかまぼことはんぺんの間くらいの感触、蜂蜜が絞り込まれているロールケーキであった。まずまず。

 専門家の説明では「元町で養蜂し採取した蜂蜜を使用。弾力のあるスフレ生地が特徴のロールケーキで、もっちりとした食感のメープルスフレに、甘さ控え目でコクのあるクレームシャンティとカスタードクリームが巻き込まれ、スフレの内側には希少な「元町はちみつ」が絞り込まれている」となっている。945円、サイズ12センチ。

元町では2009年より、ミツバチの生態から学び街の環境を考え、採れたハチミツからオリジナルブランドのはちみつをつくるプロジェクトがスタート。今年2月よりプロジェクト名を「もとぶん」として、元町のビルの屋上に設置した巣箱でミツバチを育てている。

 

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損切りと嫉妬のエネルギー

      7/4(月)「損切りと嫉妬のエネルギー」

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総括「私のギリシア・ユーロ、七夕週間でたなぼた目指そう」
需給「仲値、投信、貿易統計」
テクニカル「ゆるやか円安」
当局、円無常「バカンス含めてのGDP、日本も」
ID為替「相場を動かすのは損切り、世界を動かすのは嫉妬」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
横浜湘南便り「さらばQE2、大桟橋は泣いている」

  ドル78-83、ユーロ円 115-120
    
 日経インデックス7月1日東京引け前回6月29日からの変化 円122.0弱し、ドル95.4弱し、ユーロ97.4強し、ドルインデックス IN NYBOT74.3弱し、CRB336.72弱し、CRUDEOIL94.94強し、金1482.6弱し、DOW12582.77強し、日経平均ドルベ-ス東京引け122.27強し、IMM円投機筋6月28日、円13623(前週比-18971、ユーロ32987(前週比3216)

1、予定

(今週の予定) 

4(月)米国独立記念日、日 日銀支店長会議、地域経済報告、中 HSBCサービス業PMI、豪 住宅建設許可件数、小売売上高、スイス 小売売上高、英 PMI建設業、香港 小売売上高、ユーロ圏 生産者物価指数、加 鉱工業製品価格

5(火)日 毎月勤労統計速報、豪 貿易収支、RBAキャッシュターゲット、英 PMIサービス業、ユーロ圏 小売売上高、米 製造業受注指数、スウェーデン中銀政策決定会合

6(水)日 景気動向指数・速報、独 製造業受注、加 住宅建設許可、米 チャレンジャー人員削減数、ISM非製造業景況指数

7(木)日 機械受注、オフィス空室率、NZ  第1四半期GDP、豪 新規雇用者数、失業率、マレーシア中銀金融政策委員会、仏 貿易収支、スイス 消費者物価指数、英 鉱工業生産、英製造業生産高、独 鉱工業生産、BOE政策金利発表、欧州中銀金融政策発表、米 ADP全国雇用者数、加 新築住宅価格指数、米 新規失業保険申請件数、加 Ivey購買部協会指数

8(金)日 SQ、6月上中旬貿易統計、国際収支、景気ウォッチャー調査、上半期倒産、スイス 失業率、独 経常収支、貿易収支、英 生産者物価指数、加 失業率、雇用ネット変化、米 非農業部門雇用者数、失業率、米 卸売在庫、消費者信用残高

(来週の予定)

11(月)マネーストックM2+CD、加 住宅着工件数
12(火) 日銀金融政策決定会合、独 消費者物価指数・確報、英 商品貿易収支、消費者物価指数、小売物価指数、加 国際商品貿易
米 貿易収支
13(水)日 鉱工業生産・確報、金融経済月報・基本的見解、英 失業率、失業保険申請件数、ーロ圏 鉱工業生産、米 輸入物価指数
FOMC議事録、月次財政収支
14(木)ECB月例報告、ユーロ圏消費者物価指数、米 生産者物価指数、米 小売売上高、新規失業保険申請件数、企業在庫
15(金) 日銀金融政策決定会合議事要旨、ユーロ圏貿易収支、米 消費者物価指数、ニューヨーク連銀製造業景気指数、設備稼働率、
米 鉱工業生産、米ミシガン大消費者信頼感指数・速報値

2.総括「私のギリシア・ユーロ、七夕週間でたなぼた目指そう」

 ①私のギリシアとユーロ

 ユーロのギリシア問題はだいたい想定通りの推移となった。ギリシア問題という一見あまりにも簡単な売り材料でユーロを売って大儲けすることが出来るなら為替はもっと簡単な相場商品となっているがそうでもない。去年はユーロを買い、今年はギリシア債を買った。私は根っからの解説者ではなくトレ-ダーなので書いていることはほぼ実践している。ギリシア債だけでなく、アイルランド債も買った。リーマンショック後は09年早々からクロス円を買っている。何かパニックがあれば人間は頑張るものだからそこにかけている。だから結構底値で買うことは出来るが、高値で売るのは強欲が災いして失敗する。「まあいいか」程度で利食ったほうがいい。ただ金利狙いの債券投資やスワップ狙いのFXは原則、半永久的に持つ。変動狙いは数時間でも手放すことも多い。

 解説者と元ディーラーの違いはディーラーを収益を残さないといけないので、負けかかった時は、ひっくり返したり、ナンピンをしたり七転八倒してなんとかプラスに持っていかないといけない。そこが実際にポジションを持ったことがあるかないかの違いである。そういうディーラーは儲ける苦労を知っているので案外謙虚である。

 さてギリシアはまた来年の7月の利払い前に「デフォルトいや大丈夫」の議論が高まるのでまた騒げばいい。ギリシアの債務がどんなものか私も細部に渡っては知らないが(ただ多くの日本人はあたかも知り尽くしているかのようにギリシアは悲劇だ、破綻しかない論調であった)、国の債務問題は民間の債務とは違ってIMFなどを中心とした国際協力で債務再編も含めてまとまっていくのが前例だったギリシアもそうなっただけ。デフォルトしても債務再編してくれれば個人投資家で金利を求めるものには痛くもない。だから買ってしまった。激安価格であったこともある。ただクーポンは3.6%でギリシアの負担は大きくない。価格が下がって利回りが上昇していたのであった。

 ユーロの前のEMS時代はまだ国の出入り(参加不参加)が簡単であったが、ユーロでは国境をなくし税制も憲法も統一する方向にある。ギリシアという問題はユーロという大きな国の国内問題。日本の夕張というのは言い過ぎかもしれないが、似ていないわけでもない。ギリシアを離脱させて双方にどんなメリットがあるのだろうか。もちろん富裕国のドイツ国民は不満であろうが、そういう方向(ユーロ統合)へ向かうことを選んだので仕方はない。ギリシアのGDPはEU27カ国の2%程度。今後も小国がユーロに加盟してギリシアのような問題が起きるかもしれないが、拡大ユーロの方向性も変えないのだから、また紆余曲折しながらまとまっていくだろう。ユーロ統合は1999年に始まったのではなく、古くはウィンストン・チャーチルの「ヨーロッパ合衆国」構想や1952年の欧州石炭鉄鋼共同体から始まっている長い歴史がある。その大きな流れではギリシア問題は大きなものではない。敢えていうならギリシアを売りたかった人は通貨ユーロではなく、ギリシア債やギリシア株を売ったほうが良かったのだろう。ギリシア以外の要素がはるかに多い通貨ユーロを売るのは効率が悪い。

②欧米中日その他国

 さてそのユーロはECBが今週政策金利を決定する。かねてからトリシェ総裁がインフレ懸念で利上げを示唆しているように0.25%の利上げで1.5%とする予想だ。英国BOEもインフレ懸念あるも鉱工業生産、小売売上などが弱く据置予想。年金問題での不満からのストも続いている。豪も政策金利決定があるが、やはり雇用、住宅など景気指標に弱さが目立ち、先物市場では利下げ思惑も出ている。インフレ懸念は残るが今回は据置となろう。また雇用、住宅、小売、貿易収支も発表もある。NZは地震の影響で1QGDPが減速すると見られていたが最近の指標の強さで前期比+0.3%の予想となっている。

 
米国は6月雇用統計があり失業率が9.1%、非農業部門雇用者数が+8.3万人の予想。それよりも辞任を示唆したガイトナー財務長官とそれに関わる政府債務上限問題が焦点だ。

 中国はHSBCサービス業PMI、景気減速だがインフレ懸念で利上げ観測もあるジレンマあり。日本は日銀支店長会議、外貨投信、6月上中旬貿易統計、国際収支などがある。ギリシア問題改善で一転売られているスイスはCPI、雇用統計がある。先週CPI上昇で買われたカナダは今週は雇用統計だ。

3.需給「仲値、投信、貿易統計」

 本日4日は米国休場で米ドル建ての仲値取引はない。仲値は当日物なので市場が休日の国とは決済が出来ない。それでも今日は「仲値が多い」という情報もあるので気をつけたい。今日4日の分は5日へ持ち越しとなる。

その5日は外貨投信の払い込みが3件ある。三井住友AM 韓国内需関連株式ファンド、チャイナ内需関連株式ファンド アセアン内需関連株式ファンド、インド内需関連株式ファンド 、 フィデリティ投信 フィデリティ・消費関連中国株F。

 また貿易需給では6月上中旬貿易統計の発表が8日(金)にある。

4.テクニカル「ゆるやか円安」

 ドル円は先週金曜日(7月1日)は6月29日-30日の下降ラインを上抜け、休み前のドル需要もあり上昇したが、80.81-81.14でやや長い上ヒゲを出した。ゆっくりな上昇である。6月8日-22日のなだらかな上昇ラインがあり、4日(月)なら80.30あたりがサポートとなる。一目の雲は81.32あたりからとなる。5日移動平均線は6月24日の80.48から上向いたままだ。週足は連続陽線。月足は6月は陰線となった。ただ円が米株安、ギリシア不安でリスク回避で最強となったのではなく6月最強はスイスフランであった。現在スイスフランはギリシア不安後退で一気に売り戻されている。ドル円年足は始値が81.22なのでまだ陰線であるが、全体的には円は今年は7番目に強い通貨で、それ以下には米ドルと南アランドが肉薄している最下位グループでTVで騒ぐほど円高でない。対ドルでの円高も僅かだ。
 
5.円無常、当局「バカンス含めてのGDP、日本も」

 フランスの銀行にいた時は、年間の収益目標の表には8月と12月がなかった。ゼロであった。バカンスの8月、クリスマスの12月はたっぷりと休むのである。また今は撤廃されつつあると聞くが欧州には「閉店法」があり土日の商店の営業には制限があった。米国でさえ土日を休む商店は多かった。平日も夜は早い。いや横浜中華街も夜は9時頃から店を閉じ始める。真夜中12時を越えて営業している店は極僅かだ。
 日本も景気が悪くなってから突然閉店するのではなく、良いうちに余裕を持って休むのもいいのではないだろうか。経済を単純にGDPだけをもって比較するのも豊かさを正確には表していないのだろう。心のGDP。

6.ID為替「相場を動かすのは損切り、世界を動かすのは嫉妬」

 相場を動かすのは損切りというのはよく体験するところだ。日々の為替の注文の損切りもそうだが、日本のバブル崩壊や、LTCM破綻などで大相場が形成されたのも損切りだ。凄まじい。面白い本があった。世界を動かすのは夢や希望でなく嫉妬という。「嫉妬の世界史」(山内昌之、新潮新書。嫉妬は女の特権でなく男の嫉妬は手に負えないという。古代ローマからナチスドイツまで男の嫉妬は国をも滅ぼすという容。アレクサンドロ大王、スレイマン大帝、ヒトラー、カエサル、スターリン、毛沢東、菊田一夫、徳川慶喜と勝海舟、島津久光と西郷隆盛、森鴎外、近藤勇、石原莞爾と東条英機らを例に語っている。損切りと嫉妬、動かすものは意外なエネルギーかもしれない。

7.リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」

菅首相本日辞任、北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、朝鮮半島統一、イラン、地震、日本物格下げ、米国物格下げ、テロ、外為取引税(トービン税)、人民元が基軸通貨、日中国交断絶、資源国通貨売り介入
------------------------------------------------
 内需拡大-規制緩和-市場開放-小政府-財政均衡-自己責任-公明正大 50―超円高-100―円高-150-普通円-200―円安-250-円安- 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取) 

8、横浜湘南便り「さらばQE2、大桟橋は泣いている」

 かつて賑わった大桟橋。船が着くと乗船客は馬車に乗りで馬車道を駆け抜け、歓楽街の伊勢佐木町の羽衣座、賑座、港座、蔦座で芝居、歌舞伎を楽しみ、夜は牛鍋をつついた。しかし今はドバイに売却されたQE2(クイーンエリザベスⅡ)が再び姿を現すことはない。ベイブリッジはQE2が通れるような橋げたの高さにされたのだがQMⅡ(クイーンメリーⅡ)はくぐれない高さであったので本牧沖の大黒ふ頭に停泊することとなった。もう10万トン以上の大型客船が横浜大桟橋に接岸することは年に一度あるかないか。大型客船は横浜をパスして上海を目指す。大桟橋は泣いている。せっかくの近代的で屋上に芝生のある公園機能を持ち合わせる桟橋も宝の持ち腐れとなってしまった。

(写真=①かつての賑わった大桟橋②QE2③大桟橋④大桟橋をくぐれないくらい大きいQMⅡ=14万8千トン)

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